1942年の大洪水ほどではないものの、今年も洪水がありました。

このワット・ソム・クリアンもこのとおり。


洪水のワット・ソム・クリアン


興味深いのは、裏(表?)の運河が氾濫して冠水しているのではないこと。
この水たまりをよく観察すると、ところどころに空いた穴から
コポコポと水が湧き出ているんです。


では、その運河へと出てみましょう。次の見どころは、そこにあるはず。


その途中、階段代わりに置いてあった木椅子を踏んだ途端ずっこけて、
下にうず高く積もっているゴミの山に右足を突っ込んでしまいました。

イタ~ッ!!

薬指から鮮血がほとばしっているではないですか!
何かで切ってしまったようです(>_<)


血が止まらない右足をびっこを引きながら運河沿いに出ると・・・


あった~!!


ワット・ソム・クリアンの屋根のある橋


屋根のある木橋です。


珍しいと思いませんか? バンコク周辺では、ほとんど無いんだそうです。


この橋、結構古いようですが、屋根瓦だけ昨年葺き直したんだとか。
それで「2552」(西暦2009 + 543年 = 仏歴2552年)の模様が。

他のところでも、屋根瓦に年をあしらった建物を見たことがあるんですよ。
瓦を葺いた年が分かるようにとの習慣というか風習なんでしょうね。


屋根のある橋というと、最近JALの機内映画で観た
『マディソン郡の橋』をついついイメージしてしまいます。


あの映画のような出会いは、さすがにありませんでしたが(笑)

あ、いや、出会いはあったかな?


屋根のある橋の番犬?


このワンちゃん!(笑)


まるでこの屋根のある橋の番犬のように、ずーっと橋の上にいるんですよ。
私が橋に上る時も上から睨みをきかせていました。


でもいざ近寄るとカワイイですね~。

寄って来て私の怪我した右足の指に鼻を近付けてました。
喰いつかれるかとちょっとビビリましたけどね(笑)


向こう側の路地には、洪水対策のために設けられた木の道が見えます。


この橋の下を流れるのは、バーン・クーウィエン運河

先程177番バスで越えてきたマハー・サワット運河
バンコク・ノーイ運河を結んでいます。


ちょうど、運河岸の民家から一艘の舟が離れました。


バーン・クーウィアン運河を行く舟


どこへ行くんでしょうね。
交通の足として運河と舟が今も生きています。


私はこういう光景が見たかったんですよ~!!
いきなり一人で感動していました。

足から血を流しながら・・・ (-_-;)



時刻は10:35。




<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計: 19バーツ

つづく・・・


※旅は2010年11月1日(月)に行いました。


ワット・ソム・クリアン