ラーンクラトゥム市場を北端まで来たので、引き返しますか。
また暗闇(?)の中に入って行きます。
すると…

黒猫が一匹横切りました。
子猫ですね。
カラスに黒猫に暗く寂れた市場の組み合わせって、
あまりにも出来過ぎな感が ^_^;)
作業場っぽい一角を通り過ぎます。

母の実家があった東京下町の町工場街と同じ匂いが。
思わぬところで懐かしさを感じてしまいました。
ところで、です。
このラーンクラトゥム市場を一とおり歩いたんですが、
食堂は見かけた限りで、たった1ヶ所なんですよ。
敢えて「外食」せずに家庭で作って食べるからなんでしょうかね。
で、その恐らく唯一の食堂が、ここ。

覗きこんでみると運河べりに席があるみたいです。
せっかくだから食べてみますか!
入口にいた上半身裸のお父さんに注文して店内へ。
運河べりの席では女性が赤ちゃんの面倒をみていましたが、
「せっかくだからこちらへどうぞ」と席を空けて2階へと上がっていきました。
す、すみません。
どうやらお父さん、お母さんと息子夫婦にその子どもの3世代が
暮らすお店のようです。
料理を作ってくれているのは、なんとさっきのお父さん。
まもなく出来上がりました。

カーオパット・ガパオ・ムーサップ(豚ひき肉のバジル炒めご飯)です。
これが、意外や意外、かなりイケますよ!!
塩コショウの加減が最高です!!
私の中では上位レベルにランクイン決定~。
おっと、肝心の特等席からの風景もお見せしなくては~。

絶景、とはいきませんかねぇ ^_^;)
運河が濁っているのは、生活排水のせいじゃなくて土の色なんです。
なので全然臭いませんよ。
水辺ってだけで嬉しくなるもんです。

舟がありますが、長く使っていないような佇まい…。
ちなみに席の正面の景色はと言うと、

お母さんが洗濯を終えて、今度は食器洗い中(笑)
食堂っていうより普通のご家庭にお邪魔している感じの中で
ガパオを堪能します。
すると、男性が隣へやって来て座りました。
お父さんとお母さんの息子さんのようです。30代かな?
どこの国の人なのかとかお決まりの会話が始まります。
どうやって来たのかと聞かれ、バスとモーターサイでと答えると、
驚かれるのもいつものパターン(笑)
でも私に興味をもってくれている様子。
嬉しいじゃないですか。
この市場は、土日ならお客さんが多いんですか?
とちょっと尋ねてみました。
手持ちのガイドブックに「土日のみ営業」との情報が載ってたもので。
すると淋しそうな表情を見せて、
「この市場は、10年前まではとても活気があったんです。」
えっ?
「でも陸上交通の発達で今では静かになってしまいました。」
そうだったんですか。
ほんの10年前までは、舟が行き交う古き良き市場だったようで。
地元のナコーンパトム県が観光地化に乗り出してくれればいいのに。
そこから話がはずんで、色々な話題を話しましたよ。
なおさら一般家庭にお邪魔している心持ちに ^^
食べ終えたところでさてそろそろと席を立とうと思ったら、
お父さん、お母さん、息子さんの3人が何やら集まって話しています。
はて?
私はそこまでスタスタ歩いて行って食事代を払います。
ガパオとオリエン(タイ式アイスコーヒー)合わせて40バーツ也。
すると息子さん、「渡したい物があります」と。
?
手渡してくれたのは、小さな仏像のお守り。
「貰ったことはありますか?」
いえ、無いです。なんで私になんか…。
ありがとうございます! 大事にします!!
お礼を言いつつ、また来ますね、と告げると、
また淋しげな顔をする息子さん。
ふっふっふ。絶対また来て驚かせてあげますよ(笑)
ラーンクラトゥム市場を後にして、
入口の木橋の真ん中でお守りを眺めてみました。

こういう出会いがあるから一人旅は止められないんですよね ^^
<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:50バーツ
※旅は2012年8月13日(祝日)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)
つづく

また暗闇(?)の中に入って行きます。
すると…

黒猫が一匹横切りました。
子猫ですね。
カラスに黒猫に暗く寂れた市場の組み合わせって、
あまりにも出来過ぎな感が ^_^;)
作業場っぽい一角を通り過ぎます。

母の実家があった東京下町の町工場街と同じ匂いが。
思わぬところで懐かしさを感じてしまいました。
ところで、です。
このラーンクラトゥム市場を一とおり歩いたんですが、
食堂は見かけた限りで、たった1ヶ所なんですよ。
敢えて「外食」せずに家庭で作って食べるからなんでしょうかね。
で、その恐らく唯一の食堂が、ここ。

覗きこんでみると運河べりに席があるみたいです。
せっかくだから食べてみますか!
入口にいた上半身裸のお父さんに注文して店内へ。
運河べりの席では女性が赤ちゃんの面倒をみていましたが、
「せっかくだからこちらへどうぞ」と席を空けて2階へと上がっていきました。
す、すみません。
どうやらお父さん、お母さんと息子夫婦にその子どもの3世代が
暮らすお店のようです。
料理を作ってくれているのは、なんとさっきのお父さん。
まもなく出来上がりました。

カーオパット・ガパオ・ムーサップ(豚ひき肉のバジル炒めご飯)です。
これが、意外や意外、かなりイケますよ!!
塩コショウの加減が最高です!!
私の中では上位レベルにランクイン決定~。
おっと、肝心の特等席からの風景もお見せしなくては~。

絶景、とはいきませんかねぇ ^_^;)
運河が濁っているのは、生活排水のせいじゃなくて土の色なんです。
なので全然臭いませんよ。
水辺ってだけで嬉しくなるもんです。

舟がありますが、長く使っていないような佇まい…。
ちなみに席の正面の景色はと言うと、

お母さんが洗濯を終えて、今度は食器洗い中(笑)
食堂っていうより普通のご家庭にお邪魔している感じの中で
ガパオを堪能します。
すると、男性が隣へやって来て座りました。
お父さんとお母さんの息子さんのようです。30代かな?
どこの国の人なのかとかお決まりの会話が始まります。
どうやって来たのかと聞かれ、バスとモーターサイでと答えると、
驚かれるのもいつものパターン(笑)
でも私に興味をもってくれている様子。
嬉しいじゃないですか。
この市場は、土日ならお客さんが多いんですか?
とちょっと尋ねてみました。
手持ちのガイドブックに「土日のみ営業」との情報が載ってたもので。
すると淋しそうな表情を見せて、
「この市場は、10年前まではとても活気があったんです。」
えっ?
「でも陸上交通の発達で今では静かになってしまいました。」
そうだったんですか。
ほんの10年前までは、舟が行き交う古き良き市場だったようで。
地元のナコーンパトム県が観光地化に乗り出してくれればいいのに。
そこから話がはずんで、色々な話題を話しましたよ。
なおさら一般家庭にお邪魔している心持ちに ^^
食べ終えたところでさてそろそろと席を立とうと思ったら、
お父さん、お母さん、息子さんの3人が何やら集まって話しています。
はて?
私はそこまでスタスタ歩いて行って食事代を払います。
ガパオとオリエン(タイ式アイスコーヒー)合わせて40バーツ也。
すると息子さん、「渡したい物があります」と。
?
手渡してくれたのは、小さな仏像のお守り。
「貰ったことはありますか?」
いえ、無いです。なんで私になんか…。
ありがとうございます! 大事にします!!
お礼を言いつつ、また来ますね、と告げると、
また淋しげな顔をする息子さん。
ふっふっふ。絶対また来て驚かせてあげますよ(笑)
ラーンクラトゥム市場を後にして、
入口の木橋の真ん中でお守りを眺めてみました。

こういう出会いがあるから一人旅は止められないんですよね ^^
<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:50バーツ
※旅は2012年8月13日(祝日)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)
つづく

