タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

スパンブリー県

ドーン・チェーディー スパンブリー新・古モニュメント探訪[3]

スパンブリー県ドーン・チェーディーのナレースワン大王騎象像
土台部分には、タイ文字で何やら書かれています。


03_01


読むと、ナレースワン大王の生い立ちから始まり、ビルマからの独立宣言、
王位継承、そしてこの地でのビルマ王子との象戦での勝利。
それらの英雄的偉業を讃えてこの碑を建てたとの内容でした。

1959年の像除幕式には現国王夫妻がいらっしゃったそうです。

ちなみに前回、ナレースワン大王が手にしている武器を槍と書きましたが、
薙刀(なぎなた)ですよね。失礼しました ^_^;)


さてさて、ここでまたちょっと歴史の話になります。

アユタヤ王朝年代記(中国や日本の正史に当たる歴史書)には
数種の異本があるのですが、多くの本に、象戦勝利の後
ナレースワン大王は戦いのあった「トゥラパンクル」の地に
仏塔を建てたと記されているんです。

明治時代に当たるラマ5世期に、同名の地があるカンチャナブリー県に対して
仏塔遺跡を探すように命が下りますが、あるのは住民が建てた新しめの小さな
仏塔ばかり。

時は下ってラマ6世期の1913年、ある異本が象戦の地を「ノーン・サーラーイ」と
記していることから、県内に同名の地があるスパンブリー県知事が同地を調査。

すると住民から「森の中に仏塔がある」と知らされます。

ドーンチェーディー
(仏塔の高台)と地元では呼ばれ、
古くからの言い伝えでは王が葬られているという報告が寄せられました。

そこで調査団が森に分け入り、発見に至ったのです。
断定した決め手は、

1.同地はビルマ軍がアユタヤ攻撃に進軍した経路上にある。
2.一辺20mの大きさは、地元民が建てた仏塔とは考えられない。
3.同地周辺には寺院遺跡が皆無で、この仏塔があるのみ。
4.アユタヤ軍陣地のあったノーン・サーラーイから
  280mしか離れておらず、銃声が聞こえる距離にあった。
5.近隣の畑で古い大砲が発見された。

ということだそうです。


その仏塔が、1956年に建てられた奥に聳える白い仏塔の内部に
保存されているのです。期待に胸が高まるじゃぁないですか。


03_02


おっと、親子のネコちゃんが戯れているのを尻目に
奥へと歩いていきます。


03_03


白い仏塔の入口へ辿り着きました。

左に見えているゴツゴツした枝の木は、菩提樹。
1957年にインドからわざわざ運んできたんだとか。


拝観料無料の仏塔内に足を踏み入れます。


03_04


真正面にあるのがそうか!?


03_05


ナレースワン大王像の背後にあるのは、
やっぱりそうでした。


03_06


1592年にアユタヤ軍対ビルマ軍の象戦が繰り広げられ、
ナレースワン大王が一騎打ちの末、ビルマのマンサームキアット王子を
倒した地に、ナレースワン大王が建てた仏塔跡が目の前に!

仏塔跡の周囲にはナレースワン大王の生涯が
順を追って時計回りに説明されています。
が、私はうっかり逆に歩いてしまいました ^_^;)

なので最初に出くわしたのは、


03_11


1913年の仏塔跡発見の様子を伝えるジオラマでした。


そして次はクライマックス、


03_07


1592年の象戦の絵巻。

大王の薙刀はビルマ王子の右肩に振り下ろされ、
王子は象の首の上で息絶えたのでした。

言い伝えにある仏塔に葬られた王とは、
ビルマの王子なのかもしれませんね。


続いて、こんなのもありました。


03_08


象戦のジオラマ! なかなかの迫力ですよ。


03_09


映画と同じで、3人一組で騎象していますね。
首に跨る人が戦う役、尻にぶら下がる人が象を操る役。
じゃあ鞍に座っている人は何の役目なんでしょう?


03_10


迫力ある構図を探して四苦八苦するものの、
これで精一杯でした ^_^;)

より迫力を感じたい方のために、タイ映画『King Naresuan 5 ~象戦~』の
トレイラー(YouTube)へのリンクを再度貼っておきますね。





<旅費交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:150バーツ

※旅は2014年9月18日(木)に行いました。

<参考>
ドーン・チェーディー仏塔内の説明書き
"นายรอบรู้ สุพรรณบุรี",สำนักพิมพ์สารคดี,2012年

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

スパンブリー

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ナレースワン大王騎象像@ドーン・チェーディー スパンブリー新・古モニュメント探訪[2]

ナーンピム交差点のロッ・トゥー乗り場で発見した
ドーン・チェーディー行きソンテオに乗り込みます。


01_12


すると、なんとすぐに発車。
時刻は、08:59。

乗客は、私を含めて6人。わりと需要のある路線なのかな。


スパンブリー
中心部の目抜き通り、プラパンワサー通り
北上したソンテオは、左折して国道321号線に入り、
ここではスパンブリー川と呼ばれるターチーン川を渡ります。


02_01


橋を渡った先に、仏塔遺跡を発見。
アユタヤ時代かな?

中央分離帯の緑地には、バンハーン・ジェムサイ公園との看板が。

タワーと同じこの名ですが、バンハーンとはもちろんスパンブリーが地盤の
バンハーン元首相。ジェムサイは、その夫人の名なのです。

つまり今の日本の首相夫妻に例えるなら、
シンゾウ・アキエ・タワー、シンゾウ・アキエ公園ってな感じになるわけでして…。

さらに右手の車窓に流れて行った学校の看板を読むと
バンハーン・ジェムサイ・ポリテクニック・カレッジと。

目立ち
凄過ぎです、バンハーン元首相ご夫妻。


そして左手には、以前乗車した国鉄スパンブリー線終点マーライメーン駅
とても「ターミナル」とは思えない鄙びた姿で佇んでいました。


まさに対照的なのが、今走っているこの国道321号線


02_02


走るうちに肥料の刺激臭が鼻を突くようになり、
車も滅多に見かけなくなったのに、道路だけは変わらずこの立派さ。

土建王国スパンブリー」をこれでもかとアピールされている気になってきました。


乗客がところどころで下車し、最終的には私一人に。

データ通信速度が遅過ぎてiPhoneのマップが表示されない中、
目的地ドーン・チェーディーを通り過ぎないか、
そもそもこの路線で正しかったのか不安になってきます。

そうこうしていると右手に柵に囲まれた公園らしきものが見えてきました。
あそこがそうなんじゃないか!?

信号のある交差点で左折する際、右手に仏塔が見えるではないですか。

ここだ!!
左折し終えたところでブザーを押し下車。


02_03


運賃30バーツを支払います。
時刻は、09:44。スパンブリーから45分かかったんですね。


振り返ると、


02_04


やはりあそこに間違いない!


02_05


入口には、

   ナレースワン大王記念碑
スパンブリー県ドーン・チェーディー郡

と。

早速入りましょう~。


02_06


お、市が立ってますね。
覗いてみると、観光客向けではなく日用品がほとんど。

そんな中でも、


02_07


焼き物のカップ(?)も売っているジュース屋さんとか、


02_08


ザクロを1kg120バーツのところにバッテンを書いて
100バーツに値下げして売っている店なんかも。

最近タイではザクロやザクロ・ジュースの屋台をよく見かけますね。
流行ってるのかな?


市のテントの列を抜けたところに、いよいよ、


02_09


ナレースワン大王騎象像と仏塔が。


02_10


象の首に跨り槍を構えているのが、ナレースワン大王ですね。

1592年、この地でアユタヤ軍対ビルマ軍の象戦が繰り広げられました。
ナレースワン大王は、なんと自ら敵大将ビルマの王子と一騎打ちに挑み、
相手を倒したのです。

タイの歴史上、象戦は4回記録がありますが、
この時が4回目、最後の象戦となったのだとか。


02_11


像の正面にもナレースワン大王像が、
金箔を貼られた姿で佇んでいました。

手を合わせ、奥に聳える仏塔に向かってみましょう。





<旅費交通費>
ソンテオ:30バーツ
ここまでの合計:150バーツ

※旅は2014年9月18日(木)に行いました。

<参考>
Wikipedia "ยุทธหัตถี"

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

スパンブリー市街地

スパンブリー

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スパンブリー新・古モニュメント探訪[1]

それは昨年8月のこと。ブログにこんなコメントを頂きました。


はじめまして。
Googleで検索していて、貴blogサイトを見つけました。

わたくし、個人の趣味で世界のタワーの置物(ミニチュア)をコレクション
しています。

その関係で、タイ・スパンブリーの
バンハーン・ジェムサイ・タワー(Banharn-Jamsai Tower)
のミニチュア置物を探しています。


国内外のタワーのミニチュアを収集し写真を公開なさっているサイト
タワー収集機構」の管理人さんからでした。

スパンブリー
バンハーン・ジェムサイ・タワー訪問記事に写真のある、
タワー内土産物店で売られているタワーのミニチュアを
機会があったら買ってきていただけないかとの内容でした。

これはグッド・タイミングだ!

タイ映画『King Naresuan 5 ~象戦~』を観ていたく感銘を受けた私は、
ぜひアユタヤ時代にナレースワン大王が象戦を繰り拡げた地を訪れてみたいと
思っていたところだったんです。

その地があるのも、スパンブリー

何かの縁を強く感じざるを得ません。もちろん依頼を快諾。
現代と古代の、記念碑的な場所をいっぺんに訪れてみようではないですか!


まずは今回訪れるスパンブリー県の場所を
グーグルマップの地図を拝借して確認しましょう。


スパンブリー


スパンブリーは、バンコクの西北100kmほどにある県で、
中心部は、地図中「スパンブリ」の「ン」の字の辺り。
バンハーン・ジェムサイ・タワー
はそこにあります。

ナレースワン大王の象戦の地、ドーン・チェーディーは、
さらに35kmほど西北になります。


決行日は2014年9月18日(木)。

朝早く起き、BTS戦勝記念塔駅南側出口を降りたところにある
センチュリーというショッピングセンター裏手のロッ・トゥー乗り場へ。


01_01


ここが入口。 時刻は、06:42。

右手にずらっと並ぶ窓口は素通りして、
奥右手のドアを入ったところにあるスパンブリー行きブースへ。

運賃は120バーツ。
「7時出発なので待っていてください」とブースのおばさん。

ベンチに腰かけてますか。


01_02


整理券?


しばらくして運転手らしき男性が呼びに来たので
後を付いて車に向かいます。


01_03


これかー。

私が写真を撮っているのを見た運転手さん、
「助手席に乗りなよ」と。

わあ、ありがとうございます!


01_04


見晴らしが良くて、こりゃ最高だ!


07:02出発。

高速に乗って、一路北へ。


01_05


バンコク中心へ向かう通勤ラッシュの渋滞を横目に
順調に飛ばして行きます。

ジェーンワッタナで高速を下り、チャオプラヤー川を渡ったロッ・トゥーは、
国道340号線へ。もうこの道を真っ直ぐ突っ走ればスパンブリーです。


01_06


段々とのどかな光景に。
このすぐ後、「スパンブリー県へようこそ」の看板をくぐりました。

そしてスパンブリー市街地に入ります。


01_07


左折して寺の山門をくぐると、終点に到着!


01_08


時刻は、08:43。
戦勝記念塔から1時間40分ほどでした。

ワット・プラサートトーン
の境内に戦勝記念塔と結ぶ
ロッ・トゥー路線の発着所があるんです。


01_09


バンコクへ向かう人が大勢座って待ってますね ^^


さて、「タワー収集機構」管理人さんからは、タワーの写真も
リクエストされているのです。
「パースが余り掛からない距離から縦撮り」でとのことなので、
なるべく遠くから全体が収まるポイントを探して歩きます。

バンハーン・ジェムサイ・タワー
は、市街中心部の公園内に建っているために
建物が邪魔してなかなかいい場所が無いんですよね~。

ここはどうだ?


01_10


うーむ。まだパースがかかってるけど、ここで精一杯かな。
でも曇天なのがイマイチ。どうせ後でまた市街地に帰ってくるので、
その際に再チャレンジするとしましょう。

と、さっさと目的地を切り替えて、ドーン・チェーディーへ向かうことにします。


01_11


目抜き通りのプラパンワサー通り(ถ.พระพันวษา)を
北へと歩いていくと、ナーンピム交差点(แยกนางพิม)に到着。
左手の路地が県内各地へ向かうソンテオの乗り場となっているんです。

その中に早速見つけましたよ。


01_12


ドーン・チェーディー(ดอนเจดีย์)と屋根に書かれたソンテオを!

時刻は、08:57。




<旅費交通費>
ロッ・トゥー:120バーツ
ここまでの合計:120バーツ

※旅は2014年9月18日(木)に行いました。

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

スパンブリー市街地

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ワット・パイ・ローンウア再び 国鉄スパンブリー線と西回り帰路の旅[6]

スパンブリー発ワット・パイ・ローンウア行きのソンテオは、
乗客がとうとう私含めて2人だけに。

するとソンテオが路肩に停まって、運転手さんが集金にやって来ました。
45バーツ也。

どこまでと聞かれたのでワット・パイ・ローンウアの前までと答えます。

「この小麦粉の袋を届けてから行くからちょっと待ってね」と。


左折して運河沿いの道を走ったソンテオは、右手の農家の庭先に
バックで入って停まり、
運転手さんが袋をかついで消えて行きました。

あんな重い袋2つもか。見かけによらず力持ちですね ^_^;)


06_01


犬やニワトリが駆け回る庭先でしばし待ってから、出発。
そしてものの数分で終点ワット・パイ・ローンウア前に到着!


06_02


時刻は、12:03。

スパンブリー発が10:30だったから、所要時間1時間33分。
無事に着いただけでヨシとしますか(笑)


06_03


右手目の前には、ワット・パイ・ローンウア北門が佇んでいます。
やはり裏手に到着したんですね。

南側の表門前だとバス路線が2つ通ってますが、
北門発着は、このソンテオ路線のみでしょう。


ところでちょうどお昼時ですね。
まずは門前の屋台でランチにしますか~。


06_04


豪快なこのガイヤーン(ロースト・チキン)にしましょう。
裏手のベンチでおこぼれを狙う犬に囲まれながらがっつきました(笑)


さて、久々のワット・パイ・ローンウアに足を踏み入れるとしますか。
2010年12月27日に訪れたので、なんと偶然にもほぼちょうど3年ぶり。


06_05


南北を貫く参道沿いには…、これは市が立つのかな?

今日のところは開いている店が数えるほどしかないですが、
元旦あたりは賑わうんでしょうかね。


お、さすがにあそこにはお参りしておきますか。


06_06


見るのは二度目でもやはり巨大さに圧倒されます。

高さ58m。1975年から5年の歳月をかけて完成。
降魔座仏としては世界一の大きさなんだそうで。


06_07


私も座って手を合わせました。

参道への戻り際、こんなところにも発見。


06_08


「前門の鰐、後門の虎」ってなところですかね?
しかもこの男性、身のしならせ具合がなんともオカマちゃんっぽく… ^_^;)

でもこの寺の最大の見どころ「地獄」は、今回はパスさせてください。
前回見てもう十分って感じなんですよね。どうもああいうグロテスクなのは苦手で。

興味のある方のために、前回見た「地獄」のリンクを再度貼っておきます


体調が優れないこともあり、あとはほぼスルー。
北門からちょうど1kmある参道を抜け、南門に出ました。

振り返ります。


06_09


やはりこっちの門のほうが立派ですね。


この左手にあるあずま屋でバスを待ちます。

ここには、バンコク南バスターミナル~バーンリーと
ワット・パイ・ローンウア~ナコーンパトムの2路線のバスが通っているんです。

じゃぁ、南バスターミナル行きとナコーンパトム行きで
先に来た方に乗ることにしますか。

こうやって行き先を運に任せるのも一人旅の楽しみ方の一つですかね ^_^;)


するとほどなく南門からひょっこり出てきたバスが。


06_10


あっ! ナコーンパトム行きだ!

あずま屋を駆け出して飛び乗ったのでした。
時刻は、12:55。


旅は、まだまだ続きます(笑)






<旅費交通費>
ソンテオ:45バーツ
ここまでの合計:457バーツ

※旅は2013年12月25日(水)~26日(木)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


ワットパイローンウア

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地獄寺行きソンテオ 国鉄スパンブリー線と西回り帰路の旅[5]

スパンブリー市街中心の広大な市場を歩いていて、ここでも発見。


05_01


  スパンブリーのシンボル
     エーカチャイ 
 スパンブリーのスポンジケーキ


との看板がぶら下がっているではないですか。
本当にスパンブリー土産として有名なんですね~。


何区画にも渡る市場を抜けて、ナーンピム交差点のソンテオ乗り場に出ました。


05_02


左手奥に見える黄色いソンテオに乗ろうと思うんですよ。
しばらく発車しない様子なので、近くの食堂へ。


05_03


さっきクイッティアオを2杯食べたものの、
量が少なめだったのでちっとも空腹感が収まってないんです ^_^;)

でも体調が相変わらずイマイチなので軽めのものってことでまたもや…


05_04


クイッティアオ(笑)
ここのはボリュームがあって、満足満足!


さあ、ソンテオに乗るぞ!
行き先は、


05_05


ワット・パイ・ローンウア

この寺、覚えてますか? 別名は「地獄寺」
地獄の様子をシュールかつグロテスクな人形で見せてくれるあの寺です(笑)

なんとスパンブリーからあの寺まで行くソンテオ路線があるんですよ。

初めてスパンブリーに来た時に発見して以来、
ずっと乗ってみたかったこのソンテオに、いよいよ乗れるんです!


乗り込んでみると、結構お客さんがいます。
多少待って、10:30きっかりに出発!

車内はというと、


05_06


どういうわけか、みなさん大量の荷物を持ち込んでまして、
足の踏み場もないほど。


さらにはこの小麦粉(?)の袋が走っているうちに足の上に崩れてきて
窮屈な思いをしましたよ ^_^;)


どんなルートでワット・パイ・ローンウアに向かうのか楽しみにしていたら、
なんのことはない。ごくフツーに国道340号線を走り出してガッカリ。

…と思いきや、途中で右折して知らない道に入っていくではないですか。

この時はあえてiPhoneのマップで確認もしなかったので、どこを走っているのか
さっぱり分からなかったんですが、ターチーン川東岸に沿った道を南下して
いったようで。



するとソンテオがおもむろに停車します。
お客さんが降りるわけでもないのになんだろ?


05_07


あっ、運転手さんがビニール袋引っ提げていずこにか消えて行きましたよ。
なるほど、宅配サービスも兼ねているってことですか!(笑)

その後も何かが入っている金属製のボウルを届けたり、
売店で栄養ドリンクの入った袋を受け取ったりと副業に忙しそうでした。


お客さんはというと、降りる時はひと仕事です。


05_08


いったい荷物がいくつあるんだか、袋を何回もソンテオから降ろしてました。


車窓の風景は段々と広大な田園風景に。


05_09


見えますでしょうか? 白い点はみんなシラサギみたいな鳥なんです。
こっちは右側の車窓でしたが、左側も同様に


05_10


田植えはこれから?
見渡す限り水をたたえた田んぼが広がっていて、ただただ圧倒。

こんな風景の中を黄色いソンテオはのんびり走っていきます。


05_11


いったいいつ終点に到着することやら…。
と思っていると再び停車。
運転手さんが道路脇のバラック小屋内に消えて行くではないですか。


キョトンとして思わず向かいに座っているおばさんと目を合わせると、
ニコニコしながら「食事だよ」と。

なんと! 運行中にお客さんを待たせて食事ですか!!(笑)
もうホント、笑うしかないですね。このユルさ堪りません。

ここはバーンターテーン(บางตาเถร)というところのようです、
ちなみに運転手さんが食事に消えたバラック
グーグルマップのストリートビューでご覧いただけます(笑)


ものの5分で胃袋にかき込んだ運転手さん、運転再開です ^_^;)
時刻は、11:50。

たぶんもうそんなに遠くないと思うんだけどなー。






<旅費交通費>
ソンテオ代未払いなので:0バーツ
ここまでの合計:412バーツ

※旅は2013年12月25日(水)~26日(木)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


バーンターテーン

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