タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

バンコク北西、まだ見ぬ市場・路線開拓の旅<2012>

バンコク北西、まだ見ぬ市場・路線開拓の旅[1]

水上マーケットって土日・祝日のみ開いているところがほとんどなんですよね。
私の渡タイ日程では土日がフリーになることがなかなか無いので、
歯痒い思いをしているんですが… ^_^;)

ところが、です。
お盆の時期のバンコク滞在時にちょうど祝日日中がフリーに。


この滅多に無いチャンスを逃しちゃなりません!


というワケで8月13日(月)の振替休日にバスに飛び乗ってきました。
目指すはバンコク北西方面!


まずは、ノッパウォン交差点まで向かいます。
そこまでの道のりは、何度も書いているのでサクッと綴りましょう~。


旅のスタートは戦勝記念塔
ここ始発の522番エアコンバスに乗ります。


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知らない間に522番にも中国製が。
乗車してみると「上海電竜」と簡体字で書かれていました。
そんなバスメーカーあるんですね。

7:50出発。
ンガームウォンワーン通り「パンティップ」までと車掌に告げます。
運賃15バーツ。


高速道路を順調に走ったバスは、パンティップ前に停車。
08:02。

目の前の歩道橋で反対側に渡り、ちょうどその下から
バーンブアトーン行きのロッ・トゥーに乗り継ぎます。


01_02


08:06発車。


汚れた窓から外を見ると、高架鉄道紫線の工事がかなり進んでいる様子が見えました。


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ここは何駅になるのかな?


途中で乗客の乗り降りが結構ありながら、バーンブアトーンの市内に入ります。
するとロッ・トゥーはガソリンスタンドに入って停車。

「ここまでだよ」と運転手さん。

えっ、ワット・ラハーンの前までじゃないの?
他の乗客も慌てて運賃を払いながら降りて行くではないですか。

パンティップからの運賃17バーツを払って私も降ります。
08:30。


さて、バーンブアトーンからまたバスに乗り継ぐんですが、
その前に市場で朝食といきましょう!


バーンブアトーンの表通りバーンクルアイ・サイノーイ通り
市場へ向けて歩きます。


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ドリアンが巨大バケツにゴロゴロと無造作に積まれてる横を過ぎ、市場内へ。
朝食は、これ。


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センレックのクイッティアオ。
なかなか美味しかったです。30バーツ也。

市場北端の有料トイレ(3バーツ)に立ち寄ってから外へ。


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市場北側を流れるプラピモンラーチャー運河沿いでは何やら壁の工事中。
もしや洪水対策用の防水壁?

ここも昨年末の洪水では1m以上冠水しましたからねぇ。

そう言えば洪水後初めてのバーンブアトーン訪問であることに気が付きました。


ところでこのプラピモンラーチャー運河は、後ほど再登場するので
覚えておいていただけたら嬉しいです ^^


さて、バス停に停車中のここ始発ラートブアルアン行きバスに乗り込みますか!


01_07


しばらく待って、09:00ちょうどに発車。

ノッパウォンまで、と若い男性車掌に告げます。
運賃10バーツ。

北上したバスは国道340号線、バーンブアトーン・スパンブリー通りに入り
北西へと一直線に快走。


通り過ぎないようにiPhoneのマップで現在地確認を続けます(笑)
その甲斐あって、ドンピシャで下車~。


01_08


ノッパウォン交差点到着!
時刻は、09:26。


さあ、ここからが問題なんですよ。
急に不安になってきました・・・。






<交通費>
522番バス:15バーツ
ロッ・トゥー:17バーツ
ラートブアルアン行きバス:10バーツ
ここまでの合計:42バーツ

※旅は2012年8月13日(祝日)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


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ずっと目指していたバス バンコク北西、まだ見ぬ市場・路線開拓の旅[2]

ノッパウォン交差点。
来るのは3回目なんですが、なぜここに来る度に不安に駆られるんでしょうねぇ…。

今回の不安の元は、これから乗るバスなのです。

パトゥムタニーの船着き場近くとナコーンパトム県バーンレーン
ほぼ東西に結ぶローカルなバス路線なんですが…。

車体は見たことがあるんですよ。
でも実際にこの路線は運行されているのか一抹の不安があるんですよね。

そんなこともあって、私にとっては難度が高く、かつ
いつかは乗るぞと密かに目指してきた路線なのです(笑)

いよいよその時が来たと、期待と不安が入り混じった
何とも言えない心持ちでバスを待ちます。


辺りを見回しても他に待っている人など、いやしません。
本当に来るんだろうか? 段々と不安な気持ちが膨れ上がっていきます。

30分待っても来なかったら考えよう。

そう諦めかけていた時です。
突然バスが曲がって向かって来るではないですか。

フロントガラスには「パトゥムタニー バーンレーン」と。
間違いない!!


02_01


すると今まで気配が全く無かったのに、どこからともなく
乗客が現れてわらわらと私より先に乗車していくではないですか。

まったくもって狐に鼻をつままれた気分… -_-;)


時刻は09:46。
30分に1本なんでしょうかね。

実際に乗れてしまうと、あっけないもんです。
でもちょっとばかりの達成感に浸れました(笑)


おばちゃんの車掌が集金にやってきます。

ラーンクラトゥム市場に行きたいんですが、着いたら教えていただけますか?
そう尋ねると、

「ラーンクラトゥム市場? ラーンクラトゥムだよね?」
と自信無さ気な顔で答えてきます。

知らなそうな雰囲気。そんなに無名な市場なのかな。
ひとまずハイと答えて運賃8バーツを支払い。


運転席真後ろの座席にはちっちゃな子どもが。
なるほど! 運転手がお父さん、車掌がお母さんっぽいんですよ。
家族でこのバスを転がしてるんですね ^^


そんなバスは緑豊かな国道346号線を西へと疾走。


02_02


途中、交差点で信号停車。
ふと外を見ると「サイノーイ」との標識が。

なるほど。左折して南に走ればサイノーイ水上マーケットへ出るんだな。
ここにソンテオ路線でもあればいいのに~。


しばらく走ったところで車掌さんが「ラーンクラトゥムでしょ? ここだよ」と。

やっぱりね。ここじゃないんですよ~。
地図を見るとワット・ラーンクラトゥムなんかがあるのはこの辺りなんですが。

いえ、ここではなくもっと先なんです。
と、iPhoneのマップを見せて説明します。

きっと傍から見ると私ってウザイ乗客でしょうね(笑)

そうなの?というような困った顔をした車掌さん。
でも黙って様子を見てくれています。

あ、運賃が変わるんじゃないですか?

「マイペンライ」

す、すみません ^_^;)


ほどなくして地平線まで真っ直ぐ続く運河を渡りました。


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プラピモンラーチャー運河です!
前回の日記バーンブアトーン市場の北側で見た運河がこれなんですよ。
サイノーイ水上マーケットを通ってここまで一直線に繋がっているんです。

この運河、もう一回登場します ^^


車窓にはのどかな田園風景が。


02_04


まさか目標地点もこんな風景のど真ん中じゃないだろうなぁ -_-;)


いよいよ近づいてきたので、iPhoneのマップで慎重に降りるポイントの
タイミングを伺います…。


着きました。


車掌さんにそう告げると、ハッとした顔をして停車させてくれました。
笑顔で見送ってくれます。

親切にどうもありがとうございました!


02_05


時刻は、10:07。
田んぼのど真ん中じゃなくて良かったです(笑)


さて、道路の反対側を見やると・・・


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あー、あの路地だな。奥へと進んだところに
最初の目的地、ラーンクラトゥム市場があるはずです。

なんだかゲートが立っているけど、お寺でもあるんでしょうかね。
道路を渡って行ってみましょう!






<交通費>
バス:8バーツ
ここまでの合計:50バーツ

※旅は2012年8月13日(祝日)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


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プラピモンラーチャー運河 バンコク北西、まだ見ぬ市場・路線開拓の旅[3]

ラーンクラトゥム市場へと続くソイの入口になんとか辿り着きました。
分かりやすいようGoogle Mapのリンクを貼っておきます。
矢印の場所がこのソイ入口です。


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      (この写真は再掲です)


ゲート右側のモーターサイ詰所に歩み寄ります。
ラーンクラトゥム市場ってこの奥ですよね?

「古い市場だろ?」
とモーターサイの兄ちゃん。

はい。行ってもらえますか?

バイクの後ろに早速跨ります。よし、順調だぞ。


両側に田園風景の広がる中を奥へとかっ飛ばして行くと、突如煙が!
なんと、脇の畑で野焼きをしているじゃないですか。
煙の中を突っ切ります。ゲホゲホッ。け、煙いんですがぁ… -_-;)


ほどなくしてソイは行き止まりに。

そこでバイクを停車させて兄ちゃん、「橋を渡って右に行くと市場だよ」と。

ありがとうございます!
運賃15バーツを支払うと踵を返して去って行きました…。


03_01


時刻は、10:12。


前方を振り向きます。そこにはこれまた味のある木橋が!


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なんだか武者震いしますね。
向こうにはどんな景色が待ちうけているんでしょう!?

橋を渡り始めます。

ん? もしや下を流れているのは…


そうだ。プラピモンラーチャー運河だ。間違いない!!
今日お目にかかるのは三度目ですね ^^


03_03


そう言えば終戦直後から約1年間、在タイ日本人が収容されていた
バーンブアトーン収容所があった地、バーン・カーイ3を訪ねた時
この運河沿いを歩きましたし、どうも私と縁のある運河なんですよね。


渡り切って、木橋の全体を眺めてみます。


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趣がありますよね~。
ヤバイ。木橋マニアになってしまいそうです(笑)

ちなみに渡った先にあるのは小学校。

その端にある路地をちょっと進むと右にまた路地が。


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これかぁ。

角には雑貨屋兼駄菓子屋が。
放課後には小学生たちが買い食いしてるんでしょうか?(笑)


両側に住宅が建つコンクリートの路地を歩いて行きます…。


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どうも湿地のようですね。高床式になっている家屋ばかり。


すると・・・あっ!


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前方にまたもや木橋が見えてきました。
いよいよか!?






<交通費>
モーターサイ:15バーツ
ここまでの合計:50バーツ

※旅は2012年8月13日(祝日)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


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さらなる木橋の先は! バンコク北西、まだ見ぬ市場・路線開拓の旅[4]

細い路地を抜けると目の前にはまたもや木橋が!


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渡りながら対岸を見ると・・・


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間違いない。ラーンクラトゥム市場に着いたぞー!!


この運河はバーンパーシー運河ですね。
運河沿いに南北に長く市場が続いている様子に見えます。


ちなみに橋の上から反対側=南側の景色も見ると、


04_03


右岸の先に小さなあずま屋があるのが見えますでしょうか?
あの先で先ほど渡ってきたプラピモンラーチャー運河と交差しているんです。

バーンパーシー運河は北方でクローン・イープン(日本運河)と繋がっています。
クローン・イープンアユタヤを抜けスパンブリー南部まで続いている運河。

一方のプラピモンラーチャー運河は今朝見てきたとおり、
バーンブアトーンからほぼ一直線にここまで延びています。

この後、両運河とも西でターチーン川に合流して終点。
どちらも陸上交通が発達するまでは物資や人が移動する大動脈だったんでしょうね。

なのでこの場所は交通の要衝だったんだと想像できます。
それでこんな辺鄙に見える場所に市場ができたのかと。


…なんて御託を並べるのはこれぐらいにして、いよいよ市場突入といきますか!


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まるで暗闇の世界に下りていくようでちょっとドキドキします ^_^;)


下りた目の前の光景はこんな感じでした。


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活気があるように見えるのは、ここだけ -_-;)


ちょっと右へ進んだところがラーンクラトゥム市場の南端。
そこから北側を眺めると・・・


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見事に寂れた中華系の古い市場って趣ですね。
でも観光地化度「ゼロ」なのが気に入りました。

では、北の市場終点へ向けて散策してみるとしますか!






<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:50バーツ

※旅は2012年8月13日(祝日)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


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ラーンクラトゥム市場 バンコク北西、まだ見ぬ市場・路線開拓の旅[5]

さて、ラーンクラトゥム市場の南端から、まだ見ぬ北端を目指して歩いて行きましょう!

淋しい市場ながらも生活用品はある程度揃うみたいです。


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薬屋に…


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ここは服屋かな? 店内には何やら他の商品もありそう。
外のこの陳列が駄菓子屋みたいで懐かしいですね~ ^^


えと、ここは…


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八百屋みたいですね。品揃えが滅茶苦茶少なめですが ^_^;)


閑散としつつも商店が並んでいるのは、この辺りまで。


05_04


この先は、こんな光景になっちゃいました。


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見事なまでのシャッター街。
ずーっと続いています。

でも今日は振替休日なので休みの店もあるのかもしれませんね。
それに町工場? 作業場? そんな感じの一角も結構見受けられました。

あと、たまーに商店や人家がポツポツとといった感じ。


こんな一層淋しい光景の中をひたすら進んでいくと、


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漁具屋ですね。
ってことはこの辺りでも漁をまだやってるってことですか。


で、この店からほどなく北端の出口に到着しました!


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左が市場の出口なんですが、こちらから見てもやはり暗闇への入口って印象ですなぁ ^_^;)

グーグル・マップで確認すると、ラーンクラトゥム市場の全長は300m弱ってところ。




出た左側の運河沿いには、古びたあずま屋が。


   一心団結200年あずま屋
   ラーンクラトゥム市場住民
     1982年10月21日



と書いてあります。
なかなかツッコミど…ではなくて興味深い点満載ですね。

200年ってまさかここに市場ができてからの年数なわけは無いと思うのですが。
長くても100年前後かと。うーん、何の年数なんでしょう?

それに思ったよりも新しいんですね。まだ30年ですか。
でも作られた当時はまだ舟の往来がかなりあったことが想像できます。


さらにこのあずま屋が奇妙なのはですね。
鳥かごがぶら下がっているんですが、その中にいる鳥が…


06_08


なんと、カラスなんですよ。
これにはビックリ。

タイではカラスって縁起の良い鳥なんですかねぇ??






<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:50バーツ

※旅は2012年8月13日(祝日)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


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