タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

ナムトック・サイヨークノーイ駅

サンクラブリー到着 泰緬鉄道跡を再び辿る旅[3]

ナムトック・サイヨークノーイ駅に保存されている
日本製蒸気機関車C56の先には、


03_01


泰緬鉄道の線路が切り通しの間を数十メートルだけ保存されています。

その先に何やら説明が刻まれた記念碑が。
タイ語と英語があるんですが、タイ語のほうは訳してみます。

蒸気機関車C56 702号機
日本製で1946~1976年に使用された。
タイ国鉄はカンチャナブリー県に委譲し
ナムトック・サイヨークノーイにて保存する。
スチャーン・ポンヌア カンチャナブリー県知事の政策にもとづき
歴史的な記念物として、また観光振興に使用するためである。

1995年5月12日委譲を受ける。

マーニット・モッカロップ サイヨーク郡長

英語の方は原文のままで ^_^;)

This steam locomotive, c 56 No. 702, was
made by Japanese train corporation. It was used
duraing the period 1946-1976
The vintage steam locomotive shown was employed
for military transport service in the World War II along
the Death Railway (Wang Pho station) to Burma. After
the war ended, it was opened to passenger traffic until
1976.
It was officially handes over on 12 th May, 1995 by
the the State Railway of Thailand to Kanchanaburi
Province, for World war II commemoration and historical
tourist attraction purpose.
                        12 May 1995


03_02


その先のミャンマー方面は、線路ははがされているものの、
線路跡が遊歩道として整備されているようです。
時間が無くて歩いていけないのが残念ですが。

途中、飛び石みたいなのがありますが、
ちょうどそこには小川が流れていて線路跡を横切っているんですよ。

で、左手の斜面下へと続いているんです。

そちらに延びる遊歩道の入口には、


03_03


インフォメーション・センターが。
構わず少し下りていってみると、


03_04


さっきの小川が滝になってるんです。
これがサイヨークノーイ滝

ナムトック・サイヨークノーイ駅
のナムトックとは「滝」の意味。
駅名の由来がこの滝なんですね。


さて、時刻は09:53。
そろそろ戻りましょう。

食事休憩場所のレストラン「レーヌー」に戻ると、
みなさん食事を終えまったりしながらバスを待っています。

喉が渇いたのでペットボトルの水を買って飲んでいると、
おばちゃんがニコニコしながら話しかけてきました。

トーンパープームで宿をやっているのよ」

と話すや否やおばちゃんの電話が鳴ります。
出るといきなり英語で話しはじめました。
どうやら常連客さんからのようで ^^


食事休憩20分のはずが、26分経過したところでバス登場。
6分遅れぐらい、正確なうちですかね(笑)


03_05


10:10、全員乗車したところで発車。

かと思いきやすぐに軍の検問で停車。
男性が2人乗りこんできました。うち一人は迷彩服姿。

「パスポートを手に持ち降りてください」

なんと。
でも私は日本のパスポートを見せたら大丈夫でした。
結局降ろされたのは10人ほど。


03_06


下車していく迷彩服姿の軍人の後ろ姿がわかりますでしょうか? ^_^;)
降ろされた人達がほどなく戻って来て再び走り始めます。
時刻は10:16。


1時間ほどでクウェーノーイ川を渡りました。

ということは…


03_07


前回歩いたトーンパープームの町に到着です。
11:20。停車4分で発車。


03_08


再びクウェーノーイ川を渡った後は、勾配のある道が続きます。
そうこうしているうちに左手にカオレーム湖ワチラーロンコーン・ダム)が
顔を出しました。

確かに前回訪問時より水位が多少下がっているようには見えますね。


そしていよいよ、泰緬鉄道線路跡が湖に沈んでいるポイント近くの
ランティー川に架かる橋を渡ります。

カオレーム湖
をまじまじと見ると…


03_09


なんだー。干上がってないじゃん。子供船頭さんのお父さんの話だと、
4月下旬~5月には水位が最も下がって干上がるとのことだったんですよ。
ハナから半信半疑でしたが、やっぱりがっかり。

でも前回よりは確実に水位が下がっています。
多少は線路跡をもっと広範囲に見られるかなー。


そして行程での最難所へ。


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運転手さん、急な上り坂にさしかかる度にエアコンを止めるんですよ。
この峠を攻めるには、エンジンの馬力をそこまでして上げないと勝てないんですね。

喘ぎつつ登り切った後は下り坂。

そこを抜けるともう


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サンクラブリー
です。

テーサバーン1通り
に入ったところで、バスターミナルを出発したばかりの
カンチャナブリー行きローカルバスとすれ違いました。

そして停車。
時刻は、12:56。


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blend Coffee&Bakery」と書かれた看板が見えるでしょうか。
この店の左隣がトランスポート社の事務所になっていて、
このバス上り下りともの発着所になっているんです。

グーグルマップでは「blend cafe'」となってますね。

ここで大勢のお客さんが下車。

12:59、終点スリー・パゴダ・パスへ向けて再び走りはじめました。
あとちょっとだー!





<旅費交通費>
バスに乗っていただけなので:0バーツ
ここまでの合計:329バーツ

※旅は2014年5月12日(月)に行いました。

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


カンチャナブリー


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ナムトック・サイヨークノーイのC56蒸気機関車 泰緬鉄道跡を再び辿る旅[2]

モーチット・バスターミナルを06:02に発車した
スリー・パゴダ・パス行きバス車内では、30分ほどして食事が配られました。

まずカンチャナブリー下車の乗客に水が、そしてそれ以遠の乗客には、


02_01


菓子パンの弁当+水が配布。

私の座席に座っている欧米人男性はカンチャナブリーで降りることが判明しました。
カンチャナブリーは欧米人観光客率が高いなと思っていたんですが、
やはり人気の観光地なんですね。

07:28、カンペンセーンで2人下車。代わりに4人が乗車しすぐ発車。
さらに07:34、カンペンセーン病院前でも2人乗車。

それ以降は新たなお客さんが乗って来ることはありませんでした。


モーチット
から2時間半ほどでカンチャナブリー・バスターミナルに到着です。


02_02


時刻は、08:34。

欧米人男性が案の定席を立ったので、目を合わせてニコッと挨拶を交わした後、
本来の私の席へと移動したのでした ^_^;)

08:39出発。


02_03


カンチャナブリー・バスターミナルを後にします。


9時過ぎに石黒賢さん似の男性車掌さんが後ろの乗客から
順に声をかけて何かを尋ねています。聞き耳を立てていると、
どうやら昼食休憩での食事の希望のようで。

そうなんです。このバスは国鉄西線ナムトック線)の
ナムトック・サイヨークノーイ駅前で一旦停車し、昼食休憩があるのです。

車掌さんが私のところに来て「カーオパット?」(チャーハン)と。

え、選択肢無しなの?と思いつつも、はいと返答します。


02_04


ここでやはりチケットの下部を切り取っていきました。

前の席でも尋ねているのを何とはなしに聞いていたら、
「パットガパオ(ガパオライス)とカーオパットがあります」と言っているじゃないですか!

パットガパオが良かったなー (T_T)


そしてその昼食休憩の地、ナムトック・サイヨークノーイのレストランに
横付けされました。 時刻は、09:41。

「食事休憩は20分です」と車掌さん。

みんなぞろぞろ降りていきます。


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レーヌー」(เรณู)という名の、かなり広いお店でした。


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私もみんなに続いて入店します。

すぐのところに、パットガパオとカーオパットがそれぞれ並んだ木製大テーブルが。


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私はこっち。カーオパット ^_^;)

味はなかなかでしたよ。でももう少しパサパサに炒めるとより美味しいと思います。


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店正面に停車したバスが走り去っていきました。
また時間になったら戻って来るんですね。

私はカーオパットを大急ぎで平らげ、店外へ。
なぜかって? 食事休憩は20分。この間にぜひとも見たいものがあるんです。

それは、ナムトック・サイヨークノーイ駅に静態保存されている
かつて泰緬鉄道を走っていた日本製蒸気機関車C56。

まさかこんなかたちで見られるチャンスが訪れようとは!


02_09


時刻は09:49。休憩は10時ちょうどぐらいまでのはずです。
通りの反対側の斜面上に見えるナムトック・サイヨークーイ駅までダッシュ!


02_10


階段を駆け上がります。


02_11


ナムトック・サイヨークノーイ
NAM TOK SAI YOK NOI

との駅名看板が。

ここまで来るのは週末運行の特別列車のみ。
通常の列車は一つ手前のナムトック駅止まりなんですよ。

やっと来れたー!

ところで奥にもう炭水車が見えているではないですか!
さらにダッシュで前方に回り込みます。


02_12


C56にようやくご対面。
時刻は、09:50。

もう今回の旅の達成感十分です ^_^;)




<旅費交通費>
バスに乗っていただけなので:0バーツ
ここまでの合計:329バーツ

※旅は2014年5月12日(月)に行いました。

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


カンチャナブリー


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カンチャナブリーの奥へ[1]

旧泰緬鉄道、現国鉄西線(ナムトック線)に乗車した
遅ればせながらの泰緬鉄道」の旅を3月31日にした翌日、
私は再びカンチャナブリーへ向かったのでした。

旅の目的は、引き続き泰麺鉄道関係の史跡を訪れつつ、
カンチャナブリー県北西部までも足を延ばしてみること。

さすがに日帰りは無理そう。
最低でも1泊、長くて2泊の予定です。


2014年4月1日(火)早朝、今回も戦勝記念塔へ。

前回と同じ北西ゾーンのカンチャナブリー行きロッ・トゥー乗り場へ行くと、
「次の便は7時半発」とのこと。

1時間近く待つのは勿体無いので、違う業者の便を探すことに。

Century The Movie Plaza
へ向かって歩いていると
その手前にロッ・トゥーのターミナルを発見。

こんなところにもあったんだ。知らなかった。


01_01


グーグル・マップのストリートビューで見ると屋根が無いけど、ここのはず。

右側のチケット売り場の列にはカンチャナブリー行きが無し。
もっと奥の右側の建物内に入ると、


01_02


あった。台の上にカンチャナブリーと書いてあります。

無愛想なおばさんに尋ねると次の便は7時発とのこと。
運賃120バーツを払うと、「今いた男性について行きな」と。


01_03


あ、この車ね。

15分ほど待って06:59出発。

車中で爆睡していると時間のたつのも早く、わりとあっという間という感じで
カンチャナブリー・バスターミナルに到着です。

時刻は、09:36。

さーて、次の交通手段はというと…。

前日3月31日、ここから戦勝記念塔までのロッ・トゥーに乗る際に
チケット売り場の人にサンクラブリー行きロッ・トゥー乗り場の
場所を聞いておいたんですよ。

「バスターミナル裏の白い建物です」とのことでしたが…。


01_04


きっと向こうに見えているあのビルの一角ですね。
歩いていくと、


01_05


トーンパープーム-サンクラブリー-チェーディー国境 と。

これだこれだ! (ストリートビューで場所を示しておきます。)

建物内の受付で尋ねると「乗れますけど混んでいるので4便あとですよ」との返答。
ぐえっ。

「バスで行ったほうが速いと思いますよ」

分かりました。そうします。 トホホ。

確かに受付前には大きなズタ袋を引きずったどう見てもタイ人ではない男性達が
大勢たむろしていて、さながら難民キャンプの様相。
みんなタイへ商品の買い付けに来たミャンマー人なんでしょうね。

バスで行くのは時間がかかるから避けたかったんですが、仕方がありません。
バスターミナルに戻り探すと、これのようです。


01_06


サンクラブリー行き。

この時期にエアコン無しで長時間はキツそうだなぁ -_-;)
時刻は9:45。

バス前で呼び込みをしている運転手さんに出発時刻を尋ねると10:20とのこと。
じゃぁ、近くで朝食を取って来ることにしましょう。

周辺の商店街を歩くと、


01_07


    トンベープ(ร้านต้นแบบ)
カオマンガイ-カオムーデーン-カオカームー
      一皿10バーツ

という気になる看板が目に留まりました。

いくら地方都市とはいえ、今どき10バーツでなんてやっていけるんだろうか?
好奇心に押されて入ってみることに。(ストリートビュー

まず並んで料理を受け取り、その場で10バーツ支払い。
スープはセルフサービスでした。


01_08


本当に10バーツでしたよ。


01_09


しかも25バーツのカオマンガイとあまり遜色ない盛り付けじゃないですか。
味はさすがにそれなりでしたが、決して美味しくなくはないです。

安いだけあって店内はかなりの混み具合。
回転率で稼いでいるんですね。

脅威の価格破壊カオマンガイをさっと胃袋に掻き込み、
サンクラブリー行きバスに戻ります。

食事をしている間に9割がた座席が埋まってしまっていました。
でもなんとか席を確保。

運転手さんの言っていた定刻よりわずかに早く10:18に出発。


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国鉄西線(ナムトック線)から東にずっと離れた国道323号線を
のんびり走っていきます。片側2車線で綺麗に整備されていますね。

沿道に咲き乱れる黄色いゴールデンシャワー(ラーチャプルック)が綺麗です。

30分ほどで片側1車線に。

耳を澄まして車内で交わされている会話を聞いてみると、
ミャンマー語なのかモン語なのか、はたまたカレン語なのか、
タイ語とは異なる言語がほとんどなことに気付きました。

タイにいながらタイじゃない雰囲気です ^_^;)


走り出して1時間14分後、


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国鉄西線終点ナムトック駅へと入る路地の前で停車。
こりゃ分かりにくいですなー。

ん、待てよ。ということは間もなく土日・祝日運行の特別列車のみ停車の
ナムトック・サイヨークノーイ駅前も通過するのか。

駅の先に静態保存されているC56蒸気機関車も見えるはず!


カメラを構えて待ちます。

道路脇に多くの車が駐車しているのが見え始めました。
進行方向左手には土産物店らしき商店街も。ここがそうだな。

右手の中腹に目を凝らします。

あ、見えた! 蒸気機関車だ!

シャッターを押したその瞬間、


01_12


あ゛ーっ!! 観光バスが~!! (T_T)

あのクソ観光バスの向こう側にC56はあるんですよ。なんてこった。
しばらく立ち直れなかった私でした。

時刻は、11:39。

悔しいのでストリートビューを貼っておきます。
「702」という数字が見えるのが日本製蒸気機関車C56です。




<旅費交通費>
ロッ・トゥー:120バーツ
バス:70バーツ
ここまでの合計:190バーツ

※旅は2014年4月1日(火)に行いました。

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)

つづく


ナムトックサイヨークノーイ駅

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