一時中断していた「カンチャナブリー市街への旅」を再開します。
のんびりしていたら本当に1年経ってしまいました ^_^;)
読んでいない方のために前回までの記事へのリンクを貼っておきますね。
カンチャナブリー城壁! カンチャナブリー市街への旅[1]
古い町並みパークプレーク カンチャナブリー市街への旅[2]
自転車を借りた店の前のクウェー川通り
(メーナム・クウェー通り)沿いには
ゲストハウスが並んでいます。
カオサンを静かにした感じですかねー。
夜はまた一変しそうな気がします。
サムローで来た道を自転車を漕いで戻り、
連合軍共同墓地の角まで来ました。
ここで左折するとすぐの左手に、
DEATH RAILWAY MUSEUM というところが。
どうせだから入ってみますか。
時刻は、10:15。
上記リンク先では名称が「Thailand-Burma Railway Centre」に
なってるんですよね。「死の鉄道博物館」と「泰緬鉄道センター」の
どっちが正式名称なんだかわかりません ^_^;)
場所はここです(グーグルマップ)。
受付で入館料140バーツを払おうとすると、
「あなたはタイ語を話すからタイ人料金です」
と言われて20バーツで済んじゃいました。
渡されたチケットは140バーツのもの…。
ま、いっか(笑)
館内は、名称のとおり泰緬鉄道建設に関するパネル展示がメイン。
建設作業で使用した遺物の展示も多少あります。
ただ館内展示は撮影禁止なのが残念。
展示を見ていて、ティモンターという地点には2009年時点で
泰緬鉄道の木橋の残骸が残っているという興味深い事実を
知ったのが収穫ですね。現在はワチラロンコーン・ダムの島に
なっているところにあるのだと思います。
流して見て上の階のカフェまで来ました。
入館チケットと一緒に渡された黄色いチケットをカフェで渡すと
コーヒーを1杯無料でくれるんだそうで。
ということでホット・コーヒーを頂きました。
が、インスタントでした ^_^;)
他にはメニューにあるとおり食事もできるみたいですよ。
自転車のチェーンの鍵を館内で落として慌てて探し回った後(笑)、
再び自転車ですぐの表通りへ。
通りの反対側を奥へ行ったところが国鉄カンチャナブリー駅です。
あ、先に次の目的地の入口が見えてますね。
連合軍共同墓地(ドーンラック)です。
筋として寄っておいた方がいいと思いまして。
場所はここ。
時刻は、10:53。
門には「KANCHANABURI WAR CEMETERY」と。
説明板によると、ここには主に日本軍の捕虜として泰緬鉄道建設に
強制的に従事させられ命を落とした英連邦各国からの5,000人と
オランダ人1,800人が埋葬されているとのこと。
この中には以前訪れたサンクラブリーにあったニーケ駅とチャンガラヤ駅で
疫病で死亡し埋葬されていた300人やタイ各地に点在して埋葬されていた
11人、インド軍墓地に埋葬されていた人も含まれます。
ここに移されたんだそうで。
さらに終戦時に病院で治療を受けていたもののその後死亡した人800人も。
泰緬鉄道建設は1942~43年だったのに入口の門には
「1939 1945」とあるのは、そのためなんですね。
綺麗な芝生と勢いよく水を撒いているスプリンクラーが印象的でした。
さて、次に自転車で向かったのは、
グーグルマップの航空写真を拝借して説明すると、
「現在地」のポイント。
さっき自転車を借りたクウェー川通りと、
橋から伸びるスッジャイ通りとの交差点です。
実はここで2016年4月上旬、道路舗装をはがす工事中に、
道路面の30cm下から古い線路が出てきたんです。
長さは10メートルほど。さらに数百メートル離れた場所でも
同様に線路が出てきたんだとか。
地元に50年住む人の話では、昔、蒸気機関車に給水する水を
取水するためにカンチャナブリー駅からクウェー・ヤイ川まで
引込線があったとのこと。
それがいつからあったのか定かではないんですが、
日本軍が泰緬鉄道の蒸気機関車に給水するために
敷いた線路ではないかと話題になっているんです。
だってカンチャナブリーに最初に鉄道を通したのは
日本軍ですからね。泰緬鉄道として。
このニュースを伝えるVoice TVウェブサイトの動画では、
まさにこの写真の中央に縦に線路が走っているんですよ。
背後がクウェー・ヤイ川を渡る橋の方向になります。
つまり北を見た写真です。
今回のこの旅の一番の目的はこの線路跡を見ることだったんですが、
既に工事は終わってて残念!
しかし元のまま埋め戻されたのか、取り除かれてしまったのかが心配です。
ニュースの中では、戦争中のものだと確認できれば保存も検討したいとの
カンチャナブリー市長のコメントも伝えていますが。
ちなみに2つ前の航空写真で黄色い線を引いたすぐ上を
よく見ていただくと分かると思うんですが、
今でもかつての引込線の跡を辿るように道路があるんですよ。
自転車でずっと辿ってみましたが発見は何もありませんでした。
気持ちを切り替えて先に進みますか(笑)
そのままスッジャイ橋でクウェー・ヤイ川を渡っちゃいます!
時刻は、11:12。
こっちは下流側。
で、上流側をズームで望むと、
「戦場に架ける橋」ことクウェー川鉄橋が見えました。
日本軍は当時「メクロン河永久橋」と呼んでいたみたいですね。
橋を渡り切ると、のどかな田舎の集落の光景が広がっていました。
そんな中をのんびりと自転車を漕いでいきま~す。
いい感じですね~。
しばらく進むと国道3305号線に出ました。
この通りを左にしばらく進むと、
右手にかつての泰緬鉄道で現在の国鉄西線(ナムトック線)の線路が現れ、
あ、見えてきました。
カオプーン駅(ที่หยุดรถเขาปูน)です。
時刻は、11:32。
泰緬鉄道当時、日本軍はこの駅を「カオポン」駅と呼んでいました。
時刻表を見ると、なんと1日に1往復しか
この駅に停車しないじゃないですか!
うーん、時間からして通学用かな。
駅前唯一の商店でPETボトルの水を購入してから、
この先の踏切前の十字路を左折して道なりに少し走ると、
右手に緑が綺麗な一角が見えてきました。
チョンカイ共同墓地(Chungkai War Cemetery)です。
場所はここ。
時刻は、11:43。
連合軍のもう一つの共同墓地で、英連邦1,400人、オランダ300人の捕虜が
埋葬されています。元々ここは1942年に捕虜達自身が設けた埋葬地だったのだとか。
ここで車で来ていた60代イギリス人男性に英語で声をかけられました。
「どこから来たの?」
(ギクッ…) 日本からです。
その返答にも笑顔を変えずに逆に気を遣ってくれたのか
色々と話しかけてきました。これからどこへ行くのかとか。
「私もこれから行くところだよ」
そんなところ良く知っているなあと感心しながら
「Good Luck!」とお互い言い合って別れました。
男性はさすがイギリス人と言うべきか、紳士でした。
私もかくありたいものです。
<旅費交通費>
貸自転車を漕いだだけなので:0バーツ
ここまでの合計:220バーツ
※旅は2016年5月27日(金)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)
つづく
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のんびりしていたら本当に1年経ってしまいました ^_^;)
読んでいない方のために前回までの記事へのリンクを貼っておきますね。
カンチャナブリー城壁! カンチャナブリー市街への旅[1]
古い町並みパークプレーク カンチャナブリー市街への旅[2]
自転車を借りた店の前のクウェー川通り
(メーナム・クウェー通り)沿いには
ゲストハウスが並んでいます。
カオサンを静かにした感じですかねー。
夜はまた一変しそうな気がします。
サムローで来た道を自転車を漕いで戻り、
連合軍共同墓地の角まで来ました。
ここで左折するとすぐの左手に、
DEATH RAILWAY MUSEUM というところが。
どうせだから入ってみますか。
時刻は、10:15。
上記リンク先では名称が「Thailand-Burma Railway Centre」に
なってるんですよね。「死の鉄道博物館」と「泰緬鉄道センター」の
どっちが正式名称なんだかわかりません ^_^;)
場所はここです(グーグルマップ)。
受付で入館料140バーツを払おうとすると、
「あなたはタイ語を話すからタイ人料金です」
と言われて20バーツで済んじゃいました。
渡されたチケットは140バーツのもの…。
ま、いっか(笑)
館内は、名称のとおり泰緬鉄道建設に関するパネル展示がメイン。
建設作業で使用した遺物の展示も多少あります。
ただ館内展示は撮影禁止なのが残念。
展示を見ていて、ティモンターという地点には2009年時点で
泰緬鉄道の木橋の残骸が残っているという興味深い事実を
知ったのが収穫ですね。現在はワチラロンコーン・ダムの島に
なっているところにあるのだと思います。
流して見て上の階のカフェまで来ました。
入館チケットと一緒に渡された黄色いチケットをカフェで渡すと
コーヒーを1杯無料でくれるんだそうで。
ということでホット・コーヒーを頂きました。
が、インスタントでした ^_^;)
他にはメニューにあるとおり食事もできるみたいですよ。
自転車のチェーンの鍵を館内で落として慌てて探し回った後(笑)、
再び自転車ですぐの表通りへ。
通りの反対側を奥へ行ったところが国鉄カンチャナブリー駅です。
あ、先に次の目的地の入口が見えてますね。
連合軍共同墓地(ドーンラック)です。
筋として寄っておいた方がいいと思いまして。
場所はここ。
時刻は、10:53。
門には「KANCHANABURI WAR CEMETERY」と。
説明板によると、ここには主に日本軍の捕虜として泰緬鉄道建設に
強制的に従事させられ命を落とした英連邦各国からの5,000人と
オランダ人1,800人が埋葬されているとのこと。
この中には以前訪れたサンクラブリーにあったニーケ駅とチャンガラヤ駅で
疫病で死亡し埋葬されていた300人やタイ各地に点在して埋葬されていた
11人、インド軍墓地に埋葬されていた人も含まれます。
ここに移されたんだそうで。
さらに終戦時に病院で治療を受けていたもののその後死亡した人800人も。
泰緬鉄道建設は1942~43年だったのに入口の門には
「1939 1945」とあるのは、そのためなんですね。
綺麗な芝生と勢いよく水を撒いているスプリンクラーが印象的でした。
さて、次に自転車で向かったのは、
グーグルマップの航空写真を拝借して説明すると、
「現在地」のポイント。
さっき自転車を借りたクウェー川通りと、
橋から伸びるスッジャイ通りとの交差点です。
実はここで2016年4月上旬、道路舗装をはがす工事中に、
道路面の30cm下から古い線路が出てきたんです。
長さは10メートルほど。さらに数百メートル離れた場所でも
同様に線路が出てきたんだとか。
地元に50年住む人の話では、昔、蒸気機関車に給水する水を
取水するためにカンチャナブリー駅からクウェー・ヤイ川まで
引込線があったとのこと。
それがいつからあったのか定かではないんですが、
日本軍が泰緬鉄道の蒸気機関車に給水するために
敷いた線路ではないかと話題になっているんです。
だってカンチャナブリーに最初に鉄道を通したのは
日本軍ですからね。泰緬鉄道として。
このニュースを伝えるVoice TVウェブサイトの動画では、
まさにこの写真の中央に縦に線路が走っているんですよ。
背後がクウェー・ヤイ川を渡る橋の方向になります。
つまり北を見た写真です。
今回のこの旅の一番の目的はこの線路跡を見ることだったんですが、
既に工事は終わってて残念!
しかし元のまま埋め戻されたのか、取り除かれてしまったのかが心配です。
ニュースの中では、戦争中のものだと確認できれば保存も検討したいとの
カンチャナブリー市長のコメントも伝えていますが。
ちなみに2つ前の航空写真で黄色い線を引いたすぐ上を
よく見ていただくと分かると思うんですが、
今でもかつての引込線の跡を辿るように道路があるんですよ。
自転車でずっと辿ってみましたが発見は何もありませんでした。
気持ちを切り替えて先に進みますか(笑)
そのままスッジャイ橋でクウェー・ヤイ川を渡っちゃいます!
時刻は、11:12。
こっちは下流側。
で、上流側をズームで望むと、
「戦場に架ける橋」ことクウェー川鉄橋が見えました。
日本軍は当時「メクロン河永久橋」と呼んでいたみたいですね。
橋を渡り切ると、のどかな田舎の集落の光景が広がっていました。
そんな中をのんびりと自転車を漕いでいきま~す。
いい感じですね~。
しばらく進むと国道3305号線に出ました。
この通りを左にしばらく進むと、
右手にかつての泰緬鉄道で現在の国鉄西線(ナムトック線)の線路が現れ、
あ、見えてきました。
カオプーン駅(ที่หยุดรถเขาปูน)です。
時刻は、11:32。
泰緬鉄道当時、日本軍はこの駅を「カオポン」駅と呼んでいました。
時刻表を見ると、なんと1日に1往復しか
この駅に停車しないじゃないですか!
うーん、時間からして通学用かな。
駅前唯一の商店でPETボトルの水を購入してから、
この先の踏切前の十字路を左折して道なりに少し走ると、
右手に緑が綺麗な一角が見えてきました。
チョンカイ共同墓地(Chungkai War Cemetery)です。
場所はここ。
時刻は、11:43。
連合軍のもう一つの共同墓地で、英連邦1,400人、オランダ300人の捕虜が
埋葬されています。元々ここは1942年に捕虜達自身が設けた埋葬地だったのだとか。
ここで車で来ていた60代イギリス人男性に英語で声をかけられました。
「どこから来たの?」
(ギクッ…) 日本からです。
その返答にも笑顔を変えずに逆に気を遣ってくれたのか
色々と話しかけてきました。これからどこへ行くのかとか。
「私もこれから行くところだよ」
そんなところ良く知っているなあと感心しながら
「Good Luck!」とお互い言い合って別れました。
男性はさすがイギリス人と言うべきか、紳士でした。
私もかくありたいものです。
<旅費交通費>
貸自転車を漕いだだけなので:0バーツ
ここまでの合計:220バーツ
※旅は2016年5月27日(金)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)
つづく
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