タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

軍艦プラルアン号

チュムポーン親王廟 もう一つの海上寺院へ![最終回]

こんなところになぜ船が!?

と驚いてしまいそうな外観のチュムポーン親王廟ですが、
まずは全体の姿を見てみますか。


12_01


ルア・プラルアン 19

そう書いてありますね。
プラルアン号ってとこでしょうか。

プラルアンとは、1920年就役のタイ海軍最初の近代的軍艦。
この軍艦をイギリスで購入してタイまで航行させてきたのが、
ここに祀られているチュムポーン親王だったのです。

ちなみにプラルアンは、以前訪れたパークナム海軍博物館
銘版のみが保存展示されています。


もう少し遠ざかってみますか。


12_02


敷地いっぱいまで下がってようやく全体像を収めることができました ^^;
しかしほんと、船の姿に上手く作ってあるもんです。


では上に上がってみましょう!

階段で甲板に当たる階に上ると受付というか物販係の女性が2人。
この階はチュムポーン親王にまつわるものの展示室になっています。
入館は無料だそうなので、靴を脱いで入ってみると…。

ほとんどは歴史などのパネル展示。
目ぼしいものは無いですね…。

早々に切り上げて、さらに上の階の廟へと。


12_03


中へと入ってみます。


12_04


奥に見慣れたチュムポーン親王の像が立っています。
今までの私の旅で、チュムポーン親王絡みの物や地に出合うのは、
これで4回目ですからね。

ラマ5世の28番目の男子として生まれ、13歳から6年間渡英。
海軍大学などで学び、帰国後は海軍の近代化に力を注いだお方です。

「タイ海軍の父」と呼ばれて敬われ、全国に何十か所もの廟があるんだとか。
実はこの船のかたちの廟もチュムポーン県にある廟のレプリカだそうで。


きっとこれからも旅先でお目にかかりそうな予感。
私にとっては、もはや旅の安全を守ってくれる神様です ^^

座って手を合わせてから、廟を出ます。
階段からの景色は、


12_05


あれ、船首の方に何かあるぞ。
ちょっと行ってみましょう。


なんと、


12_06


機関砲が置かれているじゃないですか。
本格的ですね。


さて、全体を見尽くしたのでそろそろ帰ります!
チュムポーン親王廟を後にして、ソイ入口のセブンイレブン前で
ソンテオを待ちます。


12_07


日常生活に溶け込む船型の廟ってのも、なんとも不思議な光景 ^_^;)


間もなくやって来たソンテオに飛び乗ります。
14:58発。

どうやら行きに乗ったラマ2世通り―クローン・ピッタヤーロンコーン学校
路線ではなかったらしく、途中で左に逸れぐるっと回ってラマ2世通りに出ました。
一時はどこへ向かうのか気が気じゃなかったです -_-;)

フアクラブー交差点のバス停で下車。
もちろんバンコク方面の上り側。
時刻は、15:22。


あ、やって来たぞ。140番バス!


12_08


乗りこみます。
15:28。

いや~、涼しくて気持ちいい!
運良く座れたので、思わず爆睡。

気が付いたのは、チャオプラヤー川を渡った後でした。
下の道に降りると渋滞だったので、プラトゥーナムで下車。

時刻は、16:32。
終わった!!


なんだか今回の旅はぐるぐる回って無駄な移動が多く疲れましたが、
でも無事に海上に建つ寺院まで行けたので満足です。
クルア・リムタレーのシーフードも美味しかったですしね!


今回も最後までお付き合いくださいましてありがとうございました。
次回は、東方面への軽めの旅をお届け予定です!





<交通費>
ソンテオ:7バーツ
140番バス:23バーツ
ここまでの合計:110バーツ

※旅は2012年12月27日(木)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)

おわり


12_map


海軍博物館 ~ パークナム探訪 [4]

日本製潜水艦「マッチャーヌ」を見終え、ふと博物館本館のほうへ振り向くと
男性職員さんが「中へはこちらです。どうぞ」と手招きしていました。

はい。今行きます~。


どうやら案内してくださるようです。
まず左側の部屋へ。


そこにあったものは、


タイ海軍初の軍艦「プラルアン」


「プラルアン」と書かれています。


実はこれ、タイ海軍の軍艦第一号「プラルアン号の銘板なのです。

プラルアン号は、ラマ6世期にイギリスから購入。

タイに到着したのは、89年前の、なんとちょうど今日。
1920年10月7日のことでした。


続いて右側の部屋に案内されるとそこには
さまざまな銃が展示されています。


さまざまな銃の展示


見ているうちに「日本式機関銃」(プーンゴン・イープン)という説明を発見。


「日本式機関銃」


どこがどう日本式なのかは、分かりませんでしたが・・・(汗)


2階、3階も展示室がありましたが、あまり目ぼしいものがなく
足早に見て下りてくると、「裏は見ましたか?」と、先ほどの職員さん。

まだあったんですね。


しかし、にこやかかつ丁寧に応対してくださいます。
海軍のイメージUPのためかもしれませんが、お陰で気持ちよく見学できましたよ。
ありがとうございます~。


裏の2号館へ足を踏み入れると、
そこには海軍軍艦を中心に色々なタイの船の模型が展示されていました。

中でも圧巻なのは、


王室御座船団の模型


王室御座船のパレードの様子でしょうか。
模型とはいえ相当に大きくて、2階からようやく全体が写真に収まるほど!


土産物の売店で、かわいい携帯ストラップみたいなものを買って、
海軍博物館を後にしたのでした。


さて、次は!




<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:71.5バーツ


※旅は2009年7月22日(水)に行いました。


つづく


海軍博物館

 
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