タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

ステープ通り

ワット・スアンドーク チェンマイ日帰り旅[16]

Wawee Coffeeで一服の後、店長さんのアドバイスに従って、
赤いソンテオ(ロッ・デーン)を呼び止めてみることに。

早速やってきました。スアンドーク門へ行けるか尋ねると…

あっさり20バーツでOK!

なんだ。さっき5台に断られた苦労はいったい何だったんだ!


16_01


時刻は19:01。
無事に乗れたのでありました。

南側のお堀端へ出て角を曲がり西側へ回ったところで、到着。
時刻は、19:08。たった7分でした。


16_02


真っ暗で信号の無い通りを車に轢かれないよう
おっかなびっくり渡って、目の前のスアンドーク門へ向かいます。
とりあえず見ておきましょう。


16_03


内側から眺めたスアンドーク門です。

スアンドークとは「花園」の意味。
13世紀末にランナー王国を建国したマンラーイ王の
王立庭園がこの一帯にあったことが由来だとか。

庭園にはフタバガキ科のパヨームという木(ต้นพยอม)が
植えられていたのだそうで、今でもチェンマイ大学を含めた
この周辺には多いみたいですよ。

そういえばこの後再びお邪魔したTuiさんのお店「COTO COTO」さんで、
奥さんに店まで来るのにロッ・デーンに何て告げればいいのかを
尋ねたところ、近所の「タラート・トンパヨーム」(トンパヨーム市場)の
名を言えばいいとのことでした。

市場の名前にも「パヨーム」が残っているんですね。


というわけで、当初ロッ・デーンに乗り継いでCOTO COTOさんに
向かおうと思っていたものの、この時点では何て告げればいいのか
分からず困ってしまい、ええい、歩いちまえということに
相なったのでありました ^_^;)

19:19出発。
スアンドーク門から西へ伸びるステープ通りを歩き始めます。


16_04


右手にマハーラート・ナコンチェンマイ病院が聳えています。
ちょっとした町ですなー。

さらに暗い夜道を進むと、左手に、


16_05


ワット・スアンドークと。
聞いたことがある名だな。というか十ン年前に来たことがあるぞ。


16_06


暗闇の奥に仏塔がライトアップされて浮かぶさまは、なんとも幻想的。

ちょっと怖いけど、近寄ってみますか。
時刻は、19:32。


16_07


金色に輝く仏塔は、1371年にランナー王国マンラーイ王朝第6代王が
建てたもの。だから寺の創建自体はかなり古いんですね。

右の白い仏塔群が、例のワローロット市場の場所に元あった
王家の墓所から1907年に移したお墓ということですね。
でも昔のマンラーイ王朝のではなく、ビルマ支配を脱した後の
新たな王家ですが。

この左手の大きな本堂が今度は気になったので、
正面に回ってみると、


16_08


写真ではわかりませんが、正面は鉄柵の扉が閉じられていて
入ることができなくなってました。さすがにこんな時間ですもんね。

柵の間から覗き込んでみると、


16_09


うおー! なんと立派なんだ!
夜間のライトアップも相まって豪華絢爛さに圧倒されましたよ。

すると仏像前に左手からスタスタと歩いてきて座る女性の姿が!
えっ、左手から入れるの?

回ってみると、


16_10


ここは開いてるじゃん!

サンダルを脱いで上がってみます。


16_11


静寂の中で端正で穏やかな顔立ちの仏像を見上げていたら、
なんだか癒されてしまいました。

高さは4.7メートルとのことですが、
もっと大きく見えるのが不思議です。

この仏像も意外と古いんですよ。

1504年にワット・プラシン主仏として作られたんですが、
重過ぎて運搬を断念。代わりにここに落ち着いたという
経緯があるんだそうです。

仏像が面長で端正なお顔立ちなのは、製作にランナーからだけでなく
スコータイの仏師も加わっていたためかもしれませんね。
どことなくスコータイ仏の面影が。


今回のチェンマイ観光で、一番ここが訪れて良かったと思えた場所でした。
きっと夜で一層印象に残ったからかもしれません。歩いて良かった ^^


長居していると飛行機に間に合わなくなっちゃいます。
では、お暇して…。


16_12


真っ暗な小道をステープ通りまで歩きます。
うまく説明できないけど、なんかこの感じ好きです ^^

時刻は、19:45。



<旅費交通費>
ソンテオ:20バーツ
ここまでの合計:2,308バーツ

※旅は2015年2月18日(水)に行いました。

<参考>
Wikipedia "กำแพงเมืองเชียงใหม่ว"
Wikipedia "วัดสวนดอก (พระอารามหลวง)"

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

ワットスアンドーク

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ソイ・モン(モン・マーケット) チェンマイ日帰り旅[4]

チェンマイ市街西部にある、楽天ブログ仲間Tuiさんのお店
Cafe & Dining COTO COTO」で食事の後、
お店のもう一つのこだわりであるコーヒーを注文。

タイのカフェで出されるコーヒーは濃過ぎてお腹を下すことが
よくあるんですが、COTO COTOさんのコーヒーは、ちょうど良い濃さ。

安心して味わいながら飲みつつ、
Tuiさんに今日巡る場所を相談します。


04_01


実はCOTO COTOさんに来ること以外、
ノープランでチェンマイまでやって来たんですよ(笑)

嬉しいことにTuiさんはプランをいくつか考えておいてくださいました。
その中で私が選んだのは、カオソーイ食べ歩き!
さらに時間が余ったら、追加でいくつか興味深いスポットも訪ねようと。

とても参考になりました。
Tuiさん、ありがとうございます。


夜に時間があったらまたお邪魔するかもしれませんと告げ、
COTO COTOさんを後にします。時刻は、11:11。

ステープ通り
を反対側に渡り、バス停(?)でソンテオを待ちます。


04_02


まずはワローロット市場に行こうと思います。
2台に断られつつ、3台目でやっとOK。30バーツとのこと。
時刻は、11:20。


04_03


市内中心方面へ向けて走っていきます。


そうそう、チェンマイ空港から当初乗るつもりで「無い」と言われた
路線ソンテオですが、どうもやはり運行しているようだということを
つい数日前に偶然ネットで見かけた情報で知りました。

元々2014年8月から運行開始予定だったものが実際に運行して
中止になったのか、結局直前でお流れになったのかはわかりませんが、
新たに2015年2月15日から 暫定的に1,2,7,9番の4路線のみで
運行を開始してるようなのです。

chiangmaibus.org
というサイトに、路線図や、
なんと走行中ソンテオの現在地マップまで掲載されています。

「経緯」などを読むと、どうやらチェンマイ大学が中心になって
行政や民間も協力した試験運行のようです。様々なデータを収集して、
今後の路線バスサービス本格運行に活かしていくんだとか。

でも例えば1番路線を見ると、7:00~17:00の間に
10便しか運行していないようなんですよね。
いくら定時・路線運行・定額が売りでもこの少なさでは… -_-;)

それに1番路線って当初の計画ではチェンマイ空港に寄ることに
なっていたんですが、通らないルートに変更になってますね。

果たして定着するのかどうか…。

いずれにせよ、チェンマイ市内に路線運行の公共交通機関が
無いというのは観光客には不便この上ないです。
ぜひ利用価値のあるかたちで本格運用させて欲しいものです。


さてさて、乗車したソンテオは、お客さんの行き先に応じて
空港近くやらお堀の南東方面やらに寄り道して、
最後の行き先がやっと私のワローロット市場

が、ターペー通りを走っているところで、やおら端に寄せて停車。
ん? ここまでってこと?

下車して運転席まで行くと、「渋滞だからここまで」だと。
まあいっか。運賃を渡します。
時刻は、11:46。


04_04


さすがこの辺りは活気がありますね!

ちなみに青いソンテオにはランプーンと書いてありますよ。
へぇ、そんな路線のソンテオもあるのか。

ターペー通り
から北へ向かう路地に入りこんでみます。
たしかワローロット市場ってこっちの方向ですよね。

すると、


04_05


細くて小汚い川を渡った先にテント風市場が。
覗いてみると、


04_06


山岳民族柄のバッグやら服やらだらけ! なんだここは?

入っていってみると、まあどの店も見事に同じような商品ばかり扱ってます。
見た目は壮観なんですが、どの店も売れてるのかな。


04_07


東側の路地に抜けたところで看板発見。

ソイ・モン(ซอยม้ง)
Hmong Lane(Hmong Market)

と書いてあります。
なるほど。モン族の市場なのか。

ちなみにバンコク周辺の中部地方に多く居住するモン族(มอญ)とは別の
山岳民族のモン族です。カタカナ書きだと同じになっちゃいますが。


04_08


あ、布製品よりこっちのアクセサリー系のほうが良さそう。


どこをどう歩いたのかよく覚えてませんが、
こんなところに出ました。


04_09


ちょうどトルッ・チーン(中国正月・春節)の時期のため、
中国廟の前にこんな装飾がされています。


04_10


真っ赤な「武廟」に入ってみますか。


04_11


あれ、意外と参詣客がまばらでした。
今日は大晦日。本番は翌2月19日だからでしょうかね。


さて、肝心のワローロット市場はどこ~? ^_^;)




<旅費交通費>
ソンテオ:30バーツ
ここまでの合計:2,248バーツ

※旅は2015年2月18日(水)に行いました。

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

ワローロット

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Tuiさんのお店「COTO COTO」 チェンマイ日帰り旅[3]

ニマンヘミン・ソイ7のバーン・タワーイというお店で
カオソーイを食べ終えた私は、再び歩き始めたのでした。
時刻は、09:54。


03_01


同じニマンヘミン・ソイ7には、こんな店もありました。
いかにもチェンマイ!って感じですよね。


ソィ入口まで戻ったので、ニマンヘミン通りを南下していきます。

気付いたんですが、賑やかなのはリンカム交差点から
そう遠くない範囲までで、その先は大して店が無いんですね。

しかもチェンマイ大学の敷地らしい空き地やら会議場の建つ敷地やらが
通り沿い両側のかなりの部分を占有しているので、
商店街を作ろうにも作れない感じ。

もったいないですよー。
チェンマイ大学にはぜひチュラロンコン大学がサイアムスクエアを整備して
貸し出しているみたいに、ニマンヘミン通り沿いを開発してほしいですね。


03_02


ようやく先にニマンヘミン通りの終わり、
ステープ通りとの交差点が見えてきました!

ところで目の前を通過しているソンテオ、
「無料 チェンマイ大学-スアンドーク 22」
と正面に書いてあるんですよ。

くだんの路線ソンテオではなさそうですが、
通学用ソンテオか何かですかね?


で、交差点到着。
時刻は10:09。

ソイ7に寄り道した時間を差し引くと、リンカム交差点から19分で
ニマンヘミン通りを端から端まで踏破したことになります。


さて、交差点から右手を眺めると、


03_03


ステープ通りが山へ向かって西へと伸びています。

で、もう左折するポイントは見えてますね~。
早速歩いていきましょう。

ほんの1,2分でそのサナームビンガオ通り入口に到着。


03_04


車の列にならってここを左折したところから見た景色が、


03_05


これ。
正面にあったー!


03_06


Tuiさんのお店「Cafe & Dining COTO COTO」です。

良かった。一時はどうなることかと思いましたが、辿り着けました!
時刻は、10:12。

店内を覗き込むと、Tuiさんが温かく出迎えてくれました。
では、お邪魔しまーす ^^


03_07


洗練されたいい雰囲気の店内ですね。
もちろんエアコン完備。


03_08


壁沿いのテーブルは、カップル席でしょうか。
タイ人カップルって向かい合うよりも並んで座るのが好きみたいですから、
その点も考えてのことなのかもしれませんね。

ディナータイムに近所のチェンマイ大学生のカップルが
仲良く並んで食事している光景が目に浮かびそう(笑)

実はどんなメニューがあるのか全く知らずに訪れたんですよ。
Tuiさんから手渡されたメニューを開いてみると、1ページ目に


03_09


オムライスが!

しかも「トマトソース」は普通だとして、
「グリーンカレー」と「マッサマンカレー」って一体!?

「人気メニューなんですよ」とTuiさん。

ではそれにしてみますか。
どうせなら「マッサマンカレー」のほうで ^^

で、シェフ長の奥さまの手による料理がやって来ました!


03_10


オムライスとマッサマンカレーが本当にコラボしてる!

いただきまーす。

うん、なんとも不思議なんですが、絶妙にこの2つがマッチしてますよ。
優しい味わいです。

単体でもそれぞれ美味しくて、とくにオムライスの卵焼きの部分は
物凄くフワフワで絶品。こりゃ人気メニューなわけだ。


他のメニューは日本の洋食がメインで、タイ料理もありますよ~。


☆お店情報☆
Cafe & Dining COTO COTO
地図:グーグルマップ(赤いピンの場所)
住所:4/1 Sanambinkao Rd., T.Suthep, Amphoe Muang, Chiang Mai
電話:053-282-005、日本語は098-852-0334

※お店への行き方ですが、空港からでもチェンマイ市内からでも、
赤いソンテオに「タラート・トンパヨーム」(ตลาดต้นพยอม)と告げるといいです。
上の写真のサナームビン・ガオ通り交差点で下車して徒歩すぐです。
タラート・トンパヨームは交差点の100mほど先です。




<旅費交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:2,218バーツ

※旅は2015年2月18日(水)に行いました。

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

ニマンヘミン

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