武廟を出ると向かいには、


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月餅販売ブースが出ていて、覗き込むおばさんがちらほら。


ふと左手奥の黄色い看板に目が留まりました。

ん? ワローロット市場 と書いてあるじゃないですか。
ワローロット市場への近道なのかなと思い入っていってみると、


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なんと。ここがワローロット市場そのものじゃないですか!

実に約20年ぶりなもので、うろ覚えなんですよ。
もっと川沿いにあるのかと思ってました。


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お、ガラメー(กาละแม ココナッツ味のキャラメル風スイーツ)が
売られているところは昔のままですね。でも以前より扱う店が減ったかな。


止まったままのエスカレーターを上り2階へ。


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この場所は元々、ランナー王家の葬儀場と墓所だったんです。

ラマ5世の側室となることでランナー王国のタイ編入に大きな役割を果たした
ランナーのダーラーラッサミー王女がチェンマイの地に一時戻った際、
王家墓所を西方のワット・スアンドークへ移設しました。

そして前王の子(王女の兄弟?)で本来ならランナー王になるはずだった
インタワローロットスリヤウォン公とともに資金を拠出して、
この場所に市場を開いたのがワローロット市場の始まりです。
1909~10年頃と思われます。

その後ランナー王家経営の会社が市場を運営したのですが、
1968年に火事で全焼したのを契機に王家は経営から手を引き株式を売却。
引き継いだ会社が、チュラロンコン大学建築学部のアン・ニマンヘミン教授に
建物の設計を依頼し、72年に再開させたのが現在のワローロット市場です。

地上3階地下1階建てで、屋根に採光窓を施し市場内が明るくなるように
工夫されているんだとか。さらにチェンマイ初のエスカレーターを備えた
市場になったそうで。今では止まったままですが。

左端に掲げられた大きな白黒写真は、
オープン当初の市場なんでしょうね。

ところで地下階があるなんて、まったく気付きませんでしたよ。


1階へ戻ってぶらぶら歩きます。


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カノム・トーンムアン(ヨックモックのシガールみたいなお菓子)を作っています。

機械に挟んで生地を円形に平べったく焼いた後、
棒にくるくる巻いて仕上げるんですね。初めて見ました。


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東側に出ましたよ~。

タイ文字で「チェンマイ人の市場 ワローロット市場」と書かれています。

そうそう、ワローロット市場の別名は「ガート・ルアン」(กาดหลวง)。
ガートはチェンマイの方言で「市場」の意味。
ルアンは「中央」「王」の意味なので、
中央市場とか王の市場とかって意味になりますね。

チェンマイ市内では「ガート○○」っていう地名を
本当によく見かけるんですよ。
Tuiさんの奥さんに意味を尋ねてようやく理解できました ^_^;)


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出た目の前の道は、トルッチーン(中国正月・春節)を祝うお祭り状態。


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歩道橋の垂れ幕にはタイ語とともに、

The 13th Chiang Mai Chinatown Festival 2015
清邁唐人街第十三届(二〇一五年)春節盛會

と。
チェンマイって中国語ではそう書くのか。


道の反対側の市場にも足を踏み入れてみます。


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こちら側は正確にはワローロット市場ではないんだそうで。
ラムヤイ市場と花市場から成っていて、
それぞれ経営母体がワローロット市場とは異なるんだとか。


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日々の食料品はこっちのほうが揃いそうですね。

そしてその市場も抜け、ようやく


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ピン川沿いに出ることができました。

川沿いの道に多数駐車中のソンテオを見て歩いていたら、
こんな看板に遭遇。


05_12


例の2015年2月15日から運行を開始した路線ソンテオのことじゃないですか。
この場所が1番ソンテオの停留所だと書いてあります。
右の看板は7番ソンテオの停留所でした。

こんな写真、私撮ってたんですね。
取り敢えず撮影しておいて、後で何が書いてあるかじっくり読もうと
思っていて、今の今まですっかり忘れていました(笑)

この時にしっかり読んでいれば、路線ソンテオを利用して
旅もまた違ったものになったかもしれないのに。

まあ、また次の機会に、ですね。


さて、ここに止まっているソンテオは客待ちなのか休憩中なのか。
乗るにはどうしたらいいんでしょうか?
慣れない土地にはホントとまどいます。




<旅費交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:2,248バーツ
※旅は2015年2月18日(水)に行いました。

<参考>
ตลาดวโรรส (กาดหลวง)
Wikipedia "เจ้าดารารัศมี พระราชชายา"
ウィキペディア「インタワローロットスリヤウォン」

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

ワローロット

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