満腹なはずなのにさらにラートナーを食べてしまい、さすがに苦しいです(汗)
そんな体をなんとか立ち上がらせ、先へと進むことに・・・
トゥートタイ通りをさらに西へと歩くと
木造の建物が見えてきました。
ここも市場。
タラート・マリトーン(金のジャスミン市場)と言います。
なんでも、水上から陸に上がったタラート・プルーの
最後の木造市場なんだとか。
たしかにタラート・ワット・クラーンの建物はコンクリート製でしたもんね。
あそこが1968年だったので、もちろんタラート・マリトーンはそれより古いんでしょう。
キンマーク(ビンロウジを、赤く染めた石灰を塗ったキンマの葉で包み噛む習慣)に
欠かせない上質のキンマの葉の栽培&販売で繁栄したタラート・プルーに転機が
訪れたのは、1939年のことでした。
立憲革命の後、第二代首相となったピブーン・ソンクラームは、
「ラッタニヨム」(国民信条)を告示します。
これはタイ国民の一体化や文化の近代化を目指したもの。
その中で「キンマーク」も悪しき慣習として禁止されたのです。
罰則こそ規定されませんでしたが、政府はマスコミを利用して大々的に
この政策を広めたため、従わないわけにはいかない雰囲気になっていったようです。
禁止された物をおおっぴらに販売しにくくなったタラート・プルーは
急速に衰退し、キンマ農園も消えていきました。
さらに追い打ちをかけたのが、1942年に起きたチャオプラヤー川の大洪水。
一帯は何ヶ月もの間冠水し、残っていたキンマの木も壊滅。
タラート・プルーの繁栄は終焉を迎えたのです。
…と、そんな衰退した後のタラート・プルーの歴史を
ここタラート・マリトーンはずっと見てきたんでしょうね。
なんだか崩れかけた廃屋にも見えますが、まだ市場として使ってるようです。
さすがにもう昼なのでどの店子も引き上げた後ですが…。
その建物の横の路地を入って行ってみます。
行き止まりの路地に入り込んでしまったりしながらも
路地を伝って歩いて行くと、奥にこんなお寺の門が出現。
両側には何故かライオンの像が。
書かれた寺院名がこれまた長~い!
ワット・ワラーマート・パンタサーラーラームって読むんでしょうか。
ちょっと自信がありません(汗)
でもその下に
(ワット・クンチャン)
と。
そっちで呼びましょう!(笑)
門をくぐると、すぐ左手に僧坊が建ってました。
アパートか学生寮みたい。
僧坊も今や鉄筋コンクリートなんですねー。
でも袈裟が干してあったりして、なかなか趣がある光景です。
さらに進むとまたビルが。
タイ伝統建築と現代建築を融合させると、こうなるのか。
このセンスにくらくらしてしまいました。
時刻は、13:00。
<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計: 20バーツ
つづく・・・
そんな体をなんとか立ち上がらせ、先へと進むことに・・・
トゥートタイ通りをさらに西へと歩くと
木造の建物が見えてきました。
ここも市場。
タラート・マリトーン(金のジャスミン市場)と言います。
なんでも、水上から陸に上がったタラート・プルーの
最後の木造市場なんだとか。
たしかにタラート・ワット・クラーンの建物はコンクリート製でしたもんね。
あそこが1968年だったので、もちろんタラート・マリトーンはそれより古いんでしょう。
キンマーク(ビンロウジを、赤く染めた石灰を塗ったキンマの葉で包み噛む習慣)に
欠かせない上質のキンマの葉の栽培&販売で繁栄したタラート・プルーに転機が
訪れたのは、1939年のことでした。
立憲革命の後、第二代首相となったピブーン・ソンクラームは、
「ラッタニヨム」(国民信条)を告示します。
これはタイ国民の一体化や文化の近代化を目指したもの。
その中で「キンマーク」も悪しき慣習として禁止されたのです。
罰則こそ規定されませんでしたが、政府はマスコミを利用して大々的に
この政策を広めたため、従わないわけにはいかない雰囲気になっていったようです。
禁止された物をおおっぴらに販売しにくくなったタラート・プルーは
急速に衰退し、キンマ農園も消えていきました。
さらに追い打ちをかけたのが、1942年に起きたチャオプラヤー川の大洪水。
一帯は何ヶ月もの間冠水し、残っていたキンマの木も壊滅。
タラート・プルーの繁栄は終焉を迎えたのです。
…と、そんな衰退した後のタラート・プルーの歴史を
ここタラート・マリトーンはずっと見てきたんでしょうね。
なんだか崩れかけた廃屋にも見えますが、まだ市場として使ってるようです。
さすがにもう昼なのでどの店子も引き上げた後ですが…。
その建物の横の路地を入って行ってみます。
行き止まりの路地に入り込んでしまったりしながらも
路地を伝って歩いて行くと、奥にこんなお寺の門が出現。
両側には何故かライオンの像が。
書かれた寺院名がこれまた長~い!
ワット・ワラーマート・パンタサーラーラームって読むんでしょうか。
ちょっと自信がありません(汗)
でもその下に
(ワット・クンチャン)
と。
そっちで呼びましょう!(笑)
門をくぐると、すぐ左手に僧坊が建ってました。
アパートか学生寮みたい。
僧坊も今や鉄筋コンクリートなんですねー。
でも袈裟が干してあったりして、なかなか趣がある光景です。
さらに進むとまたビルが。
タイ伝統建築と現代建築を融合させると、こうなるのか。
このセンスにくらくらしてしまいました。
時刻は、13:00。
<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計: 20バーツ
つづく・・・
※旅は2010年7月10日(土)に行いました。