タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

メークローン線

いよいよバーントーラット駅 もう一本西の川が見たい![20]

国鉄メークローン線は、ひたすら塩田の間を疾走します。

16:12、バーン・カーロンという駅に停車。


バーン・カーロン駅


ここで大勢のお客さんが降りました。
駅前に病院もありますし、多少大きな町なのかも。

でも線路の南側は塩田が広がってますけどね。


駅の先に停車中のソンテオ発見!


サムット・サーコーン - チャーイタレー・カーロン


横っ腹には「サムット・サーコーン - チャーイタレー・カーロン」と。

チャーイタレーは「海岸」の意味。
ここから海岸までまだ数キロあるんですよね。終点はここじゃないんでしょうか?

いずれにしてもこの駅からならマハーチャイまで
の交通手段があるわけですね ^_^;)


その先も車窓は、塩田~。


メークローン線車窓の塩田


海が見えそうにも思いますけど、実際には4~5キロ先なんですよね。
海岸までずっと塩田が広がっているみたいです。


列車はいよいよ次の駅、バーン・トーラットに到着。
時刻は、16:19。

そうです。メークローン駅の掲示板に
「列車はバーン・トーラット駅までの運行」
と書かれていた、あの駅です。


普通に停車して、とくに全員降ろされもしません。

どうやら駅員の言ったとおり、終点バーンレーム駅まで走るみたいですね。
やった!!


列車がバーン・トーラット駅を出発します。

その時です。何か異様な音に気が付きました。
サーッというさざ波のような音。
さらに気動車のエンジンがやたらに唸りを上げているではないですか。


何かがおかしいぞ。

窓から身を乗り出してみます。


うわっ!!


バーン・トーラット駅の洪水


ホーム横の線路が冠水しているじゃないですか!!


そこを列車はエンジン音を轟かせながら突き進もうとしています…。







<交通費>
列車に乗っているだけなので:0バーツ
ここまでの合計:120バーツ

つづく


※旅は2011年12月26日(月)に行いました。



塩田を疾走する列車 もう一本西の川が見たい![19]

メークローン駅に停車中の列車に座り待っていると
12分遅れで15:42に発車~。

メークローン線にようやく乗れました (>_<)


さーて、メークローン線路市場を通過します!

どの店も綺麗に片づけて列車の通過を待っていることでしょう。
頭をぶつけないように気をつけて窓から顔を出してみます。


メークローン線路市場を通過する列車


魚の乗った皿が半分列車の車体の下に隠れてますが、
あれでも轢かれてないんですかね。きっとぎりぎりのところに置いているんでしょう ^^


メークローン線路市場を通過する列車


再び店を開く準備態勢のまま、どの店も通過を待っています。


市場から列車通過を見たほうが迫力がありますけど、
列車の上から眺めるのも面白いもんです。

興奮しながら見ているうちに市場を通り抜けてしまいました。
上から見るとあっけないですね。


車内は座席が半分以上埋まるぐらいの混みよう。
1日4本しかないのに意外と利用客って多いんですね。


しばらくしてふと右側の車窓に目をやると、


メークローン線沿線に広がる塩田


あっ! 塩田だ!!

一部が水を抜いて真っ白になった塩田が見渡す限り続いています。
そうこうしているうちに左側の車窓にも塩田が出現。


メークローン線沿線に広がる塩田


こんな雄大な光景が線路の両側に延々と続いているんですよ!

まったく予想していなかったこともあり、
ただただ感激して風に吹かれながら車窓に釘付け状態。


その時です。左目にほこりが。
イテテテテッ!

ハード・コンタクトレンズなものでめっちゃ痛いです。

一旦レンズを出そうにもこの風じゃかつての二の舞間違い無し。
手も汚いですし。

涙を流しながら目の回りを指で押したりして
辛うじてあまり痛く感じない状態にできました。

違和感はまだありますけど、帰るまでなんとか我慢しましょう (>_<)


そんな格闘をしているうちに列車が駅に停車。


ケート・ムアン駅


なんともカワイイ駅舎、というか待合室。

駅名を読むと「ケート・ムアン」。
3つめの駅でした。

こんな塩田真っただ中にあっても乗降客がいるんですね~。






<交通費>
列車に乗っているだけなので:0バーツ
ここまでの合計:120バーツ

つづく


※旅は2011年12月26日(月)に行いました。



バーンレーム駅まで来たのに もう一本西の川が見たい![5]

この昭和な雰囲気のホームが国鉄メークローン線始発駅のバーンレーム駅か!


国鉄メークローン線バーンレーム駅


線路に沿って弧を描いたホームは、なんとも言えない枯れ具合を醸し出していて
ここに昔からこのままの姿でずっとあったのであろうことを想像させます。

子どもの頃何かの雑誌で見た尾小屋鉄道の駅の写真と
どこか面影が似ている気がしてなりません。


ホームに時折どこからか人が湧き出てきて歩いています(笑)
列車待ちのお客さんではない雰囲気でとても奇妙。

どうやらホームの奥、壁だと思っていたところには
住居が立ち並んでいるようなんです!
そこから湧いて来てたんですね -_-;)

そんな住人に気兼ねしつつホームに上がってみます。


国鉄メークローン線バーンレーム駅


犬が気絶したように眠りこくる横を住人さんがのんびり通り過ぎ、
線路では草むしりにいそしむ人…。時間の流れが10倍ほど遅く感じます。


奥に停車中の列車に乗るんだとばかり思っていたら、
ドアは閉まっているしどうやら違う感じ。

駅の端まで行ってみます。


国鉄メークローン線バーンレーム駅


看板には

     バーンレーム駅
バーンレーム - メークローン線


と間違いなく書いてあることを確認 ^_^;)

左手には先ほど前を通って来たお寺の本堂がちょこっと見えてます。


で、このさらに奥はターチーン川になってます。
つまりターチーン川に面して駅があるんですね。

桟橋を進んでみますか。


バーンレーム駅裏のターチーン川桟橋


バンコクバスマニアさんのコメントによれば、メークローン線に接続する列車が
マハーチャイ駅に到着したタイミングでバーンレーム駅最寄りまでの
渡し船が運行されているとか。

この桟橋到着なのかもしれませんね。


じゃあそろそろ切符を買うとしますか。
簡素な駅舎に戻ります。


国鉄メークローン線バーンレーム駅


窓口に人いないし -_-;)

電気も点いてない室内に入ると端っこに男性が。もしや寝てた?


メークローンまで行きたいんですが。

「今日は来ないと思うよ」




はぁ!?




思いもしなかった言葉が返ってきて頭が真っ白になった私。


な、なんでですか?(汗)


「洪水だよ。」


え、えーーーーーーっ!!
だってもう水引いたんじゃないの!?

内心ひどく狼狽しつつもう一度尋ねます。

どこが洪水なんですか?

ちょっと考えた男性、
「バーンクラチャオだ。」

言われてもどこだか分からん -_-;)


食い下がってさらに尋ねてみます。


列車が来ないのは確かなんですか?


ターチーン川の方を見やる男性。そこからは見えませんけどね。

「昨日も1回しか来なかったんだ。水位が昨日と同じだから来ないはずだよ。
 川渡ってバスで行きなさい。」

と。


来ないはず、とはなんだよー。
もうすぐ到着時刻なんだから列車が出たとか何駅を通過したとか連絡入んないの?

と詰問してやりたくなりましたが、そんなこと聞いても無駄なことは学習済み -_-;)


仕方無く駅舎を出てホーム上で茫然と立ち尽くす私…。

時計を見ると、メークローンからの列車が到着する予定時刻の10:00です。
線路の彼方を見やっても列車のかけらも見えやしません。


ガクッ・・・・


ここまで来たのになぁ。
でも旅はやめたくないから、バスでメークローンに向かうとしますかぁ。



はぁ…






<交通費>
切符を買えなかったので:0バーツ
ここまでの合計:48バーツ

つづく


※旅は2011年12月26日(月)に行いました。




メークローン線の始発駅はどこ? もう一本西の川が見たい![4]

マハーチャイからターチーン川の渡し船に揺られること3分ほどで対岸に到着。


チャローム船着き場


チャローム船着き場、と書いてあります。

もう乗り込むお客さんがどっとやって来たので慌てて下船。

船着き場は屋根のある薄暗い商店街になってました。
細い路地を乗降客が徒歩とバイクで行き交ってます。

出口に辿り着きました。
時刻は、09:41。


振り返ると…


チャローム船着き場の入口


「船着き場」ともなんとも書いてないぞー。
観光客には難度の高い関門ですね -_-;)
でもまぁ人の流れを観察していれば気付くとは思いますが…。


さーて、国鉄メークローン線の始発駅バーンレームはどっちだ?

人の流れを見ても発車時刻の10:10までまだ時間があるためかよく分かりません。
こんな時に限ってiPhoneのマップの調子が良くないし。うー。

まぁまだ時間があるから散策がてら適当に歩くとしますか。
取り敢えず目の前に真っ直ぐ伸びる道を歩いて行ってみることに。

この道が目抜き通りなのかな。
ちょこちょこといい感じにヤレた食堂やら何かの店やらが点在。
その先には、


チャロームの時計塔ロータリー


時計塔のあるロータリーが。


このまま真っ直ぐ行くともっとマシな商店街が並んでいる雰囲気です。
が、ここで再起動を終えたiPhoneでマップが復活。

あ、こっちじゃなかったんだ ^_^;)
ロータリーの3時の方向の道へ進みます。

暑くなくて歩くにはちょうど良い気候~。

しばらく歩くと突き当りT字路に。
船着き場から右に行けばこの道だったんですね。
突き当り正面には大きそうなお寺が。

左折して進むと先で舗装が終わり砂利道になってます。


国鉄バーンレーム駅への道


先には資材置き場かなんかしか無いような雰囲気を醸し出してますが
この先しかあり得ないので行ってみますか。

左端で座ったまま固まっているおばあさんを気にしつつ
砂利道へと足を進めると・・・

目の前に飛び込んできたのは、昭和な光景。
それも戦前を彷彿とさせるようなホームが佇んでいました。


バーンレーム駅


今にも蒸気機関車に引かれた列車が入って来そうな錯覚に陥りつつ、
さらにホームへと向かいます。





<交通費>
あるいただけなので:0バーツ
ここまでの合計:48バーツ

つづく


※旅は2011年12月26日(月)に行いました。



 
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