タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

ターペー通り

ターペー門とチェンマイ城壁 チェンマイ日帰り旅[12]

チェンマイ門から北方へ進んでぶつかったY字路を右へと進みます。


12_01


この辺は緑も多いし静かでいいなー。
こんなところに長期滞在してみたいもんだ。

なんて感じていたら左手に、


12_02


ゲストハウスが。同じことを考える旅行者が多いんでしょうね。
欧米人宿泊客が多そうな感じ。


そんな路地を抜けて東西に走る道路に出ました。
東へ向かいましょう。


12_03


英語看板密度がさらにUP。
欧米人旅行者の姿が絶えず目に入るように。

そして、


12_04


東のお堀端の通りに出ました。
ここから北上しますか。

昔はこの並木のところに城壁があったんですよね。

城壁もチェンマイ門と同じく、マンラーイ王のチェンマイ遷都
(ランナー王国成立)の1296年に建設。
お堀を掘削した残土を盛り両側を煉瓦で挟んで築いたんだそうで。

1769年、ビルマ占領下を脱したチェンマイの初代カーウィラ王が
城壁を再建。2代目の王治世下1818年に再び修復を受けます。

が、その後20世紀初頭にはタイに編入され
城壁の役割が終わったこともあり、崩れるにまかせた放置状態に。

あまりの荒れ具合に、チェンマイ市が1957年から順次城壁を取り壊し、
道路へと変えられてしまったのでした。

なんともったいないことをとも思えますが、
無残に崩れて草ボ-ボーの城壁をそのままにしておくわけにはいかず、
かといって修復には取り壊しよりずっと費用がかかるでしょうから、
致し方なかったんでしょうね。


そんな元は城壁のあったお堀端の道路沿いを歩いていくと、


12_05


コテコテの外国人旅行者向け飲食店が出現。
英語が通じるから安心できるのかなぁ ^_^;)

さらに進むと、


12_06


復元された城壁が見えてきました。

その先には、


12_07


ターペー門が!

時刻は、15:31。
チェンマイ門から12分でした。

このターペー門、1985年にチェンマイ市と芸術局により
再建されたものなんだそうな。なんでも1879年に撮影された写真や
古い記録を元に昔の姿を忠実に再現したんだとか。

タイ語版ウィキペディアのターペー門には、1965年撮影の写真が
掲載されていますが、門の間の幅が今よりずっと広いのが分かります。

ということは、65年当時の門は後世に造られたものだったんですね。
それを壊してさらに昔の姿に戻したというわけか。

そうそう、この門は元々チアンルアック門という名だったんです。
古語で「船の町」という意味。
ターペー門は、この城壁のさらに外側にあった土塁の門の名でした。

のちに外側の土塁が取り壊された際に同時にターペー門も取り払われます。
すると民衆は内側のチアンルアック門を代わりにターペー門
呼ぶようになったんだとか。

ターペー
とは「いかだの船着場」の意味。
いずれにしてもこの東側地区は水運による商業で
栄えていたことがわかるネーミングですよね。


ごたくはこれぐらいにして(笑)、
歩き疲れたので一息つきましょう。

ターペー門
を背に西を向くと道路の両側角にカフェが
向かい合って立っています。
左はタイのカフェ・チェーン、ブラック・キャニオン。右は、


12_08


The Coffee Club。
よし、こっちにしよっと。

外の席に着席するやスタッフの男性がメニューをさっと持って来ました。
気持ちいいですね~。

アイスティー・ラテを注文。
140バーツとはなかなか強気なお値段です ^_^;)


12_09


やって来ましたよ。

ターペー門
を眺めながらしばしノンビリしたのでした。


この後はチェンマイ名物のナイトバザールを見物しようかと。
まだ早過ぎますが、とりあえず向かいますか。

カフェを後にします。
時刻は16:13。

ターペー門
を通り、


12_10


東側に出ます。

そのまま東へターペー通りを歩いていくと、


12_11


トルッチーン(中国正月)のお供え物が通りに出ています。
赤い服を着た女性が線香をあげていました。

チェンマイ・ナイトバザール
の通りにもうすぐ着いちゃいますが、
17時頃かららしいんですよね。まだ早いぞ。どうしよう…。




<旅費交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:2,288バーツ

※旅は2015年2月18日(水)に行いました。

<参考>
Wikipedia "กำแพงเมืองเชียงใหม่"
muslimchiangmai.net "ประเด็นการศึกษากรณีกำแพงประตูเมืองเชียงใหม่"

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

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ソイ・モン(モン・マーケット) チェンマイ日帰り旅[4]

チェンマイ市街西部にある、楽天ブログ仲間Tuiさんのお店
Cafe & Dining COTO COTO」で食事の後、
お店のもう一つのこだわりであるコーヒーを注文。

タイのカフェで出されるコーヒーは濃過ぎてお腹を下すことが
よくあるんですが、COTO COTOさんのコーヒーは、ちょうど良い濃さ。

安心して味わいながら飲みつつ、
Tuiさんに今日巡る場所を相談します。


04_01


実はCOTO COTOさんに来ること以外、
ノープランでチェンマイまでやって来たんですよ(笑)

嬉しいことにTuiさんはプランをいくつか考えておいてくださいました。
その中で私が選んだのは、カオソーイ食べ歩き!
さらに時間が余ったら、追加でいくつか興味深いスポットも訪ねようと。

とても参考になりました。
Tuiさん、ありがとうございます。


夜に時間があったらまたお邪魔するかもしれませんと告げ、
COTO COTOさんを後にします。時刻は、11:11。

ステープ通り
を反対側に渡り、バス停(?)でソンテオを待ちます。


04_02


まずはワローロット市場に行こうと思います。
2台に断られつつ、3台目でやっとOK。30バーツとのこと。
時刻は、11:20。


04_03


市内中心方面へ向けて走っていきます。


そうそう、チェンマイ空港から当初乗るつもりで「無い」と言われた
路線ソンテオですが、どうもやはり運行しているようだということを
つい数日前に偶然ネットで見かけた情報で知りました。

元々2014年8月から運行開始予定だったものが実際に運行して
中止になったのか、結局直前でお流れになったのかはわかりませんが、
新たに2015年2月15日から 暫定的に1,2,7,9番の4路線のみで
運行を開始してるようなのです。

chiangmaibus.org
というサイトに、路線図や、
なんと走行中ソンテオの現在地マップまで掲載されています。

「経緯」などを読むと、どうやらチェンマイ大学が中心になって
行政や民間も協力した試験運行のようです。様々なデータを収集して、
今後の路線バスサービス本格運行に活かしていくんだとか。

でも例えば1番路線を見ると、7:00~17:00の間に
10便しか運行していないようなんですよね。
いくら定時・路線運行・定額が売りでもこの少なさでは… -_-;)

それに1番路線って当初の計画ではチェンマイ空港に寄ることに
なっていたんですが、通らないルートに変更になってますね。

果たして定着するのかどうか…。

いずれにせよ、チェンマイ市内に路線運行の公共交通機関が
無いというのは観光客には不便この上ないです。
ぜひ利用価値のあるかたちで本格運用させて欲しいものです。


さてさて、乗車したソンテオは、お客さんの行き先に応じて
空港近くやらお堀の南東方面やらに寄り道して、
最後の行き先がやっと私のワローロット市場

が、ターペー通りを走っているところで、やおら端に寄せて停車。
ん? ここまでってこと?

下車して運転席まで行くと、「渋滞だからここまで」だと。
まあいっか。運賃を渡します。
時刻は、11:46。


04_04


さすがこの辺りは活気がありますね!

ちなみに青いソンテオにはランプーンと書いてありますよ。
へぇ、そんな路線のソンテオもあるのか。

ターペー通り
から北へ向かう路地に入りこんでみます。
たしかワローロット市場ってこっちの方向ですよね。

すると、


04_05


細くて小汚い川を渡った先にテント風市場が。
覗いてみると、


04_06


山岳民族柄のバッグやら服やらだらけ! なんだここは?

入っていってみると、まあどの店も見事に同じような商品ばかり扱ってます。
見た目は壮観なんですが、どの店も売れてるのかな。


04_07


東側の路地に抜けたところで看板発見。

ソイ・モン(ซอยม้ง)
Hmong Lane(Hmong Market)

と書いてあります。
なるほど。モン族の市場なのか。

ちなみにバンコク周辺の中部地方に多く居住するモン族(มอญ)とは別の
山岳民族のモン族です。カタカナ書きだと同じになっちゃいますが。


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あ、布製品よりこっちのアクセサリー系のほうが良さそう。


どこをどう歩いたのかよく覚えてませんが、
こんなところに出ました。


04_09


ちょうどトルッ・チーン(中国正月・春節)の時期のため、
中国廟の前にこんな装飾がされています。


04_10


真っ赤な「武廟」に入ってみますか。


04_11


あれ、意外と参詣客がまばらでした。
今日は大晦日。本番は翌2月19日だからでしょうかね。


さて、肝心のワローロット市場はどこ~? ^_^;)




<旅費交通費>
ソンテオ:30バーツ
ここまでの合計:2,248バーツ

※旅は2015年2月18日(水)に行いました。

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

ワローロット

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