カーオホン百年市場行きのソンテオを見つけたのに、
日中の便が無いだって!?
これは困ったぞと思っていると、運転手さん、
「チャーターなら出すよ。片道100バーツだ。」
助けに船です。100なら妥当でしょう。
と言うか、アユタヤならこんな値段じゃ済みません。
安いくらいだと感じます。
本当は「公共交通機関」を使って旅をしたいのですが、
無いんじゃ仕方ありません。運転手さんにお願いすることに。
「じゃ、前に乗って待ってて。」
えっ、後ろの荷台に乗るんだと思ってました。
嬉しくなって助手席のドアを開けて乗り込みます。
どこかへ行ってすぐに帰ってきた運転手さんも乗り込み、出発!
時刻は13:30。
目抜き通りのプラパンワサー通りを南下します。
さっきソンテオを降りた横を通り過ぎるじゃないですか。

スパンブリーの街並みをこの高さの視線で眺められるのが新鮮です(笑)
運転手さんは、今はガソリン代が高くてリッター○○バーツだ、
カーオホンまで○○キロ、この車はリッター○キロ走るから原価は○○バーツ。
100バーツは高くない、としきりに説明してくれます。
きっと自分ではふっかけたかなと思ってるんでしょうね。
いえいえ、私は高いなんてこれっぽっちも思ってませんから大丈夫ですよ ^_^;)
右折してターチーン川を渡り、国道3318号線に入り南下を続けます。
この通りの別名は、クンペーン通り。
この名に、タイ文学に興味のある方は、あれ?とお思いかもしれません。
そう、長編文学『クンチャーン・クンペーン』のクンペーンなんです。
このタイにとっての源氏物語とも言うべき物語は、元々スパンブリーで
語り継がれていた実話をもとにした話が、アユタヤ朝期に脚色され、
講談風の詩(クローン・セーパー)として人民に語られていたものなんだそうです。
ちなみにこんな感じの様子→クンチャーン・クンペーン講談(YouTube)
それがビルマ軍の攻撃でアユタヤが陥落した際に物語の多くが消失。
のちのラマ2世期に、消失を逃れた部分に当のラマ2世、のちのラマ3世、
そして時の一流詩人らがストーリーを書き加え、現在のものが完成したのだとか。
文体が美しく機知に富み、人生教訓を学べる上に、ラッタナコーシン朝初期の
人々の生活様式を知れることから、タイの重要な文学作品とされているようです。
で、スパンブリーはこの物語の発祥地&舞台であることから、
市内の主要な通りに、登場人物の名が冠してあるんだそうです。
このクンペーン通りの西側には、クンチャーン通りが。
目抜き通りのプラパンワサー通りは、クンペーンが仕えたアユタヤ王の名。
ナーンピム交差点を通るナーンピム通りは、クンペーン&クンチャーンが奪い合い、
2人の間を行ったり来たりして、最後にはプラパンワサー王に処刑される女性の名。
恥ずかしながら私は文学には全く疎いもので今まで作品名を知っている程度でしたが、
今回興味を持ったので調べてみたら、なかなか面白そうな話なんです。
親子何代にも渡る壮大なストーリーで、まさに源氏物語みたいですね。
小学校の国語の教科書にも一部が抜粋され載っているんだとか。
・・・おっと長くなりました(笑)
そんなクンペーン通りをおじさん運転のソンテオで進んで行きます。
沿道はこんな感じ。

桜並木ならぬラーチャプルック(ゴールデンシャワー)並木が綺麗です!
あまりの暑さに逃げ水も出現。
「カーオホン市場は、上市場、中市場、下市場の3つから成っているんだ。」
運転手さんは、ガイドもしてくれるんですね。
ありがとうございます ^^
そうこうしているうちに「←カーオホン市場」との看板が。
その先を左折してすぐが入口でした。
ソンテオを駐車場に止めた運転手さん、
「ここで待っているからゆっくり見て来なさい。」
はーい。じゃ、行って来ます。
時刻は13:49。

タイ文字で「カーオホン市場」と書かれた中国風な門がお出迎え。
この左手に回ってみます。

立派な石碑が建ってます。
上部にはやや小さくタイ文字で、「カーオホン市場」と。
真ん中には漢字で
泰國南?陳氏同郷會
九 峰 村
と。(「?」は判読不能)
なんだか中国の片田舎に来ちゃった錯覚に陥りました…。
でもてっきりカーオホンは「九室」なんだと思っていたら、
「九峰」でしたか。漢泰字典を引いてみると・・・
ホントだ。「峰」って北京語では「feng」ですが、潮州語では「hong」です!
<交通費>
ソンテオ代未払いなので: 0バーツ
ここまでの合計:141バーツ
つづく・・・

日中の便が無いだって!?
これは困ったぞと思っていると、運転手さん、
「チャーターなら出すよ。片道100バーツだ。」
助けに船です。100なら妥当でしょう。
と言うか、アユタヤならこんな値段じゃ済みません。
安いくらいだと感じます。
本当は「公共交通機関」を使って旅をしたいのですが、
無いんじゃ仕方ありません。運転手さんにお願いすることに。
「じゃ、前に乗って待ってて。」
えっ、後ろの荷台に乗るんだと思ってました。
嬉しくなって助手席のドアを開けて乗り込みます。
どこかへ行ってすぐに帰ってきた運転手さんも乗り込み、出発!
時刻は13:30。
目抜き通りのプラパンワサー通りを南下します。
さっきソンテオを降りた横を通り過ぎるじゃないですか。

スパンブリーの街並みをこの高さの視線で眺められるのが新鮮です(笑)
運転手さんは、今はガソリン代が高くてリッター○○バーツだ、
カーオホンまで○○キロ、この車はリッター○キロ走るから原価は○○バーツ。
100バーツは高くない、としきりに説明してくれます。
きっと自分ではふっかけたかなと思ってるんでしょうね。
いえいえ、私は高いなんてこれっぽっちも思ってませんから大丈夫ですよ ^_^;)
右折してターチーン川を渡り、国道3318号線に入り南下を続けます。
この通りの別名は、クンペーン通り。
この名に、タイ文学に興味のある方は、あれ?とお思いかもしれません。
そう、長編文学『クンチャーン・クンペーン』のクンペーンなんです。
このタイにとっての源氏物語とも言うべき物語は、元々スパンブリーで
語り継がれていた実話をもとにした話が、アユタヤ朝期に脚色され、
講談風の詩(クローン・セーパー)として人民に語られていたものなんだそうです。
ちなみにこんな感じの様子→クンチャーン・クンペーン講談(YouTube)
それがビルマ軍の攻撃でアユタヤが陥落した際に物語の多くが消失。
のちのラマ2世期に、消失を逃れた部分に当のラマ2世、のちのラマ3世、
そして時の一流詩人らがストーリーを書き加え、現在のものが完成したのだとか。
文体が美しく機知に富み、人生教訓を学べる上に、ラッタナコーシン朝初期の
人々の生活様式を知れることから、タイの重要な文学作品とされているようです。
で、スパンブリーはこの物語の発祥地&舞台であることから、
市内の主要な通りに、登場人物の名が冠してあるんだそうです。
このクンペーン通りの西側には、クンチャーン通りが。
目抜き通りのプラパンワサー通りは、クンペーンが仕えたアユタヤ王の名。
ナーンピム交差点を通るナーンピム通りは、クンペーン&クンチャーンが奪い合い、
2人の間を行ったり来たりして、最後にはプラパンワサー王に処刑される女性の名。
恥ずかしながら私は文学には全く疎いもので今まで作品名を知っている程度でしたが、
今回興味を持ったので調べてみたら、なかなか面白そうな話なんです。
親子何代にも渡る壮大なストーリーで、まさに源氏物語みたいですね。
小学校の国語の教科書にも一部が抜粋され載っているんだとか。
・・・おっと長くなりました(笑)
そんなクンペーン通りをおじさん運転のソンテオで進んで行きます。
沿道はこんな感じ。

桜並木ならぬラーチャプルック(ゴールデンシャワー)並木が綺麗です!
あまりの暑さに逃げ水も出現。
「カーオホン市場は、上市場、中市場、下市場の3つから成っているんだ。」
運転手さんは、ガイドもしてくれるんですね。
ありがとうございます ^^
そうこうしているうちに「←カーオホン市場」との看板が。
その先を左折してすぐが入口でした。
ソンテオを駐車場に止めた運転手さん、
「ここで待っているからゆっくり見て来なさい。」
はーい。じゃ、行って来ます。
時刻は13:49。

タイ文字で「カーオホン市場」と書かれた中国風な門がお出迎え。
この左手に回ってみます。

立派な石碑が建ってます。
上部にはやや小さくタイ文字で、「カーオホン市場」と。
真ん中には漢字で
泰國南?陳氏同郷會
九 峰 村
と。(「?」は判読不能)
なんだか中国の片田舎に来ちゃった錯覚に陥りました…。
でもてっきりカーオホンは「九室」なんだと思っていたら、
「九峰」でしたか。漢泰字典を引いてみると・・・
ホントだ。「峰」って北京語では「feng」ですが、潮州語では「hong」です!
<交通費>
ソンテオ代未払いなので: 0バーツ
ここまでの合計:141バーツ
つづく・・・
※旅は2011年5月2日(月)に行いました。

