タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

宝くじに当たる5大願掛けスポット巡り<2015年>

報徳善堂がこんなところに 宝くじに当たる5大願掛けスポット巡り[6]

二哥豊廟のある首都警察プラッププラーチャイ署4階屋上には、
廟と逆の北端に


06_01


こんな2つの祠もありました。

左が「プラプーム・チャイモンコンの祠」
右が「おじいさんの祠-おばあさんの祠」

おじいさんとおばあさんの謂れが気になりますね ^_^;)


祠の目の前から北側を見下ろすと、


06_02


こんな感じ。
外に出たらこの道を歩いて行こうかと。


では1階に戻りますか。
と歩き始めたところ、


06_03


ベンチにポツンと置かれたヘルメットが。
これまた気になってしまいました(笑)

そうそう、二哥豊廟の向かいには、


06_04


PLUBPLA GYM なるフィットネスジムがあるんですよ。

わざわざ英語での入会案内が掲示されているところを見ると、
誰でも入会手続きさえすれば利用できそうです。
営業時間は毎日17:00~21:00。

首都警察の警察官とお友達になれるかも~。


さっき見かけたエレベーターで1階まで下りました。

出てみてびっくり。


06_05


あれ、駐車場?

通路が入り組んでいて外に出るのに苦労してしまいました。
素直に上りと同じく階段を利用すればよかった。


ようやく外に出て、北へ向けて歩き始めると、
プラッププラーチャイ署北端に


06_06


ガネーシャ像発見。

書かれていることを読んでも警察署との関係などは
ちっとも分かりませんでした。ここにあるのがナゾですね。


その先にはなんと、


06_07


あの報徳善堂が!

本部ってプラッププラーチャイ署の隣にあったんですね。
場所はここです(グーグルマップ)。

前身のタイホンコン遺体収容団が発足したのは1909年。
その名のとおり、言語・民族に関係なく身寄りのない遺体を引き取り
確保した墓所に埋葬する慈善団体でした。

二哥豊廟
ご本尊の二哥豊こと鄭智勇も発足に関わっています。
その後1937年に財団に改組して華僑報徳善堂という名称に。

その役割のメインは現在でも身寄りのない遺体の引き取り。
その他に災害・事故・貧困削減活動を行っているんだとか。

でも傍から見て感じるのは、交通事故が起きると
真っ先に駆けつけ現場を片付ける人達…
というイメージですよね。

あとフアチアオ病院(華僑病院)
フアチアオ・チャルームプラキアット大学(華僑大学)
報徳善堂傘下にあるのです。知らんかった!


ふと道路の反対側に目を向けると、


06_08


「レギュラーコーヒー」との看板が躍っています。
さらに「有珈琲拝二哥丰」との漢字書きも。

二哥豊廟
にお供えしてあった「オーユア」(烏熱)という
中国式ホットコーヒーは、あそこで売ってるのか!


06_09


コーヒー・スタンドがありましたよ~。
生前の鄭智勇が愛飲してたんでしょうかね。
ご本人のブロマイド(?)まで売られています。

店番のお姉さんにちょっと聞いてみますか。
売っているのは、二哥豊廟にお供えするコーヒーだけですか?

二哥豊廟用のコーヒーも飲用のコーヒーも売ってますよ」

ほぉ、面白そう。何か飲んでみよっかな。
しばし考え込んでいると、中国語で何やら尋ねてきました。

あ、いえ、私は日本人です ^_^;)
じゃあ、アイス・カフェラテください。

歩きながら熱中症予防のために飲むことに。
ごく普通の味でした(笑)


先へと歩き始めると左手に


06_10


大峯祖廟 とやらが。

どうも報徳善堂の施設のようなんですよね。
入ってみますか。


06_11


おぉぉ、思ったより立派ではないですか。

左手の棚には赤い色の線香がびっしり並んでいて、
参拝者がそこから手に取っていっています。


大峯祖廟
の門を出ると、道の反対側の目の前にも


06_12


門に 華僑報徳善堂 と書かれた廟が。

この一帯、やたらパワースポットだらけですね。

ええい、あっちも見ておくか、
と中に入ると、


06_13


反対側とは打って変わってシンプル。

あれ、奥に座って祈りをささげている人達がいますよ。


06_14


祈っていたのは、この像にでした。
手前に 大峰祖師 と。

帰ってから調べたところ、この大峰(または大峯)という人物、
1582年に浙江省温州の裕福な家に生まれたのだそうで。

役人を務めた後、54歳で出家し福建省へ。

81歳で広東省潮州の寺へ。その地域は絶えず自然災害に見舞われ、
この方は進んで犠牲者の収容・埋葬作業をしたのだそうです。

さらに治療所設置、困窮者への食事提供、
地域住民や門徒を募っての慈善活動を行ったのでした。

また地域を流れる大河では渡し船の転覆事故で
よく死者が出ていたため私財を投げ打って橋を建設。

そして88歳で死去。


やっと分かりましたよ。
報徳善堂の前身、タイホンコン遺体収容団って
大峰公~なんですね。

現代でも潮州人から多大な尊敬を集めている方だそうです。
かつて海を渡ってタイへ来た潮州人で成功した人が、
大峰祖師と同じことをしようと考えて始めたのが、
今の報徳善堂だったということですか。

鄭智勇が橋やら学校やらの建設に資金提供したのも
大峰祖師の活動が頭にあったからに違いありませんね。

なんだか報徳善堂を見る目が変わりました ^^




<旅費交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:166バーツ

※旅は2015年7月22日(水)に行いました。

<参考>
華僑報徳善堂 "ประวัติหลวงปู่ไต้ฮง"
Wikipedia "มูลนิธิป่อเต็กตึ๊ง"

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

呂帝廟

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ロッ・トゥーでムアントンタニーへ 宝くじに当たる5大願掛けスポット巡り[7]

報徳善堂の大峰祖師が祀られた廟を出て、
目の前のプラッププラーチャイ通りを北へと歩いて行きます。

宝くじにご利益のある4番目のスポットへ向かいましょう。

この通りにはバスが走っていないために、
北のバムルンムアン通りまで歩こうと。


プラッププラーチャイ通り
が終わって、
バムルンムアン通りに突き当たりました。向かいには、


07_01


なかなか雰囲気の良さそうなスタバが。
いつの間にできたんでしょう。初めて気が付きましたよ。

少し左へ行ったところのバス停で待っていると、


07_02


204番バスがやって来ました。
東へ一直線に走ってサイアムに出るはず。
乗りましょう。

時刻は、13:33。

走り出してすぐの左手に、例の報徳善堂傘下の病院、
フアチアオ病院(華僑病院)が見えました。


ロータス前から渋滞にはまりつつ、


07_03


サイアムに到着です。
時刻は13:53。

すぐにエスカレーターでBTSサイアム駅へ。
そして戦勝記念塔駅までやって来ました。


07_04


次の目的地は、ムアントンタニーなんですよ。

ここから高速道路に乗るバスが出てるんですよね。
ロータリーの北西側だったはず。

歩いて行くと、ちょうどやって来ました!


07_05


この166番バスですよ。
わさわさと乗り込みま~す。

座席を確保してほっとしたのも束の間、
「このバスはパーククレット止まりです!」と車掌さん。

え゛ー。せっかく乗ったのに増発便なのかぁ -_-;)

渋々下車。166番は暫く来ないと踏んで、
ロッ・トゥーで向かうことに方針転換。

乗り場が見つからず右往左往して、
結局高速道路下だと教えてもらいました。

向かうと、


07_06


右の列の一番奥にブースがあるにはあったんですが、


07_07


人がいなーい。

頭真っ白になりつつよくよく看板を見てみると、
左上に張られた紙に手書きのタイ文字で

ムアントン
お読みください。
ムアンのお客様は中へと歩いてお入りください。
左手4台目の車です。
支払いは「車内」で。
車の前に「ムアントン」との看板があり、
フロントガラスにもステッカーが貼ってあります。

と。

あ、そういうことか ^_^;)
でもこりゃ、タイ文字の読めない人にはハードル高過ぎだぞ。

指示どおり奥へ歩くと、


07_08


ロッ・トゥーの駐車場に出ました。

えーと、左側の4台目だっけ。


07_09


あった!

確かに「ムアントンタニー」との看板が立ってますね。
これまたタイ文字オンリーですが。

車の前で呼び込みをしている運転手さんに確認してから乗車。
様子を見ていると満員になり次第発車なのかな。

14:25出発。

すぐに高速に乗ったのですが、いきなり渋滞。

その間にバスケットが回ってきました。運賃を入れるんですね。
隣の女性に尋ねたら30バーツだとのことなので、
30バーツを入れて次の人に回します。

奥まで回って戻ってきたバスケットを前の人にリレーすると
暫くして運転手さんが、

「どなたか満額入れてない方はいますか? 1人30バーツですよ」 と。

すると一人の女性が、私は25バーツしか入れませんでした、
25バーツだと思ったので、と正直に名乗り出て5バーツ払ってました。
ほう。


10分ほどで渋滞は解消し、スイスイと進み始めました。


07_10


バンスー付近かな?
高架鉄道の駅を建設しているんでしょうね。
ずいぶん大がかりなんだなー。


一般道に下りて、


07_11


IMPACTムアントンタニーに到着です。

時刻は、14:50。
戦勝記念塔からたったの25分とは!

裏手に見えるのが、よくコンサートが行われる
IMPACTアリーナです。

進行方向に歩き始めると背後から、


07_12


かわいいIMPACT巡回バスがやってきました。
どこにも書いてないけど無料なのかな?

でも乗るほど遠くに行かないので、パスです ^_^;)


07_13


あ、向こうの角に見えるのがそうかな?




<旅費交通費>
204番バス:11バーツ
BTSサイアム~戦勝記念塔:24バーツ(ラビットカード使用)
ロッ・トゥー:30バーツ
ここまでの合計:231バーツ

※旅は2015年7月22日(水)に行いました。

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

IMPACT

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ムアントンタニー爺婆の祠 宝くじに当たる5大願掛けスポット巡り[8]

IMPACTムアントンタニー横の道を東へ少し歩くと到着しました。

宝くじにご利益のある5大スポットの4か所目、
ムアントンタニー爺婆の祠 です。

じゃ~ん。


08_01


シマウマだらけ!!


08_02


横にはサーン・ターヤーイ ムアントンタニー(ศาลตายาย เมืองทองธานี)
訳すと、ムアントンタニー爺婆の祠
との看板が立っているので分かりやすいですね。

っていうか無数のシマウマがイヤでも目を引くので
迷うことはないと思いますが(笑)

場所は、ここです(グーグルマップ)。


ここに限らずなぜシマウマを奉納するのかは諸説あります。

以前ナコンナーヨックの陸軍士官学校内にあるクンダーン廟
訪れた際にも書きましたが、本来は馬を奉納したいところが、
馬の像は売っていなかったり高価だったりで、庭の置物用に
ホームセンターなどで売られていたシマウマを代用したのが始まり
という説が有力なようです。

なぜ馬を奉納するのかは、祀られた人物が馬に跨って活躍したから、
または祀られた神様の移動手段や下僕として奉納するからと
いったところのようです。

シマウマを奉納する理由のもう一つの説には、
タイ語のシマウマ「マーラーイ ม้าลาย」は、
横断歩道「ターン・マーラーイ ทางม้าลาย」(シマウマの道)
と同じことから、交通事故の多いところに建てた祠に
交通安全祈願のシンボルとして奉納されたというのもあります。


08_03


ゴタクはいいから入ってみますか。


08_04


大理石かな? どんな意味があるんでしょうね。

その先に、


08_05


タイの伝統家屋様式の祠が立っています。

中を覗くと、


08_06


爺婆の祠(サーン・ターヤーイ)の名のとおり、
お爺さんとお婆さんの像が。

実は中央の祠の左側にもまた祠があり、


08_07


前にも祠の中にも同様に爺婆像が。

さらに右側にも


08_08


爺婆像の入っている祠が。


爺婆の祠」(ศาลตายาย)とは、ここの固有名詞ではなく
普通名詞でして、一般家屋の敷地内からこういうところまで、
タイ中いたるところに無数にあります。

祀られているのは、お爺さんお婆さんに限らず先祖だったり、
かつてその地で亡くなった人の霊だったり、はたまた
整地前にあった森の大木に住んでいた霊だったりします。

それらの霊に住まいを提供して土地の神となってもらうという
土着信仰に由来した祠なのだそうで。

爺婆の祠(サーン・ターヤーイ)は、
土地神の祠(サーン・ジャオティー)や
土地神・道の神の祠(サーン・ジャオティージャオターン)
と呼ばれることもあります。


ここの爺婆の祠は、IMPACTで開催される展示会の出展企業が
多く売れることを祈願しに参拝に来ることから有名になったようです。

さらにはす向かいに建つ内務次官事務所の職員もよく来ているようで、
そんなワケでご利益があるのは、宝くじ当選の他に、
商売繁盛、仕事運、金運、恋愛成就、無病息災 だとか。


爺婆の祠の詳細はこの記事を書くために調べて初めて知ったんですが、
思い返すと今回の旅で既に遭遇しているんですよ。

ここの一つ前に訪れた首都警察プラッププラーチャイ署の二哥豊廟
同じ4階屋上の北側隅に2つの祠が立っていたんです。


06_01


このうちの右がこの地の爺婆の祠。
ここでは「爺さんの祠-婆さんの祠」と書かれていましたが。

ところで左のは?ということになりますが、
プラプームの祠(ศาลพระถูมิ)です。

こちらも土地の神ですが、元々この地にいたのではなく、
儀式で天から招聘した神で、バラモン教に由来しています。

プラプームには9種類あるそうですが、
ここにはプラプーム・チャイモンコン(พระภูมิชัยมงคล)
と書いてあったので、家屋敷を守護するタイプの神です。

じゃあ、なぜ土地神に2種類もあるのか?ですが、
支配・被支配の2層構造から生じたものなんだそうで。

つまり支配階級のバラモン教に由来したプラプームの祠と
被支配階級の土着宗教に由来した爺婆の祠が併存していると。

プラプームの祠を建てる場合には、
必ず爺婆の祠も建てないといけないことになっています。


面白いのが2つの祠の形状の違い。
上の写真にはっきり写っているのですが、
爺婆の祠は柱が4本。
プラプームの祠は柱が1本で、
必ず爺婆の祠より高くするのだそうです。

2番目に訪れたキングコブラ廟入口左手にも、


08_09


左がプラプームの祠、右が爺婆の祠。
写真を見返したら、ちゃんと書いてありましたよ!


08_10


おじさんが黙々とモップ掃除をしていて
邪魔だという無言の圧力を感じたので退散しますか -_-;)


そういえばまたもやお供え物を買いそびれました。
近くに売ってないようなので、事前に準備してくるしかないですね。

ちなみにシマウマは願掛けした願いが叶った場合に
お礼として奉納するのが普通です。
なので、これだけの人がここで願掛けして成就したということ。

ご利益絶大ってことですよね!?




<旅費交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:231バーツ

※旅は2015年7月22日(水)に行いました。

<参考>
doolekded.com "ศาลตายายเมืองทองธานี"
mordookrungsiam.com "เจ้าภาพสมัยใหม่"
YAHOO! รู้รอบ "ทำไมบางที่มีศาลพระภูมิแล้วต้องมีศาลตายายอีกคะ?"
『タイ日大辞典』冨田竹二郎,めこん,1997年

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

爺婆の祠

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車掌に違う所で降ろされるの巻 宝くじに当たる5大願掛けスポット巡り[9]

ムアントンタニー爺婆の祠を見たので、
宝くじにご利益のある5大スポットは、残る1か所のみ。

一番厄介な場所にあるところを最後に残したんですけどね。

向かう前にトイレを借りるか。


09_01


IMPACTの物凄く立派な施設に入って拝借。
冷房がガンガンに効いてて寒いです ^_^;)


ロッ・トゥーを下車した反対側のバス停で待っていると、
166番バスがやって来ました。

時刻は15:17。


09_02


とりあえずパーククレットまで行きますか。
10バーツ也。

スコータイタンマティラート大学
前に寄り、
表のジェーンワッタナ通りに出たところで
気が変わって下車することにしました(笑)

15:22。

ここで待ったほうが早いだろうと。
150番バスに乗り継ぐんです。


09_03


暫く待ってようやく姿を見せました。
15:44。

ピンボケですみません ^_^;)

乗り込んで車掌さんに行き先を告げます。
ラムイントラ・ソイ19です。

「どの辺り?」

えっ? そう言われても行ったことがないもので。
サーン・ジャオポースア
(虎の祠)に行きたいんです。

「サーン・ジャオポースアね? ゴーモー7って言うのよ。16バーツ」

ゴーモー7と言うのは「7Km地点」という意味。
ラムイントラ通りの起点からの距離なんでしょうね。

分かりました。車掌さんの言うことを信じましょう!


が、iPhoneのマップで現在地をチェックしていると、
ラムイントラ・ソイ19を過ぎたような…。
いや、きっと他にサーンジャオ・ポースアへの行き方があるんでしょう。

あ、あれ? 大通りとの交差点も過ぎたぞ。
車掌さん、絶対勘違いしてるな。
もういいや、車掌さんが連れて行きたいところまで
とことん付き合ってやる -_-;)


「ここよ。ゴーモー7」

あ、ありがとうございます…。
促されて下車。時刻は16:15。


09_04


目の前には何やら入口がポッカリと口を開けて
待ち構えているではないですか。

名称が剥がれ落ちてて判読できないのですが、
ラムイントラ・ゴーモー7市場」と書かれていた様子。

その名のとおり、内部は


09_05


ラムイントラ通りに沿った細長い市場でした。

すみません、この辺りにサーン・ジャオポースアはありますか?
と市場の人に聞いてみると、

「知らないな。なぁ、知ってるか?」

隣の物売りも知らないと。


市場の端まで歩いて解けましたよ。
車掌さんはどうやら、


09_06


この虎の置物店を車窓から見てサーン・ジャオポースアだと
誤解していた可能性大 -_-;)

やってくれましたね、車掌さん。
もう笑うしかないわ(笑)

そうとなったら正しい場所まで戻りましょう。


09_07


うげげ、この渋滞の中を進むしかないのか (T_T)

なかなかバスが来なくて15分ほど待ったところで、
156番赤バスが登場。とりあえず乗っちゃえ。


09_08


するとです。途中で左折してプラディット・マヌータム通り
かっ飛ばして行くじゃないですか。そっちじゃないよ~!!

ブザーを押すもなかなか停車してくれず、
かなり遠くまで連れて来られてしまいました。


09_09


踏んだり蹴ったりだ _| ̄|○

時刻は、16:44。
とぼとぼと歩いて戻ります。


すると右手に、


09_10


ん、ナイトマーケットかな?


09_11


スパイダーマンの佇む看板に
タラートナット・リアップドゥアン(ตลาดนัดเลียบด่วน)、
訳すと「高速道路沿いマーケット」と書かれてますね。

英語で LIAB DUAN NIGHT MARKET
毎日営業(祝日も休まず)とも。

場所はここです(グーグルマップ)。

どうやら2013年オープンで、
毎日17時頃からやってるようですよ。

知らんかった!


さらに歩いてもうすぐ交差点に戻れるぞというところで、
高速道路の下に何やら発見。


09_12


OTOPって看板が見えますね。

近付いてみると、
The Avenue Ramintra と書かれてました。

OTOP(一村一品)製品のマーケットで、
飲食、服飾品、ハーブ、77県特選品、サラブリー関係
の6つのゾーンから構成されているようで。

何気なく入ってぶらぶらとブースを覗いて歩いていると、
警備員が飛んできて「カメラをカバンにしまってください」
とややキツイ口調で言ってきました。

写真撮るほどの物なんて見当たらないのに。

タイって手工芸品からルークチュップのような手作りスイーツまで
写真を撮られるのを嫌がる場合がままありますよね。
きっとデザインを盗まれるとでも思ってるんでしょう。

でもデザインを盗んでまでして商売したい人は、
実際に商品を買って研究しますって。アホくさ。

見る気が失せたのでさっさと歩いて
ラムイントラ通りの交差点に戻りました。


09_13


左に歩いたところにあるバス停から
最初にやって来た95番バスに乗車。

時刻は、16:59。
無料バスだ。ラッキー。

iPhoneのマップで場所を確認して下車。
BIG C Extraの目の前でした。

しまった。もう一つ先のバス停で良かったみたい。
またやってしまった -_-;)

とぼとぼ歩き、


09_14


次のバス停に到着。
あの歩道橋を渡った向こうがラムイントラ・ソイ19です。

やっとスタート地点に立てる!




<旅費交通費>
166番バス:10バーツ
150番バス:16バーツ
156番バス:6.5バーツ
95番バス:0バーツ
ここまでの合計:263.5バーツ

※旅は2015年7月22日(水)に行いました。

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つづく

ラムイントラ

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バンケーン虎神の祠 宝くじに当たる5大願掛けスポット巡り[10]

150番バスの車掌さんに間違えて連れて行かれたお陰で
時間をロスしましたが、ようやく本来降りたかった
ラムイントラ・ソイ19入口に辿り着けました。


10_01


宝くじにご利益のある5大スポットの5か所目は
この奥にあるんですが、事前にネットで情報収集したものの
交通機関の情報が全く見当たらなかったんですよ。

したがって最後の手段、「徒歩」発動です(笑)
距離1.6km、20分程度ですから 大したことありませんが。

意気込み十分でソイを歩き始めると右手に


10_02


あれ、ソンテオ?

ちょうど走り出そうとしていたところを運転手に
サーン・ジャオポースアへ行くか尋ねたところ、
頷くではないですか!

ソンテオ路線があったのか!
タイ人も知らない大発見だ!!

と一人大喜びしつつ乗車。
時刻は、17:12。

と言っても地元民はもちろん知ってるわけですけど ^_^;)


ソイ19
を出てラムイントラ通りを東へ少し走ったソンテオは、
隣のソイ21に入って直進。

車内には「この車はラムイントラ・ゴーモー2行きです」と。
ほぉ、ソイ19は2km地点なのか。

それを前もって知っていれば150番バスの車掌さんに
遠くまで連れて行かれずに済んだんですね -_-;)


何度か曲がった後、iPhoneのマップで場所を確認してブザーを押します。


10_03


四つ角のセブンイレブン前で下車。
運転席で運賃8バーツを支払います。

時刻は、17:21。


結構車の通りが多い路地ですね。

セブンイレブン前まで歩いて反対側を眺めます。


10_04


あそこがサーン・ジャオポースア・バンケーン(ศาลเจ้าพ่อเสื้อบางเขน)、
訳すなら「バンケーン虎神の祠」です。

場所はここ(グーグルマップ)。

辻に立つ祠…。いかにもお地蔵さんが立ってても
おかしくない日本っぽい風景で、妙に親近感が湧くではないですか。

が、お地蔵さんの代わりにあるものはその名のとおり、


10_05


トラ、トラ、トラ!

脳裏にイメージした日本の原風景が吹っ飛びました。


10_06


2つ並んでいるうちのこちらの祠には
サーン・プースアサミンプラーイ(ポースア) ศาลปู่เสือสมิงพราย (พ่อเสือ)と。

プースア・サミンプラーイ(サミンプラーイ)とポースア(ジャオポースア)は、
どちらも虎神を意味するので同じ存在を指していると考えて良さそうです。
爺婆の祠ほどではないものの、ここ以外にも多くの祠で祀られています。

ただ、2つの系統の伝承があるんですよ。

一つは、昔北タイの山中にいた呪術に長けた仙人の名というもの。
なんでも空中を歩け、どんな人にも虎にも猫にも自由に変身でき、
透視能力まであったんだとか。昔の叙事詩や小説にも登場しています。

もう一つは、虎の神というか霊・妖怪のような存在。
人を食べる獰猛な虎で、人を食べれば食べるほど
その魂を体内に取り込みパワーアップするのだとか。

また人が獣法を習得し呪術を使って虎神になることもでき、
その場合は、やはり人を食べることで完全体になるのだそうで。

現代ではそこまでして虎神になるメリットがないため、
虎神絡みの呪術はお守りに虎神の霊を取り込むことにのみ使用とか。

…というのが一般的な伝承です。
(タナーオ通りのサーンジャオポースアはまた別の由来ですが。)


祠左手のおばちゃん2人のいる売店でお供えセットを購入。


10_07


線香は7本だっかた9本だったか忘れちゃいました ^_^;)
あとロウソクと花飾り。

お供えして願掛けします。

もう一つの祠にも。


10_08


奥にはおじいさんの像が3つ立ってますね。
上記伝承一つめのほうの仙人かな?

でも実はここに祠が建てられた経緯はちょっと変わっているようなんです。

この付近は都有地で交通事故車の保管場所だったんだとか。
で、そんな事故車の中で泣いている人の霊を見た人が現れたりしたので、
とあるおじいさんが木造の祠を建てたのだそうです。

でも今の場所から電柱2本離れた場所で祠の名前もなかったんだとか。

その後、住民がソンテオ乗り場にしているこの交差点角に移して
祠兼あずま屋にしようと建設を始めたところ、
土中からプラスチック製の虎の置物が2つ出てきたのでした。

それでサーン・ジャオポースア(虎神の祠)にしたということ。

歴史があるのかと思いきやプラスチック製じゃ最近のことですね ^_^;)

しかしその後宝くじ当選の願掛けをここでした人が相次いで当選!
バンコク中に名が知られることとなったのでした。


10_09


当たるのかな。
素直に信じてみますか。

そうそう、ここは宝くじ当選以外に
厄除け、旅行安全、事業安定、商売繁盛
にご利益があるそうです。


よし、これで5か所全て1日で巡ったぞ~!




<旅費交通費>
ソンテオ:8バーツ
ここまでの合計:271.5バーツ

※旅は2015年7月22日(水)に行いました。

<参考>
doolekded.com "ตามหวยเด็ดศาลเจ้าพ่อเสือบางเขน"
๙ มหาเวทย์ "ปู่เจ้าสมิงไพร (ปู่เจ้าสมิงพราย)"
TumnanDD.com "เสือสมิง"

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

バンケーン虎神の祠

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