タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

ワット・フアクラブー

ティアンタレーを進み船着場着~ バンコクの海へ![5]

ワット・フアクラブーの本堂前には、運河が流れています。
かつてはこの一帯の交通手段が舟だったことを物語っていますよね。

味のある木製の橋から南、下流側を眺めてみます。


ワット・フアクラブー前の運河


東屋の下では、参拝者がカメをバケツから逃して
功徳を積んでる姿が見えました。

一方の北側、上流の景色はというと・・・


上流側はこんな景色


なんともバンコクとは思えない光景です。
きっと100年ほど前はセンセープ運河だってこんな景色だったんでしょうね。


さて、そろそろ先へ進まないと。でも交通手段が困ったものです。
一旦BIG Cまで戻るかな~、と考えながら裏門まで戻ると、
そこには客待ちのタクシーが停まってるじゃないですか。

もう何も考えずにドアを開けて行き先を告げましたよ(笑)

クローン・ピッタヤーロンコーン学校へ行けますか?

「・・・? おぉ、ティアン・タレー!」

みんな、まるで合い言葉のように唱えますね、
ティアン・タレー。

乗り込んでエアコンの効いた車内でくつろぎます。
時刻は11:45。

「何しに行くんだ?」

海を見に行くんです。

「海ならサムイがいいよ。行ったことある?
 そうか、バンコクの近くならパタヤもいいね。ラン島に渡ると奇麗だ。
 あとはサメットもいい。もっと近くならバーンプーだね。」

あ、いえ、あの、私はバンコクの海を見たいんですが・・・(汗)

でもなんだかとっても気の良い優しい運転手さんです。
道の両側に池しか見えない淋しい景色の中を走って行っても
安心していられました。


これから向かう海、タイ語では「タレー・クルンテープ」と呼ばれています。
「バンコク海」という意味ですが、日本人にとってはちょっと違和感があります。
例えば神奈川県に面している海を「神奈川海」とは言いませんもんね。

まだ「バンコク海岸」なら分かるんですけど。
まあ、これも文化の違いなのでしょう。面白いものです。


運転手さんの話を聞きながらそんなことを考えている間にも
タクシーは突っ走ります。思ったより遠いな~。
すると前方に土ぼこりが。

ガタン。

タクシーが揺れたかと思うと、
なんとその先は未舗装の土の道!!

なんだ、舗装工事が完了してないじゃないか!!

砂利がピチッピチッと車体に当たる音が聞こえます。
未舗装の道を5分ほど進むとT字路に突き当たりました。
ティアン・タレーことバーンクンティアン-チャーイタレー通り終点です!

タクシーは右折するとすぐに左折して広場で停まりました。
あれ?

そこは船着場。


船着場に到着!


運転手さん、私の本当の目的地が分かってたんですね。
お気遣いありがとうございます~。

この船着場からは、バンコク海の海上にあるレストランへ行く舟が出るんです。
やっぱりこの辺りの人は、みんな知ってるんですね。

タクシー代はたしか89バーツだったのですが、
とてもいい運転手さんだったので、100バーツ渡し、お礼を言って下車。
時刻は12:00ちょうど。

ちなみに写真に写っているのが乗ってきたタクシーです(笑)


さて、ワクワクしつつ船着場の建物に入ってみましょう!


船着場内




<交通費>
タクシー代:100バーツ
ここまでの合計:124バーツ


※旅は2009年4月30日(木)に行いました。


つづく…


ワット・フアクラブー~船着場

ワット・フアクラブー~ バンコクの海へ![4]

ワット・フアクラブーの本堂へ入ってみます。

その瞬間、えもいわれぬドヨ~ンと重い空気を感じました。
なんだかあまり長居したくない雰囲気なので、足早に先へ進みましょう。

本堂右側の広場へ出てみます。
水たまりを若い僧たちがほうきで履いている横に、またありました。


クラッシック・カーのコレクション…


クラッシック・カーの展示(汗)


お寺がクラッシック・カー収集とはどういった経緯からなんでしょうね。
右端の車には、TVドラマで使われたとの解説が書かれていました…。


しかしこのお寺の奇妙なことは、これだけではありません。
広場の反対側には、なんと、



なぜか飛行機まで…


飛行機が!!


機体にはLao Airlinesとの文字が。
これこそどうしてここに!?
今度は飛行機の収集を始めるつもりなんでしょうか…。


さて、機体の左側に積み上げられた白い物が見えるかと思いますが、
何だと思いますか。

それこそ、このお寺が有名なもう一つの理由です。
見たくない方もいらっしゃるかも知れませんが・・・



水牛の頭の骨がいっぱい…


水牛の頭の骨です。
それも数え切れないほど。


きっと農家が水牛を供養するために預けているのでしょうね。

実はこのお寺の名前、「ワット・フアクラブー」の意味は、「水牛の頭寺」。
そのものです。

お寺の名前のために水牛の頭が集まったのか、
水牛の頭が集まってきたからこのお寺の名前になったのか、
そのへんは私にも分かりませんが、なんとも表現しえない光景です。


今日もまた運ばれてきました…


今日もまた、新しい水牛の頭の骨が、
ピックアップ・トラックで届いていました…。


クラッシック・カー、飛行機、それに水牛の頭の骨。

私が感じたのは、人のために尽くして現役を退いた存在は、
生物・無生物を問わず集めて供養する・・・
ということがこのお寺の考えなのかも知れません。


正直、このお寺の重い空気から逃げたかった私は、
広場を出て本堂の前まで戻りました。

すると本堂の向かいに・・・


なぜヤギが!?


これまたなぜかヤギが(汗)

繋がれていないのに逃げないんですね。
この全てを達観したような悠然とした姿に神々しさを感じた私でした。




<交通費>
徒歩なので:0バーツ
ここまでの合計:24バーツ


※旅は2009年4月30日(木)に行いました。


つづく…


ワット・フアクラブー

とりあえずソンテオに乗る~ バンコクの海へ![3]

いくら待ってもクローン・ピッタヤーロンコーン学校行きのソンテオは
やってきません。青いソンテオは来るんですけどね。

これ以上待っていると旅程に影響が出そう。

実は、バーンクンティアン-チャーイタレー通りの途中まで行く
ソンテオは何度も来てるんです。

ワット・フアクラブー行きソンテオです。

またそれが来たので、とりあえず後先考えず乗っちゃいました!(笑)


ワット・フアクラブー行きソンテオ


時刻は11:00。
1時間も待っちゃいましたよー。

ほぼ満員のソンテオは、左折してバーンクンティアン-チャーイタレー通りに。

この道、つい最近までトンデモナイところだったようです。
舗装工事が何年も続き、というかまるで放置状態でずっと未舗装のまま。

乾季には土ぼこりが舞い、雨季には川になる様は、
「バンコクのポイペト(タイ国境近くのカンボジアの町)か!?」と酷評される始末。

沿道に住むのを諦めて他へ越して行った人も多かったようです。
「バーンクンティアン-チャーイタレー通り」でググると(タイ文字で)
「売り土地」の広告ばかりがヒットするのがその証。

住民が都知事に陳情した甲斐があったのか、
ようやく今年3月に舗装工事が完了したばかりなんだそうです。

たしかにしっかり舗装された道ですね。
舗装後に来ることになって良かったですよ~。

しばらく進むと左側のソイに入ったソンテオ。
くねくねと進み、終点のワット・フアクラブーに到着してしまいました。


ワット・フアクラブーに到着


降りて運転手に運賃5バーツを支払います。
時刻は11:25。

せっかく来たので、他の乗客の後に続きお寺の中へ。
どうやら入った門は、裏門のようです。


裏門(?)から境内へ


右側には、中国寺院→タークシン王像→巨大な銅鑼(どら)が。
それに続き左側には、クラッシック・カーが展示されてます。
なんとも統一感のない境内。

実は事前にこの一帯を調べた時にこのお寺のことも知っていたんですが、
このワット・フアクラブーは、2つの変わったことで有名なんだそうな。

その一つがクラッシック・カーを収集して展示していること。
また後で登場するので、写真はその時にでも…。


運河にぶつかって左に曲がると、左手に本堂が建ってました。


2頭の水牛がお出迎えの本堂


2頭の水牛がお出迎えしてくれています。

しかし、ここが本堂とは。
さっきの中国寺院のほうが、よっぽど立派でしたが・・・。




<交通費>
ソンテオ:5バーツ
ここまでの合計:24バーツ


※旅は2009年4月30日(木)に行いました。


つづく…



BIG C~ワット・フアクラブー

 
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