ヒンダート温泉にある浴槽3つ全てに入り比べをしてみますか。


04_10


この最初のは、前回も書いたとおりややぬるめで眠さを誘ういい湯加減。

その隣の2つめに移ってみると、最初は少し熱めに感じたものの、
すぐに慣れて日本人にちょうどいい湯加減に感じました。
日本の熱めの温泉ほどでは全然なく、やはりどちらかというとぬるめの部類。


さらに木を挟んだ向こう側の3つめに向かうと、
今までの2つが胸までの深さだったのに対して、ももの付け根までの深さ。
階段もあるし、ここなら日本の温泉のように座って入浴ができます。

湯加減は1つめと同じでややぬるめ。
いいもんですよ~。


さて、のんびり浸かっているとのぼせそうですし、
先を急ぎたいので泣く泣く温泉から上がることに。

荷物を置いたところから再度眺めてみます。


04_01


実は私がこのヒンダート温泉を知ったのは、
TBSの『世界ふしぎ発見!』で2014年3月1日(土)に放映された
日本に追いつけ!追い越せ! 未知なる温泉王国タイ」を見てなんです。

番組内でも説明がありましたが、
ヒンダート温泉は旧日本軍と深い関係があります。

ヒンダート温泉
を紹介するタイ語サイトを調べると、
泰緬鉄道建設にあたった日本軍が
この地で温泉を発見し入浴用に整備した、とのこと。

一方番組では、地元の人から温泉が湧き出ている場所があることを
知らされた日本軍が入浴用に整備した旨の説明がありました。

まぁいずれにしても入浴用に初めて使用したのは
日本軍だったということですよね。

日本軍が利用した証拠が、東京目黒の防衛省防衛研究所
保管されていて閲覧できます。南方軍野戦鉄道隊が作成した
「昭和十九年八月現在 泰緬連接鉄道要図」がそれ。

泰緬鉄道のおおまかな地図なのですが、「ヒンダート」駅のすぐ南に
♨マークとともに「温泉療養所」との記載が見て取れるんです。
傷病兵の療養などに利用したのでしょうかね。

そんな温泉に浸かることができて感慨深いものがあります。

この路線図ですが、わざわざ防衛研究所まで行かなくても、
『泰緬鉄道―機密文書が明かすアジア太平洋戦争』吉川利治著、同文舘
の巻末に掲載されていますので、興味のある方はぜひ。


更衣室で着替えて橋を渡ろうとすると、左手にこんなものが。


04_02


お坊さん専用温泉?
法衣は干されているもののお坊さんの姿は無し。


04_03


ここまで来るのがちょっと大変だけど、
ぜひまた温泉にのんびり浸かりに来たいですね。

橋を渡った先は売店が連なっています。


04_04


ここで昼飯代わりに15バーツの菓子パンを購入。
ついでにバスの間隔を尋ねると頻繁には無くて30分に一本ぐらいとのこと。


04_05


ちなみに売店では短パンやTシャツを売っているので、
手ぶらで来ても温泉を楽しめますよ~。


帰りがけにかつてこの先にあった泰緬鉄道ヒーンダート駅の跡を
探そうかとも 思ったんですが、跡形も無くなり探しようが無さそうなので断念。

てくてく歩いて、国道323号線に出ました。
昼下がりでさすがに暑いです。角の売店でジュースを買いますか。


04_06


ビルマ語だかモン語だかの踊る広告が
遠くに来たことを実感させてくれます ^_^;)

店内を何気なく見回したらなんと日本語が!


04_07


こんな山奥でも日本語を見かけるなんて嬉しいじゃないですか。
思わずジュース2本買っちゃいました(笑)


国道を渡った先のあずま屋へ。


04_08


時刻は13:36。
バスを待ちながら菓子パンを食べます。

うーん、30分経ったけど来やしませんなー。

不安になっていたところ、ようやくバスの姿が!
しかし、なんとスピードを緩めずに通過するじゃないですか~!!

慌てて走り出て、手を振ります。
すると、しばらく先で停車してバックしてきてくれました ^_^;)

助かりましたよ。時刻は、14:25。


04_09


車掌さんにお礼を言いつつ、運賃を支払います。
終点サンクラブリーまで110バーツ。

さて、何時間後に到着することやら。





<旅費交通費>
バス:110バーツ
ここまでの合計:300バーツ

※旅は2014年4月1日(火)に行いました。

元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)

つづく


サンクラブリー


よろしければ下記バナーのクリックをお願いいたします。
ブログを書く励みになります m(_ _)m

タイ・ブログランキング  にほんブログ村 旅行ブログ タイ旅行へ