タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

バンコク・ヤイ運河

バーン・シンラピン再び パーシーチャルーン運河水上バスの旅[7]

バンコク・ヤイ運河沿いに続く木の廊下を一番奥まで進むと、着きました。


07_01


バーン・シンラピン(Artist's House)
です。

期待を胸に初めて訪れた際には、正直言って肩すかしを喰らったというか、
展示物やコンセプトにあまり感銘を受けなかったんですよ。

4年経って変貌を遂げているかなとまたしても期待しつつ
再訪してみたのでした。

開館時間は、
月・火   10:00~18:00
水・木・金 09:00~18:00
土・日   09:00~19:00
と入口横に書かれています。

靴を脱ぐようにとのことなので左手の靴棚に置き、
裸足でペタペタと失礼しまーす。


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あれ? 以前はこんな観客席あったっけかな?


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あ、このためなのね。人形劇か。

水曜以外の毎日14:00に無料のミニ人形劇公演を行っているとのこと。

そうそう、以前来た時はここではおじさんが黙々と油絵を描いてましたっけ。

この家屋、もともとは金細工職人一家が代々住んでいたのですが、
最後の代の人がアーティストの活動の場として使ってもらうために
売却したんだそうで。

そんなわけでアートの創作、発表、展示の場となっているのです。


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ポストカードやアート関係書籍の販売も。

さらにコーヒーやジュースなどの飲み物を作ってくれるようなのですが、
ブースに人の姿が無かったのであんまり本気じゃなさそう ^_^;)


木の階段で2階へ上がってみますか。


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ガラーン。
相変わらずです。

2階は展示ギャラリーとして使っているんだそうですが、あまりに淋しい。
いや、この空間の使い方もアートなのかも…。

アート系の素質無しの私には、
やはりここが素晴らしいのかどうしても分かりませんなぁ。

悔しいというか、自分のそっち方面の素質に諦めがついたというか… -_-;)


でもここで唯一好きなものがあるんですよ。 これです、これ。


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中庭に苔むして佇む古い仏塔。

さっき見てきたワット・カンペーン・バーンチャークってお寺ありましたよね。
あのバーンルアン運河水上マーケットのあったところ。

記録は残ってないんですが、あそこが昔、寺の敷地の境界線目印として
四方に設置した仏塔の一つではないかと推定されているんだそうです。


1階に戻り、早々に退散するとします。


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白いおっさん、達者でな~。

今回も私にはピンとこなかったバーン・シンラピンでした。


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おっ、おばあさんは運河へ水汲みにの図。

今でこそ運河ですが、アユタヤ時代にショートカットが掘削されて
流れが変わるまでは、ここがチャオプラヤー川本流だったんですよ。

…って既に書きましたね ^_^;)


木の廊下を戻っていくと、右手に


07_09


これまたアートな一角が。
うーむ、カラフルではあります。

カラフルと言えば、


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廊下のいたるところにぶら下がって売られているコレ、魚のエサなんですよ。
着色料大丈夫か? と要らぬ心配をしてしまいます(笑)


07_11


さあ、あの橋で対岸へ渡るとしますか。

ん、右手にかつてはなかった食堂がありますね。
しかもお客さんで賑わっている様子。


橋を渡りつつ、バーン・シンラピン方向を眺めてみます。


07_13


分かりますでしょうか。右の屋並みの一番奥の黒い屋根。
あそこがバーン・シンラピンです。

で、その奥に見えている寺院の屋根がワット・カンペーン・バーンチャーク


橋を渡り切った右手の店はというと、


07_12


おじさんが一人で切り盛りするクアイジャップ・ナムコン屋でした。
臓物・ブツ切り麺入りこってり風スープってなところでしょうか?
私の苦手なメニューではないですか。

それでもせっかくだから食べてみようかな。

一人ですけどいいですか?

「お一人様なの…?」

振り返って店内を見渡したおじさん、
「またお越しいただいたほうが良さそうで。」

にこやかかつ丁重ながら、何か拒絶された気がしてがっかり。

ちょっとお待ちいただけますかぐらい言ってくれればいいのに。
まぁ、元々どうしても食べたかったわけじゃないからいいや -_-;)


じゃぁ、帰るとしましょうか。

すぐ先のセブンイレブン前へ。なぜかって?




<旅費交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:51バーツ

※旅は2014年5月16日(金)に行いました。

<参考>
paiduaykan.com "ชุมชนริมคลองบางหลวง"
facebook "บ้านศิลปิน คลองบางหลวง"

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


バーンシンラピン

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ワット・カンペーン・バーンチャーク パーシーチャルーン運河水上バスの旅[6]

バーンルアン運河水上マーケットの建物を抜け元の場所に戻ります。

パーシーチャルーン・ソイ20
の反対側に聳える
ワット・カンペーン・バーンチャークの本堂へ向かってみますか。


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小ぶりながら立派ですよね。

記憶が曖昧ですが、4年前には無かったような気がします。


その右手に、


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元の本堂がひっそりと佇んでいます。
朽ちかけ具合がなんともいえませんよね。

このワット・カンペーン・バーンチャークは証拠は残ってないものの
アユタヤ時代中期の創建と推定されているそうです。

ラマ4~5世期に大規模修繕がなされました。
ラマ5世はここに行幸し、景徳鎮の壺を贈られたのだとか。
しかしなんと近年盗難に遭ってしまったそうで。

寺から盗むなんてバチ当たりですよねー。


さあ、先へと進みましょう。


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バンコク・ヤイ運河べりにパーシーチャルーン・ソイ20
こんな細い路地へと姿を変え続いています。

歩を進めると、


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味のある床屋さんが ^^


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ネコがのんびりと寝そべる路地をさらに分け入っていくと…


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細い運河に架かる橋が。
魚が群れをなしてうじゃうじゃいるのを見下ろしつつ渡ると、


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ちょっとした商店街が出現。
お、ここだここだ。前回は気付かずに先へ進んでしまったんでしたっけ。

電柱のところを右へと曲がるんです。
ところで右手はレトロな薬局だったんですが、閉まっちゃったんですかね?


右のさらに細い路地に入ると、


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先の橋に人が大勢集まっているではないですか。
なんだろう?


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あっ、TVドラマのロケ中のようですよ。
女優さんと子役が橋上からバンコク・ヤイ運河を見下ろしています。


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どなた? タイの芸能界にオンチなもんで存じ上げません ^_^;)

撮影は休憩に入った模様。
私は橋へは上がらずに橋のたもとを右へと。


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木の廊下が奥までずーっと続いているんです。


06_12


廊下沿いにはところどころ、こんな感じで店が。
さながらちょっとした水上マーケットですね。

この一番奥に、目指すバーン・シンラピンがあるのです。





<旅費交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:51バーツ

※旅は2014年5月16日(金)に行いました。

<参考>
facebook วัดกำแพงบางจาก
Palungjit.com "...วัดกำแพง(คลองบางจาก) ธรรมดาซะที่ไหน..."

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


バーンシンラピン

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バーンルアン運河水上マーケット パーシーチャルーン運河水上バスの旅[5]

ワット・トーン・サーラー・ンガームの白壁に沿って右へ曲がります。


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そうそう、この路地はペットカセーム・ソイ20と言うんです。

で、また壁伝いに左へ曲がっている路地に従って進むと、


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お坊さんとKittyちゃんのコラボがなんとも ^^

その店に何の用事があったのか気になるところです。


左手には


05_03


こんな一角が。店じゃないんですよ。

お寺の白壁に強引に細い屋根が張られていて狭い休憩スペースが
こしらえてあるんです。 左の掲示板には、日本で今ホットな「デング熱」の文字が。
発症の原因・経過についての説明がされているようです。

んー、ここは何なんでしょう。
自治会の掲示板&集会所ってな感じですかね?


ふと頭上を見上げると、


05_05


巨大な枝豆みたいなのが!
乾燥させたモノがオブジェとしてよくチャトゥチャク市場なんかで売られてますよね。
でも実際に木になってるのは初めて見ましたよ。


さらに歩いていこうとすると、


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前から壁が迫ってきました -_-;)
細い路地でそんなデカイ図体を転がす度胸は見上げたもんですなー。


トラックが去るのを待ってからさらに進むと、左手にまた寺院が。
ワット・カンペーン・バーンチャークというお寺です。

でもお寺自体よりも気になるモノが右手に…。


05_06


なんだこの建物は。4年前に来た時にはなかったぞ。

さらに入口には、

バーンルアン運河水上マーケット
(ตลาดน้ำคลองบางหลวง)

とあるじゃないですか!

バーンルアン運河
とはバンコク・ヤイ運河の別名。
もちろん、ナコーンパトムバーンルアン市場とは別物です。

屋根の下で辛うじて屋台の支度をしている一人のおばさんを発見。
すみません、ここの水上マーケットは毎日やってるんですか?

「土日だけです。でもまだ態勢が十分ではありません」

きっとオープンしたばかりなんですね。


情報のお礼におばさんの商品、豚の串焼きを買おうと思ったら、
まだ準備中なのでとのこと。残念 ^_^;)

ブログを書くためにネットで調べたら、この時はまだ仮オープンで、
正式オープンはなんと一昨日、2014年8月30日(土)!!
地元パーシーチャルーン区主催で式典も催されたとか。

ワット・ニンマーノーラディーパーシーチャルーン運河水上マーケット向かい)
バンコク・ヤイ運河沿いの9寺を船で巡るツアーも催行されたようですが、
今後も毎土日にやってくれたら面白いですね。

土日にまたどんな感じなのか様子を見に来るとしますか。
パーシーチャルーン運河水上マーケットとセットで~。


細長い造りの建物の下を抜けた先は、


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バンコク・ヤイ運河の船着場でした。
ここには定期船は走ってない…かな?

実はサートーンペットカセーム20という水上バス路線が
朝夕のみ運行しているとの情報を見たことがあるんですが、
本当にあるのかよく分かりません ^_^;)


ちょっと左へと向くと、ケッタイなモノが目に飛びこんできました。


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樹上ハウス!?
登ってみるしかないでしょう!(笑)


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急な木の階段をクモの巣にまみれながら慎重に登っていくと、


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特段、何があるワケでもなく…。
景色も思ったほど良くないし。期待し過ぎた私がバカでした -_-;)


でも、


05_12


ハウス外の階段最上部からの眺めは、まずまずのものでした。





<旅費交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:51バーツ

※旅は2014年5月16日(金)に行いました。

<参考>
新聞『Daily News』2014年8月29日付け記事
facebook "ตลาดน้ำคลองบางหลวง ชุมชนกำแพงทองพัฒนา"

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)

つづく


パーシーチャルーン水門


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バーン・シンラピンを後に バンコクヤイ運河にトンブリー王朝を感じる旅[最終回]

バーン・シンラピンを後にして、木の廊下を戻ります。


バーン・シンラピンへの廊下からバンコク・ヤイ運河を望む


ちょうど横のバンコク・ヤイ運河をロングテール・ボートが
轟音を立てながら通り過ぎて行きました。


廊下沿いには、こんな土産物店も~。


バーン・シンラピン並びの土産物店


「バーン・ルアン運河Tシャツ」がなかなかイカしてましたよ。


さて廊下を歩き切り、橋を渡って対岸に出ます。
そこにはソイが。ジャランサニッウォン・ソイ3です。

ソイの終点にモーターサイがたむろしていたので、
「パークソイ(ソイの入口)まで」と告げて跨りました。

結構な距離を走ったように感じます。
やっぱり歩かなくて良かった(笑)


パークソイのセブンイレブン前で下車。


ジャランサニッウォン・ソイ3の入口


記憶が曖昧なのですが、確か10バーツだったと…(汗)


表通りは、ラチャダーピセーク通り
いや、この辺りからはジャランサニッウォン通りと呼ぶんでしょうか?


ちなみにソイの反対側はこんな景色。


ジャランサニッウォン・ソイ3の反対側


反対側のソイ奥にはワット・タープラがあります。
この門、目印になりますよね。


ウォンウイエンヤイ方面からバスでラチャダーピセーク通りを走って来た場合、
ペット・カセーム通りとの立体交差を越え、このワット・タープラの門が見えたら
すかさず降りましょう(笑)

バス停は、ジャランサニッウォン・ソイ3を出た左側目の前にあります。
そのまたすぐ先には歩道橋があるので、これまた目印になるかも。


で、私はその歩道橋を渡って反対側のバス停から、
たまたまやって来た57番バスに乗車。


ラチャダーピセーク通りを直進したバスを、
ラーチャプルック通り手前のバス停で下車。


そこからしばし歩いて、BRTラーチャプルック駅でBRTに乗車して
サートーン駅まで戻ったのでした。

サートーン着は、15:50。


ちょうど6時間の旅でした。


やっぱりトンブリー側は、見どころが多いですね。
これからも自分なりに興味を持ったところを開拓してみたいです。
マニアックになり過ぎたらスミマセン(笑)


というワケでこれにて、「バンコクヤイ運河にトンブリー王朝を感じる旅」は完結です!

長い連載をお付き合いくださいましてみなさま、本当にありがとうございました!!




<交通費>
モーターサイ:10バーツ
57番バス:  8バーツ
BRT:    20バーツ
ここまでの合計: 58バーツ


おわり


※旅は2010年7月10日(土)に行いました。


バーン・シンラピン~BRTサートーン駅




バーン・シンラピン バンコクヤイ運河にトンブリー王朝を感じる旅[25]

橋のたもとから共用の長い木の廊下を奥へと進みます。
すぐ左脇は、バンコク・ヤイ運河

ちなみにこの運河、地元の人は「バーンルアン運河」と呼んでいるとか。

なんでもトンブリー王朝の頃、官吏(カー・ルアン)の家がこの運河沿いに
並んでいたことからそう呼ばれるようになったんだそうで。


廊下の一番奥に辿り着きました!
そこにあるのは・・・


バーン・シンラピン


バーン・シンラピン(Artist House)


アーティストのギャラリー兼作業場ってテイストのスポットです。
もちろん入場無料!(笑)

古民家を改装した雰囲気ですね。


実際になにかの作業をしてます


何やら作業をしているアーティストの方がいました。


バーン・シンラピン中庭の仏塔


なぜか中庭にはかなり古そうな仏塔が佇んでいます。


バーン・シンラピンで売っているポストカード


ポストカードやTシャツの販売もしてます。
たぶんここのアーティストのオリジナルなんでしょうね。

あとはアンティークなグッズが陳列されていて、
奥にはかたちばかりのカフェがある程度。


正直、どうっていうほどのスポットではないんですが、
この雰囲気がいいと思いませんか?

なにしろ真ん前にはバンコク・ヤイ運河の水面が。
時折ここにも舟の物売りがやってくるみたいですし。


一とおりグッズや陳列品を眺め、2階の窓から運河を見下ろしたりして、
バーン・シンラピンを後にしたのでした…。



時刻は14:50。



<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計: 20バーツ

つづく・・・


※旅は2010年7月10日(土)に行いました。


バーン・シンラピン



 
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