タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

バンコク北西、まだ見ぬ市場・路線開拓の旅<2012>

市場唯一(?)の食堂 バンコク北西、まだ見ぬ市場・路線開拓の旅[6]

ラーンクラトゥム市場を北端まで来たので、引き返しますか。

また暗闇(?)の中に入って行きます。
すると…


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黒猫が一匹横切りました。
子猫ですね。

カラスに黒猫に暗く寂れた市場の組み合わせって、
あまりにも出来過ぎな感が ^_^;)


作業場っぽい一角を通り過ぎます。


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母の実家があった東京下町の町工場街と同じ匂いが。
思わぬところで懐かしさを感じてしまいました。


ところで、です。

このラーンクラトゥム市場を一とおり歩いたんですが、
食堂は見かけた限りで、たった1ヶ所なんですよ。
敢えて「外食」せずに家庭で作って食べるからなんでしょうかね。

で、その恐らく唯一の食堂が、ここ。


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覗きこんでみると運河べりに席があるみたいです。
せっかくだから食べてみますか!

入口にいた上半身裸のお父さんに注文して店内へ。

運河べりの席では女性が赤ちゃんの面倒をみていましたが、
「せっかくだからこちらへどうぞ」と席を空けて2階へと上がっていきました。
す、すみません。

どうやらお父さん、お母さんと息子夫婦にその子どもの3世代が
暮らすお店のようです。

料理を作ってくれているのは、なんとさっきのお父さん。
まもなく出来上がりました。


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カーオパット・ガパオ・ムーサップ(豚ひき肉のバジル炒めご飯)です。

これが、意外や意外、かなりイケますよ!!
塩コショウの加減が最高です!!
私の中では上位レベルにランクイン決定~。


おっと、肝心の特等席からの風景もお見せしなくては~。


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絶景、とはいきませんかねぇ ^_^;)
運河が濁っているのは、生活排水のせいじゃなくて土の色なんです。
なので全然臭いませんよ。

水辺ってだけで嬉しくなるもんです。


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舟がありますが、長く使っていないような佇まい…。


ちなみに席の正面の景色はと言うと、


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お母さんが洗濯を終えて、今度は食器洗い中(笑)

食堂っていうより普通のご家庭にお邪魔している感じの中で
ガパオを堪能します。


すると、男性が隣へやって来て座りました。
お父さんとお母さんの息子さんのようです。30代かな?


どこの国の人なのかとかお決まりの会話が始まります。

どうやって来たのかと聞かれ、バスとモーターサイでと答えると、
驚かれるのもいつものパターン(笑)

でも私に興味をもってくれている様子。
嬉しいじゃないですか。


この市場は、土日ならお客さんが多いんですか?

とちょっと尋ねてみました。
手持ちのガイドブックに「土日のみ営業」との情報が載ってたもので。
すると淋しそうな表情を見せて、

「この市場は、10年前まではとても活気があったんです。」

えっ?

「でも陸上交通の発達で今では静かになってしまいました。」


そうだったんですか。
ほんの10年前までは、舟が行き交う古き良き市場だったようで。

地元のナコーンパトム県が観光地化に乗り出してくれればいいのに。


そこから話がはずんで、色々な話題を話しましたよ。
なおさら一般家庭にお邪魔している心持ちに ^^


食べ終えたところでさてそろそろと席を立とうと思ったら、
お父さん、お母さん、息子さんの3人が何やら集まって話しています。

はて?

私はそこまでスタスタ歩いて行って食事代を払います。
ガパオとオリエン(タイ式アイスコーヒー)合わせて40バーツ也。

すると息子さん、「渡したい物があります」と。



手渡してくれたのは、小さな仏像のお守り。

「貰ったことはありますか?」

いえ、無いです。なんで私になんか…。
ありがとうございます! 大事にします!!

お礼を言いつつ、また来ますね、と告げると、
また淋しげな顔をする息子さん。

ふっふっふ。絶対また来て驚かせてあげますよ(笑)


ラーンクラトゥム市場を後にして、
入口の木橋の真ん中でお守りを眺めてみました。


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こういう出会いがあるから一人旅は止められないんですよね ^^







<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:50バーツ

※旅は2012年8月13日(祝日)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


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ロボットみたいなマシン バンコク北西、まだ見ぬ市場・路線開拓の旅[7]

心温まる思いをしたラーンクラトゥム市場を後にしました。

木橋を2本渡って、来た時にモーターサイから降りたポイントに戻って来ました。
まぁ、予想どおりでこちら側にはモーターサイが待機してないんですね。

どのみちゆっくり景色を眺めたかったので、
帰りはこの道を歩いていくことにしますか!


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のどかな田園風景が道の両側に広がっています。
あ、端に写っているのはモーターサイじゃなくて住民の方です ^^


しばらく歩くと、例の野焼きをしているところに差しかかりました。
息を止めて煙をくぐります…

通過してから振り向いて撮影。


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農家の方にしてみれば普通のことなんでしょうけど、
私には新鮮に映ります。

精米工場を過ぎさらに歩くと、
青々とした田んぼの先にお寺が見えるのに気付きました。


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タイ人にとっての「原風景」ってもしかしたらこんな景色なのかな、
などと考えてみたり ^^


いよいよ表通りが目の前に見えてきたというところで、
ふと右の工場内に目を見やると・・・


ガンタンク!?


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な、なんだ、あの仰々しい特殊車両は!!

さらに外にももう一台。


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こっちは、ジェットモグラ!?


思わず興奮して覗き込んでいると、背後から視線を感じます。
ん?

向かいの商店の女性が、怪訝そうに私の様子を伺ってました(笑)

「写真撮ってどうすんの?」

そりゃ不審に思いますよね ^_^;)

いえ、観光で来たらロボットみたいな機械を見かけたもので。

「あれは、稲を収穫する機械だよ。どこの人?」

そうなんですか。あ、私は日本人です。

…なんてやり取りをする頃にはお互い笑顔に。


バーンレーンに行くバスはどこで乗ればいいですか?

「道路反対側のあずま屋で待っていれば来るよ」

ありがとうございます!!


てな具合で表通りの国道346号線に出ました。
プラピモンラーチャー運河の木橋を渡り切ったところから徒歩で25分。

言われたとおりに反対側にあるあずま屋で待つことにしましょう!


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時刻は、11:28。






<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:50バーツ

※旅は2012年8月13日(祝日)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

04_MAP



バーンレーンのバスターミナル バンコク北西、まだ見ぬ市場・路線開拓の旅[8]

国道346号線のあずま屋で待つこと25分ほどで
バーンレーン行きのバスがやって来ました。


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時刻は、11:54。

ここまで乗って来た路線の続きに終点まで乗るかたちです。


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またまたのどかな田園風景の中をゆっくり走って行きます。
10分も走ると右折して、ちょっとばかり賑やかな一角へ。

バーンレーンの町に入ったようですね。

バスがUターンして左折。路地に入って停車。


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なんとビックリ。
立派なバスターミナルが終点ではないですか!


時刻は、12:06。


よく地方にあるような、1階に商店の入った長屋ビルに四方を囲まれたタイプの
バスターミナルです。ほんと地方にいるような錯覚を覚えましたよ。


でも、ここを使っている他の路線はあるんでしょうかね?
しかも周囲の商店街の寂れっぷりと言ったら…。


表通りへと歩いて行きつつ振り返ると、


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「バーンレーン・ショッピングセンター」との大きな看板が。

ショッピングセンターだったのか… -_-;)


表通りを左=南へちょこっと歩くと、そこには何やらブースと人だかりが。


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おぉ、ここだここだ!

ラーンクラトゥム市場の食堂でお父さんが教えてくれたんですよ。
次の目的地を通るロッ・トゥーがバーンレーンから出ていると。

ここに違いありません!

ブースで尋ねると、やはりそう。

運賃40バーツを払いチケットを渡されると、
早速兄ちゃんに車まで案内されて、チケット回収。


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バーンレーン発で何路線かあるみたいですね。


乗り込んでからそんなに待たずに満員となり、12:20に出発!
あれ? 運転手はさっきの兄ちゃんだ ^^


ロッ・トゥーはきびきび走っていいもんですね。
運河を何本も渡りながらターチーン川に沿った道を南下して、
いよいよ到着です。

降りる際、運転手の兄ちゃんが「大丈夫。タイ語話せるから」と
誰かに言っているのが聞こえたような気が。はて?


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時刻は、12:34。


到着したのは、ワット・ランパヤーの前。
はい。次なる目的地は、ランパヤー水上マーケットです!






<交通費>
バーンレーン行きバス:8バーツ
ランパヤーまでのロッ・トゥー:40バーツ
ここまでの合計:98バーツ

※旅は2012年8月13日(祝日)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


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ランパヤー水上マーケット バンコク北西、まだ見ぬ市場・路線開拓の旅[9]

ロッ・トゥーを降りたところから目の前のワット・ランパヤーへ向かおうとすると、

「ランパヤー水上マーケットへ行くんですか?」
と30代ぐらいの男性から声をかけられました。
どうやら同じロッ・トゥーで来て一緒にここで降りた人の様子。

えっ、はい。

「案内しましょう。」


あー。それで分かった。
ロッ・トゥーの運転手さんが彼に案内を頼んだに違いありません。
外国人だから分からないと気を遣ってくれたのでしょう。

なんとも嬉しい気配りじゃないですか(T_T)


はい。では案内をお願いいたします。

お寺の敷地を突っ切って奥まで行けばあることは
さすがの私でも分かるんですけど、
優しそうな男性なのでついて行ってみることに。


ワット・ランパヤーの敷地は、これまただだっ広い!!


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すぐのところは駐車場になっています。
そうか。水上マーケットのお客さんはみんな自家用車で来るんですね。
私みたいな人は、稀なケースでしょう。


男性が、ちょっと先で私を待ってくれています。
す、すみません。小走りに追いつきました。

そう言えばこの男性もロッ・トゥーでやって来た「希少種」ですが…

「彼女が水上マーケットで店をやっているので、手伝いに来たんです。」

なんと!!

甲斐甲斐しい彼氏さんではないですか~。


ランパヤー水上マーケット入口に到着。
彼女さんの店は入口からすぐにありました。
とあるグッズを売っています。食べ物系だったら買ってあげたんですが。

「何か困ったことがあったらいつでもここに来てください」
と彼氏さん。

ありがとうございます!
笑顔でお礼を言って、ここからは一人で市場探索です。


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しょっぱなから子どもの姿を多く見かけました。
メインの客層は、自家用車で来る家族連れのようですね。

進むにつれ、混雑度UP。
予想をはるかに上回る人気ぶりです。


あっ!


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ゴザの上にちゃぶ台!

いいなー。こんなところでタイ料理突っつきながらマッタリしたいですね~。
でも一人だとかなりバツが悪い気が。そもそも空いてないし… -_-;)


水上マーケットは、陸地部分とターチーン川に浮かぶいかだ部分とがある様子。
当然いかだ部分の方が混雑度高しです。


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ここは、ターチーン川クルーズの受付、兼案内所。
ワット・バーンプラワット・バーンパーシーなど
いくつかのルートのクルーズが運行されているようです。

今回は乗りませんが ^_^;)


ターチーン川べりに出ました!


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こんな川べりのテーブルで食事したいものですね~。
空いてないですけど…。


この先は両側に食べ物を売るブースが、真ん中にテーブルが並んでいるんですが、


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結構混んでて、たまに空いている席があっても
周りは家族連れやカップルばかりで、お一人様が座れる雰囲気にあらず -_-;)


09_07


うー。座れないんじゃ食べれないじゃないかー。





<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:98バーツ

※旅は2012年8月13日(祝日)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


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早々にランパヤーを去ることに… バンコク北西、まだ見ぬ市場・路線開拓の旅[10]

ランパヤー水上マーケットを引き続き歩くと、おっ、ここでもやはり売ってました!


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ご当地Tシャツ!


水上マーケットって言うからには、舟が無ければってことなんでしょうね。
一応こうやって、


10_02


舟で料理を作って売るスペースも設けられています ^^

でもあまりの混雑ぶりに人酔いし始めてしまい、もはや買う気になれず。

ついさっきまでいたラーンクラトゥム市場
あまりにもギャップがあり過ぎるからかもしれません…。


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「手漕ぎボート乗り場」という垂れ幕にももう興味を示すどころではなく、
早くここを脱出したい気分に ^_^;)


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美味しそうなカノム・ブアンも見かけたものの、人混みの中で立ち止まるのもおっくうで、
渡してある通路で陸上部分に避難です。


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振り返って撮ると、ターチーン川に浮かぶいかだ部分は、こんな感じです。


陸上部分は、多少混雑度が低め。でも食事は売っていないんですね。
野菜やフルーツ、土産物などなど。

あ、こんなものも売ってましたよ。


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わた菓子!

タイにもあるんですね~。


ひとまずチャーイェンを飲んで一服してから、
ランパヤー水上マーケットを後にすることに。

入口へ向かって歩きます。

途中でワット・ランパヤーの本堂横を通過~。


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来た時にロッ・トゥーを降りたよろず屋(?)で店番の女性に
帰りの手段を尋ねてみることに。

バーンレーンから乗ってきたPATA行きのロッ・トゥーが通るには通るんですが、
満席になるのを待っての発車なので、ここで誰かが降りない限り乗れないってことですよね。

手持ちのガイドブックにはナコーンパトムワット・ランパヤー
結ぶソンテオがあると書いてあるんですよ。

なので、ナコーンパトムに行くソンテオはどこで乗ればいいのか尋ねようかと。

ナコーンパトムに行くには、ここを通るソンテオでサーラーヤーまで行って
 乗り換えれば行けます」との返答。

あれ? そうなんだ。
なら、わざわざナコーンパトムまで行かなくてもサーラーヤーでいいや。


しばらく待たなければならない雰囲気なので、10バーツのジュースを買って
店先のテーブルに腰を下ろします。


10_08


すると、店の女性がわざわざやって来て、
「この先のテーッサバーン(行政市役所)で降りてナコーンパトム行きのソンテオに
 乗り換えたほうが速いですよ。車掌に告げれば降ろしてくれます」と。

ありがとうございます ^^

でも内心ではサーラーヤーに出ようと決めていたのでした。
さて、ソンテオはいつ来ることやら…。






<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:98バーツ

※旅は2012年8月13日(祝日)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


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