銀細工の寺ワット・シースパンでトイレを借りてから、
次なる目的地へ向かうことに。
ちなみにこのワット・シースパン、太平洋戦争中は
日本軍が駐屯地と捕虜収容所として使っていたのだそうです。
ビルマ進攻とその後のインパール作戦に向かう兵員・物資集積地としては、
ピサヌローク(メーソートへの起点)やランパーン(メーサイへの起点)の
方が重要でしたが、最短ルートとなるチェンマイ-メーホンソン-トングー
の道路建設のためなどでチェンマイにも日本軍が駐屯していたんです。
この道路の完成はインパール作戦開始後。
そのため退却ルートとして重要な役割を負った悲劇の道路でもあります。
さて、寺を出て右へと。
僧侶への寄進グッズなどの売店の間を抜け、
表のウアラーイ通りに出ました。
左角は銀細工工房らしく家屋内からトンカンという音が聞こえてきます。
道を渡り右斜めに伸びる路地へ。
ワット・ムーンサーンの山門が迎えてくれます。
本当はワット・シースパンでなくこちらへ来たかったんですよ。
でも寺の名をしっかり覚えていなかったお陰で銀細工の様子を
見れたし良かったんですけどね。
ワット・ムーンサーンの入口に到着。
時刻は、14:49。
すぐの左手には、
おお、ここにもギンギラギンな仏堂が。
こちらのほうが落ち着いた華やかさが感じられて好きですね。
内部には入りませんでしたが、銀装飾が素晴らしいようですよ。
境内を反時計回りに歩いていきます。
右奥には歴史を感じさせる仏塔が。
その背後に見えるのが本堂です。
ぐるっと抜けて境内の左端へ。
そこには、ここに来た目的の建物が。
見えますか?
近くへ寄ってみましょう。
日本とタイの国旗が掲げられています。
このワット・ムーンサーンには戦時中、日本軍の食糧・武器備蓄庫と
傷病兵のための野戦病院があったそうです。
日本兵は周辺住民に日本語を教え、
子供に食糧を分け与えたりもしていました。
戦後、旧日本軍が終戦時に境内の池に武器を投棄して
去ったという情報を得た日本政府が調査したところ、
日本兵32名の痕跡(遺骨?)が見つかったのだそうです。
で、この建物は旧日本軍の資料館。
鍵がかかっているので、近くのあずま屋で涼んでいた
若い僧侶に尋ねたところ、鍵を管理している先輩僧侶が
外出中のため、開けられないとの返事。
ありゃー。タイミングが悪かったか。
ガッカリ。
でも「ワット・ムーンサーン」「ムーンサーン寺」でネット検索をすると、
内部の写真が掲載されたウェブサイトがいくつも見つかりますよ。
2つの国旗の前に慰霊碑があり、
基部には、
戦友よ安らかに眠れ
1980日本印緬戦跡慰霊団
8名の氏名
と。
そして上部には、
慰 霊
戦友よ安らかに眠れ
1970年2月2日吾戦友一同タイ国のこの戦跡を訪れ
亡き戦友の慰霊法要を営み謹んでこの銘を納む
(於チエンマイ・野戦病院跡)
32名の氏名
全国戦友連合会ビルマ・タイ戦跡慰霊巡拝団
と刻まれています。
しっかりと手を合わせました。
昨年2014年11月8日には、チェンマイ県と在チェンマイ日本領事館が
後援した「第1回タイ日友好まつり」が開催され、北タイ伝統衣装と
日本の着物姿のパレードがチェンマイ文化センターから
ワット・ムーンサーンまで練り歩いたそうです。
境内にはステージが設けられ露店も出たみたいですよ。
リンク先に写真が掲載されていますので、ぜひご覧ください。
今後、チェンマイ県の重要な恒例行事の一つとして
毎年開催していくとのこと。
日タイ友好に一役買い、かつ観光振興にもなりそうな行事で嬉しいですね。
来て手を合わせられただけでも良かったです。
そんなワット・ムーンサーンを後にしたのでした。
路地を戻ると、ウアラーイ通りとの角に祠があるではないですか。
さっきは気付きませんでした。何だろ?
<旅費交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:2,288バーツ
※旅は2015年2月18日(水)に行いました。
<参考>
「チェンマイの日本軍駐屯地と周辺事情」山口雅代,
ワライポーン・カンジャナカルン,ティーラット・パンヨー,
『タイ国情報』2013年9月号,日本タイ協会,2013年
Tripchiangmai.com "วัดหมื่นสาร เยี่ยมชมหอศิลป์เครื่องเงิน"
Hedlomnews "ไทย-ญี่ปุ่นร่วมงาน “ปอยมิตรภาพ”ครั้งที่1 ชื่นมื่น"
watsrisuphan.thaiis.biz "ประวัติวัดศรีสุพรรณ"
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)
つづく
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次なる目的地へ向かうことに。
ちなみにこのワット・シースパン、太平洋戦争中は
日本軍が駐屯地と捕虜収容所として使っていたのだそうです。
ビルマ進攻とその後のインパール作戦に向かう兵員・物資集積地としては、
ピサヌローク(メーソートへの起点)やランパーン(メーサイへの起点)の
方が重要でしたが、最短ルートとなるチェンマイ-メーホンソン-トングー
の道路建設のためなどでチェンマイにも日本軍が駐屯していたんです。
この道路の完成はインパール作戦開始後。
そのため退却ルートとして重要な役割を負った悲劇の道路でもあります。
さて、寺を出て右へと。
僧侶への寄進グッズなどの売店の間を抜け、
表のウアラーイ通りに出ました。
左角は銀細工工房らしく家屋内からトンカンという音が聞こえてきます。
道を渡り右斜めに伸びる路地へ。
ワット・ムーンサーンの山門が迎えてくれます。
本当はワット・シースパンでなくこちらへ来たかったんですよ。
でも寺の名をしっかり覚えていなかったお陰で銀細工の様子を
見れたし良かったんですけどね。
ワット・ムーンサーンの入口に到着。
時刻は、14:49。
すぐの左手には、
おお、ここにもギンギラギンな仏堂が。
こちらのほうが落ち着いた華やかさが感じられて好きですね。
内部には入りませんでしたが、銀装飾が素晴らしいようですよ。
境内を反時計回りに歩いていきます。
右奥には歴史を感じさせる仏塔が。
その背後に見えるのが本堂です。
ぐるっと抜けて境内の左端へ。
そこには、ここに来た目的の建物が。
見えますか?
近くへ寄ってみましょう。
日本とタイの国旗が掲げられています。
このワット・ムーンサーンには戦時中、日本軍の食糧・武器備蓄庫と
傷病兵のための野戦病院があったそうです。
日本兵は周辺住民に日本語を教え、
子供に食糧を分け与えたりもしていました。
戦後、旧日本軍が終戦時に境内の池に武器を投棄して
去ったという情報を得た日本政府が調査したところ、
日本兵32名の痕跡(遺骨?)が見つかったのだそうです。
で、この建物は旧日本軍の資料館。
鍵がかかっているので、近くのあずま屋で涼んでいた
若い僧侶に尋ねたところ、鍵を管理している先輩僧侶が
外出中のため、開けられないとの返事。
ありゃー。タイミングが悪かったか。
ガッカリ。
でも「ワット・ムーンサーン」「ムーンサーン寺」でネット検索をすると、
内部の写真が掲載されたウェブサイトがいくつも見つかりますよ。
2つの国旗の前に慰霊碑があり、
基部には、
戦友よ安らかに眠れ
1980日本印緬戦跡慰霊団
8名の氏名
と。
そして上部には、
慰 霊
戦友よ安らかに眠れ
1970年2月2日吾戦友一同タイ国のこの戦跡を訪れ
亡き戦友の慰霊法要を営み謹んでこの銘を納む
(於チエンマイ・野戦病院跡)
32名の氏名
全国戦友連合会ビルマ・タイ戦跡慰霊巡拝団
と刻まれています。
しっかりと手を合わせました。
昨年2014年11月8日には、チェンマイ県と在チェンマイ日本領事館が
後援した「第1回タイ日友好まつり」が開催され、北タイ伝統衣装と
日本の着物姿のパレードがチェンマイ文化センターから
ワット・ムーンサーンまで練り歩いたそうです。
境内にはステージが設けられ露店も出たみたいですよ。
リンク先に写真が掲載されていますので、ぜひご覧ください。
今後、チェンマイ県の重要な恒例行事の一つとして
毎年開催していくとのこと。
日タイ友好に一役買い、かつ観光振興にもなりそうな行事で嬉しいですね。
来て手を合わせられただけでも良かったです。
そんなワット・ムーンサーンを後にしたのでした。
路地を戻ると、ウアラーイ通りとの角に祠があるではないですか。
さっきは気付きませんでした。何だろ?
<旅費交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:2,288バーツ
※旅は2015年2月18日(水)に行いました。
<参考>
「チェンマイの日本軍駐屯地と周辺事情」山口雅代,
ワライポーン・カンジャナカルン,ティーラット・パンヨー,
『タイ国情報』2013年9月号,日本タイ協会,2013年
Tripchiangmai.com "วัดหมื่นสาร เยี่ยมชมหอศิลป์เครื่องเงิน"
Hedlomnews "ไทย-ญี่ปุ่นร่วมงาน “ปอยมิตรภาพ”ครั้งที่1 ชื่นมื่น"
watsrisuphan.thaiis.biz "ประวัติวัดศรีสุพรรณ"
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