次の目的地へと向かうために再びナコンナーヨック「病院前」の待合所に。

ワット・プラーンマニーというご利益がとてもあり、
ナコンナーヨックに来たら必ず参拝すべしと言われているお寺に行こうと。

事前にネットで情報収集して分かったのは
「白いミニバスがナコンナーヨックから国道3049号線を走っている」
ということだけ。

具体的にどの辺り発でどこ行きなのかも分かりません。
本当に走っているのかという不安が少々…。


待合所で待っているとすぐに一台のロッ・トゥーが現れました。

「この車ですよ。ワット・ルアンポー・パークデーンに行きます!」
「ありがとうねぇ」

そんな会話を、待っていた男性とおばあさんが交わしているじゃないですか。

ワット・ルアンポー・パークデーンとは、
なんと私が行こうとしているお寺の別名なのです。

渡りに舟! 私も乗り込んじゃいましょう!(笑)


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時刻は、10:56。


窓には、ナコンナーヨック クンダーン・ダム 第1-16運河 と。
なるほど、国道3049号線の奥にあるクンダーン・ダムまで行くのか。


国道305号線ナコンナーヨックから国道3049号線
名を変えた道を北東へと疾走していきます。


すると、途中で右折してあぜ道のような細い路地へと。
なんと、ワット・プラーンマニーの入口前に横付けしてくれました。

前もって運転手に頼んでおけばここまで入ってくれるんですね。
運賃20バーツを運転手に払い、おばあさんの続いて下車します。


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時刻は、11:02。

ロッ・トゥーを見送ります。


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ロッ・トゥーの先に見える白い山門は国道3049号線沿いに建っています。
それよりも、やっと山並みがはっきり見えましたよ!


入口横の道沿いには…


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牛やゾウがズラ~っと。
ぱっと見が本物に見えて一瞬驚きました ^_^;)
きっと檀家さんの寄進なんでしょうね。


さて、ワット・プラーンマニー (วัดพราหมณี) に入りますか。


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参道を進むうちに売店が並び始めました。


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来るまでの沿道でもそうだったんですが、マナオやソムオー(ざぼん)を売る売店が
目につきますね。ナコンナーヨックの特産品なのかな?


しかしお寺にまで銀行のATMがあるのがなんとも… ^_^;)


まっすぐ進んだ右に本堂がありました。
その前にお参りセット売り場が。


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20バーツの1セットを買いつつ、売り子のおばさんにとある場所を尋ねてみました。
ちょっと歩いてみたのですが見当たらなかったもので。

「あとで案内してあげるから、まずはここでお参りを済ませてね」

ありがとうございます。ではちょっとお待ちください~。


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ラマ5世期の創建だそうで、100年余りといったところですか。
有名なお寺のわりに小ぶりな本堂ですね。

実はこのお寺に参拝した人の中に宝くじに当たった人が続出したそうで、
それで土日ともなると観光バスを連ねてご利益にあやかろうとする人たちが
各地からわんさとやって来るんだそうです。

なんと言うか、まぁ、いいんですけど ^_^;)


私は違うことの願掛けをしようと思います。

手前でロウソクと線香に火を付けて差し、祈ってから本堂内に入ります。


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巨大なロウソクに圧倒されつつ、花輪をお供えして奥へ進みます。


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手前のヤマタノオロチのような神様はなんでしょう?
ワット・プラーンマニーのプラーンマニー (พราหมณี) とは
「女性のバラモン」の意だとか。バラモン教の神様なんですかね。

周りにある仏像に金箔を貼ってお供えセット使用完了。


奥の最上段に鎮座している仏像はランサーン様式で、
昔ラオスのビエンチャンからここへ移されたんだとか。

この写真では分からないんですが、上唇が赤い色をしているんですよ。
なんでも色を塗ったわけでもないのに、長い年月を経ても鮮やかな赤色のままだそうで。

ここの別名ワット・ルアンポー・パークデーン=赤口本尊寺は、
この仏像に由来しているんです。


そんな唇の色にちなんでか、


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お供え物にナムデーン (น้ำแดง) と呼ばれる赤い色のジュースが大人気。
中には1ケース丸ごとお供えする人もいるんだそうで。

元々タイではナムデーンを神仏にお供えする風習があるのですが
(どうも昔は自分の血だったのが近代に代用されるようになったようです)、
赤い唇にちなんでなおさらナムデーン人気が高いんでしょうね。

どうかみなさん、宝くじに当たっていますように… ^^


あれ? 私のお供えセットにはナムデーンが無かったぞ。
違うバージョンのお供えセットが売られているのかな。ま、いっか。

さて、いよいよここに来た本来の目的の場所へ!





<交通費>
ロッ・トゥー:20バーツ
ここまでの合計:130バーツ

※旅は2013年8月16日(金)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)

<参考>
新聞『コムチャットルック』2012年3月23日付け(タイ語)
↑このページの左上の写真が、仏像の唇の赤い色が分かりやすいと思います。


つづく


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