タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

チェーディー・サームオン

ロットゥーでスリー・パゴダ・パス出発 カンチャナブリーの奥へ[19]

スリー・パゴダ・パス(チェーディー・サームオン、三仏塔峠)の
国境の道の横には、こんな碑が。


19_01


The Republic of the Union of Myanmar

この碑から向こうはもうミャンマー領だということですね。

碑の真後ろに泰緬鉄道の線路が残ってるんですよー。
この時は気付かなくて非常に残念。
写真にもわかりにくもののわずかに線路が写ってます -_-;)

と言うことは今私が立って写真を撮っているまさにこの場所も
かつては線路が通っていたということか。


しかし、とにかく暑い!!

おまけに腹が減ったので、戻りつつ食堂を探すことにしますか。
なにしろ早朝にいかだの宿で出されたパトンコーを食べたっきりなので。


19_02


さっき来た坂を登りつつ、途中で左の路地に入ってみました。
何やらありそうな雰囲気です。

売店の並ぶ路地を進みさらに左へ曲がると、


19_03


なんと、こんなところに不釣り合いなスーパーが。

ちなみにこの路地、先で未舗装になってますがそのまま直進したら
ミャンマーに密入国できちゃいそうな雰囲気ですね(笑)

で、このスーパーですが面白いんですよ。


19_04


土禁のスーパーって人生で初めて遭遇しました(笑)


路地を引き返します。

正面には営業の終わった木造の市場があるんですが、
その前の木の下には、


19_05


なぜか若者がたむろってます。
しかも男性は80年代のヤンキーみたいな金髪の髪型にビシっときめ、
女性は揃いも揃って綺麗な巻きスカートでおめかし。

ここは若者の出会いの場ってことなんでしょうかね。

市場の前が、ですか。なんとも微笑ましい光景です ^^


結局この辺りには目ぼしい食堂が無かったので、
再び坂に出て登ることに。


19_06


あぢぃーーーー。


ソンテオで来る際に、ロッ・トゥー乗り場らしき場所を見かけたんですよ。
たぶんカンチャナブリー行きでしょう。
その乗り場がずっと先の右手に見えています。

とりあえず確認がてらあそこまで行きますか。


汗ダラダラで到着。
時刻は、12:28。


19_07


受付に座っている髪をポマードで固めたインド系ミャンマー人らしき男性に
尋ねると、カンチャナブリーまで185バーツとのこと。

代金を払いつつ聞いてみます。何時に出発ですか?

「何だって? ミャンマー語はできる? タイ語苦手なんだよ」

何言ってるんですか。私よりずっと綺麗なタイ語ですけど。
リスニング力がイマイチなのかな。何度も説明してやっと通じたようで。

「午後1時」

じゃ、お腹が空いたので向かいの食堂で食事してきていいですか?

「行って来な。12時45分に出るから急いでな」

今さっき1時と言ったじゃないか!(笑)


なんだか不遜な態度というか遠慮が全くなくズケズケと言う
タイ人と正反対のキャラが新鮮で面白いです(笑)


急いで向かいの食堂に飛び込みます。


19_08


すると、「呼んでますよ」と食事中の兄ちゃんが
乗り場を指差して私に言います。

なんだ? 仕方なく乗り場に戻ると、呼んでいたくだんの受付の男性、

「今出発するから早く乗れ」

で、でもお腹が空いてるんですが。

カンチャナブリーで食べろ!」


あーもう笑えてきた(笑)
じゃぁせめて隣の売店で飲み物だけ買わせてください。

「急げ!」

ラジャー ^_^;)

おばあさんからコーラとスナック菓子を速攻で買って
ロッ・トゥーに乗り込みます。


19_09


乗客は、私とお坊さんの2人だけ。
サンクラブリーで大勢乗って来るんでしょうかね?

本当にすぐ出発しました。
時刻は、12:36。





<旅費交通費>
ロッ・トゥー:185バーツ
ここまでの合計:1,790バーツ

※旅は2014年4月1日(火)~2日(水)に行いました。

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


三仏塔峠


よろしければ下記バナーのクリックをお願いいたします。
ブログを書く励みになります m(_ _)m

タイ・ブログランキング  にほんブログ村 旅行ブログ タイ旅行へ



     

スリー・パゴダ・パス(三仏塔峠) カンチャナブリーの奥へ[18]

サンクラブリー生鮮市場前から乗ったソンテオは、
途中で検問を通った後、右へ逸れて停車。


18_01


なかなか味のあるガソリン・スタンドですね(笑)

給油を済ませて再出発。


18_02


人家をほとんど見かけない景色の中をひたすら北へと走っていきます。


しばらく走ると左手の景色が開け、向こうに連なる山々が見えてきました。
この辺は向こうの山々はもちろん、道路の左手すぐももうミャンマー領のようで。


ぐいっと左へ曲がったソンテオは真っ直ぐな坂を下りていきます。


18_03


そろそろ終点かな。
と思っていると、右に逸れ路地に入り木の下に停車。


18_04


運賃は30バーツでした。運転手に渡します。
時刻は、11:58。
サンクラブリーから40分もかかったようには感じませんでしたけどね。


さっきの下り坂に戻って、道なりに歩いて下っていきます。


18_05


朝の涼しさが嘘のように暑い!!
早くも朦朧としてきましたよ -_-;)


坂を下り切った目の前に、とうとう現れました。


18_06


三つの仏塔。

この地、スリー・パゴダ・パス、タイ名チェーディー・サームオン
日本名三仏塔峠の名の由来となった仏塔です。

今の姿になったのは1929年ですが、
それ以前にも3つの仏塔はあったようで。


三つの仏塔を前に、果てまで来たんだという感慨がひとしおです。


この地は山地を越える峠道として昔から交通の要衝でした。
3世紀にインド人がはるばる現在のタイの地まで
仏教を伝えにやってきた時もここを通ったと推定されているとか。

さらには14~18世紀のアユタヤ王朝期には、
ビルマ軍がたびたびここを通ってアユタヤに侵攻しています。
逆にアユタヤ軍もここを通ってビルマを攻めたんですが。

そして1943年10月に開通した泰緬鉄道もここを通っていたんです。
バイクが横切っているまさにその場所を左右にまっすぐ走っていました。

1990年頃にはモン族の軍がここのミャンマー側地域を制圧しましたが、
その後再びミャンマー軍が平定し、停戦協定を結んだモン族の軍は
活動をしていません。


18_07


3つの仏塔の背後にはコの字型に取り囲むように
土産物店街が連なっています。

左からずーっと見て歩いてみますか。
ちょうど強烈な日差しを避けられますし ^_^;)


18_08


ご当地Tシャツもあるのですが、多く目につく商品と言えば…


18_09


宝飾品。とくに宝石を使ったものが。
ミャンマーって良質なルビーの産地でしたよね。それでかな?

他にもコテコテの土産物店や中国茶屋、
食堂などがある並びを抜けたところには、


18_10


イミグレが突然出現。

よし、ミャンマーへちょこっと行ってみますか。
用意していた顔写真を確認しつつ窓口に近付くと、すーっと窓が開きました。

中にいる女性係官にパスポートを出して
ミャンマーに行きたい旨を告げます。

「ここは暫定国境なので、タイ人しかミャンマーに行けません。
 恒久国境のバーン・ナムプローンへ行ってください」

とにこやかに拒否られてしまいました。

外国人はここを通れないとはまったく知りませんでしたよ!
大いにガッカリです…。


バーン・ナムプローン
とは2013年6月12日に開いたばかりの
同じくカンチャナブリー県にあるタイ・ミャンマー国境。

詳しくは分かりませんが、バーン・ナムプローン国境
新たに開いた代わりに、スリー・パゴダ・パス
(チェーディー・サームオン、三仏塔峠)
の国境は
外国人には閉ざされたのかもしれませんね。


イミグレの向こう左手はもう、


18_11


ミャンマー国境なのでした。
時刻は、12:14。

この時はとにかく暑くて細かいことに気が回らなかったんですが、
帰国後によくよくこの写真を見てみると、何やら気になるものが。

国境の道に並行して右手の緑の土手の上に見えるもの、
あれって線路ですよねぇ?

なんという不覚。

どのみちサンクラブリーへの再訪を誓っていたので、
その際にスリー・パゴダ・パスにもまた足を伸ばすことにしましょう (T_T)





<旅費交通費>
ソンテオ:30バーツ
ここまでの合計:1,605バーツ

※旅は2014年4月1日(火)~2日(水)に行いました。

<参考>
Wikipedia "ด่านเจดีย์สามองค์"

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


三仏塔峠


よろしければ下記バナーのクリックをお願いいたします。
ブログを書く励みになります m(_ _)m

タイ・ブログランキング  にほんブログ村 旅行ブログ タイ旅行へ



     
 
旅ごとに見る
このブログ内で検索
アンケートモニター登録
Gポイント
 
タグでまとめて見る
最新コメント
QRコード
QRコード