タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

フアランポーン駅

列車でロッブリーへ ロッブリー日帰り旅[1]

6月のバンコク滞在時、急に丸一日空いたので旅をすることに。
でも予定外のため行き先のプランを準備してなかったんですよね。

うーん、どこに行こう ^_^;)

悩んだ挙句、サクッと行けて旅をした気分に浸れそうな
ロッブリーにエイヤッと決定。


まずは場所をグーグルマップから拝借した地図で確認しましょう。


ロッブリー地図


ロッブリー県はバンコクから国道1号線パホンヨーティン通りを北上すること
約155kmに位置する人口90万人ほどの県です。

ロッブリー
中心部は、地図上「ロッブリー」の「ブ」の字の辺り。

そこまで国鉄に揺られて行こうではないですか。


決行日は2014年6月19日(木)。
まずは29番の赤バスでフアランポーン駅へ向かいます。


01_01


ラマ4世通りからフアランポーン駅舎の真ん前まで
乗り付けてくれるんですね。06:45到着。

下車したところで前を歩くおばさんに目が点。


01_02


マルカン酢???

マルカンはタイに事業所を設けてないはず。

あまりにも気になったので後で調べたんですが、このTシャツは
ユニクロが2006年にマルカンとタイアップして販売したものでした。

でもですよ。ユニクロのタイ1号店オープンは、2011年9月。
つまりマルマン酢Tシャツ販売終了後4年あまり経過しているのです。

おばさん、どこでゲットしたんですか!
いまだに気になって仕方ありません(笑)


さて、本題に戻ります。

フアランポーン駅
内に入りますか。


01_03


窓口で「ロッブリー」と告げ切符を購入。
50バーツ也。

「9番線」と言われたので向かうと、


01_04


お、これだ。
07:00発デンチャイ(เด่นชัย)行きですか。


01_05


最後尾は荷物車なんですね。
郵便物かな?


乗り込んで待つと、15分遅れで出発。

車内は結構ガラガラで、すぐに検札がやってきました。
半分に折ってパチン。


01_06


このスタイルがデフォのようですね。


01_07


左側の車窓には線路沿いにずっと工事の光景が続いています。
高架鉄道の建設なんでしょうね。


フアランポーン
を出発して1時間42分で、


01_08


アユタヤ駅到着。
時刻は、08:57。

わんさと人が乗り込んできます。


01_09


のどかな景色の中をさらに北上していくと、
サラブリー県バーンモー駅(บ้านหมอ)手前で
右、つまり東側の車窓に


01_10


山が出現。
ナコンナーヨックからサラブリー南東部に連なる山々に違いありません。

旧日本軍が最終決戦地として選び、現在陸軍士官学校となっている場所も
あの一角のはず。以前訪れたのが懐かしいです。


そんなこんなでボーッと景色を眺めながら揺られていると、


01_11


ロッブリー駅に入線しました!

車内アナウンスが無いから気が気じゃないですよね(笑)
時刻は、10:03。フアランポーン駅から2時間48分でした。

おっと、のんびりしていられない。
降りなければ。





<旅費交通費>
29番バス:0バーツ(無料バスでした)
列車:50バーツ
ここまでの合計:50バーツ

※旅は2014年6月19日(木)に行いました。 つづく
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

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国鉄スパンブリー線と西回り帰路の旅[1]

バンコク周辺のバス日帰り旅を続けてきたこのシリーズですが、
今回大きく足を踏み出し、初めて1泊旅行をしてみることにしました。

というのも今回の目的を達成するには、
どうしても1泊する必要があるからなのです。


その目的とは、国鉄スパンブリー線に乗ること!


バンコク発 16:40 → スパンブリー着 20:15
スパンブリー発 04:20 →バンコク着 08:05

この1日1往復しか無い路線として有名ですよね。

スパンブリーからなら早朝に出てその日のうちに往復して帰れるんですが、
バンコクからだとどちらの便に乗るにしてもスパンブリーで1泊せざるを
得ないんです。



旅の決行日は2013年12月25日(水)。
なにもクリスマスの日に行かなくてもと我ながら思いますが(笑)


のんきに構えてフアランポーン駅までバスでのんびり向かっていたら、
パヤタイ通りのチュラロンコン大学前辺りで渋滞につかまりヤバイ状態。

意を決してチュラ大法学部向かいのバス停で降り、
待機していたバイクタクシーに跨ります。

裏道をくねくねと飛ばしてくれてフアランポーン駅着。
間に合うか!?

切符売り場へダッシュし「スパンブリーに行きます」と。
32バーツ也。

「すぐに乗ってください」
売り場係員に腕時計を指差しながら言われました。

時、すでに16:34。


うひゃー、あと6分!


速攻で売店でパンを買い、11番線へ。


01_01


間に合ったー!!


01_02


3両編成の先頭車両に乗り込みます。

フアランポーン駅16:40発。
スパンブリー駅20:04着。

あれ? スパンブリー着時刻が少し早くなってる。


列車は少し遅れて16:45に発車。
本当に乗り遅れていたらシャレになりませんでしたよ ^_^;)

ホームを出てすぐの左手には…


01_03


以前、「フアランポーン駅の蒸気機関車」で書いた
日本製C56蒸気機関車タイ国鉄発祥記念碑

…と一人淋しく弁当をつつくおじさんの姿が(笑)


車内は乗車率6割といったところでしょうか。
思ったより混んでますね。


01_04


そんな車内に夕日が差し込んでいます。

すぐに検札がやって来ました。


ちょうど帰宅ラッシュの時間帯。
途中駅でどんどん乗車して来て、立つ人が出るほどに。

それでも大勢の乗客がサーラーヤー駅で下車し、
さらにこの駅でガラガラになりました…。



01_05


ナコーンパトム駅18:20着。
時刻表ではここを18:07発のはずなんですが、すでにもう遅れてますね(笑)

しばらく停車してから「カーン、カーン」という鐘の音で発車。
18:30。


そして列車はいよいよノーンプラードゥック駅に到着。
「ラーチャブリーへの旅」で訪れた、日本軍が泰緬鉄道の起点として
1942年に設けた駅です。

ノーンプラードゥック駅は泰緬鉄道…現国鉄西線(ナムトック線)のみならず、
これから走るスパンブリー線の起点でもあるんです。


01_06


ノーンプラドゥック駅を発車しました。
時刻は18:46。

席を移動して進行方向左側の窓から顔を出します。


01_07


分岐しましたー!

左が国鉄南線バーンポーン方面。
列車が入線したのがスパンブリー線です! やっと乗れてちょっと感動(笑)


01_08


先頭車両には私を含めて3人だけ。
おばさんが窓のアルミ製日除けを下ろして回っています。
常連客な雰囲気 ^^

若い兄ちゃんの車掌がどこで降りるのか一人一人聞いて回っています。

この時のタイはとても涼しかったんですが、
外が真っ暗になり一層寒さが増して半袖ではもう無理!

たまらず万一のために持参した長袖に着替えました。


01_09


車窓は茂みの中を突っ走っているような感じ。

窓ガラスにピシッピシッっと小枝が当たります。

そのうちバキバキッという音が混じったりも(笑)


国道346号線を渡ってすぐに初めて停車。


01_10


暗闇の中、蛍光灯が灯る駅舎は、トゥンブア駅

正確には駅より格下の「停留所」です。

ここの北東側にカセサート大学カンペンセーン・キャンパスがあるんですが、
通学にスパンブリー線を使う学生は皆無でしょうね ^_^;)

トゥンブア駅では2人ほど降りたようです。

ちなみにノーンプラードゥック駅からここまでの間に3駅あるはずなんですが、
降りる人がいないから停車しなかったのかな? まるでバスみたいですね(笑)


暗闇の中を疾走しながら何駅かに停まっているうちに、
ドアが開いたまま走り出しました。オイオイ、寒いぞ。
っていうか・・・


01_11


もちろん踏切の無い道路もそのまま通過。
危ないじゃないかー!(笑)


車窓に人家の灯火が多少増えてきました。
そろそろスパンブリーかな、と思っていると運転席のドアが開いて
さっきの車掌さんがツカツカと一直線に私のところへ。

スパンブリーですか? マーライメーンですか?」と。

そうなんです。時刻表上の終着駅はスパンブリー駅ですが、
実はさらに北へ2.5kmのマーライメーン駅 (มาลัยแมน) が真の終着駅なんです。

マーライメーンです、と答えます。


で、ついに


01_12


スパンブリー駅着。5,6人が降りたでしょうか。
時刻は20:39。


さぁ、次がいよいよ真の終着駅、マーライメーンです!





<交通費>
国鉄:32バーツ
ここまでの合計:32バーツ

※旅は2013年12月25日(水)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


スパンブリー線

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特急でラーチャブリー駅へ ラーチャブリーの国境へ![2]

スラタニー行き特急の自分の席に着席するやいなや、
いきなり外から窓に水をバシャバシャと当てられて仰天。


02_01


あ、洗浄してるんですね。
ソンクラーンでもないのに何なんだろうと一瞬ビックリしましたよ ^_^;)

でも普通、車庫で洗うんじゃないんですか?…


ちなみに車内はこんな感じ。


02_02


可もなく不可も無くってところでしょうか。
もちろんエアコン車。

結構ガラガラです。


08:05、定刻どおりに特急列車はフアランポーン駅を発車。

駅に停車する度にお客さんがどんどん増えていきます。

チャオプラヤー川を渡った先のバーン・バムル駅
これまた大勢乗って来て、隣の席にもおばあさんが座りました。


「ノーン、どこで降りるの?」

しばらく経った頃、おばあさんが話しかけてきました。
ノーンとは年下を呼ぶ際の二人称代名詞です。
この歳でノーンと呼ばれて、なんだか嬉しいようなくすぐったいような(笑)

ラーチャブリーです。

と答えたものの発音が悪かったのか聞き返されてしまいました。うぐぅ。

おばあさんは、チュンポーン県ランスアンまで帰るところだとのこと。
なんでも体の調子が悪くて、わざわざバンコクのシリラート病院まで診てもらいに
来たそうで、昨晩はバンコクで商売をしている息子さんの家に泊ったとか。

年齢を聞かれ答えると、「あら、娘と同い年。娘は子どもが2人いるのよ。」
そうですよねぇ、この歳なら子どもがいるのが普通ですから ^_^;)

おばあさんは、店を営みながら郊外に農園も持っているんだとか。
「今度遊びに来なさいよ」と、メモを書いて渡してくれました。

住所ではなく、「どこそこの○○屋」って書いてあります。
「近くの人にこれを見せればすぐに分かるから。」

その辺りじゃ結構名の通ったお店っぽいですね。

ランスアン着は、定刻では15:29。
うーん、日帰り旅には無理かな ^_^;)


話に花を咲かせているうちに、何やらやって来ましたよ。


02_03


なんと、食事が配られているじゃないですか!
しかも飲み物付き! ホットと冷たい物から選べると。

チャーイェン(冷たいお茶)を頼むと、冷たい紅茶を渡されました。
ウーロン茶かと思った。でも、ま、いっか。


02_04


食事は菓子パン2切れ。
うーん、これは要らないからその分特急料金を安くして欲しいですよ。

ところで配膳係の女性って、乗車する際にドアで切符のチェックをしていた人です。
まるで飛行機のCAさんみたい。何から何まで大変ですね~。


おばあさんと話をしたり居眠りしたりしてくつろいでいると、
例の女性係員が一直線に私のところに。

ラーチャブリーに到着します。」

へぇ、わざわざ呼びにきてくれるんですか!

席を立つとおばあさんのほうから先に「チョークディー・ナ」(Good luck)と。
ありがとうございます。さようなら。
おばあさんに頭を下げて出口へと向かいます。


02_05


女性係員の先導についていきながら、特急列車から下車。
ラーチャブリー駅のホームに降り立ちます。
時刻は10:24。

定刻は10:03だから21分遅れ。
特急でも遅れるんだもんなー。ダメじゃんタイ国鉄 -_-;)


02_06


ふと見ると、女性係員さんはラーチャブリー駅からの乗客の切符チェック中。
本当に何から何までやって頭が下がります。ちょっと憧れちゃいました(笑)


02_07


特急列車がラーチャブリー駅を去るのを見届けます。
さて、バス乗り場へGO!





<交通費>
特急に乗っていただけなので:0バーツ
ここまでの合計:367バーツ

※旅は2013年5月3日(金)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


02_map

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ラーチャブリーの国境へ![1]

前回のノーンプラードゥック~ラーチャブリーの旅の下調べをしている際に
ラーチャブリー県は西でミャンマーと国境を接していることを知ったんです。

ラーチャブリーがそんな西端にある県だとは
恥ずかしながら今まで気付きませんでしたよ。

ひょっとしたらバンコクから最も近い、実際に行ける国境なのでは?

そう考えると俄然国境まで行ってみたくなってしまったのです。
しかも日帰りで! 果たしてその日のうちに帰って来れるのかどうか?

前回の旅は、そんなワケで今回の旅で利用する交通機関乗り場の
下見も兼ねていたのでした。

しかしです。さすがに国境までは公共交通機関が無いことが判明したので、
まずは国境に辿り着けるかどうかが大いに心配なのです。


ええい、なんとかなるさ! 行っちゃいましょう!(笑)


ってことで、5月3日(金)、ラーチャブリーへ向けて再び旅を開始!
今回のスタート地点は…


01_01


国鉄フアランポーン駅

バスの車窓から撮ったので、中途半端な写真になってしまいました ^_^;)
07:32着。


中に入ってキョロキョロ。


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ここで切符を買うのかー。

実はフアランポーン駅から列車に乗るの、初めてなんですよ。
無事に切符を買えるかちょっと心配…。

乗りたいのは08:05発スラタニー行き特急。


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「ALL TRAIN」って書いてあるからこのブースでどの列車の切符も買えるんだな。
自分の番がきました。お金をくずしたかったので500バーツ札を出しながら、
「ラーチャブリー」と。

窓口の係員は無言のまま切符とお釣りを渡します。

歩きながら握りしめたお釣りを確認すると、やけに少ないじゃないですか。
おかしいな。切符は一体いくらだったんだ? と確認すると、

367バーツ! 高いっ!!

特急って結構いい値段するんですねー。
知っていれば速いし安いロッ・トゥーで行ったものを。

いきなり少々後悔してしまいました…。


ホームへと向かいます。


01_04


このヨーロッパ風な佇まいがいいですよね。


そう言えば以前にも書いたような記憶があるのですが、


01_05


通常バンコクのタイ語名称クルンテープは กรุงเทพฯ と書きますけど、
駅名のクルンテープは、 กรุงเทพ と書いて省略記号の "ฯ" が無いんです。


で、乗る列車は左端の方の10番線とのこと…
あ、ここだここだ。


01_06


入線していたのは、たった2両編成のディーゼルカー。

私の席は2号車だから・・・


01_07


この車両ですね。
2両の間のところだけドアが開いていて、女性係員がドア前で切符のチェックをしています。

そこから乗り込んで席を探すと、


01_08


48番はここの窓側。

タイで指定席の列車に乗るなんて寝台列車以外では初めてですよ。
ちょっとドキドキしてきました(笑)





<交通費>
特急列車:367バーツ
ここまでの合計:367バーツ

※旅は2013年5月3日(金)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく



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フアランポーン駅の蒸気機関車


今回は小ネタをお送りしたいと思います。
2012年の年末某日、私が向かったのは、バンコクの国鉄フアランポーン駅


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フアランポーン駅と通常言いますけど、
駅内の表示は全て「クルンテープ」なんですよね。

なぜフアランポーン(スピーカーの頭)と呼ばれるのか、不思議です。
いつか調べてみることにしますか ^_^;)


で、早速駅構内に入ります。


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8番線と9番線のあるホームをずんずん先へ歩いて行きます。
端に近づいた頃、左手にあるモノが見えてくるんです。


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蒸気機関車です!


発着の列車に気を付けながら線路を跨いで、近づいてみましょう~。


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この蒸気機関車、どう見ても日本製ですよね。
C56だと思います。


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この炭水車のフォルムは、やはりC56ですよね?
綺麗に保存されていて嬉しい限りです。


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蒸気機関車の手前にあるこの碑は、タイ国鉄発祥記念碑

碑に刻まれた銘文を読むと、ラマ5世によりほぼこの場所で
1891年3月9日に国鉄線路起工式典が、
1896年3月26日に国鉄開業式典が執り行われたのだそうです。

それを記念して、1990年3月26日にこの場所に記念碑が建てられたのだとか。
蒸気機関車もその時からここに展示されているんでしょうね。


グーグルマップ上で矢印を立てててある場所が、タイ国鉄発祥記念碑です。
フアランポーン駅へ行かれた際には、よろしければ立ち寄ってみてください。


※旅は2012年12月29日(土)に行いました。
 
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