タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

ラウタックラック水上マーケット

ダムヌーンサドゥアック市街地へ 水上マーケット1日で5ヶ所巡る旅[4]

ラウタックラック水上マーケットの東岸側には2階がありますね。


04_01


階段もあるので行ってみますか。

再びラット・プリー運河に架かる橋を東岸側に渡って、
階段を昇ると、


04_02


ガラーン…(汗)


申し訳程度にラウタックラック水上マーケットの歴史を紹介したパネルが
掲示されているのと、


04_03


昔使われていたであろう舟がいくつか展示されているのみ。

なんだかやる気の無さが伝わってくるような…。

まぁ、対岸の圧倒的人気をこうも見せつけられては、
こっちも盛り上げようという気概が無くなるのも分からないではないですが ^_^;)


ここからは、そのダムヌーンサドゥアック水上マーケットに観光船が次々と
吸いこまれていく光景が実によく見えるのでありました…。


04_04


そろそろ次の目的地アンパワー水上マーケットへと向かいますか。
階段を下り、ダムヌーンサドゥアック運河に架かる橋を渡ります。


04_05


この運河沿いもいつかじっくりと巡ってみたいものですねぇ。
35kmあるけど ^_^;)


外国人観光客で賑わうダムヌーンサドゥアック水上マーケットを横切り、
戦勝記念塔から乗ってきたロッ・トゥーを降りた場所へ戻ります。

どうもソンテオが走っているようなんですよ。
しばらく待つ覚悟で突っ立っていると、あれ?


04_06


黄色いソンテオがやって来ましたね。


04_07


正面屋根には「ポーターラーム」と書いてあるじゃないですか!
横っ腹には1733番と。

なんと、4/30の「ラーチャブリーへの旅」ポーターラームから
ラーチャブリーまで乗ったソンテオと同じ路線番号!

その時乗ったソンテオはこれですが、


09_05


横っ腹に「ラーチャブリー ワット・プラサートスィット ダムヌーン」
書かれていて不思議に思ったんですよね。

そうか、この1733番は、ダムヌーンサドゥアック~ポーターラーム
ポーターラーム~ラーチャブリーで分割して運行されているってことなんですかね?

友に偶然再会したような気持ちになりましたよ(笑)
乗り込みましょう。時刻は09:51。


左折して国道325号線に出るとすぐにダムヌーンサドゥアック運河を渡ります。


04_08


そろそろ市街地だな。降りよう。ブザーを押すと、
「ちょっと待ってなさい。もうすぐ停まるから」と乗り合わせたおばあさん。

あ、そうなんですか ^_^;)


言葉どおり、しばらくしたらソンテオは停車。
乗客全員がここで降りるではないですか。
私も勿論降りて運賃支払い。10バーツ也。


04_09


時刻は、09:59。

入れ替わりにお客さんがどっと乗り込んで行きます。
ここからのお客さんはポーターラーム方面まで行くんでしょうね。


国道325号線を反対側へと渡ります。


04_10


こんな感じの町でした。ダムヌーンサドゥアックの市街地は。
ダムヌーンサドゥアック水上マーケットからは2kmばかり離れています。

バンコクの南バスターミナルからバスで来たら、たぶんここで降ろされるんでしょうね。
で、今私が乗ってきたソンテオの逆方向行きに乗り継いで水上マーケットへ向かう
ことになります。


これからの私はというと、メークローン方面行きのバスに乗ろうかと。
実はもう目の前に停車しているんですけどね(笑)





<交通費>
ソンテオ:10バーツ
ここまでの合計:110バーツ

※旅は2013年8月17日(土)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


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実は元祖、ラウタックラック水上マーケット 水上マーケット1日で5ヶ所巡る旅[3]

ダムヌーンサドゥアック水上マーケット北端を横切るダムヌーンサドゥアック運河の
対岸にも実はマーケットがあるんです。


03_01


看板には、

← ラウタックラック水上マーケット (ตลาดน้ำเหล่าตั๊กลัก)
  DAMNOENSADUAK FLOATING MARKET


と書かれています。


向こうへ渡りつつ、橋上から運河を眺めてみると、


03_02


一直線で幅の広い運河ですよね~。
遠くのほうにも舟が何艘もいるのが見えます。

このダムヌーンサドゥアック運河はラマ4世の命で1866年に掘削開始、
2年後の68年11月に正式開通しています。命名もラマ4世によるもの。

ターチーン川メークローン川を結び全長35kmだとか。


対岸へと渡ってみると、


03_03


板張り廊下で百年市場の趣がありますね。
左へと歩くと、


03_04


ダムヌーンサドゥアック運河から右に枝分かれしたラットプリー運河
(คลองลัดพลี) の両岸に商店が並んでいます。

が・・・、


03_05


奥まで行って振り向いた風景ですが、予想以上に閑散としているじゃないですか。
ついさっきまでいたダムヌーンサドゥアック水上マーケットの活気とのギャップが
あり過ぎて余計に寂寥感&場末感満点です。

とは言っても商店街や周辺の住民と思しき方の姿が少しはあるんですが。
それとほんのたまーに観光客の姿も…。

運河一本隔てるだけでこんなにも違うもんなんですね。


ラットプリー運河に架かる橋を渡り対岸へ。
こちらの角には立派な中華風の木造商店が。


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HOKLEE CAFEとあるのでカフェなんですね。雰囲気いいし一服しようかと思いきや、
店の中華系ご主人は店内のデッキチェアーにゆったりもたれつつ携帯電話で長話中。
私になんて一瞥もくれやしません -_-;)

まぁいいや。

戻ろうとしつつラウタックラック水上マーケット両岸の景色を写真に収めてみます。


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今は淋しい限りのラウタックラック水上マーケットですが、
実はここが元々のダムヌーンサドゥアック水上マーケットだったと言ったら驚きますか?


ダムヌーンサドゥアック運河開通の後、ダムヌーンサドゥアック郡の奥と
ラーチャブリーとの間の交通の利便性のためにこのラットプリー運河
開通したのは1901年。当初ラット・ラーチャブリー(ラーチャブリーへの近道)と
言う名だったのが縮んでラットプリー運河になったんだとか。

で開通に合わせてこの角にダムヌーンサドゥアック郡役所が移転してきます(後に再移転)。
きっとそれで人が集まるようになったことから、ここに水上マーケットが出現しました。

かなり活気があったようで一時はラットプリー運河入口からダムヌーンサドゥアック運河
西へ1kmほどまで舟の物売りの群れが続いていたんだとか。


その後エンジン付きの舟が増え始めると、波を避けてラットプリー運河内に
舟が集まるようになります。その最盛期の1967年頃から噂を聞き付けた
国内外の観光客が訪れるように。

なにせ今私が立っている場所の当時の光景は、こんなですよ!


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      出典 tripdamnoen.freetzi.com


これぞ本物の水上マーケット!
今この姿で残っていたら、絶対行ってみたいですよね!



そこに目を付けたのがタイ政府観光庁。
1971年から「ダムヌーンサドゥアック水上マーケット」の観光促進に力を入れ出し、
観光雑誌に相次いで紹介記事を載せたことから一躍有名に。


が、皮肉にもその頃から陸上交通が発達した影響で水上マーケットは急速に衰退。

観光資源を維持するために1985年、タイ政府観光庁が音頭を取って水上マーケットを
ダムヌーンサドゥアック運河を挟んだ反対側のトンケム運河 (คลองต้นเข็ม) に移転させ、
「観光用水上マーケット」として今に続いているというわけです。


話が長くなりましたが、つまりダムヌーンサドゥアック水上マーケット
本来こっちのラウタックラック水上マーケットにあったのです。


ダムヌーンサドゥアック水上マーケットにいらっしゃったら、
ぜひ橋を渡ってこちらにも訪れてみてください。





<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:100バーツ

※旅は2013年8月17日(土)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


<参考>
『ダムヌーンサドゥアック・ラットプリー運河入口水上マーケット(ラウタックラック)、
ダムヌーンサドゥアック運河の歴史』
(タイ語Word文書)


つづく


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