タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

チェーディー・プッタカヤー

金色に輝くブッタガヤ仏塔 カンチャナブリーの奥へ[13]

このチェーディー・プッタカヤー(ブッタガヤ仏塔)は、
800m離れているものの、 実はさっきの
ワット・ワンウィウェーカーラームの一部なんですよ。


13_01


ダム湖に近い場所を選んで建てたんですかね。

では階段を上ってみますか。


13_02


上り切ったところには仏像が。


13_03


背後には「チェーディー・プッタカヤー」とタイ語表記。
下のビルマ風文字はモン語なんでしょうね。

内部に入る入口と、塔へと上る階段が見えます。
まずは内部に入ってみましょう。


13_04


三方がこんな感じにガラーンとしていて、
どの方角にも中央付近に仏像があり参拝する人の姿が見られます。


一周したので、階段で上へと出てみます。


13_05


うわあ。
金色に輝いて素晴らしいですね!

いたるところに小さな仏像が置かれているのが見えますか?

子供船頭さんが昨日言っていたとおり、
元のワット・ワンウィウェーカーラーム本堂の壁から
はずして持ってきたものが飾られたんでしょうね。


13_06


あの一体が、なんとなく気になった私でした。


チェーディー・プッタカヤー
を見終えたので、
再びバイクタクシーに跨ります。

さっき来る道すがら、途中で市場が目に入ったんですよ。
そこにも寄ってもらうことにしました。

これまたほんの1,2分で到着。
時刻は、07:53。


13_07


木造の建屋にはワット・ワン市場と書かれています。
ワット・ワンはワット・ワンウィウェーカーラームの略称ですね。

さらその下には 「ウッタマ僧侶により開設」とも。

内部を歩いてみると、品揃えはごく普通の市場なのですが、
他と違う点は、


13_08


巻きスカートの女性比率が高いこと。
実はバイクタクシーに乗車中も巻きスカートの女性を多く見かけたんですよ。
モン族の伝統が今でも守られているということなんでしょうね。

では、モン橋まで戻りますか。


13_09


モン族の集落を通り、モン橋に到着。
時刻は08:00。 

当初は20バーツとのことでしたが、
予定変更で3ヶ所も回ってもらったので、60バーツだそうで。
1ヶ所につき20バーツってことかな。

「船で湖に沈んだお寺を見に行きませんか?」

とバイタクの兄ちゃん。なんと、船頭さんにもなるんですか。

いえ、昨日見たので結構ですと答えると、ずんなりと諦めちゃいました。
そんな観光客ズレしていないところがいいですよね ^^


さてと、と辺りを見回すとこんなモノ発見。


13_10


物見やぐらのような木造の展望台。

これは上ってみない手はないですよね(笑)


13_11


うおーーーー。
絶景ポイントでした。上ってよかった!


下りようとすると、あれ?


13_12


子供が ^_^;)

展望台にいる私の姿を見つけて寄ってきたようです。
なんだかゴニョゴニョ話しかけてくるんですが、
幼児言葉なのかモン語なのか聴き取れないんですよー。

おかねちょーだい、とでも言ってるのかな。
ずーっとついて来るし -_-;)


13_13


モン橋の下には粗末な露店が並んでいました。

そのうち一店を覗くと、


13_14


おぉ、興味深いものが並んでますよ~。

左から「カレン語初級」、「タイ-モン 2言語会話」、「タイ-ビルマ 2言語会話」。

欲しいっ!
買おうと財布を開いてみたら、なんと500バーツ札しかない!
500バーツでお釣りありますか? 無いですよねぇ。すみません。

ということでゲットできず。一生の不覚 -_-;)

ちなみにお店の女の子はモン族じゃなくてタイ人だと言ってました。
タイ人もいるんですね。


さて、宿にいったん戻るかなー。

モン橋
脇の竹橋を歩いて行きます。すると、


13_15


あれ、さっきのバイタク兄ちゃんじゃないですか。
何をしてるんですか?

「魚を釣ってるんですよ」

タナカを塗った顔でにこにこしながら答えてくれます。
いったいこの人の本業は何なんだろう?(笑)

ちなみに写真のとおり、坊やはまだついてきています。
う~ん、どうしよう。


ふと前方を見つめると、例の子供船頭さんが大人と2人で
竹橋にしゃがみこんでこちらを見ているではないですか。

歩いて行くと、「父です」と。

「今から行けますよ」

確かに霧もかなり晴れましたし、それもそうですね。
でも朝方断られたのは、もしかしたらお父さんを待っていたのかも。

私の希望する行き先に子供船頭さんは行ったことがないとの
ことだったので、お父さんの助太刀が必要なんでしょう。

「いくらと言ったんだ?」
「500」
「600にしとけ!」

と親子で相談しているのが聞こえてきます。
私がいないところでしたほうがいいんじゃないでしょうか -_-;)

でも不思議なんですが、モン族なのに親子の会話はタイ語なんですね。
まぁ細かいことは気にしないことにしましょう。

というワケで600バーツで(笑)、
急遽今から船旅に出ることになりました。


行き先は、ダム湖に沈んだ泰緬鉄道の線路跡です!


時刻は、08:16。


13_16


おい、なんでおまえも乗るんだ!(笑)





<旅費交通費>
バイクタクシー:60バーツ
ここまでの合計:975バーツ

※旅は2014年4月1日(火)~2日(水)に行いました。
 
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)

つづく


サンクラブリー


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ワット・ワンウィウェーカーラーム カンチャナブリーの奥へ[12]

モン橋横の竹橋を渡りつつ、
エンジン音を轟かせている船のほうを ふと眺めます。


12_01


日は昇っているものの、朝霧のせいでぼんやりと。
これまた幻想的な風景ですね。

でも、


12_02


さきほどよりは、霧が多少晴れたように思います。


対岸に辿り着くと、


12_03


なんとまあ。
バイクが無ければ、まるで江戸時代な光景ですよ。

バイクタクシーの兄ちゃんに声をかけ、行き先を告げます。
えーと、ワット…

「ワット・ワンウィウェーカーラーム」

そうそう、そこです。
名前が長くて覚えられませんでした ^_^;)

「20バーツ」

OKです。跨ろうとすると、
「お供えの花はいかがですか? どうせあちらで買うことですし」
と花売りの女性。


12_04


あれ、いつの間に ^_^;)
10バーツ渡して、花束を受け取ります。

ちなみにこちら岸へ渡って来た途端、
ほっぺたにタナカを塗った人だらけなんですよね。
女性の腰巻きスカート率も高しです。

こちらがミャンマーからやって来たモン族の集落なんだそうで。

ではお寺に向けて出発!
時刻は、07:23。

緩やかな坂を上ったり下りたりしつつ、
5分でワット・ワンウィウェーカーラームに到着。


12_05


入口を入って左手には立派な建物が。
プラサート・カーオヨート(九塔)というようで。

見上げると、


12_06


あ、昨日、ダム湖に沈んだ元のワット・ワンウィウェーカーラーム
飾ってあった写真と同じお坊さんだ。ということは、ウッタマ僧侶ですね。

「ウッタマ僧侶の棺はこの中に安置されています」

あ、そうなんですか。
でも朝早過ぎてまだ開いていないのが残念。

ウッタマ僧侶は、ミャンマー生まれ。
出家後苦労の末ミャンマー仏教界最高位の試験に合格すると、
さらに経験を積むためにミャンマー各地やタイのチェンマイにまでも
足を伸ばし、積極的に巡礼をしたのだとか。

1949年、台風によって故郷が壊滅的な被害を受けてしまいます。
さらに政府軍と反政府勢力の戦闘拡大に嫌気がさしたウッタマ僧侶は
トーンパープームの地から再びタイへと足を踏み入れます。

招聘を受けるなどして、トーンパープームのあの山上の寺ワット・ターカヌンや、
サムットサーコーン県のワット・バーンプラーなどで出家したのち、
ラーチャブリー県ポーターラームのワット・コで出家中の1951年、
ある知らせを受けたのです。

故郷から大勢のモン族の人々が川伝いに国境を越えサンクラブリー
避難してきている。ウッタマ僧侶の招聘を望んでいる、と。

ワット・コでの出家を終えたウッタマ僧侶はサンクラブリーに向かいます。
これがサンクラブリーのモン族集落の始まりとなったのでした。

その後、ウッタマ僧侶が中心となり、モン族とカレン族の協力で
1956年に建てられたのが、今はダム湖に沈んでいる
元のワット・ワンウィウェーカーラーム


丘の上の現在のワット・ワンウィウェーカーラームは、
ダム湖ができた1984年以降に建てられたものです。


そうそう、この建物ですが塔が3つしかないのになぜ
プラサート・カーオヨート(九塔)という名なのかと思ったら、
ウッタマ僧侶の棺に9つの塔状の装飾が施してあるからなんだそうで。

ウッタマ僧侶は2006年、97歳で逝去。
プラサート・カーオヨートは、その後建てられたのでしょうね。

いずれにしても入って見れないのが残念です。
2階はミュージアムになっているんだとか。


「ウィハーンは開いてますよ」とバイタクの兄ちゃん。

あ、ほんとだ。ちょっと行って来ます。

入口右手のウィハーン・ヒンオーン(大理石仏堂)内部は
ひんやりした空気が漂っています。


12_07


名のとおり中央には、ひと塊の大理石から彫られた仏像が。

なんでもウッタマ僧侶がミャンマーのマンダレーの彫刻師に
彫らせたものなんだとか。

完成後、ミャンマー宗教局の許可取得や、9トンの重さのある仏像の運搬に
てこずって、やっとの思いでこの先の国境から搬入したんだそうです。

仏像の前には一対の象牙が。珍しいんじゃないですか?


さて、ここの境内は見終えたので、次なるスポットへ。

チェーディー・プッタカヤー
にも行ってもらえますか?

「いいですよ」

再びバイクに跨り、緩い坂を下りて行きます。


12_08


すがすがしくて気持ちいいもんですね~。
ちなみに左手は学校。


ものの1,2分で到着しました!
時刻は、07:40。


12_09


チェーディー・プッタカヤー(ブッタガヤ仏塔)です!





<旅費交通費>
バイクタクシー代未払いなので:0バーツ
ここまでの合計:915バーツ

※旅は2014年4月1日(火)~2日(水)に行いました。

<参考>
MonStudies.com "หลวงพ่ออุตตมะ"(タイ語)
Wikipedia "พระราชอุดมมงคล (เอหม่อง อุตฺตมรมฺโภ)"(タイ語)
 
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)

つづく


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