チャオプラヤー・アパイプーベート病院のシンボル的建物、
アパイプーベート・タイ式医療ミュージアムを出て、
その裏手に回ってみました。
アパイプーベート・サムンプライ園 ⇒
Abhaibhubjhr Herb Garden
との看板に従ってさらに進むと、
その名のとおり、タイ・ハーブ「サムンプライ」を植えた一角が出現。
でも予想に反してさほど広くないですね。
日本の住宅街にある児童公園程度の広さです。
これ、幹の途中からトマトみたいな真っ赤な実がごろごろと房になって
実っているのが面白いですね~。
チャムマリアン(ชำมะเลียง)と書いてあります。
実はフルーツとして食べられ、下痢止めの効能があるとか。
根は、解熱、鼻血止めなどに効くようですよ。
戻って、病院本館に右端から入って行くと、
アパイプーベート・コミュニティショップ
との看板が掲げられた農産物販売所を発見。
地元で採れたと思われる野菜やフルーツが
八百屋みたいに売られています。
あっ、この実ってナコンナーヨック市街地手前の道路沿いに
売っている屋台を沢山見たぞ。
その時は名前が分からなかったんだけど、この辺の特産なのか。
マヨンチット(มะยงชิด)と書かれていますね。
英語では Thai Plango と呼ばれ始めたようです。
味がプラムとマンゴーを掛け合わせたような味なので、
Plam + Mango で Plango になったんだとか(笑)
おぉ、ファックカーオ(ฟักข้าว)もあるじゃないですか!
オートーコー市場や水上マーケットで時々見かけるようになりましたね。
ビタミンAが豊富で、日本ではナンバンカラスウリと呼ばれているんだとか。
その先、スロープの左の一角に「アパイプーベート」ブランドの製品を
販売する店がありました。入口は裏側で…
こんな地味な佇まいです ^_^;)
でも中は、
明るくてお客さんも結構いますね。
店名は「アパイプーベート健康サムンプライ・センター」。
チャオプラヤー・アパイプーベート病院が
そもそもサムンプライ事業を始めたのは1983年。
博士号を持つ一人の女性薬剤師がサムンプライに興味を持ち、
地元の薬に詳しい人への聞き取りや森に入っての調査などでデータを
収集したのに始まります。
でも前回書いたようにアパイプーベート公爵がサムンプライに
造詣が深かったことも間接的にせよ影響はしているんだと思います。
そして病院の事業として次の原則を掲げ、研究と製品化を進めてきました。
1.人々の健康管理への悩み・要望に応えること。
2.効能があり安全なサムンプライを用いて開発すること。
3.入手・栽培が容易で、集落から国レベルまでが日常的に使えるサムンプライであること。
4.国内外の専門書や研究・試験成果、民衆レベルの経験などあらゆる方面のデータを研究。
5.古来の知識と最新技術を融合させ状況に合うように応用すること。
6.公・民で協力すること。
効能に研究データの裏付けがあるサムンプライを用いて開発した商品は、
30年余りの間に100種以上に及び、ハーブ薬のほか、化粧品、ケア用品、
飲料などのラインナップがあります。
私も何を隠そう(って隠してはいませんが 笑)、
アパイプーベートのアンチャン(バタフライピー)シャンプーを
かれこれ10年以上愛用しているんです。
が、この日はユカン(Emblica)のフェイシャル・クリームを購入。
ちなみにアパイプーベートの製品は、何もプラチンブリーまで来なくても、
バンコク市内で購入可能です。
シーロム通りのCPタワー地下1階にある健康食品スーパー
「Golden Place」や、セントラルワールド7階スーパー左奥の
「タムラップタイ」(ร้านตำรับไทย)などで一部商品の
取り扱いがありますよ。
さて、時刻は14:35。
いい加減腹が減ったのでランチにしようと
方々で病院の食堂の場所を尋ねたんですが、
返ってくる答えが人によって全然違う!
病院総合受付女性:「左手奥にあります」
⇒ない! 最近食堂が無くなったことが判明。
売店女性:「ミュージアム裏のサムンプライ園にありますよ。」
⇒鍋のある小屋はあったものの、料理は出してないと言われる。
その小屋の女性:「あっちの端の緑の建物にレストランがあります」
⇒もうそれに賭けるしかなさそう -_-;)
というワケで敷地を右往左往した挙句、
西端から東端までさらに歩いて行くと、
屋根が緑だからあの建物のことかな?
近寄ると看板に
⇐健康レストラン
と。
指示に従い飛び石を進んでいくと、
ちょっと待った。
これって勝手口じゃ? ^_^;)
まあいいや、とガラっと開けて入ると、
確かにレストランではあったので、ひとまずほっとしました。
このレストラン、「アパイプーベート・スパ・キュイジーヌ」
(Abhaibhubjhr Spa Cuisine)という名称でした。
頂いたメニューを開くと、
飲み物からして、聞き慣れない名前のサムンプライを使った
スムージーやジュースが並んでいます。右下のはミュージアムで買った
物凄く酸っぱいやつ、ナム・トリーパラー(น้ำตรีผลา)じゃないですか。
ハーブティーも様々な花を使ったメニューが並んでいて、
女性ウケしそうですよ。
料理のページも
「お年を召した方向け」
「お母さんや出産後の女性向け」
「痰を切り、咳の症状を軽くするメニュー」
「便秘を和らげお通じを良くするメニュー」
「糖尿病の方向け」
といった感じで、それぞれに合ったサムンプライを使った
お洒落なメニューが並んでします。さすがですね~。
面白いなと思ったのが、
「あなたにピッタリのサムンプライ入り玉子焼き」
10種類のサムンプライから好きなものを選べるんですよ。
単なる玉子焼きもちょっとした趣向で興味深いメニューに
なるもんなんですね~。
私はフースアのスムージー(มมูทตี้หูเสือ)と
普通にラープ・ムー(豚ひき肉和えサラダ)を注文。
フースアの日本名はキューバンオレガノだとか。
食欲増進、虫歯予防、風邪の症状軽減、鼻の通りを良くするといった
効能があるそうです。
写真では分かりにくいですが、そのフースアの葉が
上に一枚添えてあるのがニクイです。
ちょっぴり辛みのあるスースーする味で美味しかったですよ。
ラープも上品な味付けかつ適度な辛さでレベルが高かったです!
そうそう、レストランの本来の入口は、
次回紹介するスパと同じで建物正面にありました ^_^;)
<情報>
アパイプーベート・スパ・キュイジーヌ
(Abhaibhubjhr Spa Cuisine, อภัยภูเบศร สปา คิวซีน)
地図:グーグルマップ
営業日時:月~日曜8:00~20:00
公式サイト:Spa Cuisine (สปา คิวซีน) - สมุนไพรอภัยภูเบศร(タイ語)
<旅費交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:140バーツ
<参考>
MedThai "ชำมะเลียง สรรพคุณและประโยชน์ของต้นชำมะเลียงบ้าน 12 ข้อ !"
ไทยรัฐ "คนไทยต้องเฮ! สื่อฮือฮา ‘มะยงชิด’บุกอังกฤษ วางขายห้างดังแล้ววันนี้"
อภัยภูเบศร "ประวัติตึกเจ้าพระยา"
MedThai "หูเสือ สรรพคุณและประโยชน์ของต้นหูเสือ 28 ข้อ ! (เนียมหูเสือ)"
※旅は2017年3月23日(木)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)
つづく
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◇ 入門 ◇
『CD付き らくらく話せる! タイ語レッスン』ナツメ社
◇ 中 級 ◇
『中級タイ語総合読本』白水社
◇ 上 級 ◇
『タイ語上級講座 読解と作文』めこん</
アパイプーベート・タイ式医療ミュージアムを出て、
その裏手に回ってみました。
アパイプーベート・サムンプライ園 ⇒
Abhaibhubjhr Herb Garden
との看板に従ってさらに進むと、
その名のとおり、タイ・ハーブ「サムンプライ」を植えた一角が出現。
でも予想に反してさほど広くないですね。
日本の住宅街にある児童公園程度の広さです。
これ、幹の途中からトマトみたいな真っ赤な実がごろごろと房になって
実っているのが面白いですね~。
チャムマリアン(ชำมะเลียง)と書いてあります。
実はフルーツとして食べられ、下痢止めの効能があるとか。
根は、解熱、鼻血止めなどに効くようですよ。
戻って、病院本館に右端から入って行くと、
アパイプーベート・コミュニティショップ
との看板が掲げられた農産物販売所を発見。
地元で採れたと思われる野菜やフルーツが
八百屋みたいに売られています。
あっ、この実ってナコンナーヨック市街地手前の道路沿いに
売っている屋台を沢山見たぞ。
その時は名前が分からなかったんだけど、この辺の特産なのか。
マヨンチット(มะยงชิด)と書かれていますね。
英語では Thai Plango と呼ばれ始めたようです。
味がプラムとマンゴーを掛け合わせたような味なので、
Plam + Mango で Plango になったんだとか(笑)
おぉ、ファックカーオ(ฟักข้าว)もあるじゃないですか!
オートーコー市場や水上マーケットで時々見かけるようになりましたね。
ビタミンAが豊富で、日本ではナンバンカラスウリと呼ばれているんだとか。
その先、スロープの左の一角に「アパイプーベート」ブランドの製品を
販売する店がありました。入口は裏側で…
こんな地味な佇まいです ^_^;)
でも中は、
明るくてお客さんも結構いますね。
店名は「アパイプーベート健康サムンプライ・センター」。
チャオプラヤー・アパイプーベート病院が
そもそもサムンプライ事業を始めたのは1983年。
博士号を持つ一人の女性薬剤師がサムンプライに興味を持ち、
地元の薬に詳しい人への聞き取りや森に入っての調査などでデータを
収集したのに始まります。
でも前回書いたようにアパイプーベート公爵がサムンプライに
造詣が深かったことも間接的にせよ影響はしているんだと思います。
そして病院の事業として次の原則を掲げ、研究と製品化を進めてきました。
1.人々の健康管理への悩み・要望に応えること。
2.効能があり安全なサムンプライを用いて開発すること。
3.入手・栽培が容易で、集落から国レベルまでが日常的に使えるサムンプライであること。
4.国内外の専門書や研究・試験成果、民衆レベルの経験などあらゆる方面のデータを研究。
5.古来の知識と最新技術を融合させ状況に合うように応用すること。
6.公・民で協力すること。
効能に研究データの裏付けがあるサムンプライを用いて開発した商品は、
30年余りの間に100種以上に及び、ハーブ薬のほか、化粧品、ケア用品、
飲料などのラインナップがあります。
私も何を隠そう(って隠してはいませんが 笑)、
アパイプーベートのアンチャン(バタフライピー)シャンプーを
かれこれ10年以上愛用しているんです。
が、この日はユカン(Emblica)のフェイシャル・クリームを購入。
ちなみにアパイプーベートの製品は、何もプラチンブリーまで来なくても、
バンコク市内で購入可能です。
シーロム通りのCPタワー地下1階にある健康食品スーパー
「Golden Place」や、セントラルワールド7階スーパー左奥の
「タムラップタイ」(ร้านตำรับไทย)などで一部商品の
取り扱いがありますよ。
さて、時刻は14:35。
いい加減腹が減ったのでランチにしようと
方々で病院の食堂の場所を尋ねたんですが、
返ってくる答えが人によって全然違う!
病院総合受付女性:「左手奥にあります」
⇒ない! 最近食堂が無くなったことが判明。
売店女性:「ミュージアム裏のサムンプライ園にありますよ。」
⇒鍋のある小屋はあったものの、料理は出してないと言われる。
その小屋の女性:「あっちの端の緑の建物にレストランがあります」
⇒もうそれに賭けるしかなさそう -_-;)
というワケで敷地を右往左往した挙句、
西端から東端までさらに歩いて行くと、
屋根が緑だからあの建物のことかな?
近寄ると看板に
⇐健康レストラン
と。
指示に従い飛び石を進んでいくと、
ちょっと待った。
これって勝手口じゃ? ^_^;)
まあいいや、とガラっと開けて入ると、
確かにレストランではあったので、ひとまずほっとしました。
このレストラン、「アパイプーベート・スパ・キュイジーヌ」
(Abhaibhubjhr Spa Cuisine)という名称でした。
頂いたメニューを開くと、
飲み物からして、聞き慣れない名前のサムンプライを使った
スムージーやジュースが並んでいます。右下のはミュージアムで買った
物凄く酸っぱいやつ、ナム・トリーパラー(น้ำตรีผลา)じゃないですか。
ハーブティーも様々な花を使ったメニューが並んでいて、
女性ウケしそうですよ。
料理のページも
「お年を召した方向け」
「お母さんや出産後の女性向け」
「痰を切り、咳の症状を軽くするメニュー」
「便秘を和らげお通じを良くするメニュー」
「糖尿病の方向け」
といった感じで、それぞれに合ったサムンプライを使った
お洒落なメニューが並んでします。さすがですね~。
面白いなと思ったのが、
「あなたにピッタリのサムンプライ入り玉子焼き」
10種類のサムンプライから好きなものを選べるんですよ。
単なる玉子焼きもちょっとした趣向で興味深いメニューに
なるもんなんですね~。
私はフースアのスムージー(มมูทตี้หูเสือ)と
普通にラープ・ムー(豚ひき肉和えサラダ)を注文。
フースアの日本名はキューバンオレガノだとか。
食欲増進、虫歯予防、風邪の症状軽減、鼻の通りを良くするといった
効能があるそうです。
写真では分かりにくいですが、そのフースアの葉が
上に一枚添えてあるのがニクイです。
ちょっぴり辛みのあるスースーする味で美味しかったですよ。
ラープも上品な味付けかつ適度な辛さでレベルが高かったです!
そうそう、レストランの本来の入口は、
次回紹介するスパと同じで建物正面にありました ^_^;)
<情報>
アパイプーベート・スパ・キュイジーヌ
(Abhaibhubjhr Spa Cuisine, อภัยภูเบศร สปา คิวซีน)
地図:グーグルマップ
営業日時:月~日曜8:00~20:00
公式サイト:Spa Cuisine (สปา คิวซีน) - สมุนไพรอภัยภูเบศร(タイ語)
<旅費交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:140バーツ
<参考>
MedThai "ชำมะเลียง สรรพคุณและประโยชน์ของต้นชำมะเลียงบ้าน 12 ข้อ !"
ไทยรัฐ "คนไทยต้องเฮ! สื่อฮือฮา ‘มะยงชิด’บุกอังกฤษ วางขายห้างดังแล้ววันนี้"
อภัยภูเบศร "ประวัติตึกเจ้าพระยา"
MedThai "หูเสือ สรรพคุณและประโยชน์ของต้นหูเสือ 28 ข้อ ! (เนียมหูเสือ)"
※旅は2017年3月23日(木)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)
つづく
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◇ 入門 ◇
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◇ 中 級 ◇
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