タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

ワット・クンサムットチーン

お坊さんは果たしてどちらへ? 海上の寺院へ[8]

ワット・クンサムットチーンを後にします。
前を歩くお坊さんに追いつかないように、自転車をゆっくり漕いで行きますか ^_^;)

すると左手には僧坊が。


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来た時にはあまり気にしませんでしたが、
リゾートホテルのコテージみたいですよね~。
裏には海が見えていますし!

傍からは優雅な修行生活が送れそうに見えますけど、
実際はここでの生活って結構大変なんでしょうね。


前方には依然、お坊さんがゆったりと歩いています。
時折立ち止まってペットボトルの水を飲んだり…。


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ちょうど海の上を歩いていらっしゃいます ^_^;)


そうだ。この先で道がふた手に分かれてるんでした。
左は船着き場、右はバーン・クンサムットチーンの集落です。

お坊さんが折れた方と違う方向へ行くことにしましょう。


するとお坊さん、突き当りで左にくいっと曲がったではないですか。
私のバーン・クンサムットチーン集落方面行きが決定~。

右に折れてマングローブ林を抜けると・・・


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コンクリートの橋が途切れて、板きれが一枚渡してあります。

これはまた随分な試練だな(笑)


ふとゴチャゴチャと立っている看板を見ると、その中に
「← バーン・クンサムットチーン・ミュージアム」とあるじゃないですか。

ほぉ、どんなものが展示されているんでしょうね。
ちょっと興味があります。そっちに行ってみるかな。
この橋を渡らなくて済みますし(笑)

矢印の示す左側を見やると、


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このあぜ道を自転車で進むのはキツいですねぇ。
ここに停めて歩いて行くとしますか。


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左手にエビ養殖池が広がる景色の中をトボトボ歩いて行きます。
右側には民家がぽつぽつと。


結構歩いたけど、まだかな?
不安に思い始めていたところ、道沿いの民家の縁側で談笑中の住民の方々に遭遇。
すみません、ミュージアムはどこでしょうか?

「この先だよ。あの赤い屋根の家がそうだよ。」

ん?


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一番奥に見える建物のことっぽいですね。

ありがとうございます!


ほどなくして到着したその建物は・・・


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あんれ? 集会所のようなステージのようなスペースでした。
ミュージアムはどこ???

辺りを見渡すと、代わりにエビ養殖池の上に何やらあるのを発見。


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ほう。

渡って間近に寄ってみますか!


時刻は、13:41。
自転車を降りて歩き始めて、ちょうど10分でした。






<交通費>
自転車に乗って歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:131バーツ

※旅は2012年8月14日(火)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


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本堂の先は海! 海上の寺院へ[7]

ワット・クンサムットチーン本堂の南側すぐには


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広大な海が!

足元には波がバシャンバシャンと打ちつけていてちょっと怖いです…。


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波消し用のコンクリート製杭の内側に東西に伸びる桟橋を西へと歩いてみましょう。


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端っこまで行こうと思ったものの、ここから先は怖くて進めません ^_^;)
沖の景色を眺めると…


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海の中に柱の列が並んでいるのが分かりますか?

実はこれ、電柱なんです。

かつてこの先まで陸地だったのが本当である動かぬ証拠。
あの電柱の列に沿って道が伸びていたんでしょうね。


今度は、桟橋の東端の方へと。


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電柱の列はこちらまでずっと続いています。
眺めていてなんだか悲しい気持ちになっちゃいましたよ。


しばしそんな海を眺めていました。

さて、戻るとしますか。
本堂を振り返ってみます。


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すぐそこまで海が来てるのがよく分かりますね。

境内に戻ると、


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犬たちが我が物顔で闊歩中。
こんなところは普通の寺院と変わりませんね ^^


一とおり見たので、海上の寺院、ワット・クンサムットチーンを去ることに。
再び自転車に跨ります。

時刻は、13:25。


ありゃ、前方にはお坊さんが。


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追い抜くワケにいかないぞ。これは困った -_-;)






<交通費>
歩いて自転車に乗っただけなので:0バーツ
ここまでの合計:131バーツ

※旅は2012年8月14日(火)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


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海上の寺院ワット・クンサムットチーン 海上の寺院へ[6]

ワット・クンサムットチーンの本堂に歩いて行くと


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窓の下半分がコンクリートで埋められているのが分かりますか?


正面に回ります。


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やはり。
上げ底されているんですね。


きっと海水がここまでやって来ることがよくあるんでしょう。


こんな不便な場所になぜ寺を建てたんだと思うかもしれませんが、
実は深いワケがありまして…。

このワット・クンサムット・ターワート(ワット・クンサムットチーン)
建てられたのは1967年。そんなに昔のことではありません。

その頃、この辺りはれっきとした陸地だったんです。

それが海による陸地の浸食が急速に進み、海岸線がなんと1km以上も後退。
周囲の土地が水没する中、寺のあるこの一帯だけが小島として海上に取り残されたんです。


こちらの「Thai Temple in the Sea」には、嵐がやって来た際に
思いっきり冠水している本堂の様子の写真が掲載されています。

怖過ぎですね・・・

グーグル・マップの航空写真でも海に取り残されている様子がよく分かります。


そんなワケで海水を逃れるために本堂が上げ底されたようで。


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本堂入口も、まるで茶室に入るかのように身をかがめなければなりません。


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内部に入ってみると、いたって簡素。
海水が沁みたせいか、壁の塗装が剥げてしまってますね。

それよりも、コウモリの糞のような臭いが充満しているのがなんとも…。


外に出て、もう一度まじまじと見ると、


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やはり海水に頻繁に浸かるせいか、痛みが激しいですよね。
まるでクメール遺跡にいるような錯覚を覚えるほど。


本堂のすぐ、ほんの数メートル南側は、もう海!


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これ以上の浸食を防ごうと護岸工事を地道にしている最中のようです。


ちょっと怖いですが、橋を渡って海の間近に立ってみますか!






<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:131バーツ

※旅は2012年8月14日(火)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


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エビ養殖池の間をサイクリング 海上の寺院へ[5]

よしっ、海上に建つというワット・クンサムットチーンに向けて自転車で出発!

時刻は、12:55。


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エビ養殖池の間に真っ直ぐ伸びた、細いコンクリート歩道を進みます。

ちなみに左に見える建物は自転車倉庫。
あずま屋の自転車が出払っててもこの倉庫から借りられるようです。


舟でそのままワット・クンサムットチーンまで行けないの?と思ったんですが、
どうやらこの私有地のエビ養殖池が間にあるために、そうはいかないみたいなんですね。

でもそのお陰でこんなアドベンチャー気分が味わえるので、かえっていいんですけど ^^


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見渡す限り人っこ一人見えない中を、のんびり自転車のペダルを踏んで行きます。
聞こえるのは鳥のさえずり声のみ。

心が洗われますね~。


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ん? 前方中央右寄りに開けた部分がありますね。
あの先が、いよいよ海かな?

しばらくして道はマングローブ林の中に入り、


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分かれ道となりました。看板無いし -_-;)

うーん、いいや。真っ直ぐ行ってみよう。
・・・と思ったら先にはあずま屋があって行き止まり。

またこの地点まで引き返して、この左の道へと進みます。
するとまたもや分かれ道。


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でも今度はちゃんと看板が立ってました。

ワット・クンサムットターワート
      チーン→


と。

ワット・クンサムットターワートが、実は正式名称らしいです。


ちなみに左に行くと、クンサムットチーンの集落のようです。


矢印どおり右へと進むと・・・うおぉぉぉっ!!


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海だーーーーー!!

なんと、海の上にコンクリートの道が続いています!


さらにその先には小島が!!
ワット・クンサムットチーンはあそこにあるんですね。
間違いなく「海上の寺院」じゃないですか!!


まさか海を自転車で渡ることになるとは思わなんだ(笑)


小島側に入ると、


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到着です。


駐輪場
 ←


の看板に従い、左手の広場に自転車を停めて、境内に足を踏み入れます。
時刻は、13:06。

まず何よりも先に向かったのは、


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ワット・クンサムットチーンの本堂。


本堂の裏手すぐには、もう海が見えています!






<交通費>
自転車を漕いだだけなので:0バーツ
ここまでの合計:131バーツ

※旅は2012年8月14日(火)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


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