タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

スパンブリー

コウモリ寺ワット・プラーウ スパンブリーのコウモリ寺へ[3]

ワット・ウォーラチャンからターチーン川(スパンブリー川)
を渡った先には、


03_01


鬱蒼とした茂みの中に2つの祠が。

前回の「宝くじに当たる5大願掛けスポット巡り」で祠を調べた今では
一本柱の右が「土地神の祠」(サーン・ジャオティー)で
四本柱の左が「爺婆の祠」(サーン・ターヤーイ)
であることが一目瞭然なのですが、この時はそうとは露知らず ^_^;)

爺婆の祠には木の根っこのゴツイ塊がご神体として
安置されてました。


その背後に見える高床式木造家屋は、僧坊のようでです。

ということはここはもう、
コウモリ寺ことワット・プラーウ(วัดพร้าว)ってことか。


僧坊の間を縫って歩くと広いところに出ました。


03_02


ワット・プラーウで間違いない!
時刻は、12:05。

グーグルマップで場所をお知らせしておきます。

左に見える変わった屋根の仏堂(?)が特徴的ですね。
ビルマ様式を模したということのようですよ。

寺自体はアユタヤ時代の創建だとか。


案内板を見ると、この左手に「ワン・カーンカーウ」(วังค้างคาว)と。
コウモリ宮」ってな感じでしょうか?

どうやらそこっぽいので行ってみましょう!


歩いて行くと鬱蒼とした森が現れました。


03_03


でも森に到達する前から既にギーエギーエという
騒がしい鳴き声の大合唱が聞こえてきてたんですが…。


ここから先は、コウモリ嫌いの人要注意です。


03_04


おぉー、いたいた。
分かりますか?


03_05


木々には無数のコウモリが密集して逆さまにぶら下がっています。
数千、下手したら万はいるんじゃないでしょうか。


03_06


遠目には枯葉にも見えるかもしれませんが、
もっと寄ってみると、


03_07


間違いないです。
鳴き声が物凄いので間違えようはないんですけどね(笑)

あとは、コウモリの糞の臭い!
長居したら体に悪そうなレベルですよ。

かのエボラ出血熱も感染源はコウモリが有力視されているそうですし、
狂犬病その他さまざまな病原菌を持っている危険があるので、
糞も含めてコウモリにはあまり接触しないほうが良さそうです。

しかし真っ黒な体なのに陽の当たるところにいて
暑くないんだろうか?

というか、コウモリって昼間は寝ているものだと思ってたんですが
そうでもないんですね。


03_08


飛んでるし…。

ここのはカーンカーウ・メーガイ(ค้างคาวแม่ไก่)、
訳すと「雌鶏コウモリ」と呼ばれるオオコウモリの一種。
世界一大きなコウモリの部類のようです。

ちなみに主食は、果実。
襲われる可能性は、低そうです ^_^;)


ふと足元を見ると、


03_09


ありゃま。
これだけ無数にいれば、命を落とすのもいますよね。


ついでなので寺も見ておきますか。


03_13



いかにも地方の寺って感じでのどかです。
コウモリの鳴き声さえなければ。


03_10


あれ、あそこにもたくさんぶら下がってるではないですか。

下まで近寄ってみると、


03_11


ここにも「コウモリ宮」との看板が。


03_12


なぜこのワット・プラーウにだけ、
コウモリがこんなに集まってるんでしょうね。
不思議です。

いつまでもコウモリを見上げてても仕方がないので(笑)、
スパンブリー市街地に戻るとしますか。



<旅費交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:180バーツ

※旅は2015年2月23日(月)に行いました。

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

ワットプラーウ

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天国の仏塔レプリカ…ワット・ウォーラチャン スパンブリーのコウモリ寺へ[2]

以前乗り間違えて北のほうに連れて行かれた
ソンテオの乗り場へ向かうとしますか。


02_01


スパンブリー市街の目抜き通り、
プラパンワサー通りを北へ進みます。

ふと右手を眺めると、


02_02


バンハーン・ジェムサイ・タワーが見えると
なぜかほっとするんですよね。結構お気に入りです ^^


02_03


乗り場に到着しました。
ポープラヤー(โพธิ์พระยา)方面行きソンテオが今回も定位置で客待ち中。
グーグルストリートビューで場所をお知らせしておきます。

乗りこんだらすぐに発車しました。
時刻は、11:31。


道なりに北上したソンテオは国道340号線に入り、間もなく左に逸れます。
そして「ドラえもん寺」ことワット・サンパシウ入口を通過。

さらに北へと走り、特徴的な白い仏塔が左手に見えたところで下車。


02_04


時刻は、11:52。


02_05


ここはまだコウモリ寺ではないですよ~。
ここの川を挟んだ向こう側にあるんです。

この寺、ワット・ウォーラチャン(วัดวรจันทร์)に寄ったのは、


02_06


目印となった白い仏塔を見るためです。

なんでも天国にあるお釈迦様の「マゲ」を収めた仏塔
(マハーチュラーマニー仏塔と言います)のレプリカなんだとか。

日本の仏教にも「天国にある仏塔」って登場するんですかね?
死んで天国へ行った人は必ずその仏塔に参拝するんだそうですよ。

で、この仏塔建設には僧侶や地域住民が自分たちで焼いた煉瓦を用い、
12年の歳月を要して1925年に完成。

比較的新しいんですね。


そんな仏塔の近くには、


02_07


サーン・メーチー・ジャオポーフアナー(尼・頭領の祠)なる祠が。
謂れを調べたんですが、分からず。

でも中を覗くと花飾りやタイ舞踊人形などのお供え物が
沢山並んでいるので、やはり宝くじ祈願スポットなんでしょうかね。


横に立っている大木を見上げたら、


02_08


実がなってますよ。タマリンドの木なのか~。


仏塔前を後にして境内を奥へと歩き、
裏のターチーン川(スパンブリー川)へ出ると、川べりに


02_09


船が飾ってありました。
かつて寺で使ってたのかな?


ターチーン川
はというと、


02_10


目の前にジグザグな橋が架かってます。
なぜこんな形状なんでしょうね。強度のため?

興味を持ったので早速渡ってみますよー!


02_11


右手の上流側にちゃんとした橋が見えますけど
気にしな~い(笑)


川の流れが穏やか過ぎてまったく揺れずに
あっけなく渡り切ってしまいました。

振り返ると、


02_12


さっきのワット・ウォーラチャンが眩しいです。

打って変わってこちら側は鬱蒼とした茂みの中なんですが、
ここはいったいどこ? もうコウモリ寺なんだろうか?




<旅費交通費>
ソンテオ:10バーツ
ここまでの合計:180バーツ

※旅は2015年2月23日(月)に行いました。

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

ワットウォーラチャン

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ラートチャドー百年市場に辿り着けず スパンブリーのコウモリ寺へ[1]

以前スパンブリーを旅した時、ソンテオを乗り間違えて
かなり北のはずれに連れて行かれたことがありました。

帰ってからその道程を調べてみたところ、
面白いお寺を発見したんです。

なんと、昼間から大きなコウモリがウジャウジャ棲息しているんだとか!

その寺と、まだ行き残している百年市場もあわせて
旅をしてみるかなーと思い立ったのでした。

決行日は、2015年2月23日(月)。


まずは戦勝記念塔駅南側、センチュリーの北側にある
ロッ・トゥーのターミナルへ。


01_01


スパンブリー行きのカウンターでチケットを買い、
案内された車両へ。 08:03発車です。

乗客3人だけだけど、元取れるのかな?


途中、ガソリンスタンドでの給油休憩でトイレに行ったついでに
ブラブラすると、


01_02


カオニャオ・マムアン(マンゴー+もち米ライス)の屋台が。
そういえばスパンブリーってマンゴーの産地ですもんね。

でもここはまだアユタヤ県かもしれませんが ^_^;)


01_03


終点のスパンブリーワット・プラサートトーンに到着。
09:39だから、所要時間1時間半ほどですね。


01_04


表のムーンハーン通り(ถนนหมื่นหาญ)に出ると、
右角にはスパンブリー名物スポンジケーキの
有名店「エーカチャイ」があります。以前訪れたなー。

店頭に立っているノボリをよくよく見ると、


01_05


「マル ケーキ」なる日本語が!
スパンブリーでまで日本語にお目にかかれるなんて嬉しいじゃないですか。

「タイ・スイーツを包んだソフトケーキ」で新商品とのこと。
味は3種類あるようですが、新たなスパンブリー名物になりえるのか!?


朝食がまだなので適当な店を探して通りを東へ歩いて行くと、


01_06


「ジョーク・モーディン」(土鍋粥)との看板を掲げた食堂発見。

土鍋なんですか? と店のおばちゃんに尋ねると、そうだと。
面白そうなので入ってみますか。


が、持ってこられたのは…


01_07


土鍋じゃないじゃん!(笑)
まぁ美味しかったから許します。

66バーツ也。
高くないか? -_-;)


さて、まずはこの辺りで行き残したラートチャドー百年市場
向かうとしましょう。

以前スパンブリーに来た時に「ラートチャドー」と表示のある
ソンテオを発見したんですよ。その乗り場に向かうと、


01_08


あ、これだ!

発車しようとするソンテオの運転席へ走り寄り、
ラートチャドーへ行きますか? と尋ねると、

「行けません」との返事。

えっ? でも車体には「ラートチャドー」って書いてあるじゃん。
私の発音が悪くて聞き間違いしたのかも。
いいや。乗っちまいましょう。

時刻は、10:00ちょうど。

乗り場をグーグル・ストリートビューでお知らせしておきます。
写っている「パーモーク スパンブリー」(ป่าโมก สุพรรณบุรี)
と書かれたソンテオがそうです。


01_09


なーんもない国道329号線をひたすら東へ疾走していきます。


スパンブリー県
アユタヤ県の県境辺りでおもむろに左折。
細い路地に入り込んでいきます。


01_10


どうやら集落に立ち寄るみたいですね。


再び329号線に出てまもなく、お寺の前で停車。
ここで乗客がわさわさと降りて私一人に。

すると運転手さんがやって来るではないですか。


「この車はこの先の白いビルで終点なんですよ。」

えっ、ラートチャドーって書いてありますけど行かないんですか?

ラートチャドーに行くのは朝と夕方の2便だけです。」


なんと、そうだったのか!!


「だから行かないって言ったじゃないの!」

と助手席の奥さんらしき女性が叫んでいるのが聞こえました。
気が強そうだな。うぐぐ。


じゃぁ、スパンブリーに戻ります…。

「いったん降りて反対側で待っていてください。」
と運転手さん。


01_11


時刻は、10:36。

がーーーーん _| ̄|○


この寺は、ワット・ナークー(วัดนาคู)。場所はここです。
グーグルマップで調べると、
ラートチャドー百年市場まで7.5kmあります。

さすがに歩くのはキツイですもんね~。
今回は潔く諦めていつか再チャレンジしますか。


反対側の木陰で待っていると、


01_12


さっきのソンテオがやって来ました。

バツが悪い気がしつつ、また乗り込みます。
10:54。

帰りの便はさっきの路地に入っていかずに代わりに


01_13


スアンドゥシット・ラチャパト大学スパンブリー・キャンパス
入り込んでいきました。

が、乗降客なし。すぐに発車します。


01_14


で、元の乗り場に戻ってきました。
時刻は、11:39。


珍しく大失敗しちゃいました(笑)
メインの目的地へ向かうとしましょう。




<旅費交通費>
ロッ・トゥー:120バーツ
ソンテオ(往復で):50バーツ
ここまでの合計:170バーツ

※旅は2015年2月23日(月)に行いました。

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

ラートチャドー

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オドロオドロしい古仏堂 スパンブリー新・古モニュメント探訪[最終回]

ワット・プラシーラッタナマハータートに建つアユタヤ期の仏塔を見た流れで
裏手をぐるっと歩いていくと、こんなところに出くわしました。


09_01


まるで打ち捨てられた廃寺のような仏堂。

火事に遭ったわけではなさそうですけど、壁が全く無いんですよ。

中に足を踏み入れてみると、


09_02


う、うわあ。

屋根瓦もボロボロに落ちていて物凄い退廃感…。


09_03


雨ざらしの仏像の目つきもちょっと怖いぞ。
なんだか妖気が満ち満ちているような。

ここってヤバイんじゃないのか!?

ビビリな私は怖くなり、すぐさま外へ出たのでした。


09_04


朽ちた仏堂と比べて立派なこの結界石(ใบสีมา)が
これまたえも言われぬホラー感を醸し出しているじゃないですか -_-;)

ちなみに結界石って、仏堂の周囲8つの方角に建てるものなんです。
各結界石の下にはルーク・ニミット(ลูกนิมิต)というボウリングの球のような
石球が埋めれているんですよ。その8つに加えて、もっとも大事な球が
仏堂内にも埋めれているので、石球は合計9個必ずあるんです。

という豆知識を披露して怖さを紛らわせたつもり…。


足早にそこを離れると、前方に見えたものは、


09_05


にょわっ! あんた、そんなところにいたのかい。

バンハーン・ジェムサイ・タワー
から見えた「竜の末裔ミュージアム」の
巨大なドラゴンを模した建物です。

あの内部で順路がどうなっているのか興味がありますが、
やっぱり499バーツも払いたくないのでパス~。


そうそう、このワット・プラシーラッタナマハータートには、
さっきの妖気漂う朽ちた仏堂以外に、ちゃんとした本堂もあるんですよ。


09_06


歴史ある寺のわりにこじんまりとしていますね。
結界石が1枚なので民間の寺だからでしょう。

王立寺院だと結界石が1か所に2枚並んでいるのですぐに分かるのです。
なんだか長居したくない気分なので、スパンブリー市街地に戻りますね。


09_07


寺の正面に伸びる路地を進んでみますか。
国道321号線に出るはず。時刻は15:42。

ほどなくして目の前に


09_08


ドーン・チェーディーへ向かうソンテオから見えた仏塔だ。
さっきのワット・プラシーラッタナマハータートのものだったんでしょうかね。

国道321号線
に出たところで左へ歩き、


09_12


ターチーン川(スパンブリー川)を渡ります。

先には小学校が。


09_09


校門前に屋台が並んでいます。
稼ぎになるだけ売れるのかなー。

ここで待っていると黄色いソンテオがやって来ました。
下校する学生さんたちとともに揺られて、
時計台からスパンブリー・バスターミナル前を経由後、市街地到着。


09_10


バンコク行きロッ・トゥー乗り場のある
ワット・プラサートトーン近くで下車しました。

時刻は、16:01。

一旦ロッ・トゥー乗り場へ行って何時まで便があるのかを確認。

なんと20:00まであるんだそうでそれなら安心です。
ちょっくら食事しておきますか ^_^;)

近くのクイッティアオ屋に飛び込みました。


09_11


店のご主人がクイッティアオを運んで来つつ、

「日本人? 中国人かと思ったよ。
 タイ語上手だね。旅行なの? バンコクで宿泊?」

とニコニコしながら質問攻めに(笑)

オリアン(タイ式アイスコーヒー)も頼んで40バーツ也。


食事後、ワット・プラサートトーン入口にある
スパンブリー名物スポンジケーキで有名な「エーカチャイ」という店へ。

そこで緊急事態発生。土産物を物色しようとカメラをバッグにしまった際、
バッグのファスナーが壊れてしまい、カメラもiPhoneも取り出せない羽目に!

さっきの朽ちた仏堂の祟りじゃないだろうなとビビリつつ、
ロッ・トゥーに乗車。16:52発。

道中は幸いにも何も起こらず、戦勝記念塔先のスズキ前に
19:00ちょうどに到着したのでした。


これにて今回の旅も完結です。

バンハーン・ジェムサイ・タワー
のミニチュア購入という使命を伴った
今までにない旅となりましたが、無事に果たせて喜んでいただけたので
私も心地良い達成感を得ることができました。


さて次回は…。
久し振りにバンコクのクロントイの旅でもお届けしようかと思います。
お楽しみに~。





<旅費交通費>
ソンテオ:8バーツ
ロッ・トゥー:120バーツ
ここまでの合計:353バーツ
※旅は2014年9月18日(木)に行いました。

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


おわり

ワットプラシーラッタナマハータート

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ワット・プラシーラッタナマハータート スパンブリー新・古モニュメント探訪[8]

今回の最大の任務を果たすべく、
バンハーン・ジェムサイ・タワーの1階へ下りてきました。

円を描いて並ぶ土産物店をぐるっと歩いて探します。


08_01


タワーや地元サッカーチーム「スパンブリーFC」のグッズのコーナーで発見。
左下にありました。


08_02


バンハーン・ジェムサイ・タワーのミニチュアです。

タワー収集機構」管理人さんから依頼された買い物なのです。
でも前回来た時には大小2つのサイズのがあったはずなんだけど…。

スタッフの女性に尋ねてみると、

「小さい200バーツのものは生産中止になったんです」

ありゃー残念!
ではこの大きいサイズの500バーツのものだけなんですね。
高さが30cmほどあります。

2,3個出していただけますか?

てっぺんが曲がっていないものをとのリクエストなので、
見比べて曲がりが少ないものをチョイス。
レジン製なんだそうです。

「なんでタイ語が話せるんですか?」

バンコクで学んだことがありまして、
とまたまたいつもの会話が始まりました ^_^;

にこやかで穏やかな口調のとても感じの良い女性でした。
また来よっかな(笑)

丁寧に新聞紙に包んでいただいたミニチュアをバッグにしまい、
お礼を言ってタワーを出ます。

よっしゃ、任務完了!
帰国後発送してタワー収集機構管理人さんのお手元に無事に届き、
早速ウェブサイトに掲載していただきました。


あ、そうだ。もう一度タワー全景の写真を撮っておこっかな。


08_03


青空が広がって来たので、さっきよりもいい写真になりました。


時間がまだあるので、今度こそワット・プラシーラッタナマハータート
向かってみますか。

バンハーン・ジェムサイ・タワー
を後にします。
時刻は、15:11。


08_04


目抜き通りのプラパンワサー通りに出ました。

この辺りでもまだ巻きスカート姿の女性っているんですね。
左はソムオー(ざぼん)の行商。

この先に、


08_05


ワット・パー行きソンテオが停車中でした。

念のため運転手に尋ねておきましょう。
ワット・プラシーラッタナマハータートへは行きますか?

「行きますよ」

また乗り間違えたらシャレになりませんからね ^_^;)

乗り込むと、先ほどの巻きスカートのおばあさんが
続けて乗ってきました。で、なんと私に話しかけるではないですか。

でもお年寄りな上に方言がキツくて何を言っているのか
さっぱりわかりません。
どうやらどこそこへは行くのかと尋ねているようではあるんですが…。

すみません、わかりません。

と答え終えるかいなかのところで、
そんなおばあさんを乗せたままソンテオは発車。

時刻は、15:16。

しきりに車窓を気にした素振りをしています。
うむむ、心配だな。


国道321号線を進みターチーン川を渡ってほどなくソンテオは停車。
運転手さんが運転席後ろの窓をコンコンと。

え、私?

ここだよ、と合図してくれています。
あ、そうなんだ。慌てて下車して運賃10バーツを支払い。

「向かいの道にありますよ」

ありがとうございます!


08_06


ソンテオを見送ります。

あっそうだ、おばあさん! 慌てててすっかり忘れてた!!
運転手さんに言えば良かったのに。なんて私は気が利かないんだろう。

物凄い自己嫌悪です。
さっきの私みたいに終点まで行っちゃうのかな、おばあさん。
ごめんなさい…。

時刻は、15:22。


08_07


向かいの道って、並木の間に続いているあれだな。

のどかな2車線の道を歩いていくと、
ものの2分で山門に到着。


08_08


ワット・プラシーラッタナマハータートと書いてあるので間違いないですね。

境内を右手へと進むと、


08_09


新しめの寝釈迦像がありました。

ふと見上げると、「バンハーン・ジェムサイ寝釈迦堂」との看板が。
どんだけなんですか、バンハーン元首相 -_-;)


そんなお堂の裏手へと進むと、ありましたよ。


08_10


古い仏塔が。

1767年のビルマ軍のアユタヤ侵攻でスパンブリーも破壊されたのですが、
この仏塔はそれ以来廃墟と化していたのだとか。

それが1913年、この地に移住し畑仕事を生業としていた華僑が
この仏塔へ登り内部に入ってみたところ、数々の当時の品を発見。

そのうちクメール文字で記された古文書には、この寺はアユタヤ王朝創始の
26年前に創建されたとあったのです。

ということは、1325年かな?

古文書の他に、当時のプラクルアン(お守り)も多数見つかりました。
プラポンスパン(พระผงสุพรรณ)と呼ばれ、五大プラクルアン(พระเบญจภาคี)の
一つに数えられるようになり、数百万バーツの高値で取引されているんですよ。

近年、近くの道路拡張工事中にさらに出土したようです。

どこかにまだ転がってないかな(笑)


探し歩くワケではないけど、裏へまわってみます。


08_11


仏塔自体や発見された遺物は、アユタヤ期のものなんでしょうね。


08_12


こんなところにも仏像が。

周りを見渡すと、どうやらお墓が並ぶゾーンに足を踏み入れてしまったようで。
この後、ちょっぴりぞっとする光景を目にすることになるとはつゆ知らず…。




<旅費交通費>
ソンテオ:10バーツ
ここまでの合計:225バーツ

※旅は2014年9月18日(木)に行いました。

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

ワットプラシーラッタナマハータート

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