タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

ペッチャブリー城壁を探して<2017年>

ペッチャブリー城壁を探して[1]

丸々2週間開いてしまいましたが、
バンコク周辺1日旅シリーズを再開します!


今回はもう十数年前からいつかは行きたいと思っていた
ペッチャブリーに向かいます。

というのも、私がタイにおける外国人土地所有権に関する
修士論文を執筆した中で
ペッチャブリーの名が出てきたので、
この目で確かめたかったからなのです。


まずはペッチャブリー県の位置をグーグルマップを拝借して
説明しておきましょう。


pet

バンコク南西に位置し、タイ中部でもっとも南の県です。

中心市街は、地図上ペッチャブリー県の枠内にある国道4号線を示す
四角で囲まれた「4」の字の辺り。バンコクから130kmほどの
距離にあり、
今回目指すのもそこです。

旅行実施日は2017年5月28日(日)。

まずはBTSラーチャテーウィー駅からペッブリー通り沿いの
最寄りのバス停まで歩き、
そこからやってきた511番バス
新南バスターミナルまで向かいます。

と思ったら、前面に「旧南ターミナル止まりの増発便」との表示が。
まあいっか。

01_01

ということで旧南バスターミナルに到着。
初めて来たぞ。

時刻は、09:06。
あ、運賃メモるの忘れたので、交通費合計額は
ここからスタートにさせてください ^_^;)


「旧」というぐらいだから何もないのかと思いきや、

01_02

なんだ、立派に営業してるんじゃーん。

様々な行先のロッ・トゥーのブースが並んでいる光景に
思わずワクワクしてしまいました。

01_03

ペッチャブリー行きロッ・トゥーは一番奥の正面にありました。
32番ブース。

市内まで行くか確認してから運賃100バーツを支払い、
チケットを受け取ります。09:30発とのこと。

01_04

椅子に座って待つように言われたので、
無料トイレに入ってからそのとおりに。

右から2番目のロッ・トゥーがペッチャブリー行きです。

しばらくして運転手に促されたので乗車。
09:33発。

が、乗客は私一人…。

そんなんで採算取れるのかなといぶかしく思っていたら、

01_05

ロッ・トゥーは新南バスターミナルへ入って行くではないですか。

「あっちの車に乗り換えて」と運転手。
そういうことね。

でも旧南バスターミナルを営業し続けている理由が
さっぱり分からないんですが(笑)


ということでほぼ満席の別の車に乗り換えて09:51再出発。

苗木を積み込んだ男性に運転手が何の木かと尋ねています。
ラムヤイだと男性。おお。

道中とくに何もなく順調に飛ばしたロッ・トゥーが
いよいよペッチャブリー市街に近づいたところで
運転手にプラナコーンキーリーに行ってもらえるか尋ねると、
終点がプラナコーンキーリーだと。

え、市内には入らないの?
ちょっと呑み込めなくて混乱していると、

01_06

終点とやらに到着。

時刻は、11:31。
場所はここ(グーグルマップ)。

地図で確認するとペッチャブリー市内から2kmあまり離れているぞ。

右手がロッ・トゥーのターミナルになっているようです。

ペッチャブリー市内の乗り場がこぞってここに移転したのかな。
バンコクの戦勝記念塔の乗り場がモーチット・バスターミナルに
強制移転させられたように…。

01_07

位置は、プラナコーンキーリーの山の南西側でした。
あの山に登りたいんですよね。

とりあえず真っ直ぐこの道を進んでみたら
門はあるにはあったんですが非情にも「NO ENTRY」との看板が。

山の東側まで歩くしかないかな。
南を東西に走るバンダイ・イット通り(ถนนบันไดอิฐ)に出ました。
訳すと「レンガ階段通り」。昔はレンガの階段でもあったんですかね。

東へ向けて歩き出すと、

01_08

ずっと先に市内に建つワット・マハータート・ウォーラウィハーン
高く白い仏塔が見えていました。後で行くことにしましょう。

行き交う車を観察していると、どうやらペッチャブリー市内には
ソンテオ路線はないようです。

01_09

代わりにこの車がトゥクトゥクとして走っているみたいですね。
あとはバイタクがあるのみ。

01_10

この信号を左折しまーす。
つつましい個人商店が軒を連ねる通りを歩いて行くと、

01_11

T字路の向こう角の白壁には手書きのへなへな文字で
ペッチャブリー」と。

で、その奥に豪華な仏塔が見えているではないですか。

01_12

ここはワット・コイ(วัดข่อย)。

寺自体はアユタヤ朝末期からあったようなんですが、
この仏塔は元副郡長が夢で見たデザインを住職に相談したことから
計画が始まり、
総工費2千4百万バーツで1年3か月かけて
2013年に完成したばかり。


なかなか変わったデザインの仏塔になっていますね。
2階部分に4体の仏像があるため、3階は女人禁制なんだそうで。

結構人気のお寺のようで、観光バスで乗り付けている団体さんを見かけました。

ちなみにその反対側、つまり左手のもう少し手前には

01_13

ワット・プラプッタ・サイヤート(วัดพระพุทธไสยาสน์)という
対照的に古びたお寺が。

大きな寝釈迦仏があるようなんですが、入りませんでした。

結構歩いたなあなんて考えていると前方に、

01_14

ハッ!? サルだ!

01_15

どうもこの山にはサルの群れが棲んでいるようで、
道路脇に沢山下りてきていました。

ロッブリーでの教訓から、間合いを取りながら写真撮影(笑)

そこからほどなくして

01_16

やっとプラナコーンキーリーの入口に到着したようです。

時刻は、12:31。
ロッ・トゥー終点から歩くこと29分。思ったより遠かったな。

この上には史跡があるんです。
さあ、登るぞ!


<旅費交通費>
ロッ・トゥー:100バーツ
ここまでの合計:100バーツ

※旅は2017年5月28日(日)に行いました。

<参考>
TouronThai "วัดข่อย"
TouronThai "วัดพระพุทธไสยาสน์ (วัดพระนอน)"

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)

つづく

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プラナコーンキリ ペッチャブリー城壁を探して[2]

プラナコーンキリの入口に到着したので登りますか。

02_01

プラナコーンキリとは、ラマ4世がこのカオワンという山の上に建設した
暑季用の王宮群の総称です。完成は1860年。

02_02

地図がありました。私の現在地は右の一番下。

カオワンは3つの頂きのある山で、地図右半分を占める山頂には王宮群、
左中央の山頂に白い大仏塔、左下の山頂に寺院が建っています。

02_03

左手に見えてきた受付で入場券を購入。
20バーツでしたが、もしかしたら外国人は別料金かも。
払ってから、あっ! て気が付きました(笑)

02_04

登山道にもサルがうじゃうじゃいます。
でも悪さをされるでもなく、大人しい印象ですね。

02_05

ここは、馬や馬車を留め置いた施設のようです。
今ではサルの遊び場と化していますが。

「タイ語話せる~!?」

突然遠くから叫ぶ女性の声が聞こえてきました。
ジュース屋台のおばちゃんが私が登って来るのを目ざとく見つけて
声をかけたのでした。

ここまで登ってくるだけで汗ダクダクになって
熱中症が心配だったのもあるので、
飲み物を買ってあげますか。

「今日は学校の新学期が始まって登って来る人が少ないのよ。
 30人登って来て20人に断られちゃった」

ジュースを1本買って21人目のお客さんになった私(笑)
20バーツ也。

「サルにチャーイェンあげてみない?」

え? サルがチャーイェン(タイ・アイスティー)を飲むんですか?
おばちゃんの商売にまんまとのせられ、さらに20バーツを払うと、
おばちゃんはチェーイェンを地面にバシャーッとぶちまけます。

なんだ、私にやらせてくれるんじゃないんだ。

02_06

でも、サルが早速飛び寄ってきて、本当に飲み始めました!
面白いモノを見せてもらいました。おばちゃんありがとう。

なぜか私の年齢を尋ねるので答えたら、
「あら、同い年じゃないの!」

そ、そうなんだ… ^_^;)


その先でメインの登山道から左へ分かれる道へ入ってみると、

02_07

見晴らしのいい場所に出ました。
ここは国王に謁見する上級官僚の待機所だったとのこと。

02_09

左下には白い大きな仏塔のワット・マハータート・ウォーラウィハーンが、
右の山頂に順路の終点になる寺院が見えています。

02_08

うひゃー、結構遠いなあ。

元に戻って再び登ります。

02_10

正面に見えるのは衛兵の詰所だった建物で、
現在はこのプラナコーンキリに関するパネル展示のスペースとして
使われています。
でも館内撮影禁止。

その裏に王宮のメイン施設があるんですが、
この時私はあの建物がそうとは知らず、
さらに中国人観光客の団体さんの人だかりが見えたので
近寄らずに通り過ぎてしまいました…。

それよりもあのずっと先に見えた寺院に行きたくて
気が早っていたというのもあるんですが…。

02_11

ということで、大汗をかきながらさらにずんずん進んでいきます。

02_12

途中で中国人グループを何度も追い抜いたりすれ違ったりしたんですが、
なんでこんなに多いんですかね?

ここの建築物は西洋文化を取り入れようとしたラマ4世の考えを反映して
ネオクラッシック建築という西洋風のデザインになっているのですが、
当時の職工らが中国から渡ってきた人達だったために、屋根瓦など随所に
中国建築の影響が見られるんです。

それで中国人に人気なんですかね?

02_13

突然右手に階段が出現。
見上げると仏塔があります。

ここが真ん中の山頂かあ。登るとするか。

そろそろ足に疲労が溜まり始めましたよー。

02_14

山頂到着。
誰もいなくて静寂に包まれています。

プラタート・ジョームペットという名の高さ40メートルの仏塔で、
仏舎利が収められているのだとか。

02_15

脇には、ラマ9世ご夫妻が1971年に行幸した際の写真パネルが。
ここまで登られたということですか。
私なぞが弱音を吐いていちゃいけませんね。

元の登山道というか遊歩道に戻り、
最終地点の寺院目指してラストスパートです!


<旅費交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:100バーツ

※旅は2017年5月28日(日)に行いました。

<参考>
phranakhonkhiri "ประวัติพระนครคีรี"
phranakhonkhiri "พระธาตุจอมเพชร"
Wikipedia "อุทยานประวัติศาสตร์พระนครคีรี"


元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)

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