日本製ミカド型蒸気機関車の後ろに見える建物は、
国鉄の旧トンブリー駅舎。
ここに駅が設けられたのはラマ5世期の国鉄南線開業時ですから、
もうかなり長い歴史があります。その頃はバンコク・ノーイ駅という名称でした。
が、そのバンコク・ノーイ駅は太平洋戦争中に
連合国軍の爆撃を受け破壊されてしまいます。
目の前にある駅舎は、その後新たなデザインで建てられた2代目。
駅名も新駅舎開業に合わせてトンブリー駅に改称されました。
1950年のことです。
たしかに
トンブリー駅
仏暦2493年
と書かれていますね。仏暦2493年=西暦1950年です。
赤レンガが美しいトンブリー駅でしたがチュアン政権時の1999年、
駅周辺改良工事のために800メートルほど先に新設した
バンコク・ノーイ駅にターミナル駅としての機能が移転されました。
このトンブリー駅は切符発券のみで列車の発着はなくなったのです。
しかしトンブリー駅周辺改良工事は重大な問題(ってなんでしょう?)が生じ、
結局頓挫。宙ぶらりん状態になってしまいます。
2003年、タクシン政権はターミナル機能を再びこのトンブリー駅に戻し
列車の発着が復活しますが、それも束の間。
国鉄が一帯の土地をマヒドン大学シリラート病院医学部に委譲したのです。
2003年10月4日以降、ターミナル機能はバンコク・ノーイ駅に再度移され、
この駅に列車が発着する光景は終ぞ見られなくなってしまいました。
ドアが一ヶ所開いていたので、中に入ってみましょうか。
昔の切符窓口ですね。
今はシリラート医学博物館(พิพิธภัณฑ์ศิริราชพิมุขสถาน)として使われています。
窓口のガラスには入館料が
タイ語で「大人 150バーツ」
その下に「Adult 300 Baht」 と。
おいおい、2倍かい -_-;)
いずれにしても係員の姿が無いんですよ。いぶかしく思っていたら、
女性職員が外から入ってきて私を見るなり驚いた表情をしました。
「今日は休館日ですよ」
す、すみません。
タイのミュージアムって月曜日が休みのところがほとんどなんですよね。
でも今日は振り替え休日。それでも強引に休むのか。
営業してても300バーツは高いので遠慮しますが ^_^;)
では、クローンラットマヨム水上マーケットに向かいましょうか。
船着場からまっすぐ伸びる路地に戻ります。
立派なゲートをくぐると、
先はロータリーになっていて、ソンテオがいきなりやって来ました。
運転席の屋根上の黄色い看板には、
ロッファイ タリンチャン水上マーケット
ワット・チャーン・レック
と。水上マーケット違い。これじゃ行きません。
何台かやり過ごしていると、
今度は白い看板のソンテオが登場。
白い看板には、
ロッファイ
南タイ協会
とあるのですが、運転席のガラス右側にある赤い看板には
クローンラットマヨム水上マーケット
ムーバーン・マハートタイ2
と。
これだ!
一応運転手さんに行くか尋ねてから乗車。
時刻は、09:26。
シリラート病院、というか正確にはマヒドン大学シリラート病院医学部の
建物群を抜けます。近代的なビル群に昔ながらのソンテオが出入りしている
光景がなんともタイ的だなと感じつつ揺られていくと、
ソンテオは現トンブリー駅前にわざわざ寄り、お客さんを拾います。
1999年に設けられた当時はバンコク・ノーイという駅名だったのですが、
2004年にトンブリー駅に改称されたのです。
国鉄の線路沿いには、粗末な小屋で営業する市場が続いています。
そこを抜け左折し、チャランサニッウォン通りに入ってビックリ。
高架鉄道の工事がもうこんなに進んでいたとは!
MRTがバーンスーからチャオプラヤー川を越えてここまで伸びてくるんだとか。
本当に開業するんですね(笑)
初めて通る道が多く、興味津々に景色を眺めているうちに
iPhoneのマップによるとどうやら目的地間近になったようで。
そろそろかなーとタイミングを図っていると、数人の乗客が降り始めました。
お、ここに違いない。私も降りましょう。
運転席で運賃7バーツを支払います。
クローンラットマヨム水上マーケットに到着!
(↑グーグルマップで場所を示しておきます。)
時刻は、10:11。
所要時間45分か。意外とかかりました。
道の両側が水上マーケットのようですね。
でもメインな雰囲気を醸し出している左側から入ってみますか!
<旅費交通費>
ソンテオ:7バーツ
ここまでの合計:10バーツ
※旅は2014年4月7日(月)に行いました。
<参考>
ウィキペディア "สถานีรถไฟธนบุรี (เดิม)"
ウィキペディア "สถานีรถไฟธนบุรี"
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)
つづく
国鉄の旧トンブリー駅舎。
ここに駅が設けられたのはラマ5世期の国鉄南線開業時ですから、
もうかなり長い歴史があります。その頃はバンコク・ノーイ駅という名称でした。
が、そのバンコク・ノーイ駅は太平洋戦争中に
連合国軍の爆撃を受け破壊されてしまいます。
目の前にある駅舎は、その後新たなデザインで建てられた2代目。
駅名も新駅舎開業に合わせてトンブリー駅に改称されました。
1950年のことです。
たしかに
トンブリー駅
仏暦2493年
と書かれていますね。仏暦2493年=西暦1950年です。
赤レンガが美しいトンブリー駅でしたがチュアン政権時の1999年、
駅周辺改良工事のために800メートルほど先に新設した
バンコク・ノーイ駅にターミナル駅としての機能が移転されました。
このトンブリー駅は切符発券のみで列車の発着はなくなったのです。
しかしトンブリー駅周辺改良工事は重大な問題(ってなんでしょう?)が生じ、
結局頓挫。宙ぶらりん状態になってしまいます。
2003年、タクシン政権はターミナル機能を再びこのトンブリー駅に戻し
列車の発着が復活しますが、それも束の間。
国鉄が一帯の土地をマヒドン大学シリラート病院医学部に委譲したのです。
2003年10月4日以降、ターミナル機能はバンコク・ノーイ駅に再度移され、
この駅に列車が発着する光景は終ぞ見られなくなってしまいました。
ドアが一ヶ所開いていたので、中に入ってみましょうか。
昔の切符窓口ですね。
今はシリラート医学博物館(พิพิธภัณฑ์ศิริราชพิมุขสถาน)として使われています。
窓口のガラスには入館料が
タイ語で「大人 150バーツ」
その下に「Adult 300 Baht」 と。
おいおい、2倍かい -_-;)
いずれにしても係員の姿が無いんですよ。いぶかしく思っていたら、
女性職員が外から入ってきて私を見るなり驚いた表情をしました。
「今日は休館日ですよ」
す、すみません。
タイのミュージアムって月曜日が休みのところがほとんどなんですよね。
でも今日は振り替え休日。それでも強引に休むのか。
営業してても300バーツは高いので遠慮しますが ^_^;)
では、クローンラットマヨム水上マーケットに向かいましょうか。
船着場からまっすぐ伸びる路地に戻ります。
立派なゲートをくぐると、
先はロータリーになっていて、ソンテオがいきなりやって来ました。
運転席の屋根上の黄色い看板には、
ロッファイ タリンチャン水上マーケット
ワット・チャーン・レック
と。水上マーケット違い。これじゃ行きません。
何台かやり過ごしていると、
今度は白い看板のソンテオが登場。
白い看板には、
ロッファイ
南タイ協会
とあるのですが、運転席のガラス右側にある赤い看板には
クローンラットマヨム水上マーケット
ムーバーン・マハートタイ2
と。
これだ!
一応運転手さんに行くか尋ねてから乗車。
時刻は、09:26。
シリラート病院、というか正確にはマヒドン大学シリラート病院医学部の
建物群を抜けます。近代的なビル群に昔ながらのソンテオが出入りしている
光景がなんともタイ的だなと感じつつ揺られていくと、
ソンテオは現トンブリー駅前にわざわざ寄り、お客さんを拾います。
1999年に設けられた当時はバンコク・ノーイという駅名だったのですが、
2004年にトンブリー駅に改称されたのです。
国鉄の線路沿いには、粗末な小屋で営業する市場が続いています。
そこを抜け左折し、チャランサニッウォン通りに入ってビックリ。
高架鉄道の工事がもうこんなに進んでいたとは!
MRTがバーンスーからチャオプラヤー川を越えてここまで伸びてくるんだとか。
本当に開業するんですね(笑)
初めて通る道が多く、興味津々に景色を眺めているうちに
iPhoneのマップによるとどうやら目的地間近になったようで。
そろそろかなーとタイミングを図っていると、数人の乗客が降り始めました。
お、ここに違いない。私も降りましょう。
運転席で運賃7バーツを支払います。
クローンラットマヨム水上マーケットに到着!
(↑グーグルマップで場所を示しておきます。)
時刻は、10:11。
所要時間45分か。意外とかかりました。
道の両側が水上マーケットのようですね。
でもメインな雰囲気を醸し出している左側から入ってみますか!
<旅費交通費>
ソンテオ:7バーツ
ここまでの合計:10バーツ
※旅は2014年4月7日(月)に行いました。
<参考>
ウィキペディア "สถานีรถไฟธนบุรี (เดิม)"
ウィキペディア "สถานีรถไฟธนบุรี"
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)
つづく
ブログを書く励みになります m(_ _)m