タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

ウィチアンチョーコット要塞

これもまた珍寺? カブトガニを探してマハーチャイへ[5]

ウィチアンチョーコット要塞の裏を何気なく眺めると、
林の向こうに大きな寺院が頭を覗かせているのが目に入りました。

ちょっと距離がありそうですが、あそこまで行ってみますか。


そう思って歩き出すとウィチアンチョーコット要塞
すぐ裏手に綺麗に整備された公園が。


今までプレーンファイファー要塞プラジュン要塞
現在は海軍士官学校が建つスアソンレップ要塞跡と言った
いくつかの要塞を見てきた私は、ピンときました。

どこの要塞も正面の壁の裏には広大な敷地が必ずあるもんです。
兵員配備や弾薬倉庫用地のためだったんでしょう。

なのでこの公園も元々はウィチアンチョーコット要塞
敷地だったに違いない!

そう思って公園を探索してみると・・・


ウィチアンチョーコット要塞裏の公園


やっぱり!

これは要塞の敷地を囲んでいた壁に違いありません。

一部はこんな感じで木の根っこに覆われています。
この姿、アンコール・トムの遺跡を思い出しますね~。


ちなみにこの公園、「身体管理広場」という堅っ苦しい名前だったりします(汗)


さらに寺院を目指して歩いて行きます。
すると、サムットサーコーン県庁敷地内に「OTOP CAFE」なるカフェ発見。


OTOPカフェ


あまりの暑さにちょうどバテ始めていたので
ちょっと涼を取ることに~。

エアコンの効いた店内でアイスラテを頂き生き返りました!

店名のごとく店内にはOTOP(タイ版一村一品)商品が陳列されてはいます。
でもベンジジャロン焼きだとか帆船の模型だとか、種類は多くないですね。
しかも売ろうというアピールがディスプレイのしかたからは感じられず…。

まぁ、そんなもんでしょうね。


代金を払って店を出ると、さっきの寺院はもうすぐそこ!


デカイ寺院!


右下の観光バスと比べてもらうとよく分かると思うんですが、
とにかくデカイ! 背が高い寺院です! でもまだ建設中なんですね。


驚くのはまだ早かったです。
境内に入り、この建設中の寺院正面に回ってみて唖然。


ワット・ポムウィチアンチョーティカーラーム


エスカレーターがあるーーーっ!!

しかも、2台も!
上りと下り用なんでしょうか!?


こんな巨大な上にエスカレーター完備。
タイのお寺って桁違いのお金が集まるんですね。

暑さも相まってクラクラしちゃいましたよ。


このお寺、ワット・ポムウィチアンチョーティカーラーム
という名でした…。

行ったのは去年9月20日。
今頃はもう完成しているのかもしれませんね。


さて、お次は国鉄のマハーチャイ駅でも探しに行きますか。





<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計: 38バーツ


つづく


※旅は2010年9月20日(月)に行いました。


マハーチャイ




ウィチアンチョーコット要塞 カブトガニを探してマハーチャイへ[4]

船着き場からターチーン川沿いに右へと歩くと中国廟の先に
白い壁が見えて来ました。間からは大砲が覗いています。


ウィチアンチョーコット要塞


ウィチアンチョーコット要塞です。


強烈な日差しで白い壁が眩しくてたまりません… (>_<)


ラマ3世期の1828年に築造された要塞です。

当時、タイの属国だったラオス・ヴィエンチャンの王が反乱を起こし
サラブリーやナコーンラーチャシーマーへ攻め入る事件が発生。

ラマ3世が迎撃してヴィエンチャン王は敗走したのですが、
ベトナムに支援を求めたのでした。ベトナムと言えばインドシナで
タイと覇権を争うライバル。ただラマ2世期のような勢いはもう無くなっていました。

そこでこの機会にまずは防御を固め、その後ベトナムに奪われた
クメールの領地奪還に乗り出そうとしたのです。

その防御策の一環で沿岸の町6か所に築かれた要塞のうちの
1か所が、ここウィチアンチョーコット要塞

地理的に対ビルマ用かと思っていましたが違ったんですね。


ウィチアンチョーコット要塞


こんな感じで白壁の間から等間隔で大砲がターチーン川へ向けて
その砲口を向けています。


しかし大事な史跡なのに、真裏には無造作に車が駐車してあったりで、
もうちょっとしっかり管理したほうがいいんじゃないかと思うんですが…(汗)


などと考えながら大砲が向いていた先のターチーン川
もう一度眺めてみます。


ターチーン川を行く漁船


ちょうど漁船が大勢の漁師さんたちを乗せて海へと向かって行くところでした。
こんな昼近くの時間でも出漁するんですね。


要塞のすぐ横にはラック・ムアン(国柱)が。


ラック・ムアン・サムット・サーコーン


大理石で装飾されたちょっとした塔の上にあるんですが、
強烈な日差しのお陰で床面がむちゃくちゃ熱くなってて
裸足で昇るのにヤケドするかと思いましたよ(>_<)

ちなみに今の国柱廟は、1987年に建てられたんだとか。

とてもご利益があるんだそうで、かつてここの建て替えで行政側と
ご利益が失われるのを心配した町民&漁民との間でひと悶着あったんだそうです…。


さて、散策を続けますか。




<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計: 38バーツ


つづく


※旅は2010年9月20日(月)に行いました。



マハーチャイ




 
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