タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~

タイ・バンコクや近県をバス、ソンテオなどの公共交通機関だけで日帰り旅をした様子を綴る旅行記です。
タイ料理屋台から水上マーケット、百年市場、日本の残した足跡まで無鉄砲に飛び回っています。 ※楽天ブログ『タイとタイ語に魅せられて』の1日旅の記事だけを抜粋しました。

ドーンホイロート再び!<2012年>

舟で沖へ! ドーンホイロート再び![6]

ドーン・ホイロートの海岸沿いに続く道の両側に並ぶ露店で
再び美味しそうなものを物色します。

すると、長い葉っぱにくるまれた食べ物を発見。
なんですか、これ?

「カーオ○○○ダムです。」

うっ、間が聴き取れませんでした -_-;)

「3○で50バーツですよ。明日までもちますよ。」

またしても類別詞が聴き取れず -_-;)
でも3つってことでしょ? なら試しに食べてみるにはちょうどいいボリュームかも。

じゃ、ください!


すると店のおばさん、なーんと輪ゴムで結わえた束を3「束」も
袋に入れて渡すじゃないですか! ぐわっ、多過ぎ。失敗した~!


こりゃ平らげるのに長期戦覚悟だな。飲み物も必要だ…。
他の屋台のおばあさんにチャー・イェンを注文。

このおばあさん、「15」と言いかけて「20バーツ」と言い直しやがりました。
外国人だと思ってもう~ -_-;)

舟乗り場のある広場入口右角の屋台です。
みなさんお気を付けを (>_<)


さて、食べるか!
木陰のベンチに陣取ります。


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これが「カーオ○○○ダム」です。
外見はカノム・ジャークに似てますけど、葉っぱの中には・・・


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ココナッツ味の黒いもち米が入ってるんです。

ネットであれこれ調べたんですが結局この名前を見つけられませんでした。
ご存知の方がいらっしゃいましたらぜひ教えてください!


ひとーつ・・・ふたーつ・・・みーっつ・・・

1束に7本×3束 = 21本

を完食すべく黙々と食べ進めます・・・
うー、段々腹が膨れてきた。


すると舟のエンジンの轟音が聞こえてくるじゃないですか。
おっ、いよいよ潮干狩りの始まりか!!

気は急いているんですが、とにかく先にこれを平らげないと -_-;)
結局15分ほどで片付け完了。

廟裏の小奇麗なトイレで、ジーンズから短パンに履き替えます。

いざ、舟乗り場へ!


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お客さんを乗せた舟が、沖合の干潟へと向かっています。
ズームで沖を見てみると…


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うわぁ! 蟻んこみたいに沢山の人がもう潮干狩りに励んでるじゃないですか!


私も行こう!


乗り場で運賃を尋ねます。

「片道10バーツです。」

あ、それと潮干狩り用セットはどこで買えばいいんですか?

「ここで売ってますよ。」

桟橋に下りる階段脇にカラフルなバケツに入ったセットが並んでいます。
一つ購入。値段をうっかり忘れてしまいました(50バーツ?)が、安かったですよ。

サンダルもこの階段下で脱ぎ、置きっぱなしでOKとのこと。


よし、準備万端。舟に向かいましょう。


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あ、これが「潮干狩りセット」。

・マテ貝用の石灰と串。
・シャベル
・バケツ

のセットを携え、桟橋を歩いていきます。

このドキドキワクワク感は、なんとも言い表せませんね~。


06_06


時刻は13:37。

この舟に乗るようです \(^o^)/







<交通費>
舟:10バーツ
ここまでの合計:92バーツ

※旅は2012年3月30日に行いました。


つづく


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マテ貝の潮干狩りに挑戦! ドーンホイロート再び![7]

ドーン・ホイロートの潮干狩り船は、乗り込むやいなや、
すぐに沖へ向かって出発しました。


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他の乗客は家族連ればかり。
「お一人様潮干狩り」の客なんて、物好きな私ぐらいなもんでしょうね -_-;)


2,3分で停船。どうやらここから歩くようです。

船頭さんが船賃10バーツをここで回収。
前回の「交通費」に10バーツ加えてしまいましたが、正しくはこのタイミングですm(_ _)m


船から降ります。ちょっぴり恐る恐る…。

海面は、膝下の高さ。
生温かくてなんだか気持ちいい~。


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船を後にして沖の干潟へとジャブジャブ歩いて行きます。


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海の中を歩くだけでも結構楽しいぞ(笑)


ほどなくして海面が引き、干潟が出現し始めました。


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そろそろいいかな?
いやー、しかしだだっ広いなー!!


地面には無数の穴が開いています。


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よく観察すると、大きさもまちまち。
地面から真っ直ぐの穴もあれば、斜めの穴も。
はたまた小山になった頂きに空いた穴も。

どれがマテ貝の穴なんだろう?

取り敢えず中に生き物の気配がある穴に目星をつけます。


ネットで読んだマテ貝の獲り方は、こうです。

1.細い楊枝や串の先に石灰を乗せ、マテ貝の穴に振りかける。
2.石灰で酔ったマテ貝が穴からニョッキリ顔を出す。
3.そこをすかさず捕まえる。

石灰で酔うものなのか半信半疑ですが、
出てくることには間違いないようです。


じゃ、そのとおりやってみましょう!

潮干狩りセットの串の先で石灰をすくい、穴に流し込んでみます。

・・・

数分待ってもウンともスンともいいません -_-;)

他の穴に移って再チャレンジ・・・

またしても出てきません。
うーん、なんでだろ?


穴と格闘していると後からやって来た家族連れが覗きこみながら
「暫く待たないといけないんでしょ?」と。

はい、そうですね。

テキトーに答えてしまいました(笑)


「日本人かな?」

奥さんが立ち去りながらつぶやくのが聞こえました。

はい、そうです ^_^;)


何度も穴を移動しながら試せど、まったく反応無し。
いや、中から何かが慌てて石灰を吐き出したり、カニが飛び出した穴はありましたが。


「獲れましたか?」

今来た家族連れが帰る集団に声をかけています。

「1匹も獲れなかったよ!」


そうなんだ。やっぱり難しいものなんだ。
気になって周囲で励んでいる人たちの様子を見てみると、
マテ貝は獲れていない様子。バケツの中には巻貝ばかり入っています。

だって巻貝は、


07_06


掘らなくても、こんな感じで無数にゴロゴロ転がってるんですもん。
あとちっちゃなカニがそこらじゅうを歩き回っています。


肝心なマテ貝はどこだー!!






<交通費>
潮干狩りをしただけなので:0バーツ
ここまでの合計:92バーツ

※旅は2012年3月30日に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


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マテ貝は穴を開けない? ドーンホイロート再び![8]

ドーン・ホイロートでの潮干狩り、やってはみたものの
肝心のマテ貝はまったく獲れません。

干潟には沢山の穴が開いているのに、どうやらそのほとんどは
カニの穴のように思えてきました。

何度やっても獲れないので諦めかけながら歩いていたその時です。

目の前に、なんとマテ貝が!!


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どうしたんでしょうね。地面の上に出てきちゃってます。

どうするのか観察していると、殻から白い体をニョロッと出して
砂に潜り始めるじゃないですか。


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で、殻を引っ張って全体でぐんぐんと潜っていきます。
あれよあれよと言う間に・・・


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完全に潜ってしまいました。

穴は?

あれっ、穴が無い!!!!

なんと、このマテ貝は穴も開けずに隠れちゃいました!!
ってことは何? 穴を頼りにマテ貝を探すなんて無駄だってこと?


どうりでみんな獲れないワケだ。


このマテ貝のお陰で、これ以上頑張っても無理だと
気付くことができましたよ~。

まぁ、このドーン・ホイロートで潮干狩り体験ができただけでもう満足です。


前回実現できなかった3つの目的の雪辱を果たすことが今回の旅の目的。

1つめは、国鉄メークローン線に始発駅バーンレームから乗車すること。
2つめは、ドーン・ホイロートで潮干狩りをすること。

この2つは達成できました。


残るもう一つは・・・


生きたカブトガニを見て、触れること!


そうなんです。
ドーン・ホイロートには、露店でカブトガニ料理が売られていることから
分かるとおり、カブトガニがいるようなんです。

なので市場で売られているのではなく、
自然の中で生きているカブトガニに触ってみたいなぁと ^_^;)


まずは、干潟を彷徨い歩いてみることに。


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ヤシの実が結構落ちています。
さらに歩くと・・・


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おっと、これはカブトガニの殻ですね!!

同じようにいくつかカブトガニの死骸が転がっているのは見つけました。
でも生きたカブトガニの姿は、無し。

やはり3つめの目的のハードルは、高かったか…。
でもまだ諦めないぞ。

ふと、陸地の方を見やります。


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かなり沖まで来てたんだな。

左寄りに小さな三角屋根が見えますでしょうか?
あそこが潮干狩り船の乗り場です。


取り敢えず乗り場まで戻るとするかな。







<交通費>
潮干狩りをしただけなので:0バーツ
ここまでの合計:92バーツ

※旅は2012年3月30日に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


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カニ違い ドーンホイロート再び![9]

「生きたカブトガニを見て、触れる」

この次なる目的へと気持ちを切り替えましょう!


さて、船に乗って陸に戻ります。
干潟の先の海をバシャバシャ歩いて、


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客待ちの船に乗り込みます。
時刻は、ちょうど15:00。

ってことは、1時間15分ほど潮干狩りに熱中していたのか。
もっと短く感じましたよ。

強い日差しで熱中症になるかと心配しましたけど、
全然気になりませんでしたし。


船はすぐに出発。
底の深い箇所を通り船乗り場に帰還。


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桟橋に上がったところで、船頭さんに船賃10バーツを渡します。


あずま屋に戻った私は、たむろしている船頭さん達に思い切って尋ねてみました。


カブトガニを見られる場所はありますか?


「あー、それなら運河だな。運河に行けば見られるよ。」

運河に!?
必ず見られますか?

「必ずだ。」

おおー。やった!

船のチャーター代は300バーツとのこと。
まぁ妥当でしょう。


ボスらしき人が、たむろしている船頭さんの中から一人に声をかけます。

「運河にカブトガニを見に連れて行ってあげてよ。ちょっと触らせればいいからさ。」

「触りたい」と言ってもいないのに、こちらの意図を汲み取ってくれて
感激ですよ~。ありがとうございます!

で、声をかけられた船頭さんは…そこにいた中で一番のおじいさん。
だ、大丈夫ですよね ^_^;)


再び階段を下りて一緒に船まで向かいます。


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今度はこの船!

乗り込んでいざ出発~!
時刻は、15:09。

陸地づたいに西へと進路をとった後、川だか運河だかに入って行きます。


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ワクワクしてきました ^^


するとすぐに両側に集落が出現。


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漁師の村なのかな?

なおも進んだ船は集落を過ぎ、ジャングル地帯へ。
すると船頭さん、おもむろに船を泊めます。

は?

船頭さんのほうを振り向くと、岸を指差しているじゃないですか。

「プー・カームダープ」

ん?


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シオマネキだ!!

岸一面にちっちゃなシオマネキがうじゃうじゃいます。
大きいものでも3cmぐらいかな。

これを見せにわざわざこの川だか運河だかに入ってきてくれたのかな?
まさかカブトガニとこのカニを勘違いしたわけじゃ… -_-;)

でもタイ語では

カブトガニ = メーンダー・タレー
カニ = プー

なので聞き間違いはしないと思うんだけどなぁ。


ちょっぴり不安になりつつも、
このおじいさんに全てを任せるしかないのでありました…。


おじいさんは、再びエンジンを始動。
さてさて。





<交通費>
潮干狩り船:10バーツ
ここまでの合計:102バーツ

※旅は2012年3月30日に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく


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カブトガニだ! ドーンホイロート再び![10]

シオマネキを見終えると、船頭のおじいさんは船をUターンさせて
運河を戻っていきます。

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で、さっきの集落まで来たところでスピードを落とし
岸に近づけるじゃないですか。

はて? おじいさんを振り返ると、また指を差しています。
その先には…

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カブトガニが漁網にからまってる!!

周りを見渡すと何匹も同じようにからまってるじゃないですか。
中には干からびて死んでいるものも。なんとも痛ましい (T_T)

そう言えば、カブトガニは漁網にからまるので漁師に厄介者扱いされていると
ネットで読んだことがあります。本当にからまっちゃうんですね。


おじいさんは、そんなカブトガニ2匹を漁網から取ってくれました。

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右のはかなり弱ってますね。
左のは、とっても元気で体をエビぞりさせてもがいてます。

うおぉ、生きたカブトガニだー。感激です。
尻尾を掴んで持ちあげてみましょう。

まずは弱っているほうから。

01_04


甲羅にはフジツボが付着してますね。
水族館のカブトガニとは違う、こういうところがリアルに感じてしまいます。

しかし重量感がある外観のわりに軽いのが意外。


そして活きのいいもう一匹。

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うぎゃ、こっちのほうがフジツボびっしり度高し。

裏返すと、

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ハサミを振るって暴れます。
挟まれたら痛いのかな?・・・試すのはやめときましょう ^_^;)


完全に自然の状態のカブトガニとまではいきませんでしたが、
確かに生きたカブトガニを見て、触れることができました。
3つめの目的も無事達成です。やった!


逃がしていいですか?

おじいさんに尋ねると、コクリと頷きます。

一匹ずつ、運河に放してやりました。
こんなところで死なないで元気でな~ ^^


船は再び運河の河口を出て海へと。


このまま帰るのかと思いきや、おじいさんは干潟に船を乗り上げさせて停めました。

01_07


「マテ貝を獲るところを見せてあげるよ。」


それは願っても無いことです!!






<交通費>
船にのっていただけなので:0バーツ
ここまでの合計:102バーツ

※旅は2012年3月30日に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく
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