クウェー・ヤイ橋駅東側に静態保存されている
蒸気機関車のところに辿り着きました。



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車体には、

NORTH BRITISH LOCOMOTIVE
       1918


との銘板があったのでイギリス製ですね。

その横にはこんなものも展示してあります。


03_02


トラックを改造した機関車というかトロッコというか。
資材運搬用に旧日本軍が使ったんでしょうかね。

ちなみにイギリス製蒸気機関車の正面にはこんな碑が建っています。


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カメラを構えた私が映り込んでいて申し訳ないですが、

軍属・機関士たりし佐々木一三君
に協力してときの鉄道建設関係者
有志並びに一般協力者これを遺す
 1977年2月7日
  旧泰緬鉄道C56形機関車保存会


と書かれています。

そう、ここに保存されている蒸気機関車は
さきほどのイギリス製だけではないのです。

その前方には、


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C56の23号機が!

しかしながら風雨に長年さらされているためか傷みが激しく、


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炭水車は錆びて穴が開いている状態。
屋根付きの場所に保存してもらいたいものですね。


で、この後ろ側がちょうどクウェー・ヤイ橋駅なのです。
ホームへ行ってみると、


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団体さんが手持ち無沙汰げに休憩しています。
上りにせよ下りにせよ次の列車まで数時間あるはずなんだけど、
それまで待ってるつもりなんですかね? -_-;)

などといぶかしく思いつつも切符売場の写真を撮影。


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すると、「列車の乗車に興味がありますか?」と
丁寧な口調で話しかけてくる人あり。
駅員さんではないですか。

え、だってもう行ってしまったんですよね?

「遅れていてあと5分で到着します。」

なんだって!?

カンチャナブリー駅発10:35の列車が遅延でまだ来てないってことか!
なんとラッキーなんだ。これは乗らない手はありません!

はい、乗ります!

駅員さんが切符売場の窓口に座って切符を発行しようとしながら、
「バット・プラチャーチョン(国民身分証)を見せてください」と。

日本人です ^_^;)

「タイ語が上手ですね」と笑顔で言いつつ100バーツ請求されました。
タイ人なら確かタダなんですよね?

きっと、発音が変だなと思いつつも判断がつきかねていたんでしょう(笑)
でも光栄です。


よく見たら窓口横に

257番列車トンブリー―ナムトック
ディレイ30分
到着11:20

と掲示されてるじゃないですか ^_^;)

現在時刻は11:25だぞ。この掲示よりさらに遅れたということか。
いずれにしてもあと5分。それまでに急いで橋を見てきましょう!


土産物店が並ぶ駅のホームを端まで歩くと、


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爆弾のオブジェの先に、かのクウェー川鉄橋が!

下流側の脇から眺めてみます。


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ご存知の方も多いかもしれませんが、この橋は旧日本軍が泰緬鉄道建設の
一環で
捕虜や雇った労働者を使って建設した橋なのです。
完成は1943年5月。泰緬鉄道が全線開通する5ヶ月前のことです。

映画『戦場にかける橋』で一躍有名になったんですよね。

橋両側の柵(トラス)の形状が丸いかまぼこ型の部分がオリジナルの橋で、
中央の台形部分は連合軍の爆撃で破壊され、戦後賠償の一つとして
日本企業により修復された部分だとウィキペディアにありました。

戦時中の航空写真を見ると、この場所の鉄橋のほかに、
やや下流に木製の橋もあったのが分かります。
そちらが鉄橋より先に完成し、爆撃を受けた際にはいち早く復旧させて
なんとか鉄道輸送を維持していたようです。


おっと、急いで戻らないと。


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駅名看板ですが、タイ語だと「クウェー・ヤイ橋」なのに
英語だと「RIVER KWAI BRIDGE」な不思議。

この川はクウェー・ヤイ川なのでタイ語表記の方が正確なんですけどね。
もう一本、クウェー・ノーイ川があり、少し下流でその2本が合流して
メークローン川に名を変えるんです。

で、ややこしいのですが、この鉄橋でクウェー・ヤイ川を渡った
旧泰緬鉄道、
国鉄西線(ナムトック線)クウェー・ノーイ川伝いに
ミャンマー方面へ向かうのです。


売店でペットボトルの水を買い、5バーツの有料トイレを使わせてもらって
出てくると、
ちょうど機関車の警笛の音が聞こえました。来るぞ!


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11:36、ディーゼル機関車に牽引された列車が
結局定時より1時間近く遅れて入線。

さあ、座席確保合戦の開始です!(笑)




<旅費交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:155バーツ

※旅は2014年3月31日(月)に行いました。


つづく


カンチャナブリー


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