ノーンプラードゥック駅から歩き始めて8分ほど経った頃、
ふと横を見ると線路が2本走っているのに気がつきました。

おっ、ちょっと線路に上ってみましょう~。


04_01


手前がスパンブリー線、奥が南線です。
知らない間に分岐してました。


先に何やら看板が見えたので歩いて行ってみると、


04_02


「スパンブリー 78km」と。


そう言えば・・・

鉄道-機密文書が明かすアジア太平洋戦争-』吉川利治著、同文舘、1994年
に掲載されている当時のノーンプラードゥック駅周辺を撮影した航空写真(英軍撮影?)
について前回の日記で触れましたよね。

その写真とグーグルマップの航空写真を比較すると、一つ奇妙なことがあるんです。

本の写真で左上に向かって弧を描いて伸びる線路を著者は
「西北に向かう鉄道の鉄道線が見える」と書いていますが、位置関係から
どう見てもそれは鉄道ではなく、現在のスパンブリー線なんです。

ってことは、スパンブリー線も日本軍が設置した線路を利用して建設された
路線ということなんでしょうか?

少なくとも戦時中にスパンブリー線の一部分は既にあったことは確かです。

どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら、ご教示いただけると嬉しいです。


ちなみにこのスパンブリー線の運行本数は凄いですよ。


バンコク発 16:40 → スパンブリー着 20:15
スパンブリー発 04:20 →バンコク着 08:05


この1往復だけ!(笑)

いつか乗車してみたいもんです。


さて、歩き続けることにしますか。


バンコク方面行きの上り列車が通過していきました。


04_03


あっ、こんなところに蜂の巣の跡が~。


そして、


04_04


スパンブリー線の線路を渡ります。
こんな草ボーボーの線路を走るんだもんな。きっと揺れが激しいことでしょう ^_^;)


この先で道は再び舗装路に。
喜んだのも束の間、この後、犬が向かって来て威嚇されること2回。
その度にこちらも目ヂカラで撃退しつつ歩を進めることに -_-;)


そして道はようやく突きあたりに。
そこを右折するとすぐに二車線の車道に出ました!

ふう~っ。
ほっとして自然と溜息が出る自分に気が付き苦笑してしまいました(笑)


でもソンテオは走っていない雰囲気。
まだまだ西へと歩き続けます。


すると…


04_05


前方に立体交差橋が見えるじゃないですか~。
やっと現代に戻ったような心持ちです。


そこは交差点になっていました。


04_06


「コーク・モー」との交差点名の看板が立っています。

頭上に走る高架橋は国道323号線。
左はバンコクラーチャブリー方面、右はカンチャナブリー方面。
で、正面を真っ直ぐ行くとバーンポーンの市街です。

私は真っ直ぐ歩きますよ~。


交差点を渡ると前方に停車中のソンテオが目に入りました。


04_07


側面には「バーンポーン ポーターラーム」と。
バーンポーン行きソンテオには、ここから乗れるんだ。

時刻は、09:56。
ノーンプラードゥック駅から歩いて31分で
やっと公共交通機関を利用できますよ~(笑)


でも私は、この先に寄りたいところがあるので、ここでは乗車しません。

私がソンテオの横を通り過ぎようとすると、
停車していたソンテオがおもむろに走り出しました。

もしや私が乗るかと思って待っていてくれたんじゃ?

す、すみません ^_^;)





<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:43.5バーツ

※旅は2013年4月30日(火)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


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