タイ・ミャンマー国境のフアイ・コークムー・ビューポイントに到着しました!
国境警備警察の隊員さんは車を端に寄せて停車。
時刻は、14:24。
クルア・ガリアンを出て34分でした。
23kmほどの道のりだったようです。
車を降りてまず目に付いたのは、
売店のようですね。しーんと静まりかえっていて人の気配が無いですが。
お、売店脇に発見。
間違いなくフアイ・コークムーです ^_^;)
横面には、
ラーチャブリー
84
バンコク
と。84はラーチャブリー市街地からの距離かな?
グーグルマップによれば、バンコクからは180kmらしいので。
で、売店の右横には、
西側を向いたちょっとした展望台が。
どこからがミャンマーなの?と男の子に聞いてみると、
「そこ」
と、ちょっと下を指差すではないですか。
本当にすぐ目の前がミャンマー領ってことか。
確かにグーグルマップでも尾根の稜線のほんのちょっと西側に国境線が走っています。
「あっちのほうがよく見えるよ」
そう言って男の子が歩いて行くのでついていくことに。
ガイド、ありがとうございます ^^
少し先に小屋が建っていて、上半身裸の酒好きそうなおっちゃんが涼んでいます。
男の子を見かけて声をかけたものの、恥ずかしいからか無視。
「なんだよ。サワッディーしてくれないのかい」
おっちゃんが笑ってます。
遅れて歩いて来た隊員さんが親しげにおっちゃんと話し始めました。
後で尋ねたところ、おっちゃんも国境警備警察隊員なんだそうで。
まさか、ここに常駐してるってことかな? そりゃ大変そうです。
コンクリート舗装された細い登り道を歩いて行くと、
ワンちゃんがどこからともなく現れてついてきてるし(笑)
竹林の間をずんずん進んで行くと、
あそこがてっぺんのようですね。
よいしょっと。
着いたー!!
サイアム国境
フアイ・コークムー・ビューポイント
ラーチャブリー県スアンプン郡タナーウシー村
と書かれた看板にタイ国旗がはためいています。
向こうに見える山々は全てミャンマー領。
ついに国境まで来たという実感が湧いてちょっと感動です。
案内板によると、このフアイ・コークムーの地には1996年から
国境警備警察第137中隊が陣地を設営し、国境監視にあたってきたんだとか。
この一帯にはかつてカレン族、ポー・カレン族などといった少数民族が
居住するとともに、ミャンマー軍政に反対する勢力も逃げ込んでいました。
ミャンマー軍の攻撃に遭い分散したカレン民族同盟(KNU)の一派で
1999年にバンコクのミャンマー大使館で、翌2000年にはラーチャブリー病院で
人質取て立てこもり事件を起こした「ゴッド・アーミー」もこの辺りに潜伏したり、
スアンプンにあったミャンマー政府の抑圧から逃げてきた人達の
収容センターに身を寄せたりしていたんだそうで(01年にタイ側へ投降済み)。
当時はミャンマー側からのみならずタイ側からの発砲もあるきな臭い地域でしたが、
99年にミャンマー軍が掃討作戦を行い制圧してからこの地は平穏になったようです。
その代わり居住者は、タイ国境警備警察隊員以外いなくなってしまいましたが。
土嚢で築かれた塹壕が、そんな緊迫した時代の面影を今に伝えています。
<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:417バーツ
※旅は2013年5月3日(金)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)
<参考>
フアイ・コークムー・ビューポイントに立つ案内板の文面
Wikipedia「ゴッド・アーミーによるミャンマー大使館及びラーチャブリー病院占拠事件」
(タイ語)
つづく
ブログを書く励みになります m(_ _)m
国境警備警察の隊員さんは車を端に寄せて停車。
時刻は、14:24。
クルア・ガリアンを出て34分でした。
23kmほどの道のりだったようです。
車を降りてまず目に付いたのは、
売店のようですね。しーんと静まりかえっていて人の気配が無いですが。
お、売店脇に発見。
間違いなくフアイ・コークムーです ^_^;)
横面には、
ラーチャブリー
84
バンコク
と。84はラーチャブリー市街地からの距離かな?
グーグルマップによれば、バンコクからは180kmらしいので。
で、売店の右横には、
西側を向いたちょっとした展望台が。
どこからがミャンマーなの?と男の子に聞いてみると、
「そこ」
と、ちょっと下を指差すではないですか。
本当にすぐ目の前がミャンマー領ってことか。
確かにグーグルマップでも尾根の稜線のほんのちょっと西側に国境線が走っています。
「あっちのほうがよく見えるよ」
そう言って男の子が歩いて行くのでついていくことに。
ガイド、ありがとうございます ^^
少し先に小屋が建っていて、上半身裸の酒好きそうなおっちゃんが涼んでいます。
男の子を見かけて声をかけたものの、恥ずかしいからか無視。
「なんだよ。サワッディーしてくれないのかい」
おっちゃんが笑ってます。
遅れて歩いて来た隊員さんが親しげにおっちゃんと話し始めました。
後で尋ねたところ、おっちゃんも国境警備警察隊員なんだそうで。
まさか、ここに常駐してるってことかな? そりゃ大変そうです。
コンクリート舗装された細い登り道を歩いて行くと、
ワンちゃんがどこからともなく現れてついてきてるし(笑)
竹林の間をずんずん進んで行くと、
あそこがてっぺんのようですね。
よいしょっと。
着いたー!!
サイアム国境
フアイ・コークムー・ビューポイント
ラーチャブリー県スアンプン郡タナーウシー村
と書かれた看板にタイ国旗がはためいています。
向こうに見える山々は全てミャンマー領。
ついに国境まで来たという実感が湧いてちょっと感動です。
案内板によると、このフアイ・コークムーの地には1996年から
国境警備警察第137中隊が陣地を設営し、国境監視にあたってきたんだとか。
この一帯にはかつてカレン族、ポー・カレン族などといった少数民族が
居住するとともに、ミャンマー軍政に反対する勢力も逃げ込んでいました。
ミャンマー軍の攻撃に遭い分散したカレン民族同盟(KNU)の一派で
1999年にバンコクのミャンマー大使館で、翌2000年にはラーチャブリー病院で
人質取て立てこもり事件を起こした「ゴッド・アーミー」もこの辺りに潜伏したり、
スアンプンにあったミャンマー政府の抑圧から逃げてきた人達の
収容センターに身を寄せたりしていたんだそうで(01年にタイ側へ投降済み)。
当時はミャンマー側からのみならずタイ側からの発砲もあるきな臭い地域でしたが、
99年にミャンマー軍が掃討作戦を行い制圧してからこの地は平穏になったようです。
その代わり居住者は、タイ国境警備警察隊員以外いなくなってしまいましたが。
土嚢で築かれた塹壕が、そんな緊迫した時代の面影を今に伝えています。
<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:417バーツ
※旅は2013年5月3日(金)に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)
<参考>
フアイ・コークムー・ビューポイントに立つ案内板の文面
Wikipedia「ゴッド・アーミーによるミャンマー大使館及びラーチャブリー病院占拠事件」
(タイ語)
つづく
ブログを書く励みになります m(_ _)m