タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

ワローロット市場

銀細工の寺ワット・シースパン チェンマイ日帰り旅[9]

ピン川沿いをワローロット市場へ向けて歩いていると、前に


09_01


山岳民族柄の生地を纏った、赤ちゃんをおんぶした女性が。

ソイ・モン
なんてのもあるし、
街中にも山岳民族の人が出てきているんですね。

バンコクだとまずお目にかかれない(観光客向け商売は除く)ので、
チェンマイにいることを最も実感した光景でした。


そしてワローロット市場東側のピン川沿いソンテオ乗り場に到着。


09_02


時刻は14:06。

次はTuiさんに教えてもらったお寺へ行きたいんですが、
またロッ・デーン(赤いソンテオ)に交渉するのが憂鬱だなー -_-;)

停車中の一台のロッ・デーンの運転手と目が合ったので、
思い切って尋ねてみます。

えーと、ワット・ウアラーイに行けますか?

「そんな寺は無いよ。ウアラーイ通りには2つの寺しかない。
 ワット・シースパンとワット・ムーンサーンのどっちだ?」

あれ? 寺の名前を聞き間違えたかな ^_^;)

そう言えばTuiさんからワット・シースパンという名を
聞いたような気もするのでそこに行くとしますか。

ワット・シースパンです。

「20バーツ」

ほお! 断られるかボラれるかかと思ってましたよ。

後ろに乗り込もうとすると、運転手さんが助手席をポンポンと叩きます。
なんと。どうもありがとうございます~ ^^

時刻は、14:11。


09_03


特等席だー。

運転手さんは、話し好きで人の良いおじさんでした。
孫が3人日本へ行っていてタイレストランでコックをしているんだとか。
滅多に帰って来ないけど月給5万バーツで稼いでいるんだと語ってくれました。


お堀端で欧米人グループが呼び止め、
なんとか山(名前忘れました ^_^;)へ行きたいと。

おじさん、やおらラミネートされた英語の観光地案内を
差し出してン百バーツと。さすが用意周到ですね(笑)

私の拙い英語通訳の甲斐もあってか、みなさん乗車して向かうことに。
おじさん良かったですね。

「一緒に行く?」

いえいえ、飛行機に間に合わなくなるので、と断りました。


そしてウアラーイ通りから右の路地に入って、
ワット・シースパン前に到着。

20バーツを支払いお礼を言って下車します。


09_04


いい運転手さんで良かった!

時刻は、14:25。


09_05


おっ、寺の看板が銀板ではないですか。

そう言えばTuiさんが銀細工がどうのって言ってましたっけ。
それがこの寺か。


09_06


境内に入ると目の前に本堂が。

こじんまりとしていますが、まさに北タイ様式。
バンコクとフォルムが違います。

ワット・シースパン
は西暦1500年創建。
今の本堂が建てられたのがいつか分かりませんが、
1994年に修復され今の姿に。

その頃から現住職が、ウアラーイ地区の銀細工工芸の保護育成に
取り組み始め、ワット・シースパン・ランナー美術工芸集団という
職人グループを組織させたんだそうで。

本堂の周囲を時計回りに歩いていくと、
トンカントンカンと音が聞こえてくるではないですか。


09_07


境内にも銀細工の作業場があるようで、
作品が陳列されています。

あ、作ってますよ!


09_08


バーナーで銀板を熱しながら、金づちで叩いています。
扇風機完備とはいえ、暑季にはキツイでしょうね~。


近くには研修センターらしき建物があって、
窓から覗き込むと、


09_09


お坊さんたちが銀細工の手ほどきを受けている最中でした。
仏道のみならず手に職を付けられる修行もできるなんていいですね。


ぐるっと回った先には、銀細工のお寺の真骨頂とも言うべき、


09_10


ギンギラギンな仏堂が!

外側も内部も銀銀銀。あまりにもギラギラ輝いているもんだから、
逆光のもとでうまく写真が撮れないほど!

この世界初という銀仏堂は、2004年から2,500万バーツの予算で着工。
地元職工さんの中から腕の良い人が選抜されて装飾に当たっているんだとか。
まだ完成していなくて、作業が続けられています。

ただ予算のうち1,300万バーツがまだ不足しているので、
寄付大募集中なんだそうですよー。

このチェンマイの銀閣寺(?)、
入口にこんな注意書きが。


09_11


女人禁制。 タイにもそういうところってあるんですね。

なんでも500年前からここには神聖なものが埋葬されていて、
ランナーのしきたりでは、女性が立ち入ることはそれらや
女性自身の身に悪影響を与えると信じられているからだとか。
 

サンダルを脱いで内部に入ると、


09_12


手の込んだ銀装飾が荘厳さというか重厚さを
醸し出していたのでありました。




<旅費交通費>
ソンテオ:20バーツ
ここまでの合計:2,288バーツ

※旅は2015年2月18日(水)に行いました。

<参考>
E-magazine Travel "วัดศรีสุพรรณ ถนนวัวลาย เชียงใหม่"
ReviewChiangMai.com "วัดศรีสุพรรณ อุโบสถเงินหลังแรกของโลก!"

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

ワットシースパン

よろしければ下記バナーのクリックをお願いいたします。
ブログを書く励みになります m(_ _)m

タイ・ブログランキング  にほんブログ村 旅行ブログ タイ旅行へ




★★★お薦めのタイ語学習書★★★

     ◇ 初 級 ◇
    
『あなただけのタイ語家庭教師』 (CDブック)国際語学社

      ◇ 中 級 ◇
    
『中級タイ語総合読本』白水社

      ◇ 上 級 ◇
    
『タイ語上級講座 読解と作文』めこん

カオソーイ・ラムドゥアン チェンマイ日帰り旅[6]

これからカオソーイ食べ歩きを始めたいのです。

まずは恐らくチェンマイ一の有名店である、
カオソーイ・ラムドゥアンへ行きたいのですが…。

どこでソンテオを拾えばいいんだー。


06_01


ワローロット市場東側のピン川沿いには色とりどりのソンテオが
停車中なものの、行き先が書いてなかったり、運転手もいなかったり。

途方に暮れつつ行ったり来たり歩いていると、
川べりに立っているおじさんから声をかけられました。

「どこに行くの?」

カオソーイ・ラムドゥアン
へ行きたいんですが…。

「これが行くよ。20バーツだ。あと10分で出発だから乗って待ってて」

と赤いソンテオを指差します。


06_02


なんと! 助かった~。運転手さんだったんですね ^_^;)
ついでに着いたら教えてとお願いして乗り込みます。

そして本当に10分で発車。時刻は12:28。

ピン川
沿いを南下していきます。


06_03


ほぉ、チェンマイにも人力タクシーがあるのか。


06_04


そしてこれが花市場かな?

その先で左折してピン川の橋を渡ります。


06_05


かつて泊まったホテルは右手に見えるところだったような気が。

東岸へ渡ったソンテオは左折して川沿いを北上します。


06_06


この道は静かでなんだか雰囲気がいいな。

ぐんぐん北上していく間もiPhoneのマップで現在地を確認し続けます。
たぶんそろそろじゃないかなと思ったら、右手に見えてきましたよ。

そこでソンテオは停車。


06_07


ありがとうございました! と運転手さんにお礼を言いつつ
運賃を支払います。

時刻は、12:38。
たった10分だったんですね。

向かいに見えるのが目指していた
カオソーイ・ラムドゥアン(ข้าวซอยลำดวน)です!

または2号店と区別するためか、カオソーイ・ラムドゥアン・ファーハーム
(ข้าวซอยลำดวน ฟ้าฮ่าม)と呼ぶことも。

ファーハームはこの辺りの地名。


06_08


店全体の外観はこんな感じ。

ラムドゥアン
って花の名前なんですよ。
店主のチューレン(ニックネーム)なんですかね?

1943年開業という歴史がこの店の人気の理由なのかも。
あまりの人気にバンコク店もオープンしたんですよね。
ラクシー手前のウィパワディー・ランシット・ソイ58にあります。


道を渡って店に入ろうとすると、


06_09


日本語が目に入って思わず興ざめ(笑)


06_10


ほぉ、広い店内ではないですか。

つくりからして団体さんがよく来ている雰囲気。
観光バスで乗り付けるんでしょうね。

愛想の無い事務的な感じの男性スタッフにカオソーイ・ガイ
(鶏のカオソーイ)を頼むと、すぐに運んできてビックリ。


06_11


いただきまーす!

おぉ、まさにこれぞカオソーイ!という、
誰もがカオソーイに対してイメージするそのままの味!
甘くて辛くてカオソーイの王道ですね、これは。

でも、量が少ない… -_-;)

2,3杯食べないと足りない分量です。
この後まだ他店も寄ることを考えるとちょうどいいかもしれませんが。

35バーツ也。
会計を済ませて店を出ようとすると、


06_12


お土産用にお菓子も作って売ってるんですね。
左に並んだ炭火の焼き器が味があっていいです ^^


さあ、次はここから徒歩圏内のカオソーイ・サムージャイへ!




<旅費交通費>
ソンテオ:20バーツ
ここまでの合計:2,268バーツ

※旅は2015年2月18日(水)に行いました。

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

カオソーイラムドゥアン

よろしければ下記バナーのクリックをお願いいたします。
ブログを書く励みになります m(_ _)m

タイ・ブログランキング  にほんブログ村 旅行ブログ タイ旅行へ




★★★お薦めのタイ語学習書★★★

     ◇ 初 級 ◇
    
『あなただけのタイ語家庭教師』 (CDブック)国際語学社

      ◇ 中 級 ◇
    
『中級タイ語総合読本』白水社

      ◇ 上 級 ◇
    
『タイ語上級講座 読解と作文』めこん

ワローロット市場 チェンマイ日帰り旅[5]

武廟を出ると向かいには、


05_01


月餅販売ブースが出ていて、覗き込むおばさんがちらほら。


ふと左手奥の黄色い看板に目が留まりました。

ん? ワローロット市場 と書いてあるじゃないですか。
ワローロット市場への近道なのかなと思い入っていってみると、


05_02


なんと。ここがワローロット市場そのものじゃないですか!

実に約20年ぶりなもので、うろ覚えなんですよ。
もっと川沿いにあるのかと思ってました。


05_03


お、ガラメー(กาละแม ココナッツ味のキャラメル風スイーツ)が
売られているところは昔のままですね。でも以前より扱う店が減ったかな。


止まったままのエスカレーターを上り2階へ。


05_04


この場所は元々、ランナー王家の葬儀場と墓所だったんです。

ラマ5世の側室となることでランナー王国のタイ編入に大きな役割を果たした
ランナーのダーラーラッサミー王女がチェンマイの地に一時戻った際、
王家墓所を西方のワット・スアンドークへ移設しました。

そして前王の子(王女の兄弟?)で本来ならランナー王になるはずだった
インタワローロットスリヤウォン公とともに資金を拠出して、
この場所に市場を開いたのがワローロット市場の始まりです。
1909~10年頃と思われます。

その後ランナー王家経営の会社が市場を運営したのですが、
1968年に火事で全焼したのを契機に王家は経営から手を引き株式を売却。
引き継いだ会社が、チュラロンコン大学建築学部のアン・ニマンヘミン教授に
建物の設計を依頼し、72年に再開させたのが現在のワローロット市場です。

地上3階地下1階建てで、屋根に採光窓を施し市場内が明るくなるように
工夫されているんだとか。さらにチェンマイ初のエスカレーターを備えた
市場になったそうで。今では止まったままですが。

左端に掲げられた大きな白黒写真は、
オープン当初の市場なんでしょうね。

ところで地下階があるなんて、まったく気付きませんでしたよ。


1階へ戻ってぶらぶら歩きます。


05_05


カノム・トーンムアン(ヨックモックのシガールみたいなお菓子)を作っています。

機械に挟んで生地を円形に平べったく焼いた後、
棒にくるくる巻いて仕上げるんですね。初めて見ました。


05_06


東側に出ましたよ~。

タイ文字で「チェンマイ人の市場 ワローロット市場」と書かれています。

そうそう、ワローロット市場の別名は「ガート・ルアン」(กาดหลวง)。
ガートはチェンマイの方言で「市場」の意味。
ルアンは「中央」「王」の意味なので、
中央市場とか王の市場とかって意味になりますね。

チェンマイ市内では「ガート○○」っていう地名を
本当によく見かけるんですよ。
Tuiさんの奥さんに意味を尋ねてようやく理解できました ^_^;)


05_07


出た目の前の道は、トルッチーン(中国正月・春節)を祝うお祭り状態。


05_08


歩道橋の垂れ幕にはタイ語とともに、

The 13th Chiang Mai Chinatown Festival 2015
清邁唐人街第十三届(二〇一五年)春節盛會

と。
チェンマイって中国語ではそう書くのか。


道の反対側の市場にも足を踏み入れてみます。


05_09


こちら側は正確にはワローロット市場ではないんだそうで。
ラムヤイ市場と花市場から成っていて、
それぞれ経営母体がワローロット市場とは異なるんだとか。


05_10


日々の食料品はこっちのほうが揃いそうですね。

そしてその市場も抜け、ようやく


05_11


ピン川沿いに出ることができました。

川沿いの道に多数駐車中のソンテオを見て歩いていたら、
こんな看板に遭遇。


05_12


例の2015年2月15日から運行を開始した路線ソンテオのことじゃないですか。
この場所が1番ソンテオの停留所だと書いてあります。
右の看板は7番ソンテオの停留所でした。

こんな写真、私撮ってたんですね。
取り敢えず撮影しておいて、後で何が書いてあるかじっくり読もうと
思っていて、今の今まですっかり忘れていました(笑)

この時にしっかり読んでいれば、路線ソンテオを利用して
旅もまた違ったものになったかもしれないのに。

まあ、また次の機会に、ですね。


さて、ここに止まっているソンテオは客待ちなのか休憩中なのか。
乗るにはどうしたらいいんでしょうか?
慣れない土地にはホントとまどいます。




<旅費交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:2,248バーツ
※旅は2015年2月18日(水)に行いました。

<参考>
ตลาดวโรรส (กาดหลวง)
Wikipedia "เจ้าดารารัศมี พระราชชายา"
ウィキペディア「インタワローロットスリヤウォン」

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

ワローロット

よろしければ下記バナーのクリックをお願いいたします。
ブログを書く励みになります m(_ _)m

タイ・ブログランキング  にほんブログ村 旅行ブログ タイ旅行へ




★★★お薦めのタイ語学習書★★★

     ◇ 初 級 ◇
    
『あなただけのタイ語家庭教師』 (CDブック)国際語学社

      ◇ 中 級 ◇
    
『中級タイ語総合読本』白水社

      ◇ 上 級 ◇
    
『タイ語上級講座 読解と作文』めこん
 
旅ごとに見る
このブログ内で検索
アンケートモニター登録
Gポイント
 
タグでまとめて見る
最新コメント
QRコード
QRコード