タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

ンギウラーイ~水上交通時代の面影を求めて<2012年>

JESADA TECHNIK MUSEUM 水上交通時代の面影を求めて[6]

もう一度受付のおねえさんの前を通って、JESADA TECHNIK MUSEUMの
メイン展示スペースへ行ってみましょう!


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屋根付きの倉庫か工場と見紛う広大なスペースに自動車が多数展示されています。
が、よく見ると小さくてヘンテコな車がいっぱい。


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なんだ、この水陸両用っぽいフォルムの車は?


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ここにもヘンなのが -_-;)


どうやらオーナーさんは、このテの小さくて一風変わった車がお好きなご様子。

でももちろん、「普通の」クラッシック・カーも展示されています。


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よく集めたもんですね~。


JESADA TECHNIK MUSEUMのサイトには、このミュージアムがオープンした
いきさつが書かれています。それによると、

ここのオーナー、ジェッサダー・デーチャサクンリット氏は、
幼少時から車をはじめとした乗り物が大好きでした。

海外へよく行くようになり、とくにヨーロッパでは訪問地の乗り物博物館に
欠かさず足を運んでいるうちに、タイにもこのような博物館が必要だと
思うようになったのでした。

それで1997年から収集を開始し、2007年にこのミュージアムをオープンさせたのだとか。

利益を得るのではなく、公共の利益のために運営したいということで入館料は無料。
ジェッサダー氏は凄い人ですね。


全部は紹介しきれませんが、かいつまんで写真をどーんとUPしておきます!


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ミゼット(本物?)、トラバント、くじらクラウン、デロリアン(!)、
イエローキャブ、それにスバル360まで~。

なかなかニクイですね、このチョイス ^^


その中で一台、どう見ても特別扱いの車が。


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この一台だけ、案内版が立っているんですよ。
Messerschmitt KR200 と書いてあります。

なんでも、ジェッサダー氏が最初に手に入れたクラッシックカーなんだとか。
このミュージアム建設の夢実現の第一歩となった記念すべき車なんですね。


実はこっちのメイン展示スペースに入ってすぐ、案の定スコールが降り始めたんです。
でものんびり見学しているうちに止んで青空に。

ツイてるじゃないですか。

いったん外へ出て、おばさんの言っていた飛行機が展示されている場所へ
行ってみることにしましょう!


時刻は13:27。







<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:40バーツ

※旅は2012年8月16日(木)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


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この飛行機は!! 水上交通時代の面影を求めて[7]

JESADA TECHNIK MUSEUMの門を出て、ソンテオで乗り合わせたおばさんの
言っていた飛行機が展示されているところへと歩いて行くことに。

先ほどのスコールがすっかり上がって気持ち良く晴れました。

道を右へと歩くこと3分。飛行機が見えてきましたよー。
入口にはこんな看板。


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空港と勘違いしてしまいそうです(笑)

しかし、こんな何にも無いところに飛行機が忽然と出現するんですから、
知らないで通った人はビックリするでしょうね。

で、こんな感じに展示されています。


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まず入口にもっとも近いこの飛行機には…


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「空軍」と横に書かれてますね。
中を覗くと職工さんが何やら改装工事中。シートも何も無くなってます ^_^;)


奥のカマボコ屋根にはバスが展示。


ロンドンの2階建てバスも~。
奥の列には2階建てバスと言われて誰もがイメージする赤い車体もしっかりありますよ。


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2階建てバス車内に初めて入るのが、まさかタイになるとは
思ってもみませんでした(笑)


あとはセスナ機やヘリコプターが展示されています。
なんだ、おばさんの言ってた日本製の飛行機はやっぱり無いじゃないか -_-;)

さて戻ろう。

そう思って振り返ったその時です。
目の前の飛行機がふと気になったのでした。


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あれ? もしやこの飛行機って・・・

iPhoneを取り出してネットで検索してみます。
…窓のかたちや配置が同じ。間違い無い!!


YS-11 じゃないですか!!!!

戦後初の国産旅客機が、こんなところで保存されていたとは!!

おばさん、ハナから疑ってすみませんでした~。
そしてここで降ろしてくれて本当にありがとうございました! m(_ _)m






<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:40バーツ

※旅は2012年8月16日(木)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

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ジェッサダーさんこんなものまで!! 水上交通時代の面影を求めて[8]

JESADA TECHNIK MUSEUMの飛行機展示スペースを出て
そろそろ帰るためにナコーンチャイシーへ向かうことに。


あ、ちなみにグーグルマップのストリートビューでも
展示されているYS-11をご覧いただけます。


ミュージアム正門前に戻ると向かいに売店が出ているのに気付きました。
ここでソンテオを待つかな。


おばちゃんからコーラを買って、
パラソルの下でプラスチック椅子に座らせてもらうことに ^^


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ちょうどコーラの缶の上あたり、道の反対側がミュージアムの入口です。


売店のおばちゃん2人と雑談しているうちに、
目の前で焼いているソーセージが美味しそうに見えて購入。


するとすかさず足元には…


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野良犬が~(笑)


あげてもいいですか?

一応おばちゃんに確認してから、
ワンちゃんの目の前にソーセージを1つ落としてみました。

すると、です。どこからともなくもう一匹の犬が突如姿を現し、
すぐ目の前で物凄い勢いで争奪戦をおっ始めたじゃないですか!

さらに騒ぎを聞き付け、周辺から野良犬が大集結!!
どこにいたんですか、こんなに -_-;)


むやみやたらに野良犬にエサをあげちゃいけないってことですな。
勉強になりました…。


ちなみに見事勝者となったのは、このワンちゃんでした。
見かけに寄らず逞しいです(笑)


20分ほど待ったところで「来たよ」とおばちゃん。
あ、ほんとだ。


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「前に乗りなさいよ。頼んであげるから。」

えっ、いいんですか?

「大丈夫!」

おばちゃんの一人が運転手に交渉してくれました。
ありがとうございます!! 2人のおばちゃんにお礼を言って
ソンテオの助手席に乗り込みます。

時刻は、14:08。


さようなら~ JESADA TECHNIK MUSEUM!!


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すると間もなくして目の前に国鉄南線の線路が出現。
ソンテオは南下しているんだなと、やっと方向感覚が掴めました。

その時です。ふと右側を眺めると…


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あーーっ、蒸気機関車だ!!

一瞬のことですが、機関車の前に立つ白い看板の文字もしっかり読めました。

JESADA TECHNIK MUSEUM

タイ語と英語で、そうはっきりと書かれているじゃないですか。
ってことは、この蒸気機関車もジェッサダーさんのコレクションなんですね。

もう凄過ぎです。


さらに一両ではありませんでした。


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国鉄南線の線路脇に、2両の蒸気機関車が淋しく佇んでいます(ストリートビュー)。
残念ながら、フォルムから言ってどちらも日本製では無さそうですが。


興奮する私を尻目に運転手さんは淡々と運転を続けています…。






<交通費>
ソンテオ運賃未払いなので:0バーツ
ここまでの合計:40バーツ

※旅は2012年8月16日(木)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)

つづく


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ターナー百年市場再び 水上交通時代の面影を求めて[最終回]

国鉄南線の線路を渡ったナコーンチャイシー行きソンテオは、
引き続き南下をしていきます。すると前方に橋が。


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ターチーン川を渡る橋ですね。
あっという間に渡った先はもう、ナコーンチャイシーの町。

右折してやや賑やかな通りに入ります。
「行くのはタラート・ファイファータラート・ターナーとどっちだ?」
運転手さんが聞いてきました。

タラート・ファイファーならここだぞ。」
訳すと「電気市場」。右手に大きな市場が見えます。

いえ、タラート・ターナーターナー市場)のほうです ^_^;)


もうしばらく走ると運転手さん、
「ここで降りな。渡って右の道に入ればあるから。分からなければ誰かに聞きな。」

ぶっきらぼうで親切なんだかそうでないんだか微妙ですけど、
ま、親切なんだと受け取っておきますか ^^

いくらですか?

「・・・10バーツ…。」

なんだ、最初の間は! さてはボッたな~。
でも2バーツ程度のこと。助手席に座らせてもらったからいいとしましょう。


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時刻は、14:23。


ちなみに道の反対側に見えるバス停には、ナコーンパトムから来る
サーラーヤー行きのバスが停まります。後であそこでバスを待ちますか。

バス停先の右に入る道へ進むと左手には、


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ターナー百年市場
約8ヶ月ぶり、二度目の訪問です。当然ですが変わってませんね~。

ここはナコーンパトム県特産の美味しいソムオー(ポメロ、ざぼん)で有名。
なにせ、


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右端の店をご覧ください。

巨大なソムオーのオブジェが屋根に飾られているぐらい
この市場のメイン商品となっています。

…って前回訪問時にも紹介したような。ま、いっか(笑)


で、一度来たことがあるのに、なぜまたってことなんですが、
これが欲しいからです。


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「ヨック」というベーカリーの店先で売られているカノム・トーンムアン。
これのバイマックルーッ(こぶみかんの葉)味が大好きなんですよ~。

口に入れるとフワ~っと広がるバイマックルーッの味がなんともいえなく最高!
みなさんもターナー百年市場へ行くことがありましたら、ぜひお試しを。
たしか味見もさせてくれたはずです ^_^;)


さて、目的達成。
長居は無用。バス停へ戻ります!

ターナー百年市場をぐるっと1周してバス停へ。

サーラーヤー行きのバスか、来る時にサーラーヤーから
ンギウラーイまで乗ったソンテオの逆方向行きの
いずれか先に来た方に乗ることにしましょう。

するとバス停に着くやいなや、前方から青いトラックソンテオがやってきて、
バス停の手前の道を右折するじゃないですか。

あ、あれだ!
サーラーヤー行きソンテオです。

慌てて走って行って乗せてもらいました。
時刻は、14:35。

すぐにターナー百年市場の前でターチーン川を渡ります。

しかし走れども走れども客は私一人だけ~。
あまりに暇で車掌さん、


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居眠り中(笑)


ちょうど未舗装区間を疾走しています。

左側にはマハーマクット仏教大学のキャンパスが。
新設大学なんでしょうかね? 建物が真新しく見えます。
なのに目の前の道路は土埃が舞ってて勿体無いですなぁ…。


それはそうと、また西の空が怪しい雰囲気。急がねば。


サーラーヤーに到着!


  • 09_07.jpg


時刻は、15:05。

運良く戦勝記念塔行き515番バスが間髪入れずにやってきました。

乗車してしばらくすると、案の定のスコール!
いやぁ、今日もツイてましたね~。


渋滞のため、終点戦勝記念塔の一つ手前で降ります。
その頃には雨も小降りになって傘が要らないほど ^^


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時刻は、16:00ちょうど。


スコールを2回もうまく避けて旅ができました。
これにて今回の旅も完結です。


当初はンギウラーイだけが目的地だったんですが、
思いもかけずJESADA TECKNIK MUSEUMにも立ち寄れて面白い旅になりました。
バンコク周辺の見どころって、本当に尽きませんね。

最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました!


次回の旅は、年明けにお送りする予定です!





<交通費>
ナコーンチャイシーまでのソンテオ:10バーツ
サーラーヤーまでのソンテオ:9バーツ
515番バス:23バーツ
ここまでの合計:82バーツ

※旅は2012年8月16日(木)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


おわり


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