船頭のおじいさんと共に船から干潟へと降り立ちます。

おじいさんは、干潟のわずかに海水が溜まっているところを選んで
しゃがんだかと思うと・・・


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地面を人差し指で突き始めました。

そして何度めかの後、「ここだ」と。


ど、どこですか?

どうも穴は開いてない様子。
その代わりにクレーターみたいに小さく窪んだところがあります。

よく分からなかったんですが、その窪みのことを言っているようです。
さっさと作業を進めてしまうのでしっかり確認できなかったんです -_-;)

「これは小さいな。」
窪み方を見るだけで分かるもんなんですね。


おじいさんに私の串を渡すと、「先端でマテ貝を傷つけてしまうから」と
串の先をほぐししてから石灰を付け・・・


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窪みの中心に垂直にグリグリ。

すると、


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ヌゥ~っとマテ貝が顔を出しました!!

うははっ。本当に出てくるんだ!!(笑)


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小さいっていうのは、ストロー状の殻の部分が短いってことかな?
さっき見たのより短いように思いますんで。


よし、私もやってみよう。
見よう見まねで地面に指をぷすぷす差してみます。


「そうじゃない。もっと勢い良くやらないと。」

と言って、ぶすっぶすっと力を込めて差して見せました。

なんでも突き差した指に驚いたマテ貝が
思わず息をするんだか身を引っ込めるかして、
地面の表面に窪み(?)を作るんだそうで。

その窪みの出現を目ざとく見つけて、その中心に石灰を入れるんだそうです。


こりゃ、知らなければ獲れっこないですよ~ -_-;)


そうしている間にもおじいさんは、あちこちでマテ貝の居場所を見つけては
石灰を入れて見事に捕まえてます。

さすが、手慣れたもんですね。


次は地面を掘り始めたおじいさん。

「ほら」


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なんだこの気色悪い貝は!!


さらに貝を掘り出します。



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「これは食べられるよ。」

貝の名前も教えてくれたんですが、
聞き慣れない固有名詞に耳が付いていけず覚えられませんでした -_-;)


最後に今一度、マテ貝の獲り方をとまとめておきましょう。

1.干潟の僅かに海水が溜まっている箇所を選ぶ。
2.指で「ぶすっ、ぶすっ」と勢い良く地面を差す。
3.驚いたマテ貝が地面の表面に窪み(?)を作るのを目ざとく見つける。
4.窪みの中心に串で石灰を垂直に差し込む。その際串の先端はほぐしておく。
5.ほどなくしてマテ貝がニョッキリ顔を出す。
6.すかさず指で摘まんで引き出す。(放っておくとまた潜ってしまう。)


ということでした。

でも肝心な「3」の部分が不確かですみません。
多分穴ではなく窪みができるんだと思います。


読んでくださっているみなさんがマテ貝獲りに行かれることがありましたら、
ぜひこの秘伝の(?)獲り方をご活用ください。

みなさんのご武運をお祈りいたしております!!






<交通費>
マテ貝獲りを見ていただけなので:0バーツ
ここまでの合計:102バーツ

※旅は2012年3月30日に行いました。
元記事(楽天ブログ タイとタイ語に魅せられて)


つづく

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