目の前に現れた地形に胸が高鳴ります。

13_01

緩やかに左へ向けて上がっていっているあのスロープ状の地形、
間違いないんじゃないか!?

時刻は、10:44。
場所は、ここ(グーグルマップ)。

歩いて来た道も左にカーブし、

13_02

そのスロープに沿って上り坂となって続いています。

13_03

お、ここに人が上り下りした跡が。
よし、私も登ってみよう!

木に掴まったり手を土まみれにしたりしながら
急斜面を登り切ると、

13_04

泰緬鉄道の線路跡に間違いない。
うん、100%そうだ!

しばし歩いてみたものの、枕木は残っていませんでした。

滑ってズッコケそうになって指を切りながら下の道に戻り、
先へと歩いて行きます。道は急な上り坂となり、

13_05

泰緬鉄道線路跡のスロープの高さへと
どんどん近づいていってるなあと思っていると、

13_06

合流しちゃいました!

つまりここから先、泰緬鉄道の線路だったところが
道になっているんです。

行けるところまで歩いて行くぞ!!

13_07

斜面に沿ってクネクネしながら泰緬鉄道線路跡の道は続いています。
ところどころ岩肌を削ったらしき跡に出くわしました。

さらに進むともっと凄い光景が。

13_08

切り通しじゃないか!!
こここそ岩を削る大変な作業をして線路を通しています。

ヘルファイア・パスほどではないにしても、
立派な観光資源になると思うんですけど、
なんでトーンパープーム郡は放っておいているんですかね。
もったいないなあ。

で、この切り通しを抜けると、

13_09

道が右へ急カーブしています。
Ωの字を90度右に横倒しにしたようなカーブを描いているんですが、
元の線路はここから谷を越える橋が架かっていたようです。

13_10

平坦な地に出ました。

13_11

コンクリート舗装が終わったところでまた切り通しが出現。
ここを抜けると、

13_12

逆に盛り土がされた軌道跡がはっきりと。

13_13

あれ、柵?
ここまでかー。残念!

時刻は、11:09。

場所は、ここ
分かりやすいようにグーグルマップの航空写真にしてみました。
途中までストリートビューでも確認できますよ。

グーグルマップでは、この先もところどころで途切れながらも、
ワチラロンコン・ダムの堤防近くまで続いているのが確認できます。

その先は、1984年にできたそのダム湖の底なんでしょうね。

13_14

来た道を戻りますか。
ここをかつてはC56に牽引された列車が走っていたんですよね。

13_15

なぜか帰り道の方が泰緬鉄道線路跡であったことが
イメージしやすいですね。

13_16

お、右下にクウェーノーイ川が見えてる。

13_17

さらにはカオ・チャーンプアック(白象山)と
なぜか城郭建築なトーンパープーム町役場も。

町役場を何気なくズームしてみてビックリ。

13_18

右の建物には、なんと旭日旗のデザインが!!

やはりあの建築デザインにしたのは、
泰緬鉄道建設で日本軍が駐留した歴史と
間接的にしろ関係がありそうですね。

なお、間から顔を覗かせている大仏様は、
町役場敷地内ではなく、道を挟んだ反対側に立っています。


<旅費交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:1,339バーツ

※旅は2017年3月27日(月)~28日(火)に行いました。


元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)

つづく

イートン

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