タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

ノッパウォン

ずっと目指していたバス バンコク北西、まだ見ぬ市場・路線開拓の旅[2]

ノッパウォン交差点。
来るのは3回目なんですが、なぜここに来る度に不安に駆られるんでしょうねぇ…。

今回の不安の元は、これから乗るバスなのです。

パトゥムタニーの船着き場近くとナコーンパトム県バーンレーン
ほぼ東西に結ぶローカルなバス路線なんですが…。

車体は見たことがあるんですよ。
でも実際にこの路線は運行されているのか一抹の不安があるんですよね。

そんなこともあって、私にとっては難度が高く、かつ
いつかは乗るぞと密かに目指してきた路線なのです(笑)

いよいよその時が来たと、期待と不安が入り混じった
何とも言えない心持ちでバスを待ちます。


辺りを見回しても他に待っている人など、いやしません。
本当に来るんだろうか? 段々と不安な気持ちが膨れ上がっていきます。

30分待っても来なかったら考えよう。

そう諦めかけていた時です。
突然バスが曲がって向かって来るではないですか。

フロントガラスには「パトゥムタニー バーンレーン」と。
間違いない!!


02_01


すると今まで気配が全く無かったのに、どこからともなく
乗客が現れてわらわらと私より先に乗車していくではないですか。

まったくもって狐に鼻をつままれた気分… -_-;)


時刻は09:46。
30分に1本なんでしょうかね。

実際に乗れてしまうと、あっけないもんです。
でもちょっとばかりの達成感に浸れました(笑)


おばちゃんの車掌が集金にやってきます。

ラーンクラトゥム市場に行きたいんですが、着いたら教えていただけますか?
そう尋ねると、

「ラーンクラトゥム市場? ラーンクラトゥムだよね?」
と自信無さ気な顔で答えてきます。

知らなそうな雰囲気。そんなに無名な市場なのかな。
ひとまずハイと答えて運賃8バーツを支払い。


運転席真後ろの座席にはちっちゃな子どもが。
なるほど! 運転手がお父さん、車掌がお母さんっぽいんですよ。
家族でこのバスを転がしてるんですね ^^


そんなバスは緑豊かな国道346号線を西へと疾走。


02_02


途中、交差点で信号停車。
ふと外を見ると「サイノーイ」との標識が。

なるほど。左折して南に走ればサイノーイ水上マーケットへ出るんだな。
ここにソンテオ路線でもあればいいのに~。


しばらく走ったところで車掌さんが「ラーンクラトゥムでしょ? ここだよ」と。

やっぱりね。ここじゃないんですよ~。
地図を見るとワット・ラーンクラトゥムなんかがあるのはこの辺りなんですが。

いえ、ここではなくもっと先なんです。
と、iPhoneのマップを見せて説明します。

きっと傍から見ると私ってウザイ乗客でしょうね(笑)

そうなの?というような困った顔をした車掌さん。
でも黙って様子を見てくれています。

あ、運賃が変わるんじゃないですか?

「マイペンライ」

す、すみません ^_^;)


ほどなくして地平線まで真っ直ぐ続く運河を渡りました。


02_03


プラピモンラーチャー運河です!
前回の日記バーンブアトーン市場の北側で見た運河がこれなんですよ。
サイノーイ水上マーケットを通ってここまで一直線に繋がっているんです。

この運河、もう一回登場します ^^


車窓にはのどかな田園風景が。


02_04


まさか目標地点もこんな風景のど真ん中じゃないだろうなぁ -_-;)


いよいよ近づいてきたので、iPhoneのマップで慎重に降りるポイントの
タイミングを伺います…。


着きました。


車掌さんにそう告げると、ハッとした顔をして停車させてくれました。
笑顔で見送ってくれます。

親切にどうもありがとうございました!


02_05


時刻は、10:07。
田んぼのど真ん中じゃなくて良かったです(笑)


さて、道路の反対側を見やると・・・


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あー、あの路地だな。奥へと進んだところに
最初の目的地、ラーンクラトゥム市場があるはずです。

なんだかゲートが立っているけど、お寺でもあるんでしょうかね。
道路を渡って行ってみましょう!






<交通費>
バス:8バーツ
ここまでの合計:50バーツ

※旅は2012年8月13日(祝日)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


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バンコク北西、まだ見ぬ市場・路線開拓の旅[1]

水上マーケットって土日・祝日のみ開いているところがほとんどなんですよね。
私の渡タイ日程では土日がフリーになることがなかなか無いので、
歯痒い思いをしているんですが… ^_^;)

ところが、です。
お盆の時期のバンコク滞在時にちょうど祝日日中がフリーに。


この滅多に無いチャンスを逃しちゃなりません!


というワケで8月13日(月)の振替休日にバスに飛び乗ってきました。
目指すはバンコク北西方面!


まずは、ノッパウォン交差点まで向かいます。
そこまでの道のりは、何度も書いているのでサクッと綴りましょう~。


旅のスタートは戦勝記念塔
ここ始発の522番エアコンバスに乗ります。


01_01


知らない間に522番にも中国製が。
乗車してみると「上海電竜」と簡体字で書かれていました。
そんなバスメーカーあるんですね。

7:50出発。
ンガームウォンワーン通り「パンティップ」までと車掌に告げます。
運賃15バーツ。


高速道路を順調に走ったバスは、パンティップ前に停車。
08:02。

目の前の歩道橋で反対側に渡り、ちょうどその下から
バーンブアトーン行きのロッ・トゥーに乗り継ぎます。


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08:06発車。


汚れた窓から外を見ると、高架鉄道紫線の工事がかなり進んでいる様子が見えました。


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ここは何駅になるのかな?


途中で乗客の乗り降りが結構ありながら、バーンブアトーンの市内に入ります。
するとロッ・トゥーはガソリンスタンドに入って停車。

「ここまでだよ」と運転手さん。

えっ、ワット・ラハーンの前までじゃないの?
他の乗客も慌てて運賃を払いながら降りて行くではないですか。

パンティップからの運賃17バーツを払って私も降ります。
08:30。


さて、バーンブアトーンからまたバスに乗り継ぐんですが、
その前に市場で朝食といきましょう!


バーンブアトーンの表通りバーンクルアイ・サイノーイ通り
市場へ向けて歩きます。


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ドリアンが巨大バケツにゴロゴロと無造作に積まれてる横を過ぎ、市場内へ。
朝食は、これ。


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センレックのクイッティアオ。
なかなか美味しかったです。30バーツ也。

市場北端の有料トイレ(3バーツ)に立ち寄ってから外へ。


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市場北側を流れるプラピモンラーチャー運河沿いでは何やら壁の工事中。
もしや洪水対策用の防水壁?

ここも昨年末の洪水では1m以上冠水しましたからねぇ。

そう言えば洪水後初めてのバーンブアトーン訪問であることに気が付きました。


ところでこのプラピモンラーチャー運河は、後ほど再登場するので
覚えておいていただけたら嬉しいです ^^


さて、バス停に停車中のここ始発ラートブアルアン行きバスに乗り込みますか!


01_07


しばらく待って、09:00ちょうどに発車。

ノッパウォンまで、と若い男性車掌に告げます。
運賃10バーツ。

北上したバスは国道340号線、バーンブアトーン・スパンブリー通りに入り
北西へと一直線に快走。


通り過ぎないようにiPhoneのマップで現在地確認を続けます(笑)
その甲斐あって、ドンピシャで下車~。


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ノッパウォン交差点到着!
時刻は、09:26。


さあ、ここからが問題なんですよ。
急に不安になってきました・・・。






<交通費>
522番バス:15バーツ
ロッ・トゥー:17バーツ
ラートブアルアン行きバス:10バーツ
ここまでの合計:42バーツ

※旅は2012年8月13日(祝日)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


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二大百年市場へ![1]

前回の旅のシリーズで訪れたマハーチャイは、ターチーン川河口にある華僑の町。

また昨年12月の旅で訪れたバーンルアン市場もまたターチーン川沿いに
華僑がおよそ100年前に開いた市場。

ターチーン(中国港)の名が示すとおり、この川沿いには
かつて多くの華僑が移り住んで町・市場を作ったようです、

ここまで来たらどうせなので、かつてターチーン川沿いに
華僑が開いた他の市場も見て回りたいなぁと思っていました。


それと、同じ12月の旅で訪れた地獄寺ことワット・パイローンウア
私にとって初めてのスパンブリー県

俄然スパンブリー県に親近感を持ってしまった私は、
華僑の古い市場+スパンブリーの旅を企画したのでした。


タイではここ数年、百年市場こと古い市場への旅がブームになっています。
その百年市場の代表格、サームチュック市場カーオホン市場が、
奇しくも共にスパンブリー県内にあるんですね~。


というワケでGWの5月2日(月)、この二大百年市場を訪ねるべく
旅に出発したのでした!


まずは路線バスでラーチャダムヌーン・クラーン通りの民主記念塔先にある
コークウア交差点へ。運良く無料バスでした(笑)

この交差点近くの通り沿いに、サームチュック直行のロッ・トゥー乗り場が
あると聞いたのですが・・・

あ、ありました!


サームチュック市場行きロッ・トゥー


歩道脇にチケット売り場が出ていたのでチケット購入。100バーツ也。
でもチケットには120バーツって書いてあるのがナゾです。

「あと20分で出ますよ」
とチケット売りのおばちゃん。

じゃぁ、乗り込んで待ってましょう…。
が、失敗。まだエアコンがかかってなくてちょっと暑い(汗)


08:04、運転手が乗り込んで出発!
Google Mapで調べると134kmの道のりです。


乗客は最初5人、南バスターミナル手前で1人乗って合計6人に。

ロッ・トゥーは、カーンチャナーピセーク通りを北上し、
バーンブアトーンの先で最近何かと縁のある国道340号線へ。

この道を突き進めばスパンブリー、そしてサームチュック市場のはずです。

ノッパウォン交差点を過ぎ、そして思い出深い国道3422号線分岐点
あっと言う間に過ぎて行きました。

私のコンタクトレンズは、今でもあの歩道橋下に転がってるんでしょうかねー…。


気を取り直したところで、ふと思いついたことが。
やおらiPhoneを取り出し「マップ」で現在地を確認します。

うむむ、まだだな。

あと少し。

よしそこだ!

車窓にカメラを向けます。


クローン・イープン(日本運河)


慌てて撮ったので指が入っちゃいました(汗)

これ、やはり12月の旅で訪れたクローン・イープン(日本運河)なんです!
正確に言うとこの辺りはクローン・イープン・ヌア(北日本運河)と言うようですが。

3422号線分岐点から50分歩いて辿り着いたクローン・イープン
はるか北に上るとここに出るということか。感慨深いものがありますね~。

おっと、ここで気付きましたが、もうスパンブリー県に入ってます。


しばらくしてスパンブリーの中心市街を通過。

その後も順調に飛ばしたロッ・トゥーは無事にサームチュックに到着!


サームチュックのロッ・トゥー乗り場


いやいや、なんともあっけない到着です(笑)
時刻は09:53。所要時間1時間50分ぐらいだったんですね。

終点がそのままバンコクへの乗り場になっています。
「帰りの切符を買えますよ~!」との呼びかけが聞こえましたが、
帰りは違うルートなのでごめんなさ~い。

目の前で通りと運河を渡り反対側へと歩きます。


サームチュック市場入口


あの路地が、どうやらサームチュック百年市場の入口みたいです。
どんなところなんでしょう。気がはやります!




<交通費>
ロッ・トゥー:100バーツ
ここまでの合計:100バーツ

つづく・・・


※旅は2011年5月2日(月)に行いました。


   スパンブリー


ターチーン川を河口からサームチュック市場まで見ていただきたくて
こんな縦に長い地図になってしまいました(汗)
今回は横着して最初から行き先を全て記入しています…。




パトゥムターニーで夢の跡探し[1]

今回は3月29日(火)に、バンコク北方パトゥムターニー県界隈を
旅してきた模様をお送りします。

題して、

「パトゥムターニーで夢の跡探し」

なぜ夢の跡なのかは、おいおい明かしていきます。


今回の滞在中、ずっとタイとは思えないような涼しさで、しかも曇天。
この日も朝から肌寒いほどでした。

スタート地点は、今回も戦勝記念塔
522番エアコンバスに乗車です。

時間をメモるのを忘れちゃいましたが多分09:35頃発車。

高速に乗った頃、車掌が回って来ました。
パンティップまで」、16バーツ也。

高速を降り、すぐにパンティップに到着。
いつもどおり歩道橋で反対側へ渡ります。

するとパトゥムターニー行きのローカルバスがちょうど停車中。
慌てて走り乗り込みます。時刻は09:53。

車掌が来たので「ラヘーン」と行き先を告げると、
「このバスは通りませんよ。どのバスも乗り換えないとラヘーンには行けません。」

えっ!? そうなの? おっかしいなぁ。

じゃぁ、とりあえずバーンヤイのカルフールまで。

運賃の8バーツを払います。


やけに風がビュービューと足に当たって寒いなー、
と思ったら、


ドアあけっぱで疾走するバス


ドア開けっぱじゃないですか。
久し振りに見たような気がするこの光景(汗)


ちなみにドアから見える下を走る道路は、カーンチャナーピセーク通りです。


と言うワケで、ほどなくそのカーンチャナーピセーク通りに降りたバスは、
バーンヤイのカルフール(カーフー)前に到着。


あれ?


バーンヤイのカルフール


閉店しちゃったんでしょうか? 中は真っ暗。
建物前面には、建売住宅の広告看板がずらっと貼られています。

そして入口前には露店が所狭しと溢れているではないですか。

結局一度も入ることなくここのカルフールは終わってしまったんですかね(汗)


でもその前のバス停はちゃんと今でもあります。

そこでしばらく待つと、ようやくまたパトゥムターニー行きバスが。
乗り込んで「ラヘーン」と告げると、
「行かない」とぶっきらぼうなおばちゃん車掌さん。

じゃぁノッパウォンでいいです。

「行かないよ。あーもう、行かないって何度言えばいいんだい!」

怒られちゃいました(汗)


そそくさと降りて、考えます。

おかしいなぁ。ノッパウォン経由でパトゥムターニーへ行く路線が
あるはずなのに。ってことは、国道340号線を行くバスは無くて、
全て345号線で右に逸れちゃうのか。


じゃぁ、バーンブアトーン市場からラート・ブアルアン行きに乗って
ノッパウィンで降りれば良かったなぁ。失敗してしまいました(T T)

仕方が無い。それならロッ・トゥーで行くか。

やって来たダーン・チャーン行きロッ・トゥーに乗り込みました。


ダーンチャーン行きロッ・トゥー


運転手にノッパウォンと告げ、座ります。
時刻は11:00。変なところで時間を食っちゃいました…。


このロッ・トゥー、以前ノッパウォンからラート・ブアルアンまで
乗ったことがある路線です。またお世話になるとは思いもしませんでした(笑)


国道340号線をかっ飛んで、たった17分でノッパウォン交差点に到着!


運賃30バーツを支払い、下車します。


ノッパウォン交差点


前回来た時は、ここがどこかも分からずただただ不安でいたのですが、
今回は勝手知ったるノッパウォン交差点。愛着すら覚えます(笑)


反対側に白と青のバスが見えますでしょうか?
前回も気付いて気になってはいたんです。
どうやらあそこ発のパトゥムターニー行きバスがあるようなのです。

トレーラーやらがビュンビュン飛ばす340号線を
気を付けながら反対側に渡るとしますか!



<交通費>
522番バス:      16バーツ
バーンヤイまでのバス: 8バーツ
ロッ・トゥー:       30バーツ
今回の旅の合計:   54バーツ


つづく


※旅は2011年3月29日(火)に行いました。


戦勝記念塔~ノッパウィン交差点




どれに乗ればいいんだ!? バンコク西北行き当たりばったり旅[4]

ラート・ブアルアン行き(だったはず)のバスから降ろされたところは、
なんの変哲もない寂れた交差点で、ただただ唖然。

我に返り、場所を特定しようと愛用の地図を開いてみます。


すると、可能性があるのは一か所のみ。
ノッパウォンという交差点です。

でも地名が分かっても何の解決にもなってないのでした(汗)
次のバスに乗らないと。


日差しが直に当たって、こんなところにずっと突っ立ってたら
真っ赤に日焼けしてしまいます。


スパンブリー行きのバスは、本当に来るのかなー。


すると1台のバスがノロノロとやって来て目の前で
停車するではないですか。


最初にやって来たバス


急いで側面の行き先を目で追います。


バンコク、ワット・パイ、ソーン・ピーノーン、えっとそれから・・・


「バーンリー」

へ?

声がした後ろを振り向くと、さっきまで看板の日陰で腰を下ろして
バス待ちをしていたおばさんが、立ち上がりながらそう言ってニコッとすると
バスへと乗り込んで行くではないですか。


バーンリー? 聞いたこと無いな。どこだろ?

と考えているうちにバスは走り出して行ってしまいました -_-;)


まぁ、「スパンブリー行き」じゃないし関係ないからいいか。
でも待てよ。ソーン・ピーノーンってスパンブリー県じゃなかったっけ?
それにワット・パイって・・・。

いや、やっぱり「スパンブリー行き」じゃないから乗らなくてよかったんだ。


・・・後から考えると、みすみすチャンスを逃した瞬間でした(汗)


次にやって来たのはロッ・トゥー。行き先はまた知らない地名。
同じ場所で待っていた私以外の全員が、このロッ・トゥーに乗って
消えて行ってしまったではないですか。

急に(さらに)不安になった私。
スパンブリー行きバスってもしかして1時間に1本じゃないだろうなー。

ラート・ブアルアンってこの道を真っ直ぐ行って右にちょっと入ったところだから
とりあえずこの道を走るバスやロッ・トゥーならどれでも近くを通るんじゃないか?

そう思ったら一刻も早くこの場所を去りたい気持ちが強くなり、
また次のロッ・トゥーが目の前で停まった時、私は思い切ってドアを開けて
乗り込んじゃいました。えぇい、もう賭けだ!


席に着くと、「どこへ行くんですか?」と車掌役らしき兄ちゃん。

ラート・ブアルアンへ行きたいんですが…。

緊張しながら答えてみます。


「行けますよ。」


やった! よかった! 思い切って乗ってみて正解だったー!


ほっとした私を乗せたロッ・トゥーは直線の道路を
物凄いスピードでひたすらかっ飛んで・・・行くのかと思いきや、

「ここですよ。こちら側でいいですよね?」

へ!? ここ!?

また予想外の場所で降ろされる羽目になってしまいました(汗)
運賃20バーツを払って取り残されます…。


ラート・ブアルアンまで乗ったロッ・トゥー


時刻は、09:53。


後で調べて分かったんですが、このロッ・トゥーは国道340号線をずっと北上して、
スパンブリー県北西部のダーン・チャーンという町まで行くようです。
クラスィアオというダムがすぐそば。なんだかそのうち行ってみたくなりました。


…なんてことを冷静に考えている余裕はその時には勿論無し(笑)

取り敢えず目の前の歩道橋によじ登ります。
結構風が強くて寒く感じる時があるほど。


ラート・ブアルアン


景色を見渡しながら、またしても愛用の地図を開きます。

向こう側奥にアユタヤ銀行が見えるのが良い目印になり
地図上で場所が特定できました。

どうやら私は勘違いをしていた模様。ラート・ブアルアンの中心部って、
郡役所やら警察署が集まったエリアだと思い込んでいたのですが、
この右手の工場や住宅街が集まっているらしきところがそうみたいな雰囲気です。

ラート・ブアルアンだということは、ここはもう、アユタヤ県
このバス旅シリーズ初なことに気付きました。


ん? ということはですよ。私の背後の西へ伸びる道が国道3422号線のはず。
その道を行けばクローン・イープン(日本運河)に辿り着けるじゃないですか!

やった。なんとかなりそう!


とその時、風邪が吹いて目にゴミが。
イテテテ。我慢できずにコンタクトレンズを一旦はずそうと目尻を引っ張ると・・・


あ゛~っ!!


コンタクトレンズが手のひらからはずれて落ちちゃいました!

真っ青になり足元に這いつくばって探してみたものの、
どうやら風で飛ばされて橋下へと落下してしまった様子。

そんなぁ、1週間前に買ったばかりなのに~!!(T T)


不幸中の幸いというか、以前使っていたレンズも持参していたのでひとまず着用。
でもよく見えないんだよな~。

この先大丈夫かなー。
なんでこんな目に遭わなきゃならないんだよー。


もう帰っちゃおうかなぁ(T T)


歩道橋上に打ち捨てられた土嚢にへなへなと座り込んで、大いに凹む私でした・・・






<交通費>
ロッ・トゥー: 20バーツ
ここまでの合計:65バーツ

つづく・・・


※旅は2010年12月27日(月)に行いました。


ノッパウォン~ラートブアルアン




 
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