チョンカイ共同墓地から踏切のある交差点まで戻ってきました。
かつて泰緬鉄道だった国鉄西線(ナムトック線)の線路伝いに
左の砂利道へ進んでみますか。
ありゃ、線路がどんどん高いところへ行ってしまいましたよ。
適当なところで自転車を停めて、仕方なく盛り土部分をよじ登ります。
左手にはクウェー・ノーイ川の川面が見えてますね。
それよりも前方をご覧ください。
チョンカイの切り通し(Chungkai Cutting)です。
時刻は、12:03。
場所は、ここ(グーグルマップ)。
さっき訪れたチョンカイ共同墓地一帯には1942年9月中旬に
日本軍によってキャンプが設けられ、すぐに捕虜と労働者を使って
この切り通しを切削する工事が始まりました。
泰緬鉄道の線路を通すため4メートル幅に岩山を削る工事は
1943年2月には完工したようですが、人手による掘削ですからね。
過酷な作業だったことでしょう。
チョンカイの切り通しを抜けて、反対側からも眺めてみました。
ヘルファイアパスのほうが無謀ぶりが甚だしいですが、
ここも相当なもの。
以前列車でここを通過したことがありましたが、
やはり直に訪れて眺めると迫力が違います。
さて戻りますか。
この盛り土部分もチョンカイのキャンプが作業を担当したんだそうで。
あ、右に下りる階段があるじゃないですか。
さっきは苦労してよじ登ったのに -_-;)
下は「クルア・クンオイ」(ครัวคุณอ้อย)という
レストランの敷地でした。
どうやらクウェー・ノーイ川の景色を楽しみながら
食事ができる店のようですよ。
自転車に再び跨り、さっき水を買ったカオプーン駅前の売店まで
戻ってきました。
この写真だと見えにくいですが、線路を越えた向こうの山の上に
金色の仏塔が建っているんです。
ズームしてみました。
次はあそこ、ワット・タムカオプーンに向かいましょう。
踏切を渡りほどなくすると上り坂に。
さすがに自転車を下りて押しながら登ります。
すると通り過ぎる対向車がクラクションを鳴らしました。
あ、さっきのイギリス人男性だ。
ワット・カオプーンに行くと言っていたので、
見学を終えて戻ってきたところなんでしょうね。
ここって沿道の茂みにおびただしい数の祠が不法投棄されて
いるんですよ。夜通ったらさぞかし怖いだろうな…。
5分ほどでお寺の入口に到着。
時刻は、12:16。
場所は、ここです。
本堂も仏塔も素通りして向かった先には、
←洞窟見学入口
THIS WAY GO TO CAVE
との看板がありました。
このワット・タムカオプーンには
なんと鍾乳洞があるんですよ。
それを見に来たのでした。
受付で入場料20バーツを支払い、
入口へと向かいます。
チケットとともにタイ語・英語併記の
パンフレットもくれました。
それによるとここワット・タムカオプーンの歴史は長いものの
最も古い確かな記録は1870年に時の国王ラマ5世が船でここまで
行幸されたという記述だとか。
ちなみにワット・タムカオプーンの「カオプーン」は
「石灰岩の山」の意味で、この山の名称にもなっています。
「タム」は「洞窟」の意味。
なので訳せば、カオプーン洞窟寺、って感じですかね。
しばらく緩やかな上りの通路を歩いてきましたが、
ようやくあの右手が鍾乳洞の入口のようです。
川口探検隊世代としては、気持ちが高揚せずにはいられません(笑)
<旅費交通費>
貸自転車を漕いだだけなので:0バーツ
ここまでの合計:220バーツ
<参考>
『泰緬鉄道―機密文書が明かすアジア太平洋戦争』吉川利治著、同文舘、1994年
far-eastern-heroes.org.uk "Tarsao and Chungkai"
※旅は2016年5月27日(金)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)
つづく
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◇ 入門 ◇
『CD付き らくらく話せる! タイ語レッスン』ナツメ社
◇ 中 級 ◇
『中級タイ語総合読本』白水社
◇ 上 級 ◇
『タイ語上級講座 読解と作文』めこん</
かつて泰緬鉄道だった国鉄西線(ナムトック線)の線路伝いに
左の砂利道へ進んでみますか。
ありゃ、線路がどんどん高いところへ行ってしまいましたよ。
適当なところで自転車を停めて、仕方なく盛り土部分をよじ登ります。
左手にはクウェー・ノーイ川の川面が見えてますね。
それよりも前方をご覧ください。
チョンカイの切り通し(Chungkai Cutting)です。
時刻は、12:03。
場所は、ここ(グーグルマップ)。
さっき訪れたチョンカイ共同墓地一帯には1942年9月中旬に
日本軍によってキャンプが設けられ、すぐに捕虜と労働者を使って
この切り通しを切削する工事が始まりました。
泰緬鉄道の線路を通すため4メートル幅に岩山を削る工事は
1943年2月には完工したようですが、人手による掘削ですからね。
過酷な作業だったことでしょう。
チョンカイの切り通しを抜けて、反対側からも眺めてみました。
ヘルファイアパスのほうが無謀ぶりが甚だしいですが、
ここも相当なもの。
以前列車でここを通過したことがありましたが、
やはり直に訪れて眺めると迫力が違います。
さて戻りますか。
この盛り土部分もチョンカイのキャンプが作業を担当したんだそうで。
あ、右に下りる階段があるじゃないですか。
さっきは苦労してよじ登ったのに -_-;)
下は「クルア・クンオイ」(ครัวคุณอ้อย)という
レストランの敷地でした。
どうやらクウェー・ノーイ川の景色を楽しみながら
食事ができる店のようですよ。
自転車に再び跨り、さっき水を買ったカオプーン駅前の売店まで
戻ってきました。
この写真だと見えにくいですが、線路を越えた向こうの山の上に
金色の仏塔が建っているんです。
ズームしてみました。
次はあそこ、ワット・タムカオプーンに向かいましょう。
踏切を渡りほどなくすると上り坂に。
さすがに自転車を下りて押しながら登ります。
すると通り過ぎる対向車がクラクションを鳴らしました。
あ、さっきのイギリス人男性だ。
ワット・カオプーンに行くと言っていたので、
見学を終えて戻ってきたところなんでしょうね。
ここって沿道の茂みにおびただしい数の祠が不法投棄されて
いるんですよ。夜通ったらさぞかし怖いだろうな…。
5分ほどでお寺の入口に到着。
時刻は、12:16。
場所は、ここです。
本堂も仏塔も素通りして向かった先には、
←洞窟見学入口
THIS WAY GO TO CAVE
との看板がありました。
このワット・タムカオプーンには
なんと鍾乳洞があるんですよ。
それを見に来たのでした。
受付で入場料20バーツを支払い、
入口へと向かいます。
チケットとともにタイ語・英語併記の
パンフレットもくれました。
それによるとここワット・タムカオプーンの歴史は長いものの
最も古い確かな記録は1870年に時の国王ラマ5世が船でここまで
行幸されたという記述だとか。
ちなみにワット・タムカオプーンの「カオプーン」は
「石灰岩の山」の意味で、この山の名称にもなっています。
「タム」は「洞窟」の意味。
なので訳せば、カオプーン洞窟寺、って感じですかね。
しばらく緩やかな上りの通路を歩いてきましたが、
ようやくあの右手が鍾乳洞の入口のようです。
川口探検隊世代としては、気持ちが高揚せずにはいられません(笑)
<旅費交通費>
貸自転車を漕いだだけなので:0バーツ
ここまでの合計:220バーツ
<参考>
『泰緬鉄道―機密文書が明かすアジア太平洋戦争』吉川利治著、同文舘、1994年
far-eastern-heroes.org.uk "Tarsao and Chungkai"
※旅は2016年5月27日(金)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)
つづく
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◇ 入門 ◇
『CD付き らくらく話せる! タイ語レッスン』ナツメ社
◇ 中 級 ◇
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◇ 上 級 ◇
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