タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

タイ・スイーツ

モン・ノムソット バンコク5大恋愛の神様巡り[最終回]

サオ・チンチャー(大ブランコ)の前には、


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ワット・スタットが。

名前はガイドブックで見たことがあったけど、
こんなところにあったのか。

しかし、外国人は拝観料20バーツとの看板が目に入ったので、パス(笑)
いや、500バーツも取るワット・プラケオに比べたら良心的ですけど、
今日一日無料の寺院ばかり巡ってきたのでどうも… ^_^;)


辺りを歩いてみることに。


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仏像屋やら、


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軍や警察の階級章らしきモノを売っている店やらが
並んでいます。


08_04


右にバンコク都庁舎を見ながら、
ディンソー通りを北上していきます。

鉛筆通り
って名前なんですよ。
この通りが開通したラマ5世期には一帯に
学生用鉛筆を製造販売する集落があったからなんだそうで。


08_05


すると、男子中学生がたむろする店が目に入りました。
なんだろ?

あっ、モン・ノムソットじゃないか!

訳すと「モンさんの牛乳」という意味で、
牛乳やパンを出す創業50年の人気店なんです。

バンコクに3店、チェンマイに1店あり、 ここが本店。

前から気になってはいたんです
が、
偶然にも前を通る日が来ようとは!

モン・ノムソット
の場所をグーグルマップで
お知らせしておきますね。

もう店に入ってみるしかありません(笑)


08_06


ドアを開けると、中も男子中学生がうじゃうじゃ!
なんで男ばっかなんだ!?

右手にフードコートみたいにカウンターが続いています。
どうやら注文する品によって並ぶ場所が違うようです。
フードコートというより、日本の大学の学食に近いイメージかな。

私はもっとも入口側の1番の列に並び、
あたふたしながらパンを注文。
すぐにできてきて、その場で支払って席を探します。


08_07


女子もいるんだ ^^
それに中学生ばかりでなく大人もいて安心。

写真だと座席は空いているように見えますが、
結構混んでて、どんどんお客さんがやってきてました。


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私の注文したのは、コレ。

食パンにバターと砂糖が塗られています。
確か「カノムパン・ヌーイ・ナムターン」(パン・バター・砂糖)
とメニューを見ながら注文した気が。

この手のパンを出す店はチェーンの「Milk Plus」など
他にもあるのですが、タイ人に言わせるとモン・ノムソットのが
一番美味しいんだそうで。

ここのパンはふわふわ&サクサクしてるけど、
他の店のはベチョッとしているとかなんとか。

言われてみると確かにそんな気もしなくもないです ^_^;)

店名にもなっているる牛乳も飲んでみたかったのですが、
またあの行列に並び直すのはもう勘弁。
またの機会にしましょう。


ということで店を後に。
さあ、今度こそ帰るぞ。


08_09


近くのバス停で待っていたら来たのは12番バス。
確か戦勝記念塔で見たことがあるぞ。乗っちゃいますか。


ディンソー通り
を抜けたバスは、


08_10


民主記念塔を回ります。

中央の上に乗っている金色の四角い箱は何だか知ってますか?
あの中には1932年の立憲革命で制定されたタイ初の憲法が
収められているんですよ。

民主記念塔
自体は、1940年完成。


そして12番バスは、その後もう一つの記念塔…、


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戦勝記念塔に到着。

こちらはフランス(領インドシナ)との領土紛争に勝利したことを
記念して1942年に完成。

いずれも除幕式はピブーン首相が主宰したという共通点が。

ただし民主記念塔は太平洋戦争勃発前年。
戦勝記念塔は開戦半年後のため、除幕式には駐留していた
日本軍も参加したという違いがあるんですよね。

ちなみにNHKの映像と思われる、戦勝記念塔除幕式の様子
動画が日本語ナレーション付きでYouTubeにありました。

そんな2つの記念塔を通る12番は、
なかなか貴重なバス路線ですねぇ。


ということで、これにて今回の旅も終了です。

1日で恋愛の神様を5か所巡ったんですが、
ついでに訪れたサオ・チンチャーも含めて、
バンコクの街にはヒンズー教が意外と
根付いていることに気付かされた旅となりました。

恋愛運がちょっとは上がってたら嬉しいな(笑)


次回は、海上に建つ寺院を訪れる旅をお送ります。
お楽しみに~。



<旅費交通費>
12番バス:6.5バーツ
ここまでの合計:131バーツ

※旅は2015年7月23日(木)に行いました。

<参考>
myfirstbrain.com "ถนนดินสอ"
『タイ事典』 日本タイ学会,めこん,2009年

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

ワットテープモンティエン

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カイガタがこんなところに! オンヌット通りからの旅[2]

オンヌット・ソイ7を奥まで歩いて、
ワット・マハーブットに到着しました。


02_01


時刻は、09:57。 境内が右手に広がっているので、
自然とそちらへ足が向くと、


02_02


いきなりテントの食堂が出現。

実は朝食まだなんですよ。ちょうど良かった
というか、きっと食堂があるだろうと期待してきたんですが。

何があるのかなー。


02_03


ぶら下がった看板に目が点。
カイガタ」じゃないですか!!

もう迷わずに着席して、そのカイガタを注文しました。

なぜか不安そうに注文を取ってくれた女の子が
自ら料理しているようです。

しばらくして持ってきてくれました。


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おー! これですよ!!

カイガタ(ไข่กระทะ 鍋焼き玉子)は、2014年5月のウドンタニーの旅
有名店で食べたのが最初。今回で2度目の体験です。

実はバンコクでも食べられるところがないかと
ネットで探したもののほとんど見つからなかったんです。
あっても不便な場所だったりして。

なので偶然にもカイガタを出す店を発見して
朝から嬉しくなりました。

かと言って特段美味しいワケじゃありません(笑)
素材そのものの素朴な味。タイ人はお好みでソース(?)やら
ナンプラーやらをかけて食べるんだと思います。

でもその素朴さとちっちゃなアルミ鍋で出される
かわいらしさに惹かれるんですよね~。

うん、ウドンタニーのとほぼ同じ味。
満足満足。

すると、くだんの女の子がやって来て「美味しいですか?」と
またもや不安げな顔で聞いてくるではないですか。

美味しいですよ ^^

「ありがとうございます」と答えながら、
ほっとしたような表情を一瞬して戻っていきました。

そうか。外国人がまさか食べにくるとは思わなかったのかな。
そして外国人の口に合うか心配だったんでしょうね。


食べ終え、30バーツを払って後にします。
またふらっとカイガタ食べに来よっと。
(2017.7.5追記:現在テント食堂はなくなっています。)

先に進むと、


02_05


まばらに屋台が並んでいます。

左手には、


02_06


アユタヤ名物ローティー・サイマイが。
これも素朴ながら美味しいんですよね。

今までの旅で出会ってきた気になる食べ物に
立て続けに遭遇できて嬉しいなー。

右手には、サトウキビ・ジュースの屋台が。


02_07


若いご夫婦が切り盛りしてます。
目の前で搾っているのを見て、これも迷わず購入。

車のナンバーがサムット・プラーカーンでした。
隣県からわざわざやって来てるんですね。

飲みながらさらに奥へ進むと、


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ペットショップと見まがいそうですが、
これはタンブン用生き物売り。
買ってから裏手のプラカノン運河に放すのです。


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いや、もしかして本当にペットショップも兼ねてたりして? ^_^;)
だって一つ一つに名称が貼ってあるんですよ。

ドジョウ、白ナマズ、黒ナマズ、ウナギ、ティラピア、シャムタイガー、
スリースポットグラミーなどなど。…あとカエルにカメも。


そんな中をさらに歩いていくと、


02_10


   ナーク婆さん廟
(プラカノンのナーク母さん)
      →

と。いよいよか。

しかし、婆さんはないんじゃないの… ^_^;)




<旅費交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:7バーツ

※旅は2014年10月19日(日)に行いました。

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

ワットマハーブット

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バーンノッククウェーク水上マーケットが薄暗いワケ? 水上マーケット1日で5ヶ所巡る旅[13]

スコールが止むと、みなさん三々五々船へと戻って行きます。
全員戻ったところで出発。

時刻は14:16。
30分もマナーオホー販売所にいたのか。


13_01


そして7分であっけなくバーンノッククウェーク水上マーケット
帰ってきたのでした。


13_02


ムスリムの方たちも一緒でした ^^

陸に上がり、もう一度マーケットを歩くことに。


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この店なんてかなりの廃れ具合ですけど、これでも営業しているみたいですね。
こんな感じの店が多いんですよ。

おっ、


13_04


ご当地Tシャツ発見~。
99バーツならお手頃価格ですよね。


13_05


ここでは自家製タイ・スイーツを売っています。
実はさっきも惹かれたんですよ。やっぱり何か買ってみることに。

おばさんが親切に一つ一つ説明してくれます。
その中で興味をもった右下のを2つ購入。

カーオトゥー (ข้าวตู) と言うんだそうで。

挽いて粉にした米と砂糖、ココナッツなどを混ぜて作り、
和菓子の五家宝(ごかぼう)に食感も味も近いスイーツです。
美味しかったですよ ^^


そして先ほどマナーオホー・ジュースを飲んだ屋台へ再訪。


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今度はラークブア(レンコン)ジュースを飲んでみました。
甘く味付けされてますね。底にはレンコンが沈んでます。


さーて、バスに乗る前にちょっと立ち寄りたいところもあるので、
そろそろバーンノッククウェーク水上マーケットを後にしましょう。


帰りは本来の入口から出てみることに。
ここです。


13_07


人がすれ違うのも大変なほど細い路地なんですよ。


帰国後調べて分かったんですが、昔このバーンノッククウェーク水上マーケットには
阿片窟があったんだそうです。それで敢えて入口を狭く作ったんだとか。

なるほどね。だから今でもどことなく薄気味悪い雰囲気を醸し出しているのかも。

そう言えばかつて同様に阿片窟のあったチャチューンサオバーンマイ市場でも
やはり薄気味悪さを感じたんですよ。

阿片窟は、市場全体の作りや雰囲気に影響を与える存在だったってことですかね。


極細の路地を抜けた先の右手には、打って変わってポップな作りの店が。


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店名は「ナーワー」(NAWA)。
食堂兼カフェのようです。

ちょうどコーヒーが飲みたかったので入ってみますか。


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ホットコーヒー、25バーツ也。
良心的なお値段で嬉しくなります。


するとマスターさんが私を手招きするではないですか。
誘われた先は、店内にある水槽。小さな魚が泳いでいます。


「この棒を高く持って水槽の上にかざしてごらん」


餌を貼りつけた塩ビパイプを渡され、言われるがままにやってみます。


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すると水槽内から水鉄砲よろしくピューッと水が勢い良く飛んできて
見事餌にピンポイントで命中。

これってテッポウウオの仲間ですよね?
実際には初めて見ました。こんなところで出会えるとは ^^


そんなこんなでちょこっと遊んでから席に戻り、店内のカラオケで熱唱している男性の
歌声をBGMにコーヒーをちびちび飲んでいると、その男性が「日本人?」と。

おぉ、一発で分かりましたか。

すると、カラオケからは聴き覚えのあるメロディーが流れ始めたではないですか。


13_11


なんと「上を向いて歩こう」!!


男性が日本語で歌い始めます。

驚いて画面を見ると日本語発音をそのままタイ文字に起こした字幕が流れてました(笑)
なんだそういうことか。ビックリした。

ついつられて私も口ずさんでいたら男性に手招きされて
結局一緒に歌う羽目に~。旅の恥はかき捨てですよ。わはは。


思いがけず楽しいひとときを過ごした「ナーワー」を後にして、国道に出ます。


13_12


この左手がバーンノッククウェーク水上マーケットの入口。
アンパワー方面から来たら、ダムヌーンサドゥアック運河の橋を渡ったすぐ先です。


バスに乗る前に確かめておきたい場所があるんですよ。

ここでバスを降りた際に車掌さんが指差した方向。
そっちにもきっと何かあるに違いないと思うんですよねー。

バスの時間まであまり余裕がないですが、急ぎ足で行ってみましょう!






<交通費>
無料観光船に乗っただけなので:0バーツ
ここまでの合計:145バーツ

※旅は2013年8月17日(土)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


バーンノッククウェーク


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バーンポーン名物イェンターフォー屋 ラーチャブリーへの旅[7]

時計塔の交差点に南から向かう通り沿いで立ち寄ったのはこの店。


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「カンヤー」というタイ・スイーツの店です。

店名の下に「タイ・スイーツの伝統を守り続けて50余年」とあるとおり、
バーンポーンの町で有名な老舗のようで。

店に近付いてみますか。


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意外過ぎるほど店は簡素なつくり。
てっきり冷房の効いた店内にスイーツが並んでいるのかと ^_^;)
販売スタイルも昔ながらの伝統を守っているって感じなんですね。

で、どんなものを売ってるのかな?


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そんなに扱っている商品の数も豊富ではないんですよね。
でも、この右側のはタロイモ・チップスじゃないですか!

バンコク・タナーオ通りジェー・ニー・プアック・ヒマ
プアック・ヒマ(雪タロイモ)を彷彿とさせますね。

よしっ、これ買ってみましょう!

帰ってから食べたら、プアック・ヒマよりも素朴な味ですが、
より薄くスライスしてあるので食感が良かったです!


通りを再び歩き、時計塔まで来ました。
ここで左折して西へと伸びる通りを歩いてみます。

左手の木造長屋の一角にありました!

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恐らくバーンポーンの町で一番有名な食堂、
イェンターフォー・ジェー・ムアイです。

その名のとおり、イェンターフォーで有名だとか。
時刻はちょうど11:00。ここでちょっと早めのランチとしましょう!


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有名なわりには店内は結構狭いです。
店を切り盛りする女性二人も仏頂面で、中華系度満点 ^_^;)

じゃ、なんでそんなに有名なのかですが…
来ました、イェンターフォー!

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見てください、この具沢山!
大きな具がゴロゴロと入ってます。これ、全部店の自家製なんだそうで。

その具がどれもいい味なんですよ~。
イェンターフォーのスープもやや濃い目で私にはちょうど良い味。

人気があるだけありますね。確かに美味しい!

オーリアン(タイ式アイスコーヒー)も頼んで、合計45バーツ也。
バーンポーンへ来たら、ぜひ立ち寄られることをオススメします。


さーて、旅を続行するとしますか。

店から再び時計塔まで戻ります。
昼近くになって暑さが増してきましたね…。


07_07


バーンポーンの町を歩いて気付いたことが。
バス、ロッ・トゥー、ソンテオは時計塔周辺に発着場所が集まっているんです。

乗り替えが便利で、旅行者にももちろんいいことですね。

で、そこに集うバスやソンテオがなんともカワイイ!(笑)
一挙公開といきましょう。


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ノーンタークヤー行きソンテオ。
バーンポーンの真西、カンチャナブリー県南部まで行くようで。

ちなみに後ろに見えるのは、ナコーンパトム行きのバス。


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ラーチャブリー行きバス。
派手派手な塗装ですが、フォルムがカワイくないですか?(笑)
次はこれに乗ろうかなぁ。


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ラーチャブリー発、バーンポーン経由、カンチャナブリー行きらしいバス。
どうもラーチャブリー絡みはバスもソンテオも黄色い塗装が目に付きますね。


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カンチャナブリー行きソンテオ。
この写真では不鮮明ですが、前のナンバープレート上に
花束が飾られているんですよ。こんなソンテオは初めて見ました ^^

しかしカンチャナブリーまで約50km。
ソンテオで揺られていくのはちとキツそうですねぇ。


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で、これ。さっき乗ったポーターラーム行きソンテオ。
カワイさに惹かれてしまったので、これに乗ることに決定!

ってのは冗談ですが(笑)、せっかくここまで来たのにラーチャブリーまで
真っ直ぐ行ってしまうのも勿体無いので、途中で寄り道をしようという魂胆です。


乗り込もうとするとおじさんに声をかけられました。
「どこへ行くの?」

ポーターラームです。

「これは途中止まりだから、あっちのに乗りなさい。」

えっ、そうなんだ。

指を差された方を見ると、ちょうど次の便がやって来たところ。


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うわぁ、このいすゞ・エルフ、子どもの頃によく走ってましたよね。
懐かしいなー。

乗り込んでしばらく待ってから発車。
時刻は11:24。






<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:53.5バーツ

※旅は2013年4月30日(火)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)



つづく


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雪タロイモ タナーオ通り探訪[最終回]

カオニアオ・ムーンの有名店、ゴー・パーニットのほぼ向かいにこんな店が。


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この角の店、カフェなんですよ。ちょうど一息つきたかったこともあって、
レトロな雰囲気に引き寄せられて入ってみました。

奥にあるカウンターでまずオーダーします。
20代後半(?)の女性にホット・コーヒーを注文。

席について待ちます。


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レトロな内装の店内にアンティーク・グッズが並んでいて、
エアコンは無いけどなかなかいい雰囲気。

店名はチカッチャー

女性がコーヒーを運んで来てくれました。


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中国茶付きとは嬉しいじゃないですか~。

しばし外の景色や店内のインテリアを眺めながら、コーヒーでゆっくりしました。
私が見た限り、ここはタナーオ通りで唯一のカフェでは?

さて会計をと思い、カウンターまで。
ホットコーヒー、いくらだと思いますか?
25バーツですよ。なんと安い!

「日本人ですか?」と店の女性。

はい。

すると、「ありがとうございます」と日本語が返ってくるじゃないですか。

えっ、日本語話せるんですか?

「大学の専攻が観光学だったので、日本語も学んだんです。でもかなり忘れました。」

そうだったんですか。こんなところで日本語を聞いてビックリしましたよ ^_^;)
仏頂面が多いタナーオ通りの店の中で、笑顔の見れてほっとリラックスできる
貴重なお店ですよ~。


さて、再び北へと歩いて行きましょう。

しばらく歩くと左手に古い門が。さっきも気付いたんですが、後回しにしていました(笑)


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説明を読むと、サッパサートスパキット宮殿門と。
かつてここにあった王族の方の御所(1901年建築)の門だったようです。
門だけが残ったんですね。

で、その王族の方とはラマ5世のシンガポール・欧州訪問に随行した
プラチャオボーロムウィントゥー・プラオンチャオトーンテームタワンヤウォン・
クロムルアンサッパサートスパキット
という方なのだそうです。

なんでもその欧州訪問(1897年)の際に映画の撮影・映写機材一式を購入し、
ラマ5世の欧州訪問の様子を撮影したんだそうで、それがすなわちタイ人が映った
歴史上最初の動画なんだとか。

帰国後も映画関連の事業を行ったことから、この方は「タイ映画の父」と
呼ばれているんだそうな。


といった歴史が刻まれた門のほぼ正面には、こんな店が。


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ジェー・ニー・プアック・ヒマ

訳せば、ニー姉さん 雪タロイモ
雪タロイモとはいかに?


店頭には2種類の商品が並んでます。


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薄くスライスしたタロイモがチップスになってるんですね。

もう一つは、


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こっちはホクホクに温かいタロイモ揚げ。

そうか、タロイモに絡めてある白い砂糖を雪に見立ててのネーミングなのかな?

仏頂面の店員のおばさん(もしやニー姉さん?)に値段を尋ねると、
どちらも50バーツと。じゃ、両方頂きますか。

宿に帰って食べたところ、どちらも適度な甘さに微妙な塩味が加わって美味しい!
とくに温かいほうのプアック・ヒマは、


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こんな感じなんですが、ぜひ温かいうちに食べてみて欲しいですね。
味では、タナーオ通りで一番オススメの店です!


で、あとはコークウア交差点まで戻って、タナーオ通り探訪は終了。
さすがラマ3世期(?)以来の長い歴史のある通りだけあって、
有名店・人気店が凝縮してますね。

でも持ち帰り専門店が多いので、カフェのチカッチャーみたいに
くつろげる店がもっと増えるとより歩き易くなると思います。
これからに期待しましょう。


ということで、今回もこれにて終了です。
お付き合いくださいましてありがとうございました!


次回は、今まで避けてきたとある有名観光地(の端っこ)への旅を
お届けしたいと思います!



おわり

※旅は2013年1月14日(月)に行いました。



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