タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

パークプレーク

海がないのにチュッカドーン・ビーチ カンチャナブリー市街への旅[最終回]

メークローン川べりのいかだレストラン「クルア・チュッカドーン」での
やや遅めのランチを済ませてから、

07_01

店入口目の前の船着場へ寄ってみました。

07_02

対岸は建物も少なくこっち側と景色が全然違いますね。
ちなみに右へと顔を向けると、

07_03

今さっき食事をしたクルア・チュッカドーンが。

さて、次の目的地へ向かいましょう。
時刻は、14:30。

船着場から少し上がった右手の路地に入ります。

07_04

左の木に

チュッカドーン・ビーチ↑

との標識が。
よし合ってるぞ。

途中犬の群れに吠えられたりしながら、
また現れた標識に従い、途中を右へと曲がり、
道なりに進むと、

07_05

あそこがそうみたいですね。
行ってみましょう。

07_06

チュッカドーン・ビーチ(หาดทรายชุกโดน)に到着~。

時刻は、14:33。
場所はここ(グーグルマップ)。

はい、海じゃないのにビーチがあるんです。
目の前はメークローン川。
海岸ではなく川岸にある、れっきとしたビーチです(笑)

07_07

子供用のアトラクションまでありますよ ^^

でもさすがにこんな炎天下、お客さんは人っ子一人いません。

07_08

一応、飲食物販売店や土産物店もありますよ~。

ビーチに来たからといって水遊びをするわけでもなく、
早々に切り上げて次なる目的地へ向かいましょう。

時刻は、14:40。


来た道を戻り、船着場前の上り坂を上り切ると目の前は、

07_09

チュッカドーンの市場です。

それこそ百年市場並みに100年は経っていそうな
木造商店街が両側に連なっていいます。

中を通ってみましたがなかなかの活気。
ここも観光地として売り出せますね~。

で、この角を左折して元のパークプレーク通りを戻って行きます。

ワット・チャイチュムポン・チャナソンクラーム
山門をくぐった左手に、

07_10

JEATH戦争博物館(JEATH War Museum)が。

時刻は、14:50。
場所はここ

さっきは素通りしたんですが、今度は寄っておきます。

左の受付で居眠りをしていたおばちゃんを起こして
入場料50バーツを支払います。
各国語の案内チラシが揃っているようで日本語版を頂きました。

チラシによると、ここは1977年に泰緬鉄道建設に関する
遺品の展示・保存のために設立されたんだとか。

JEATHとは、当事国Japan、England、
America and Australia、Holland、
Thailandの頭文字を取って、"DEATH"を連想させる
順番に並べたものなのだそうで。

残念ながら館内は撮影禁止。

あったのは、泰緬鉄道建設に従事させられた戦争捕虜の
収容施設を忠実に模した建物とその中に並べられた
泰緬鉄道建設に関する写真…。

あれ? さっきカオプーン洞窟出口で見た「戦争博物館」に
ソックリだぞ。写真もほとんどカブってるし。

異なる点は、こちらには「遺品」の展示があること。
あと連合軍機によって投下された不発弾も。

滞在10分弱で後にしました。

そろそろシメにしますか。最後に向かったのは、
朝訪れたパークプレークの古い商店街の一角。

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バーン・スィッティサン(บ้านสิทธิสังข์, SITTHISANG RESTAURANT)
です。


時刻は、15:02。
場所はここ

築90年ほどのコロニアル様式の建物を使ったカフェなんですよ。
パークプレークの商店街では観光客に一番の人気店のようで。

ドアを押して入ると目の前にカウンターが。
カウンターの女性に、ハチミツ入りナマオジュースを注文。

07_12

店内はこんな女性が好みそうな雰囲気。
オシャレですよね。

07_13

炎天下で自転車を漕ぎまくってバテた身体に
ハチミツ入りナマオジュースは最高ですね。
生き返りました~。

この店、営業時間は08:00~18:00とのこと。


体力が回復したところでバーン・スィッティサンを出て、
自転車を返しに「Monkey Bar」へ。

そこから徒歩で表通りのセーンチュードー通りに出て、
適当なところでバスターミナルへ行くソンテオを待ちます。

が、しばらく待ちましたねぇ。

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ようやくやってきました。
この通りを東へ走るソンテオなら、きっとどれでも行くでしょう。

時刻は15:57。

ソンテオはカンチャナブリー・バスターミナル
2本手前のソイに入って停車。
みんなが降りるので終点のようで。

時刻は16:00ちょうど。

まあバスターミナルは目と鼻の先なんですけどね。
向かおうとすると、正面奥に

07_15

デパートかな? 興味を持ったので向かってみると、

07_16

カノックカーン・デパートメントストア
(กนกกาญจน์ดีพาร์ทเม้นท์สโตร์)という
ローカル・デパートでした。

時刻は、16:03。
場所はここ

ちょうど下校時間なのか中高生がうじゃうじゃ出入りしてます。
館内1階はもっと中高生だらけでした。
なんでこんなに人気があるんだろ?(笑)

07_17

上の階にもそこそこいますね。
左の下りエスカレーター、2つとも全員が中高生です ^_^;)

うーん、他に娯楽施設がないからなんだろうか…。

そんな不思議なデパートを後にして、
今度こそカンチャナブリー・バスターミナルへ。

時刻は、16:16。
場所はここ

バスターミナルへ足を踏み入れたら、
「どこに行くんですか?」と男性に声をかけられたので
戦勝記念塔と答えると、

07_18

ロッ・トゥーの受付まで案内されました。
120バーツでチケットを購入すると、あと15分で出発しますと。

急いでトイレに入ってから、写真の右後ろの車に乗車。
16:35に出発です。


途中で何度か渋滞にはまったので多少時間がかかり、

07_19

BTS戦勝記念塔駅下で降ろされたのは、
3時間後の19:37でした。


これにて今回の旅も完結です。

カンチャナブリーの市街やその近郊には見どころが盛り沢山で
今回はクウェー川鉄橋付近までは訪れる時間がありませんでしたが、
それでも1日でかなり多くの場所を訪れることができました。

貸自転車を使うと効率的に回れますね。

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました!


さて次回は、パープルライン沿線で行き残したスポットへ旅を
お届けする予定です(変更の場合あり)。


<旅費交通費>
ソンテオ:10バーツ
ロッ・トゥー:120バーツ
ここまでの合計:350バーツ

※旅は2016年5月27日(金)に行いました。

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


おわり

チュッカドーンビーチ

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古い町並みパークプレーク カンチャナブリー市街への旅[2]

カンチャナブリー城門を出たところから、
城壁に沿って古い町並みが続いています。

02_01

パークプレーク(ปากแพรก)という、1831年にカンチャナブリーの町が
現在地に造営された当初から華僑やベトナム人が移り住んで
できた商店街です。

パークプレークとは「水の流れの分岐点」の意味。

メークローン川を遡ってきたら、ちょうどこのポイントで
クウェー・ヤイ川クウェー・ノーイ川に分岐するから
そう名付けられたんでしょう。

またの名をバーンヌア(บ้านเหนือ)とも言います。
城内の南側になるのに「北の集落」とはなぜなんでしょうね ^_^;)

さあ、このパークプレーク通りを北西へ歩いてみますか。

02_02

沿道にはざっと築90年前後の趣のある建物が並んでいます。
多くは中国とヨーロッパの影響を受けたシノ・ポルトガル様式。

歴史的価値のある建物の前には行政が設置した
黄色い案内板が立ってます。

02_16

この建物は1917年築のブンポン邸(บ้านบุญผ่อง)。

ブンポン氏は太平洋戦争中、泰緬鉄道建設用枕木納入の入札で
落札したことをきかっけに日本軍相手に商売をした人物です。
日本軍が必要とする物資の手配を引き受けていたんだとか。

でも捕虜収容所に配達に行った際に連合軍捕虜の扱いの悲惨さを
目にしたブンポン氏は、捕虜に対して融資や必要物資の手配で
密かに協力するようになりました。

なんでも日本軍への物資を詰めた箱や行李に捕虜宛の物や手紙を
うまく隠して渡したんだそうで。

また暗号で捕虜とやり取りをして、連合軍に爆弾投下を
避けるポイントを伝えたりもしていたようで。

その功で、戦後ブンポン氏はオーストラリアとイギリスから
勲章を授与されたんですよ。TVドラマにもなったみたいです。

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窓の格子やベランダの欄干の細かい装飾に
当時の商人の粋と繁盛ぶりを感じますね~。

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このビルも相当古そうですが、3階の窓が色ガラスに
なっているところがシャレてるではないですか。

案内板を読むと「カンチャナブリー・ホテル」と!

「1937年築で当初の宿賃は2-4バーツ、
 20年ほど前に値上げして1人60-70バーツに」

って安っ! 今でも営業してるんですか!

宿泊客は主にカンチャナブリー奥のトーンパープームや
サンクラブリーからの木材商人、会議で来た公務員、
ミャンマー国境付近に住む少数民族と書いてあります。

ディープだなー。

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お、英語で「HOTEL ENTRANCE」って確かに書いてあるぞ。
剥げかかってるけど。

店の看板にはタイ語・英語の他に漢字で「北碧旅店」とも。
カンチャナブリーって中国語でそう言うのか。

あ、場所はここです(グーグルマップ)。

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向かいのここはフアホン商店(ร้านฮั้วฮง)。
カンチャナブリーホテルと同一オーナーの建物で1919年築。
綺麗に修繕されてますね。

とても全て紹介しきれませんが、
こんな感じでコロニアル風なレトロな建物が
道の両側に多く残っているんですよ。

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ん? 右手の中国廟と木造の大きな家屋の間に
なにやら青い看板が掲げられてますね。

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生鮮市場!
入口なのか。こりゃ入ってみないと(笑)

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奥はそのとおり、賑やかな生鮮市場でした。

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突っ切って反対側に出て振り返ります。
活気があっていいですね。

実はパークプレークの商店街を歩いたのには
貸自転車屋を探すという目的もあったんです。
でも結局見つかりませんでした。

自転車を借りたいんですよねー。
どうしようかな。

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ふと目に留まったサムロー。

漕ぎ手らしきおじさんが横でピックアップトラックに
荷物を積み込んでいます。

すみません、貸自転車屋が近くにあったら
連れて行ってもらえませんか?

「あるよ。ちょっと待ってね」

サムローに乗って待っていたら、
荷物を積み終えたおじさんがやってきて発進~!

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おじさん、酒クサイです。
しまった。不安になってきたぞ -_-;)

思っていたより貸自転車屋は遠く、サムローはズンズン走って行きます。
あのまま歩いて探していたら絶対に発見できなかっただろうな。

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「ほら、あそこは連合軍共同墓地だよ」

指を差して教えてくれます。
裏手を通っているわけですね。

しかしあまり酔っぱらってないようでよかった ^_^;)


そうこうしていると、英語の看板が溢れた通りに入って行きました。
こんなところにゲストハウス街があったのか。

「ここだよ」

と右手の店の前で停まります。

02_14

ありがとうございました!
運賃50バーツを渡してお別れ~。

02_15

MONKEY BAR&RESTAURANT という
バーレストラン兼貸自転車屋でした。

場所はここ

店の主人に声をかけると、
1日50バーツとのこと。

店先の自転車にチェーンの鍵を付けて貸してくれました。

この自転車で町を巡った後、ちょっと遠出もしますよ~!



<旅費交通費>
サムロー:50バーツ
貸し自転車:50バーツ
ここまでの合計:220バーツ

<参考>
tourmuangkan.com "สถาปัตยกรรมบนถนนสายปากแพรก"
paiduaykan.com "ถนนปากแพรก กาญจนบุรี"

※旅は2016年5月27日(金)に行いました。

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

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