ローカルなショッピングモール「サンニー」から北へ
カタートーン通りを歩いて行くと大きめの交差点に出ました。
交わるグライペット通りを右へと進みます。
とある店を探しているんですよ。
通りの右側にあるはずなんですが…。
あった!
味もそっけもない外観ですが、
バーン・カノム(บ้านขนม)と
店名が掲げられているので間違いありません。
その横には漢字で「勝長頼」とも。
バーン・カノムは訳すと「お菓子の家」。
ケーキやクッキーなどを製造販売するベーカリーなのです。
お店に足を踏み入れてみると、
いきなり目の前にありましたよ、目的の品が。
水瓶ケーキ!
ラーチャブリー産の竜柄水瓶はタイ全土で有名だということは前回解説しました。
その水瓶をラーチャブリー土産として活用し、この店が開発した商品なのです。
水瓶ケーキ、タイ語で「ケーク・オーン」(เค้กโอ่ง)の
ラインナップは2種類。
上の写真は、水瓶を模した素焼きの容器にスポンジケーキが詰まっているタイプ。
80バーツ。
こちらのもう1種類は、「食べられる水瓶」タイプ。
なんと容器の水瓶も硬いクッキー生地でできていて、
丸ごと食べられるのです(笑)
中身はドライフルーツの入った「フルーツケーキ」で
150バーツ。
冷蔵庫保存では1か月もつと書かれていますが、
店のおじさんに尋ねると常温では数日しかもたないそうです。
実は詳しくそれぞれの商品について
常温何日で冷蔵何日と教えてくれたんですが、
私の頭が記憶できませんでした ^_^;)
いずれにしても2つのタイプともに日本に持ち帰って
お土産にできるほどは日持ちしないのが残念です。
ふと違う棚を見やると、もう1つ違うのがあるじゃないですか。
こっちはケーキではなく、中に個包装されたクッキーが入っているタイプ。
100バーツ。
尋ねると常温で(たしか)3週間もつとのこと。
水瓶を使った商品の第1号がこのクッキーだったようです。
2001年のこと。その後、水瓶容器も中身も試行錯誤を重ねて、
今のラインナップにまで増えたんだとか。
じゃあ最初の2つはバンコクへ帰ってから自分で食べる用、
クッキーのはお土産用に買い求めることにしましょう。
レジへ持っていくと、おじさんがどれも丁寧に箱詰めしてくれました。
水瓶ケーキを考案したのは新聞記事によると青年なので、
このおじさんはお父さんで先代ってことかな。
「2月に東京に行って来たよ。30年前と様変わりしてたね」
なんと! 意外と気さくに話しかけてくれて嬉しくなりました。
話は一旦飛んで、バンコクへ帰ってから
水瓶ケーキを食べてみたのでレポートを。
まずは並べての写真。左から
(1)水瓶ケーキ(容器は素焼き、中身はスポンジケーキ)
(2)水瓶ケーキ(「食べられる水瓶」タイプ)
(3)クッキー(容器は素焼き)
です。
(1)と(3)の容器は形状が微妙に違います。
これが(2)の「食べられる水瓶」(โอ่งกินได้)。
顔の絵の下には「アーティー・コーピー」(อาตี๋โกปี๊)とあります。
これはバーン・カノムが経営するベトナム・コーヒー店の名。
ブランドがしっかり使い分けられてなく、ごっちゃになってますね(笑)
袋から取り出したところ。
周りにビニールが巻かれています。
そうそう、こんなのも渡されたんですよ。
ルークターン(オウギヤシの実)のジャムらしいんですが、
(1)用だか(2)用だか忘れました ^_^;)
さあ、豪快にかじってみましょう!
中身のフルーツケーキは、こんな感じに
レーズンやパイナップルなどのドライフルーツの粒が
混ぜ込まれています。
周りの水瓶部分は、ケーキのビスケット土台を
もう少し硬くしたような食感ですね。
全体的な味は、正直に言うとフツー ^_^;)
まあ物珍しさで買うものかなー。
これ、1つのボリュームがかなりあって、
とても一人で一回では食べきれません。
切って少しずつ食べたほうが良さそうですよ。
もう1つの(1)は、スポンジケーキがあまりしっとりしてないです。
これもフツーな味ですかね。
(1)を食べた後の水瓶の写真をUPしておきます。
ちゃんと竜柄が入っているんですよ。
こんなところにはコダワリを感じますよね!
素焼きと思わせつつ、内部には釉薬が塗られています。
考案した青年は容器の衛生面にもかなり気を遣ったそうなんで、
その結果こうなったんでしょうね。さすが。
ちなみに(3)のクッキーは私は食べなかったのですが、
お土産にあげた人の感想は「中身が少ない」でした(笑)
ビニールで個包装されたクッキーが4~5個入っている
だけだったそうです。値段を抑えるには致し方ないのかも^_^;)
実はもっと大きな水瓶に入ったタイプのクッキーも店には
あったんですよ。でもそっちは確か250バーツだったような…。
全体としてまだまだ改良の余地がありそうですが、
今までこれといった土産物がなかったラーチャブリー待望の
商品ですので、もしラーチャブリーへ行く機会がありましたら、
試しに買ってみるのもいいと思いますよ。
なによりも食べ終えた後に水瓶の容器が
思い出の品として残りますので ^^
そうだ! お店情報をお知らせします。
バーン・カノム(BAN KA-NOM, บ้านขนม)
地図:グーグルマップ
電話:0-3232-8311
会計時にベトナムコーヒー店「アーティー・コーピー」の
チラシを頂いたんで行き方を教えてもらったんですよ。
これからそこへ向かってみようと思います!
<旅費交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:105バーツ
<参考>
ไทยรัฐ "SME มีแวว : เค้กโอ่ง...โอ่งกินได้ ไอเดียบรรเจิดจากราชบุรี!!", 2012年9月18日付
มติชน "จับเค้กใส่โอ่งของฝาก จังหวัดราชบุรี", 2012年1月12日付
※旅は2016年5月28日(土)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)
つづく
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★★★お薦めのタイ語学習書★★★
◇ 入門 ◇
『CD付き らくらく話せる! タイ語レッスン』ナツメ社
◇ 中 級 ◇
『中級タイ語総合読本』白水社
◇ 上 級 ◇
『タイ語上級講座 読解と作文』めこん</
カタートーン通りを歩いて行くと大きめの交差点に出ました。
交わるグライペット通りを右へと進みます。
とある店を探しているんですよ。
通りの右側にあるはずなんですが…。
あった!
味もそっけもない外観ですが、
バーン・カノム(บ้านขนม)と
店名が掲げられているので間違いありません。
その横には漢字で「勝長頼」とも。
バーン・カノムは訳すと「お菓子の家」。
ケーキやクッキーなどを製造販売するベーカリーなのです。
お店に足を踏み入れてみると、
いきなり目の前にありましたよ、目的の品が。
水瓶ケーキ!
ラーチャブリー産の竜柄水瓶はタイ全土で有名だということは前回解説しました。
その水瓶をラーチャブリー土産として活用し、この店が開発した商品なのです。
水瓶ケーキ、タイ語で「ケーク・オーン」(เค้กโอ่ง)の
ラインナップは2種類。
上の写真は、水瓶を模した素焼きの容器にスポンジケーキが詰まっているタイプ。
80バーツ。
こちらのもう1種類は、「食べられる水瓶」タイプ。
なんと容器の水瓶も硬いクッキー生地でできていて、
丸ごと食べられるのです(笑)
中身はドライフルーツの入った「フルーツケーキ」で
150バーツ。
冷蔵庫保存では1か月もつと書かれていますが、
店のおじさんに尋ねると常温では数日しかもたないそうです。
実は詳しくそれぞれの商品について
常温何日で冷蔵何日と教えてくれたんですが、
私の頭が記憶できませんでした ^_^;)
いずれにしても2つのタイプともに日本に持ち帰って
お土産にできるほどは日持ちしないのが残念です。
ふと違う棚を見やると、もう1つ違うのがあるじゃないですか。
こっちはケーキではなく、中に個包装されたクッキーが入っているタイプ。
100バーツ。
尋ねると常温で(たしか)3週間もつとのこと。
水瓶を使った商品の第1号がこのクッキーだったようです。
2001年のこと。その後、水瓶容器も中身も試行錯誤を重ねて、
今のラインナップにまで増えたんだとか。
じゃあ最初の2つはバンコクへ帰ってから自分で食べる用、
クッキーのはお土産用に買い求めることにしましょう。
レジへ持っていくと、おじさんがどれも丁寧に箱詰めしてくれました。
水瓶ケーキを考案したのは新聞記事によると青年なので、
このおじさんはお父さんで先代ってことかな。
「2月に東京に行って来たよ。30年前と様変わりしてたね」
なんと! 意外と気さくに話しかけてくれて嬉しくなりました。
話は一旦飛んで、バンコクへ帰ってから
水瓶ケーキを食べてみたのでレポートを。
まずは並べての写真。左から
(1)水瓶ケーキ(容器は素焼き、中身はスポンジケーキ)
(2)水瓶ケーキ(「食べられる水瓶」タイプ)
(3)クッキー(容器は素焼き)
です。
(1)と(3)の容器は形状が微妙に違います。
これが(2)の「食べられる水瓶」(โอ่งกินได้)。
顔の絵の下には「アーティー・コーピー」(อาตี๋โกปี๊)とあります。
これはバーン・カノムが経営するベトナム・コーヒー店の名。
ブランドがしっかり使い分けられてなく、ごっちゃになってますね(笑)
袋から取り出したところ。
周りにビニールが巻かれています。
そうそう、こんなのも渡されたんですよ。
ルークターン(オウギヤシの実)のジャムらしいんですが、
(1)用だか(2)用だか忘れました ^_^;)
さあ、豪快にかじってみましょう!
中身のフルーツケーキは、こんな感じに
レーズンやパイナップルなどのドライフルーツの粒が
混ぜ込まれています。
周りの水瓶部分は、ケーキのビスケット土台を
もう少し硬くしたような食感ですね。
全体的な味は、正直に言うとフツー ^_^;)
まあ物珍しさで買うものかなー。
これ、1つのボリュームがかなりあって、
とても一人で一回では食べきれません。
切って少しずつ食べたほうが良さそうですよ。
もう1つの(1)は、スポンジケーキがあまりしっとりしてないです。
これもフツーな味ですかね。
(1)を食べた後の水瓶の写真をUPしておきます。
ちゃんと竜柄が入っているんですよ。
こんなところにはコダワリを感じますよね!
素焼きと思わせつつ、内部には釉薬が塗られています。
考案した青年は容器の衛生面にもかなり気を遣ったそうなんで、
その結果こうなったんでしょうね。さすが。
ちなみに(3)のクッキーは私は食べなかったのですが、
お土産にあげた人の感想は「中身が少ない」でした(笑)
ビニールで個包装されたクッキーが4~5個入っている
だけだったそうです。値段を抑えるには致し方ないのかも^_^;)
実はもっと大きな水瓶に入ったタイプのクッキーも店には
あったんですよ。でもそっちは確か250バーツだったような…。
全体としてまだまだ改良の余地がありそうですが、
今までこれといった土産物がなかったラーチャブリー待望の
商品ですので、もしラーチャブリーへ行く機会がありましたら、
試しに買ってみるのもいいと思いますよ。
なによりも食べ終えた後に水瓶の容器が
思い出の品として残りますので ^^
そうだ! お店情報をお知らせします。
バーン・カノム(BAN KA-NOM, บ้านขนม)
地図:グーグルマップ
電話:0-3232-8311
会計時にベトナムコーヒー店「アーティー・コーピー」の
チラシを頂いたんで行き方を教えてもらったんですよ。
これからそこへ向かってみようと思います!
<旅費交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:105バーツ
<参考>
ไทยรัฐ "SME มีแวว : เค้กโอ่ง...โอ่งกินได้ ไอเดียบรรเจิดจากราชบุรี!!", 2012年9月18日付
มติชน "จับเค้กใส่โอ่งของฝาก จังหวัดราชบุรี", 2012年1月12日付
※旅は2016年5月28日(土)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)
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★★★お薦めのタイ語学習書★★★
◇ 入門 ◇
『CD付き らくらく話せる! タイ語レッスン』ナツメ社
◇ 中 級 ◇
『中級タイ語総合読本』白水社
◇ 上 級 ◇
『タイ語上級講座 読解と作文』めこん</
見た目が可愛くて、お土産にぴったりですね(^^♪
ちゃんと衛生面にも気を使っている感じも、
安心できますね。
旅行の際に、参考にさせていただきたいです☆