あれは昨年10月、BOOKEXPO THAILAND 2010で
愛用のバンコク周辺地図の新版を手に入れた時のこと。

  『A to Zマップ バンコク50区-周辺-計画道路 タイ-英2言語』
    これ

宿に戻った私は嬉しくて、早速開いてページをめくっていくと、最初の地図のページ、
しかも見開きのど真ん中に記された地名に目が釘付けになってしまいました。


バーン・タラート・イープン

「日本市場集落」を意味する地名です。


さらにその東側には、クローン・イープン(日本運河)なる運河が
南北に走っているではないですか!


そんなところ初めて聞いたぞ。一体どこなんだここは!


地図をよくよく見ると、ナコーンパトム県バーンレーン郡だと判明。
アユタヤ県境から西へ数キロ入ったところです。


アユタヤに近いということは、もしやアユタヤ時代に日本からやって来た
山田長政らの日本人と関係があるのでは?

いや、以前行った水上マーケットのあるサイノーイからもそう遠くないから
もしかしたら終戦後にバーンブアトーン収容所にいた在タイ日本人との
関係も考えられるのでは?


・・・などと私の頭の中では妄想が膨らむ一方だったのですが、
調べてみたら、日本とは一切関係の無いことが判明。残念~(>_<)


でも一度火が付いた私の興味はもう収まりません。
クローン・イープン(日本運河)を見に行きたい!!


でもどうやって行けばいいんだろう?


サイノーイから遠くないとは行っても10kmちょっとはありそう。
行ったから分かりますが、そっち方面のバスなどの公共交通機関はありえません。


地図をまじまじと見ているうちに「ラート・ブアルアン」という地名を発見。
クローン・イープンの東5kmほどです。

ん? この地名どこかで見覚えあるぞ。

記憶の糸を手繰ってようやく思い出しました。
バーンブアトーンのバス停でラート・ブアルアン行きのバスを見たことがあったのです。
その時は「そこっていったいどこなんだろう?」と疑問に思ったので覚えていたんですね。


それじゃ、まずあのバスでラート・ブアルアンまで行って
その先はそれから考えることにしよう。最悪歩いても行けますし。


あ、話は戻りますが「バーン・タラート・イープン」は地図の誤記のようで、
正しくは「バーン・クローン・イープン」(日本運河集落)
あるらしいことがわかりました。

グーグル・マップの航空写真でも辺りは田んぼばっかりで
市場らしきモノはまーったく見当たりませんしね。

まぁ、何も無くてもクローン・イープンさえ見られればいいのです(笑)


ということで、12/27(月)に出発~!


バンコクの戦勝記念塔からエアコンバス522番に乗ります。
07:45発車。

すぐに高速道路に乗り、北へ針路をとって軽快に疾走。

ノンタブリー方面へ行くにはこのバスが速くて便利なので
毎回お世話になってます。


高速を降り、ンガームウォンワーン通りに出ると先は渋滞。
車掌には「The Mall」(ンガームウォンワーン店)までの運賃を
払ったんですが、最初の「パンティップ」で降りちゃいました。


パンティップに到着した522盤バス


あ、プラトゥーナムのパンティップではないですよ~。
昔は場末のローカルデパートだったんですが、
気付いたらITモールに模様替えしてました。

時刻は07:59。

パンティップ前には通勤客向けに朝食を売る屋台が沢山。
結構賑わってます。


パンティップ前の屋台


みなさん出勤前にここで買って、オフィスに着いてから食べるんでしょうね。


さて、反対側へ渡りバーンブアトーンへ行く方法を考えるとしますか(笑)




<交通費>
522番バス: 18バーツ
ここまでの合計:18バーツ

つづく・・・


※旅は2010年12月27日(月)に行いました。


戦勝記念塔~パンティップ