タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

バーンモット運河

ジャックフルーツと空心菜 ワット・サイ周辺運河巡り[2]

果樹園の間のバーンモット運河を南下した舟が、
左へと曲がります。


バーンモット運河からラット運河へ


ラット運河へ入ります。
ターン・ラット(抜け道)のラットなので、ショートカット運河ってところでしょうか。


すると停まっている2艘の舟が。


舟で世間話


どうやら、たまたま舟ですれ違ったご近所さん同士が世間話をしている様子。
運河と舟のある生活にはこんな光景も日常的にあるんですね~ ^^


この先はまた果樹園。

あれはラムヤイ(竜眼)だ、あれはケーオ・マンゴーン(ドラゴンフルーツ)だ、
と船頭さんが説明してくれます。

が、どこにあるのか全く目が追いつきません(汗)


「ほら、あそこにカヌン(ジャックフルーツ)がなってる。」
船頭さんが指差します。

あっ! 今度は分かりました!


木に実ったジャックフルーツ


木の上の方にたわわに実ったジャックフルーツが!
初めて見ましたよ。ちょっぴり感動です(笑)


さらに進むと右手を指差して、「パックブンですよ。」


運河に自生する空心菜


えっ!? この右側一面を覆った水草がパックブン(空心菜)だって?

パックブンって自分でも栽培したことがあるんですけど、
てっきり陸生植物だと思い込んでいましたが、水生でもあるんですね。

そうか。だからウチのは茎が硬かったのかな?
水で育てると、パックブン・ファイデーンで食べるように
中空で柔らかな茎に育つのかも…。

そんなことを考えながらも舟はラット運河を東へと進んで行きます。





<交通費>
舟に乗っているだけなので:0バーツ
ここまでの合計:43バーツ

つづく


※旅は2011年3月28日(月)に行いました。


バーンモット運河~ラット運河




ワット・サイ周辺運河巡り[1]

しつこいようですが再びワット・サイです(笑)

ワット・サイ~パーククローンタラートの水上バス便について
どうしても知りたくて、今回は聴き込み調査目的に訪れてみることに。


3月28日(月)に行ってきました。


BTSサイアム駅からスタート!
シーロム線でウォンウィエンヤイ駅まで行き、歩いて
国鉄ウォンウィエンヤイ駅に到着。もう慣れたもんです(笑)


国鉄でワット・サイまで行こうと思っていたんですが、
次の列車までかなり待つことになるので予定変更。
バスで向かいますか。


120番バス


駅向かいのバス停から120番バスに乗車。
08:52。

バスはソムデット・プラチャオ・タクシン通りを南下。
チョームトーン通りに入り、エーカチャイ通りソイ23が見えたところで下車。

時刻は09:21。


ソイ23に入り、国鉄線路を越えるとワット・サイ市場です。
さらに進みサナームチャイ運河沿いの市場内食堂へ。

ここで食事がてら店主さんに聴き込みしようという魂胆なのです ^_^;)


カーオパット・ガパオを食べ終え、代金を払いながら、
パーククローンタラートまでの船便について尋ねてみました。

「無いよ。」

・・・(汗)


なんともあっけない返答。
そんなワケないだろー。仕方ない。他の人にも聞いてみますか。


ワット・サイ前でフルーツを売っているおばさんに
しゃがみこんで尋ねてみます。

「以前はあったけど、無くなったよ。」

えっ!?
そんなバカな!!


ここで諦めるワケにはいきません。さらに聴き込みをすべし。

ワット・サイ境内に足を踏み入れてみます。
そこにもみかんを売るおばさんが。

これ、バーンモットみかんですか?

「そうだよ。」

前回買って美味しかったのでまた買いましょう。
1kg買って代金を払いながら、また尋ねてみると…

「無いよ。」

ええぇーーーー!? そんなぁ。絶対にあるはずなんだけどなぁ(T_T)


「舟に乗りたいのかい? ちょっと待ってて。呼んであげるよ。」

は?

おばさんは、運河べりから男性を連れて来るではないですか。
「300バーツで一周回りますよ。」

男性が提案してきます。
あぁ、チャーターしませんか、ってことですね。
うん、それも面白いかも。この辺の景色を運河から眺めてみたいですし。


意外な展開になりましたが、まぁ流れに身を任せてみましょう(笑)


ワット・サイ船着き場横に泊めてある舟に乗り込みます。


ワット・サイ船着き場から舟に!


さぁ、しゅっぱ~っつ!!

時刻は、09:55。


すぐ左に曲がり、あのバーンモット運河に入って行きます。


バーンモット運河


民家が建ち並んでますね。でも橋をくぐると景色は一変。


バーンモット運河


両岸に先の先まで果樹園が続いています!

みかん園ですよね? 船頭さんに尋ねます。

「違いますよ。大部分はマンゴーです。」

えっ!? じゃぁ、バーンモットみかんのみかん園はどこにあるんですか?

「もっとずっと先ですよ。」


な、なんだ~。そうだったのか。
もっと海に近いあたり、トゥン・クルサムット・プラーカーン県
あるってことですね。てっきりバーンモットにあるんだと思ってました(汗)

きっとかつてはあったんでしょうけど、汚染や塩害でこの辺からは消えちゃったんですね。


その事実を知っただけでも舟をチャーターした甲斐がありました!!


舟はさらに進んでいきます・・・。







<交通費>
BTS: 35バーツ
120番バス:8バーツ
ここまでの合計:43バーツ

つづく


※旅は2011年3月28日(月)に行いました。


サイアム~ワット・サイ~バーンモット運河




バーンパコーク市場 「ワット・サイ水上マーケット」の姿を求めて[7]

地図によると「ラマ2世ソイ30」と言うらしいソイを
正面からまともに日差しを受けながら歩くうちに、東へ入る細い路地を発見。

ドブと化した細い運河沿いを歩いて行くと、
再びバーンモット運河に出ることができました。


バーンモット運河とワット・スィースック


右手はワット・スィースックという寺院。

その境内を抜けるとソイがあり、ラマ2世通りにようやく出ました。


うむむ。この辺りはあまり栄えてないじゃないですか。
みかんを売ってそうな店なんかありません。

失敗した~!(T T)


バス停で待っていると、なーんと17番バスが登場。

あれ? 17番ってチャオプラヤー川沿いのチャルーンナコーン通りを走って
ワット・ジェーンローンが終点では。ラマ2世通りには来ないはずですが、
路線が変わったんでしょうか??


ま、いずれにしてもこれに乗れば一本で戦勝記念塔まで帰れます!

ということで乗車。8バーツ也。
時刻は11:23。


しかしです。右折してスックサワット通りに入りほどなくして停車したバス停で
乗客全員がわさわさと降りるではないですか。

えっ!? 終点??

私もつられて一緒に降りてしまいました(汗)


目の前にあったのは、


バーンパコーク市場


「バーンパコーク生鮮市場」と看板が掲げられています。


バーンパコークって地名よく聞くけど、この辺がそうだったんですね。
ついでだからと市場散策~。


バーンパコーク市場


ここの市場もかなり広いです。人も多くて活気がありますね。
生鮮食料品は勿論ですが、入口付近にはタイ・スイーツを売る店が
多く並んでいるのが特色かな。


一とおり回ってからバス停に戻って来ました。
疲れたので早く帰ろうと(笑)


141番のエアコンバスがやって来たのでヒョイと乗車。
11:41。終点まで19バーツ也。


座席に着くと不覚にも寝入ってしまい、
実はこのバスがどこをどう通ったのかよくわからないんです(汗)

でも高速道路に乗り、ラマ9世橋チャオプラヤー川を渡ったはず…。


ふと気付くと車窓には税関局が。
ってことはクロントーイか。

渋滞のラマ4世通りをゆっくり西へ進み、
右折してアンリデュナン通りへ入ります。


チュラ大の北端辺り、COCAスキの手前が終点でした。


141番バス


これにてワット・サイ水上マーケットの旅が終了したワケですが、
うーん、未完な感じ満点です。


まず、ワット・サイ~パーククローン・タラートの水上バスに乗りたい!

そして、バーンモットみかんを食べたい!


この2つの今回成し遂げらねなかったミッションを完遂するため、
ワット・サイへの再訪を誓ったのでした。


と言うワケで、ワット・サイへの旅第二弾を引き続きお送りいたします!(笑)






<交通費>
17番バス:8バーツ
141番バス:19バーツ
ここまでの合計:65バーツ


終わったと言うべきか続くと言うべきか・・・(汗)


※旅は2010年12月30日(木)に行いました。


バーンモット~バーンパコーク~チュラー




タイでミカンと言えば 「ワット・サイ水上マーケット」の姿を求めて[6]

ワット・サイ対岸のバーンスアン集落を突き抜けると、
そこはジャングルと形容したいぐらいにうっそうとした林。


バーンスアン集落はずれの林


集落とジャングルの境界に細い路地が東西に続いています。

うーん、東に行ってみるか。
すると、ほどなくして細い橋に行き当たりました。
橋上から北側を眺めてみます。


バーンモット運河


バーンモット運河ですね。

ちょうど運河沿いの家から舟が出て行ったところ。
奥の木の向こうにワット・サイ本堂の頭が覗いています。


今度は南側を見てみると、


バーンモット運河


先のほうは木々が茂ってますね。
みかん園かな。


実はかつて、このバーンモット運河一帯には広大なみかん園が広がっていたのです。
バーンモット住民のほとんどがみかん栽培に携わっていたほど。


タイ人でも若い人は知らないかもしれませんが、ある程度の年齢の人にとっては、
みかんと言えば「バーンモットみかん」と言うほど、
タイの代表的なみかん産地だったのです。

ここで収穫したみかんはバーンモット運河を通って舟で運ばれ、
パーククローン・タラートで売られていました。


それが、いつの頃からか乾季になり水位が下がると、海水だと思いますが、
塩分濃度の高い水が流れ込むようになり、みかん園に被害が広がり始めることに。

そしてラマ2世通りの開通で周辺に路地が増え家屋や工場が建つと
バーンモット運河の水質が悪化。

さらにとどめを差すように、1975年の洪水でみかん園が冠水し
壊滅的な被害を受けたようです。


ある農場主はみかん栽培を諦めて土地を売ったり、他の地へ移って行ったりで
今でもバーンモットでみかん園を続けている人は僅かになってしまったのでした。

なんとも残念ですよね。


で、その「バーンモットみかん」をぜひ味見してみたいと思って来たのですが、
水上バスのことで頭がいっぱいでワット・サイの市場で買うのを
忘れてしまいました!(汗)

きっと売っているはずです。

まぁ、ラマ2世通り側に出たらその辺でも売っているだろうと期待して
戻らずに進むことにしましょう。


歩いてきたジャングル沿いの路地を戻って今度は西側へ。
すると立派なソイに出たので南へ向けて歩き始めます。

しかしこのソイ沿い、なーんにもありません。
真正面から日差しを浴びながらひたすら歩くので疲れ始めてしまいました…。

まだラマ2世通りに出ないのかなぁ。

iPhoneの「マップ」で確認。


バーンモット


もうちょいありそうです(T T)






<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:38バーツ

つづく・・・


※旅は2010年12月30日(木)に行いました。


ワット・サイ水上マーケット~バーンモット




 
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