タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

トンブリー駅

旧トンブリー駅 クローンラットマヨム水上マーケットへ[2]

日本製ミカド型蒸気機関車の後ろに見える建物は、


02_01


国鉄の旧トンブリー駅舎。

ここに駅が設けられたのはラマ5世期の国鉄南線開業時ですから、
もうかなり長い歴史があります。その頃はバンコク・ノーイ駅という名称でした。

が、そのバンコク・ノーイ駅は太平洋戦争中に
連合国軍の爆撃を受け破壊されてしまいます。

目の前にある駅舎は、その後新たなデザインで建てられた2代目。
駅名も新駅舎開業に合わせてトンブリー駅に改称されました。
1950年のことです。


02_02


たしかに

トンブリー駅
仏暦2493年


と書かれていますね。仏暦2493年=西暦1950年です。


赤レンガが美しいトンブリー駅でしたがチュアン政権時の1999年、 
駅周辺改良工事のために800メートルほど先に新設した
バンコク・ノーイ駅にターミナル駅としての機能が移転されました。

このトンブリー駅は切符発券のみで列車の発着はなくなったのです。

しかしトンブリー駅周辺改良工事は重大な問題(ってなんでしょう?)が生じ、
結局頓挫。宙ぶらりん状態になってしまいます。

2003年、タクシン政権はターミナル機能を再びこのトンブリー駅に戻し
列車の発着が復活しますが、それも束の間。

国鉄が一帯の土地をマヒドン大学シリラート病院医学部に委譲したのです。
2003年10月4日以降、ターミナル機能はバンコク・ノーイ駅に再度移され、
この駅に列車が発着する光景は終ぞ見られなくなってしまいました。


ドアが一ヶ所開いていたので、中に入ってみましょうか。


02_03


昔の切符窓口ですね。

今はシリラート医学博物館(พิพิธภัณฑ์ศิริราชพิมุขสถาน)として使われています。

窓口のガラスには入館料が 

タイ語で「大人 150バーツ」
その下に「Adult 300 Baht」 と。

おいおい、2倍かい -_-;)

いずれにしても係員の姿が無いんですよ。いぶかしく思っていたら、
女性職員が外から入ってきて私を見るなり驚いた表情をしました。

「今日は休館日ですよ」

す、すみません。

タイのミュージアムって月曜日が休みのところがほとんどなんですよね。
でも今日は振り替え休日。それでも強引に休むのか。

営業してても300バーツは高いので遠慮しますが ^_^;)


では、クローンラットマヨム水上マーケットに向かいましょうか。
船着場からまっすぐ伸びる路地に戻ります。


02_04


立派なゲートをくぐると、


02_05


先はロータリーになっていて、ソンテオがいきなりやって来ました。
運転席の屋根上の黄色い看板には、

ロッファイ タリンチャン水上マーケット
   ワット・チャーン・レック


と。水上マーケット違い。これじゃ行きません。

何台かやり過ごしていると、
今度は白い看板のソンテオが登場。


02_06


白い看板には、

ロッファイ
南タイ協会

とあるのですが、運転席のガラス右側にある赤い看板には

クローンラットマヨム水上マーケット
  ムーバーン・マハートタイ2

と。

これだ!

一応運転手さんに行くか尋ねてから乗車。
時刻は、09:26。


02_07


シリラート病院、というか正確にはマヒドン大学シリラート病院医学部
建物群を抜けます。近代的なビル群に昔ながらのソンテオが出入りしている
光景がなんともタイ的だなと感じつつ揺られていくと、


02_08


ソンテオは現トンブリー駅前にわざわざ寄り、お客さんを拾います。

1999年に設けられた当時はバンコク・ノーイという駅名だったのですが、
2004年にトンブリー駅に改称されたのです。


国鉄の線路沿いには、粗末な小屋で営業する市場が続いています。

そこを抜け左折し、チャランサニッウォン通りに入ってビックリ。


02_09


高架鉄道の工事がもうこんなに進んでいたとは!

MRTがバーンスーからチャオプラヤー川を越えてここまで伸びてくるんだとか。
本当に開業するんですね(笑)


初めて通る道が多く、興味津々に景色を眺めているうちに
iPhoneのマップによるとどうやら目的地間近になったようで。

そろそろかなーとタイミングを図っていると、数人の乗客が降り始めました。
お、ここに違いない。私も降りましょう。


02_10


運転席で運賃7バーツを支払います。


02_11


クローンラットマヨム水上マーケットに到着!
(↑グーグルマップで場所を示しておきます。)

時刻は、10:11。
所要時間45分か。意外とかかりました。

道の両側が水上マーケットのようですね。
でもメインな雰囲気を醸し出している左側から入ってみますか!





<旅費交通費>
ソンテオ:7バーツ
ここまでの合計:10バーツ

※旅は2014年4月7日(月)に行いました。

<参考>
ウィキペディア "สถานีรถไฟธนบุรี (เดิม)"
ウィキペディア "สถานีรถไฟธนบุรี"

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)

つづく


クローンラットマヨム水上マーケット

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    トンブリー発ランスアン行き255列車 ラーチャブリーへの旅[2]

    シリラート病院の裏から乗ったソンテオは右折して
    国鉄トンブリー駅前にそのまま横付けして停車。

    これは便利だ~。

    時刻は06:52。
    あっという間の到着です。

    で、バタバタしていて私はうっかり運賃をメモるのを忘れてしまいました。
    6バーツか8バーツだったような。取り敢えず6バーツにしておきます。
    不確かでスミマセン m(_ _)m


    ちょっと後ずさって駅を撮影…。


    02_01


    トンブリー駅はターミナル駅だというのに、なんというシンプルさ。


    さて、切符を買わねば。


    02_02


    売り場で行き先を告げて購入。14バーツ也。
    07:30発ランスアン行き255普通列車に乗ります ^^


    発車までどうしてようかなと思った矢先、駅アナウンスが。
    ランスアン行きは2番線から。今から乗車できます、と。

    それを聞くやいなや、


    02_03


    みんなワラワラと乗り込んで行きます。
    あ、私も乗ろう!

    座席を確保して一息つきながら、切符をまじまじと眺めます。


    02_04


    ちょっと味気無いですよね。
    タイの鉄道で硬券って無いのかな。


    で、ボーッとしていると07:10頃にいきなりガシャン!という音とともに衝撃が。
    機関車が連結されたようですね。あー、ビックリした。

    どうせだから見に行ってみますか。


    02_05


    なんだかワクワクしてきました!(笑)


    座席に戻ると発車前から物売りが車内を行ったり来たり。
    「カーフェー、オーワンティーン~」(コーヒー、Ovaltine)
    「ムーヤーン、ムートート、カーオニァオカァ~」(焼き豚、豚揚げ、もち米です)

    朝食取ったばかりだからなぁ ^_^;)


    カン~カン~という鐘の音とともに列車は定刻どおりに発車。
    国鉄南線を西へと走っていきます。


    途中、この駅にも停車。


    02_06


    以前の旅で訪れたワット・ンギウラーイ駅です。

    昔この裏手のターチーン川船着き場からスパンブリーと結ぶ定期船が出ていた頃は
    そこそこ賑わいのある駅だったようで。

    今でも思ったよりここからの乗客っているんですね。


    ワット・ンギウラーイ駅を発車すると、ソンテオが並走する姿が。


    02_07


    あーっ、JESADA TECHNIK MUSEUM まで乗ったソンテオじゃないですか~!

    たまたま乗り合わせたおばさんに色々と教えてもらった記憶が蘇ります ^_^;)


    ターチーン川を渡ってしばらくすると大きめの駅に到着。


    02_08


    ナコーンパトム駅です。

    ナコーンパトムの街は、以前の旅でどういうわけか居心地良く感じたんですよね。
    きっとまたふらっと訪ねに来ると思います。


    …なんだか今までの旅を回想する旅と化してますね(笑)


    ナコーンパトムラーチャブリー県境を越えた列車が
    停車した駅でいよいよ下車しますよ~。


    02_09


    …って、ホームが途切れてるじゃん。
    砂利の上に降り立つことに -_-;)

    ここがどこかと言いますと…


    02_10


    ノーンプラードゥック駅です。

    時刻は09:16。
    定刻より11分遅れの到着。


    やっと来れた!!
    ここにずっと来たかったんですよ~。





    <交通費>
    ソンテオ:6バーツ(?)
    列車:14バーツ
    ここまでの合計:42.5バーツ

    ※旅は2013年4月30日(火)に行いました。
    元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


    つづく


    02_map


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    トンブリー路線バスの旅[14] トンブリー駅とシリラート病院

    いつまでも日本製蒸気機関車に興奮していてもしょうがないので(笑)、
    トンブリー機関区を後にした私は、再び線路沿いを歩き始めました。

    ほどなくして到着したのが、トンブリー駅。
    バンコクノーイ駅が無くなって、ここが始発駅になったみたいです。

    トンブリー駅

    一つしかないホームが、あまりにも淋しいです・・・。
    時刻表を見たら当駅発の列車が一日に6本しかないので、
    まぁ、こと足りているんでしょうねぇ。

    ふと駅名の看板を見ると・・・

    トンブリー駅の駅名看板

    元々「BANGKOK NOI」と書かれていたのを塗りつぶして
    上に「THONBURI」と書き直したのが分かります。

    時刻はもうすぐ13時。
    さすがにお腹が減ってきたので、先へ進むことに。

    またとぼとぼ歩き、シリラート病院のところまで戻ってきました。
    プミポン国王も入院なさっていた病院です。何棟もあって巨大ですねー。
    病院南側に沿って歩いていると、日本語の看板を発見。

    「博物館」って、やっぱりアレですか・・・

    ピンボケ気味ですみません(汗)
    この「博物館」って、もしかして例のアレですかね?
    私は行ったことがないんですが、日本人にミョーに人気の・・・。

    そんなことを思いながら、とりあえずシリラート病院の写真を一枚撮影。
    で、帰国後に確認してみると、こんなんでした。

    シリラート病院を南側から・・・

    オーブが乱舞してるんですが。


    怖いよぉ(T T)




    <交通費>
    徒歩なので:0バーツ
    ここまでの合計:78バーツ


    ※旅は2008年4月28日(月)に行いました。
    元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


    つづく・・・



    トンブリー駅~シリラート病院

     
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