イートンのタイ・ミャンマー国境ビュー・ポイント
ヌーン・チャーンスック(เนินช้างศึก)に到着してから
10分近くが経ちました。

チャーターしたソンテオの運転手さんからは「30分」と
言われているので、あと20分ほど。

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国境を監視する国境警備警察の青年と遊んでいた
ソンテオ運転手の子供たちが中から出てきました(笑)

07_02

監視台の横にちょこんと座って、
国境線となっている目の前の稜線を眺めます。

「こっちに来てみなよー」

運転手の子供が呼ぶではないですか。

07_03

「入れるんだよ」

ん?

07_04

シェルターになってるのか。
かつてのピリピリした雰囲気が伝わってきますね。


再び座りなおしてミャンマー側を眺めます。

07_05

山々が幾重にも折り重なって幻想的な光景です。

左手を眺めると、

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タイ国旗があそこでもはためいていますね。
ちょっと行ってみますか。

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タワン・ルアンシー陸軍大将記念碑

と書かれています。

この方はカンチャナブリー県が拠点の第9歩兵師団司令官。
2011年にペッチャブリー県の山間部で起きたヘリコプター墜落事故の
行方不明者捜索に、悪天候の中自らが指揮を執ってヘリコプターで
向かったものの、そのヘリもまた墜落して殉職したのだそうです。

それで陸軍が勇気と栄誉を称えてここに記念碑を建てた、
という経緯が記されていました。


元の場所に戻りますか。

07_08

監視台の
チャーンスック陣地
国境警備警察第135中隊

の文字が夕日に照らされています。

そう、

07_09

もうすぐ日没なんですよ。

07_10

再び監視台横に腰を下ろし、時間まで夕日を眺めていることに。

「ビールいかがですか?」

さっき話しかけてきた20代後半の男性がLEOビールの缶を差し出して
くるではないですか。「横に座って話をしてもいいですか?」とも。

ありがとうございます。どうぞどうぞ。

仮にエークくんとしておきますか。
エークくんは、ここヌーン・チャーンスックに来るのは4回目だそう。
気分転換したくなると800CCのバイクでバンコク近郊から4時間
かけてやって来るのだとか。

たった4時間でここまで来れるとはビックリ。

どうやら今回は好きな女性に振られたのが来た動機のようです ^_^;)
でも今でも仲の良い友達ですよと。

好青年なので、エークくんのことを気になっている女性はきっと
大勢いると思いますよと慰めたら、「はい、もう大勢」と
これっぽっちの謙遜もない返事が返ってきました(笑)

ここイートンは年中多雨の地域なのだそうです。
しかし3,4,5月の間だけは雨が降らないベストシーズンなんだとか。
知らずに3月に来た私はなんとラッキーなんでしょう ^^

雨季には霧が立ち込めて一寸先も見えないほどだそうですよ。

そんなこんなで話をしていたら、
運転手との約束の30分が経ってしまいました。

するとエークくん、僕がお願いしてきてあげますよ、と
運転手のところまで行って夕日が沈むまで待ってもらえるように
話を付けてきてくれました。なんと知り合いなんだそうで。

よくよく話を聞いたら、カンチャナブリー県内のここから
さほど遠くないところ出身なんだとか。それでか。


さあ、いよいよ夕日が沈みそうです。

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缶ビール片手にミャンマー国境の山脈の彼方に沈む夕日を眺める男2人。

こんなベタなシーンを当ブログで演出することになるとは、
考えもしませんでした(笑)

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日が沈みました。
静かです。とにかく静か。

ふと見上げると、

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うわあ、なんて綺麗なんだー。

これ以上運転手を待たせては申し訳ないので、
そろそろ行きますか。

「下で夕食を一緒にしませんか?」

エークくんの誘いに是非!と答え、山頂を後にします。

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ヌーン・チャーンスック、ぜひまた来て今日と同じように
夕日を眺めたいな。

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下山するソンテオの座席からあの空をずっと眺めていました…。



<旅費交通費>
ソンテオのチャーター代まだなので:0バーツ
ここまでの合計:939バーツ

※旅は2017年3月27日(月)に行いました。

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

イートン

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