Jibtai Cafeでカイガタを食べた後は、
ついでなので横のワット・サミアンナーリーも見ておきましょう。


03_01


大理石でできた大きな本堂が威容を放っています。
が、お堂入口までの床も大理石製。灼熱の日差しに晒されているものだから
アチッ! アチッ! っと飛び跳ねながら歩くことに。

タイの立派なお寺ではよくあることです ^_^;)

内部にはもちろんこちらも立派なご本尊様もあるんですが、
私が興味を持ったのは、


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入口の木彫りの扉に金色の彩色を施す作業風景。
ってことはこの本堂、できたてのホヤホヤなのかな?

そもそもこのお寺の創建は1857年。
王室財産局の書記を務める王族の女性が建てたのだそうです。
で、同じ職位を引き継いだ娘さんもやはりこのお寺の
建設を継続したのでした。

そんなことから元はワット・ケーラーイという名称だったのが1979年に
「女性書記の寺」の意味のワット・サミアンナーリーに改称されました。


さらに境内の奥へと進むと、


03_03


やや古めの仏堂がもう一つ建っています。
ガネーシャ像やラマ5世像のある正面を過ぎて右横へ出ると、


03_04


地下への入口が口を開けて待っているじゃあないですか。
これは下りてみないわけにはいきません。

コンクリート製の階段を下り左に直角に曲がると、


03_05


また階段で少し上に登るようになっていて、


03_06


なんと、仏堂の中を地下から眺められるようになっていたのでありました。
つまり仏堂の中が前部と後部の2つにこの通路で分断されているんです。

なぜこんなことになっているんだろう???
ネットで調べたんですが理由は分からず終いでした。


03_07


奇妙に思いながら、反対側の階段で地上に出ると、
目の前にあった受付台に座るおじさんとおばさんが
「こっちは入口だよ。反対側から出なさい」と。

あちゃー、私は出口から入ったということか。
そそくさと戻って反対側から地上に出たのでした ^_^;)


実はこのお寺、幽霊の噂で有名なんですよ。
私も帰国後に情報を調べていて初めて知ったんですが。

以前からタクシー運転手の間で噂になっていたんだそうです。
深夜に黒い服の2人の女性を乗せて行き先のワット・サミアンナーリー
着くと2人とも車内から忽然と姿を消したというもので…。

最近もこんな話が出回りました。

ある若い男性が盛り場で飲んだ後、夜中の3時頃にラチャダー通りを
車で走っていると、黒い服を着た2人の女性が手を振るのが見えました。

タクシーを呼んでいるのかとバックミラーを見ても他に走っている車はいません。
2人とも美人だったので下心もあって乗せてあげることに。
どこに行きたいのか尋ねると、ワット・サミアンナーリーとのこと。

一人が助手席、もう一人が後部座席に座りますが、
男性が色々と話を振っても悲しげな顔をしたままで
話に乗ってくれません。

ああ、きっとワット・サミアンナーリーへ親類の葬儀の手伝いに
行くんだな、と思った男性は気を遣って話しかけるのをやめました。

そうするうちに車は国鉄の線路を渡ってワット・サミアンナーリーの
目の前まで来ました。右折しようと右へ顔を向けながら
「どの辺で降りますか?」と尋ね、女性のほうを振り返ると、
そこに2人の姿はなかったのです。

仰天した男性が車を止めて降り、辺りを見回すと…

国鉄の線路上に上半身だけの姿の2人が。
這いながらこちらに向かってくるではないですか!

男性が次に気が付いたのは、病院のベッドの上でした。
どうやら気絶していたようです。

…とのこと。
男性は嘘ではないとラジオに出演して語ったのだそうですよ。


どうもワット・サミアンナーリー前の線路で葬式に向かう途中の
女性2人の乗ったバイクが列車に衝突し、2人とも轢死して
成仏できずに化けて出るという噂が随分前からあるようで…。


きっとその現場であろう遮断器もない踏切を渡って


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高速道路が上を走るウィパワディーランシット通りに出ます。

今日ラストのカイガタが食べられる店に向かいますよ~。


03_09

歩道橋で反対側に渡り、やってきた29番バスに乗車。
時刻は、14:38。

これでセントラル・ラートプラオまで行きます。
次の店はラートプラオ通り沿いにあるので、
そこでバスを乗り換えようと。


03_10


で、降ろされたのはセントラル・ラートプラオのずーっと手前 -_-;)
時刻は14:43。

屋根付きの歩道から駐車場入口の横を通り、
6分歩いてようやくセントラルの正面に出ました。

パホンヨーティン通り側の歩道橋に上り、


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ユニオンモール前の階段を下りてバス停で待つと、


03_12


すぐに191番バスがやって来ました。
よくわからないけどまあいいや。乗っちゃえ!

座席に着いてふうっと一息。

が、バスは非情にも左折してラートプラオ通りに入らず、
ぐるっと右旋回してなんとさっき来たウィパワディーランシット通りを
北上し始めるじゃないですか!

そっちじゃなーーーい (T_T)




<旅費交通費>
29番バス:13バーツ
191番バス:6.5バーツ
ここまでの合計:87.5バーツ

※旅は2016年5月23日(月)に行いました。

<参考>
ธรรมะไทย "วัดเสมียนนารี"
TNEWS "โคตรช็อก!! ชายหนุ่มเล่าเรื่องเจอผีผู้หญิงในตำนาน หน้าวัดเสมียนนารี",2016年7月23日付
pantip.com "ใครมีข้อมูล ผีสาวผู้หญิงชุดดำที่วัดเสมียนนารี บ้างครับ"

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

ワットサミアンナーリー

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