タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

ヘルファイア・パス・メモリアル・ミュージアム

カンチャナブリー経由でバンコクへ 泰緬鉄道跡を再び辿る旅[最終回]

では戻りますか~。

ミュージアムまで戻るルートは2つ。
来る時に使った旧ルートの「登山道」と新ルートの「板張り遊歩道」。

普通に考えたら後者のほうが楽に決まっているんですが、
新ルート入口までまた戻るのがおっくうなんですよね。
いや、実はヘルファイア・パスをまた通りたくないってこともありまして…。


18_01


そんなワケで、ヘルファイア・パス入口左に聳えるこの急階段を登り
再び旧ルートで引き返すことに。

時刻は、11:00ちょうど。


18_02


黙々と急な登り下りをこなし、15分ほどで
ヘルファイア・パス・メモリアル・ミュージアムに戻ることができました。

あぢー。
エアコンの効いた館内でしばし涼ませていただきます… ^_^;)


さて、表の国道323号線まで出なければ。


18_03


グラウンドですかね? 広大な芝生のゾーンを「コ」の字に迂回して回らないと、
向こうに見える入口に辿り着けないのです。


門番の兵士さんに会釈をしてから外に出ます。


18_04


時刻は、11:34。

向こうがカンチャナブリー方面。
先にあるあずま屋でバスを待ちますか。
4,50分に一本はあるんじゃないですかね。


18_05


あずま屋付近から振り返った風景です。
左に見えるのが、開発軍司令部開発軍局農業・協同組合部隊の入口。

到着したあずま屋内には若い男女の先客が。
邪魔しちゃってすみませんね ^_^;)


結局25分ほどでバスが登場。


18_06


おっ、なんとエアコン車じゃないですか!
これはラッキー。時刻は12:00ちょうど。

乗り込むと車掌さんに最前列右側に座るように言われました。
車内はほぼ満席。あやうく立ち乗りになるところでしたよ。

席からの眺めは


18_07


こんな感じ。特等席ですね(笑)

エアコンが効いていて快適だと時間も短く感じます。
1時間40分ほどで終点カンチャナブリー・バスターミナルに到着。


18_08


時刻は、13:41。


18_09


日陰を求めてターミナルの建物内へ。

とにかく腹減った!

でも周辺には食堂がほとんどないんですよね。
奇妙なバスターミナルです。

仕方ないので前回も入ったあの店へ。


18_10


10バーツのカオマンガイ屋さん ^^

どうも営業は14時までらしく、片付け始めていたところを
また用意をし直して出してくれました。ありがとうございます~。


18_11


前回も思いましたが、これで10バーツだなんてお得感満点ですよ~。


ササッと食事を済ませ、バンコク戦勝記念塔行きロッ・トゥー乗り場へ向かいます。
いくつかある業者のうち、最もサービスの良いマンゴーン・ツアーへ


18_12


バスターミナルの裏手にあります。

これまたエアコンの効いた待合室で運賃を支払い。
前回は無かったチケットを渡されました。
しかも運賃は120バーツなのにチケットには130バーツとの表示が。

まぁいいか(笑)

バスターミナル入口両側にも戦勝記念塔行きロッ・トゥー乗り場がありますが、
外でひたすら待たされるんですよ。 ここは待合室に無料トイレもあるし、
飲み物やスナック菓子も売っているのでオススメです!


しばし待った後、車まで案内されました。


18_13


これかー。

14:23発車。


爆睡しているうちにナコーンパトムを通過しつつバンコクへ入ったロッ・トゥーは、
戦勝記念塔手前のラーチャウィティー通りで渋滞に巻き込まれてしまいました。

するとここで降りるという人が。

このまま乗っていると戦勝記念塔のロータリーをぐるっと回ってから
ソイ・ラーンナムに入り、センチュリーの裏手で終点になるんです。
まだまだ時間がかかりそうなので、私も降りることに。


18_14


時刻は、17:09。
カンチャナブリーから2時間46分でした、

これにて今回の旅も終了です。


前回のカンチャナブリー&サンクラブリー方面の旅で
見逃したり周り切れなかったりした場所を訪れた旅でした。

その多くが泰緬鉄道の線路跡だったんですが、
これでもまだ取りこぼしがあるんです。

いつかまたそんな場所を訪ねにカンチャナブリーの奥地へと
足を伸ばしたいと思います。


さて次回のシリーズは…、1日旅もいよいよ飛行機に進出です(笑)
お楽しみに!




<旅費交通費>
カンチャナブリーまでのバス:65バーツ
戦勝記念塔までのロッ・トゥー:120バーツ
ここまでの合計:1,849バーツ

※旅は2014年5月12日(月)~13日(火)に行いました。

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


おわり

カンチャナブリー2

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ヘルファイア・パス・メモリアル・ミュージアム 泰緬鉄道跡を再び辿る旅[15]

ヘルファイア・パス・メモリアル・ミュージアム
(HELLFIRE PASS MEMORIAL MUSEUM)
に到着です。時刻は、09:47。

開発軍司令部開発軍局農業・協同組合部隊の入口から歩いて9分でした。


15_01


ヘルファイア・パス・メモリアル・ミュージアムは、
オーストラリア退役軍人省が運営する泰緬鉄道建設に関する
資料展示をおこなう施設です。 入ってみましょう。

入口で靴を脱ぐのがタイ・スタイルですね。


15_02


エアコンの効いた快適な館内は、すぐの左手に受付が。

入館料は無料の上、英語、オランダ語、タイ語、日本語のパンフレットを
無料配布しています。 日本語のを一部頂きますか。

ちなみに上記豪退役軍人省サイトから同じものをPDFで入手できますよ。


順路に沿って歩いていきます。


15_03


パネル展示があったり、


15_04


ヘルファイア・パス周辺のジオラマがあったり、


15_05


泰緬鉄道建設で当時使われていた道具が展示されています。


15_06


奥にはミニシアターあり、ドキュメンタリー映画を上映中。


15_07


この写真の説明には、「1943年、タイ・コンコイターを通過する一番列車」と。

コンコイター
サンクラブリーにあったニーケ駅から
カンチャナブリー側へ19kmほどのところにあった駅です。
サンクラブリートーンパープームの中間地点あたりですね。

タイ側とビルマ側双方から建設が進められた泰緬鉄道は、
コンコイターで繋がったため、43年10月25日にそこで開通式が催されたんです。
その時の様子でしょう。

それよりも写真に写っている蒸気機関車C56 31号機は、
現存しているんですよ。それも日本で見ることができるんです。

場所は、東京九段の靖国神社内にある遊就館


15_08
      (2012年1月撮影)

1979年に現在大井川鉄道で現役活躍中のC56 44号機とともに
タイから里帰りを果たしたんです。


話をヘルファイア・パス・メモリアル・ミュージアムに戻しましょう。


15_09


これは1945年、ビルマ国内泰緬鉄道終点のタンビュザヤ付近で
空爆を受けた線路とのこと。
爆撃を受ける度に修復していたんですから気が遠くなる作業ですね。


展示を一とおり淡々と見て回って来ましたが、
お客さんは欧米人9割、タイ人1割といったところ。
日本人は見かけませんでした。


15_10


裏手には展望台が。

あの先の鬱蒼としたジャングルの中に、
ヘルファイア・パスがあるはずです。

いよいよ向かってみますか。

でもその前にトイレを拝借 ^_^;)
出てくると受付横にグッズ販売コーナーがあるのに気付きました。


15_11


ロゴ入りシャツ&キャップや泰緬鉄道に関する英語書籍、
ポストカードなどが売られています。

そもそもなぜタイ国内でオーストラリア政府がミュージアムを
運営しているかというと、戦争捕虜として日本軍により泰緬鉄道建設に
従事させられた元オーストラリア軍兵士が、40年後にタイを再訪し
ジャングルに埋もれたヘルファイア・パスを探し出したことが発端。

オーストラリア政府に対してこれを史跡として保存するよう提案したのが
受け容れられ、1987年に正式開館。
現在のミュージアムは1998年4月にできたのだそうです。


募金箱があったのでパンフレットを頂いたこともあり、
僅かながら入れておきました。

サンダルを履き直し、建物横から裏手に下る遊歩道へと。


15_12


いざ、ヘルファイア・パスへ!

時刻は、10:12。





<旅費交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:1,664バーツ

※旅は2014年5月12日(月)~13日(火)に行いました。
 
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


カンチャナブリー2

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