イートンのタイ・ミャンマー国境ビュー・ポイント
ヌーン・チャーンスック(เนินช้างศึก)に到着してから
10分近くが経ちました。
チャーターしたソンテオの運転手さんからは「30分」と
言われているので、あと20分ほど。
国境を監視する国境警備警察の青年と遊んでいた
ソンテオ運転手の子供たちが中から出てきました(笑)
監視台の横にちょこんと座って、
国境線となっている目の前の稜線を眺めます。
「こっちに来てみなよー」
運転手の子供が呼ぶではないですか。
「入れるんだよ」
ん?
シェルターになってるのか。
かつてのピリピリした雰囲気が伝わってきますね。
再び座りなおしてミャンマー側を眺めます。
山々が幾重にも折り重なって幻想的な光景です。
左手を眺めると、
タイ国旗があそこでもはためいていますね。
ちょっと行ってみますか。
タワン・ルアンシー陸軍大将記念碑
と書かれています。
この方はカンチャナブリー県が拠点の第9歩兵師団司令官。
2011年にペッチャブリー県の山間部で起きたヘリコプター墜落事故の
行方不明者捜索に、悪天候の中自らが指揮を執ってヘリコプターで
向かったものの、そのヘリもまた墜落して殉職したのだそうです。
それで陸軍が勇気と栄誉を称えてここに記念碑を建てた、
という経緯が記されていました。
元の場所に戻りますか。
監視台の
チャーンスック陣地
国境警備警察第135中隊
の文字が夕日に照らされています。
そう、
もうすぐ日没なんですよ。
再び監視台横に腰を下ろし、時間まで夕日を眺めていることに。
「ビールいかがですか?」
さっき話しかけてきた20代後半の男性がLEOビールの缶を差し出して
くるではないですか。「横に座って話をしてもいいですか?」とも。
ありがとうございます。どうぞどうぞ。
仮にエークくんとしておきますか。
エークくんは、ここヌーン・チャーンスックに来るのは4回目だそう。
気分転換したくなると800CCのバイクでバンコク近郊から4時間
かけてやって来るのだとか。
たった4時間でここまで来れるとはビックリ。
どうやら今回は好きな女性に振られたのが来た動機のようです ^_^;)
でも今でも仲の良い友達ですよと。
好青年なので、エークくんのことを気になっている女性はきっと
大勢いると思いますよと慰めたら、「はい、もう大勢」と
これっぽっちの謙遜もない返事が返ってきました(笑)
ここイートンは年中多雨の地域なのだそうです。
しかし3,4,5月の間だけは雨が降らないベストシーズンなんだとか。
知らずに3月に来た私はなんとラッキーなんでしょう ^^
雨季には霧が立ち込めて一寸先も見えないほどだそうですよ。
そんなこんなで話をしていたら、
運転手との約束の30分が経ってしまいました。
するとエークくん、僕がお願いしてきてあげますよ、と
運転手のところまで行って夕日が沈むまで待ってもらえるように
話を付けてきてくれました。なんと知り合いなんだそうで。
よくよく話を聞いたら、カンチャナブリー県内のここから
さほど遠くないところ出身なんだとか。それでか。
さあ、いよいよ夕日が沈みそうです。
缶ビール片手にミャンマー国境の山脈の彼方に沈む夕日を眺める男2人。
こんなベタなシーンを当ブログで演出することになるとは、
考えもしませんでした(笑)
日が沈みました。
静かです。とにかく静か。
ふと見上げると、
うわあ、なんて綺麗なんだー。
これ以上運転手を待たせては申し訳ないので、
そろそろ行きますか。
「下で夕食を一緒にしませんか?」
エークくんの誘いに是非!と答え、山頂を後にします。
ヌーン・チャーンスック、ぜひまた来て今日と同じように
夕日を眺めたいな。
下山するソンテオの座席からあの空をずっと眺めていました…。
<旅費交通費>
ソンテオのチャーター代まだなので:0バーツ
ここまでの合計:939バーツ
※旅は2017年3月27日(月)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)
つづく
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◇ 上 級 ◇
『タイ語上級講座 読解と作文』めこん</
ヌーン・チャーンスック(เนินช้างศึก)に到着してから
10分近くが経ちました。
チャーターしたソンテオの運転手さんからは「30分」と
言われているので、あと20分ほど。
国境を監視する国境警備警察の青年と遊んでいた
ソンテオ運転手の子供たちが中から出てきました(笑)
監視台の横にちょこんと座って、
国境線となっている目の前の稜線を眺めます。
「こっちに来てみなよー」
運転手の子供が呼ぶではないですか。
「入れるんだよ」
ん?
シェルターになってるのか。
かつてのピリピリした雰囲気が伝わってきますね。
再び座りなおしてミャンマー側を眺めます。
山々が幾重にも折り重なって幻想的な光景です。
左手を眺めると、
タイ国旗があそこでもはためいていますね。
ちょっと行ってみますか。
タワン・ルアンシー陸軍大将記念碑
と書かれています。
この方はカンチャナブリー県が拠点の第9歩兵師団司令官。
2011年にペッチャブリー県の山間部で起きたヘリコプター墜落事故の
行方不明者捜索に、悪天候の中自らが指揮を執ってヘリコプターで
向かったものの、そのヘリもまた墜落して殉職したのだそうです。
それで陸軍が勇気と栄誉を称えてここに記念碑を建てた、
という経緯が記されていました。
元の場所に戻りますか。
監視台の
チャーンスック陣地
国境警備警察第135中隊
の文字が夕日に照らされています。
そう、
もうすぐ日没なんですよ。
再び監視台横に腰を下ろし、時間まで夕日を眺めていることに。
「ビールいかがですか?」
さっき話しかけてきた20代後半の男性がLEOビールの缶を差し出して
くるではないですか。「横に座って話をしてもいいですか?」とも。
ありがとうございます。どうぞどうぞ。
仮にエークくんとしておきますか。
エークくんは、ここヌーン・チャーンスックに来るのは4回目だそう。
気分転換したくなると800CCのバイクでバンコク近郊から4時間
かけてやって来るのだとか。
たった4時間でここまで来れるとはビックリ。
どうやら今回は好きな女性に振られたのが来た動機のようです ^_^;)
でも今でも仲の良い友達ですよと。
好青年なので、エークくんのことを気になっている女性はきっと
大勢いると思いますよと慰めたら、「はい、もう大勢」と
これっぽっちの謙遜もない返事が返ってきました(笑)
ここイートンは年中多雨の地域なのだそうです。
しかし3,4,5月の間だけは雨が降らないベストシーズンなんだとか。
知らずに3月に来た私はなんとラッキーなんでしょう ^^
雨季には霧が立ち込めて一寸先も見えないほどだそうですよ。
そんなこんなで話をしていたら、
運転手との約束の30分が経ってしまいました。
するとエークくん、僕がお願いしてきてあげますよ、と
運転手のところまで行って夕日が沈むまで待ってもらえるように
話を付けてきてくれました。なんと知り合いなんだそうで。
よくよく話を聞いたら、カンチャナブリー県内のここから
さほど遠くないところ出身なんだとか。それでか。
さあ、いよいよ夕日が沈みそうです。
缶ビール片手にミャンマー国境の山脈の彼方に沈む夕日を眺める男2人。
こんなベタなシーンを当ブログで演出することになるとは、
考えもしませんでした(笑)
日が沈みました。
静かです。とにかく静か。
ふと見上げると、
うわあ、なんて綺麗なんだー。
これ以上運転手を待たせては申し訳ないので、
そろそろ行きますか。
「下で夕食を一緒にしませんか?」
エークくんの誘いに是非!と答え、山頂を後にします。
ヌーン・チャーンスック、ぜひまた来て今日と同じように
夕日を眺めたいな。
下山するソンテオの座席からあの空をずっと眺めていました…。
<旅費交通費>
ソンテオのチャーター代まだなので:0バーツ
ここまでの合計:939バーツ
※旅は2017年3月27日(月)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)
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