前々から行きたいと思っていた「タイ映画博物館」に
昨年2016年11月27日(日)、ようやく訪れる機会を得ました!
場所はバンコクの西のはずれ。ナコンパトム県に入ったところです。
まずは戦勝記念塔からバスに乗りますよ~。
「ラーチャウィティー側」から戦勝記念塔始発の
515番エアコンバスに乗車。
何度も利用したことのある路線なので安心して飛び乗ります。
時刻は、10:10。
Mr.オクレ似の車掌さんに、タイ映画博物館に行くにはどこで
降りればいいか尋ねたところ、
「スッ・サーイ」(終点)
との返事。
運賃は23バーツでした。
クルントン橋でチャオプラヤー川を渡ります。
手持ち無沙汰なので、
座席背面に貼られていたバス車内無料WiFi利用手順を見ながら、
WiFiに繋いでネットをして暇つぶし(笑)
南バスターミナルに寄ったのは10:36。
ここまで大した渋滞にも捕まらず順調ですね。
ジャンクションからプッタモントン・サーイ4通りに入ると、
左手にマヒドン大学サーラーヤー・キャンパスの広大な敷地が
見えました。
奥を左折して国鉄南線に沿った道をまっすぐ西へと進みます。
この頃には乗客はほんの数人に。
さらに途中のバス停で残りも下車して、とうとう私だけに~。
終点ってどのあたりなんだろう?
不安になって車掌さんのほうを向くと、「まだだよ」と。
覚えていてくれたんですね ^_^;)
左折してプッタモントン・サーイ5通りを南下し始めたところで、
「タイ映画博物館はここだよ。道を渡った反対側だ」と車掌さん。
親切にありがとうございます!
時刻は、11:04。
戦勝記念塔からなんと1時間弱で着いちゃいましたよ。
日曜日だからでしょうね。
反対側ということはあそこか。
と、道を突っ切ろうと数歩進んだところで、
中央にある緑地帯が深い溝になっていて容易に
越えられなさそうなことが判明。
しかたないな。歩道橋で渡るか。
えーと、歩道橋はどこだ?と左手を向くと、
はるか彼方じゃないか!!
車掌さん、こんなところで降ろさないでくれよーー!!
日差しを遮るものが何にもない中、
汗をかきながらようやく歩道橋に辿り着きました。
あぢー。
歩道橋を渡りつつ南側を眺めると、
先の方にオレンジ色のバスが2台停まっているのが見えますか?
どうやらあそこが515番バスの始点のようですね。
ちなみに右手の敷地はラチャマンガラ工科大学ラタナコーシン校です。
歩道橋を下りて北へと戻るかたちで歩き、
ようやく入口に到着しました。
時刻は、11:13。
タイ映画博物館です。
タイ語では「ピピッタパン・パーパヨンタイ」(พิพิธภัณฑ์ภาพยนตร์ไทย)。
場所はここ(グーグルマップ)。
正確には「ホー・パーパヨンタイ」(หอภาพยนตร์ไทย)、
英語で「Film Archive (Public Organization)」という、
映画保存が役割の日本で言う独立行政法人のような組織の施設なんです。
なので訳せば「独立行政法人タイ映画保存館」ですかね?
その中の1施設としてタイ映画博物館があるんですが、
全体をタイ映画博物館と呼んだほうが分かりやすいので
ここではそうさせていただきます ^^
ところで、ここに来た最大の目的が、
既に見えてますよ!
C56 47号機!!
言わずと知れた日本製蒸気機関車です。
1936年の三菱重工業製。1941年11~12月に日本軍に供出され、
タイ・ビルマに運ばれた90両のC56のうちの1両です。
太平洋戦争中に泰緬鉄道などで使用されていたんでしょうね。
前方デッキ部にはブロンズ像が乗ってますよ。
説明によると、このカメラを構えた人物は、
カンペーンペットアッカラヨーティン親王。
ラマ5世の第35子で、タイ国鉄総裁を1917~26年の間務めた人物です。
国鉄の近代化と路線延伸を進め、「タイ国鉄の父」と呼ばれているんだとか。
またタイ初のラジオ局を開設したことから「タイ・ラジオの父」でもあり、
テレビ放送もアジア初を目指して進めていたものの、立憲革命でとん挫。
きっと映画にも関わっていらしたことから、像が置かれたんでしょうね。
ここはちょっとした映画の歴史のテーマパークっぽくなっているようで。
入ろうとすると、左の建物からおもむろに若い女性スタッフが出てきました。
入場料無料であることや、どんな施設があるのかを説明してくれた上で、
映画上映や博物館の解説の時刻は何時からなのでまずはどこそこから
見学なさるといいと思いますよと、終始笑顔で親切に解説してくれました。
タイのミュージアムってわりと事務的対応なところばかりなのに、
民間のテーマパークのスタッフのようなスマイル満点のホスピタリティに
しょっぱなから「ここは他と違うんだ」という意気込みを感じとりました。
よし、期待しながら入ってみましょう!
<情報>
Film Archive(Public Organization) (หอภาพยนตร์ไทย)
タイ映画博物館 (พิพิธภัณฑ์ภาพยนตร์ไทย)
場所:グーグルマップ
料金:無料。但し一部有料。
営業時間
1 ムアン・マーヤー(幻の町):土日祝
2 図書館:月~金9:00~17:00
3 映画博物館:土日祝10:00, 11:00, 13:00, 14:00, 15:00の5回
4 映画館:月~金17:30、土日13:00, 15:00、祝日13:00
※変更の場合あり。
<旅費交通費>
515番バス:23バーツ
ここまでの合計:23バーツ
<参考>
ウィキペディア『国鉄C56形蒸気機関車』
การรถไฟแห่งประเทศไทย "การรถไฟฯจัดงานวันบุรฉัตร ๑๔ กันยายน"
Wikipedia "พระเจ้าบรมวงศ์เธอ พระองค์เจ้าบุรฉัตรไชยากร กรมพระกำแพงเพชรอัครโยธิน"
※旅は2016年11月27日(日)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)
つづく
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◇ 入門 ◇
『CD付き らくらく話せる! タイ語レッスン』ナツメ社
◇ 中 級 ◇
『中級タイ語総合読本』白水社
◇ 上 級 ◇
『タイ語上級講座 読解と作文』めこん</
昨年2016年11月27日(日)、ようやく訪れる機会を得ました!
場所はバンコクの西のはずれ。ナコンパトム県に入ったところです。
まずは戦勝記念塔からバスに乗りますよ~。
「ラーチャウィティー側」から戦勝記念塔始発の
515番エアコンバスに乗車。
何度も利用したことのある路線なので安心して飛び乗ります。
時刻は、10:10。
Mr.オクレ似の車掌さんに、タイ映画博物館に行くにはどこで
降りればいいか尋ねたところ、
「スッ・サーイ」(終点)
との返事。
運賃は23バーツでした。
クルントン橋でチャオプラヤー川を渡ります。
手持ち無沙汰なので、
座席背面に貼られていたバス車内無料WiFi利用手順を見ながら、
WiFiに繋いでネットをして暇つぶし(笑)
南バスターミナルに寄ったのは10:36。
ここまで大した渋滞にも捕まらず順調ですね。
ジャンクションからプッタモントン・サーイ4通りに入ると、
左手にマヒドン大学サーラーヤー・キャンパスの広大な敷地が
見えました。
奥を左折して国鉄南線に沿った道をまっすぐ西へと進みます。
この頃には乗客はほんの数人に。
さらに途中のバス停で残りも下車して、とうとう私だけに~。
終点ってどのあたりなんだろう?
不安になって車掌さんのほうを向くと、「まだだよ」と。
覚えていてくれたんですね ^_^;)
左折してプッタモントン・サーイ5通りを南下し始めたところで、
「タイ映画博物館はここだよ。道を渡った反対側だ」と車掌さん。
親切にありがとうございます!
時刻は、11:04。
戦勝記念塔からなんと1時間弱で着いちゃいましたよ。
日曜日だからでしょうね。
反対側ということはあそこか。
と、道を突っ切ろうと数歩進んだところで、
中央にある緑地帯が深い溝になっていて容易に
越えられなさそうなことが判明。
しかたないな。歩道橋で渡るか。
えーと、歩道橋はどこだ?と左手を向くと、
はるか彼方じゃないか!!
車掌さん、こんなところで降ろさないでくれよーー!!
日差しを遮るものが何にもない中、
汗をかきながらようやく歩道橋に辿り着きました。
あぢー。
歩道橋を渡りつつ南側を眺めると、
先の方にオレンジ色のバスが2台停まっているのが見えますか?
どうやらあそこが515番バスの始点のようですね。
ちなみに右手の敷地はラチャマンガラ工科大学ラタナコーシン校です。
歩道橋を下りて北へと戻るかたちで歩き、
ようやく入口に到着しました。
時刻は、11:13。
タイ映画博物館です。
タイ語では「ピピッタパン・パーパヨンタイ」(พิพิธภัณฑ์ภาพยนตร์ไทย)。
場所はここ(グーグルマップ)。
正確には「ホー・パーパヨンタイ」(หอภาพยนตร์ไทย)、
英語で「Film Archive (Public Organization)」という、
映画保存が役割の日本で言う独立行政法人のような組織の施設なんです。
なので訳せば「独立行政法人タイ映画保存館」ですかね?
その中の1施設としてタイ映画博物館があるんですが、
全体をタイ映画博物館と呼んだほうが分かりやすいので
ここではそうさせていただきます ^^
ところで、ここに来た最大の目的が、
既に見えてますよ!
C56 47号機!!
言わずと知れた日本製蒸気機関車です。
1936年の三菱重工業製。1941年11~12月に日本軍に供出され、
タイ・ビルマに運ばれた90両のC56のうちの1両です。
太平洋戦争中に泰緬鉄道などで使用されていたんでしょうね。
前方デッキ部にはブロンズ像が乗ってますよ。
説明によると、このカメラを構えた人物は、
カンペーンペットアッカラヨーティン親王。
ラマ5世の第35子で、タイ国鉄総裁を1917~26年の間務めた人物です。
国鉄の近代化と路線延伸を進め、「タイ国鉄の父」と呼ばれているんだとか。
またタイ初のラジオ局を開設したことから「タイ・ラジオの父」でもあり、
テレビ放送もアジア初を目指して進めていたものの、立憲革命でとん挫。
きっと映画にも関わっていらしたことから、像が置かれたんでしょうね。
ここはちょっとした映画の歴史のテーマパークっぽくなっているようで。
入ろうとすると、左の建物からおもむろに若い女性スタッフが出てきました。
入場料無料であることや、どんな施設があるのかを説明してくれた上で、
映画上映や博物館の解説の時刻は何時からなのでまずはどこそこから
見学なさるといいと思いますよと、終始笑顔で親切に解説してくれました。
タイのミュージアムってわりと事務的対応なところばかりなのに、
民間のテーマパークのスタッフのようなスマイル満点のホスピタリティに
しょっぱなから「ここは他と違うんだ」という意気込みを感じとりました。
よし、期待しながら入ってみましょう!
<情報>
Film Archive(Public Organization) (หอภาพยนตร์ไทย)
タイ映画博物館 (พิพิธภัณฑ์ภาพยนตร์ไทย)
場所:グーグルマップ
料金:無料。但し一部有料。
営業時間
1 ムアン・マーヤー(幻の町):土日祝
2 図書館:月~金9:00~17:00
3 映画博物館:土日祝10:00, 11:00, 13:00, 14:00, 15:00の5回
4 映画館:月~金17:30、土日13:00, 15:00、祝日13:00
※変更の場合あり。
<旅費交通費>
515番バス:23バーツ
ここまでの合計:23バーツ
<参考>
ウィキペディア『国鉄C56形蒸気機関車』
การรถไฟแห่งประเทศไทย "การรถไฟฯจัดงานวันบุรฉัตร ๑๔ กันยายน"
Wikipedia "พระเจ้าบรมวงศ์เธอ พระองค์เจ้าบุรฉัตรไชยากร กรมพระกำแพงเพชรอัครโยธิน"
※旅は2016年11月27日(日)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)
つづく
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★★★お薦めのタイ語学習書★★★
◇ 入門 ◇
『CD付き らくらく話せる! タイ語レッスン』ナツメ社
◇ 中 級 ◇
『中級タイ語総合読本』白水社
◇ 上 級 ◇
『タイ語上級講座 読解と作文』めこん</