「次はどこだ?」

中国寺院の前でトゥクトゥクのエンジンをふかしながら
パナマ帽が仏頂面で聞いてきました。

セブンイレブンの前で降ります。


「さっきのセブンイレブンか!?」

パナマ帽は、ちょっと驚いた顔をしてミラー越しにこちらを見ると、
すぐに察したのか、また仏頂面に戻ってトゥクトゥクを走らせました。


もうこの人に頼っていたのでは、残念ながら目的地に辿り着けません。
さっきの売店の兄ちゃんのところへ戻ろう。
そう決心したのでした・・・。


セブンイレブン前到着。


いくらですか?

「40バーツ」

ありがとうございました!
さっさと20バーツ札2枚を渡して、セブンイレブンの中へと。

取り敢えずスナック菓子を買って外に出ると、
パナマ帽のトゥクトゥクは去った後でした。

よかった~。うまく巻けたぞ。
根はいい人なんだと思います。すみませんねぇ。


道を渡ってさっきの売店の兄ちゃんのところへ。

すみません! もう一度助けてください!!
モーターサイに乗って、バーン・カーイ3へ行きたいんですが。


兄ちゃんはモーターサイの親分格らしき人に道を説明してくれました。
なんとモーターサイ運転手たちは、誰一人として「バーン・カーイ3」
という地名を知らなかったんです。

実は話を省略しましたが、道中数か所でバーン・カーイ3
バーンブアトーン収容所のことを尋ねたのですが、知っている人は無し。
唯一知っていたのが、この売店の兄ちゃんなのです。


モーターサイの親分は納得した様子。横で聞いていた一番若そうな子分格に、

「分かったか? 行けるか?」

と尋ねると、子分くんは頷いてバイクに跨るよう私に促しました。


再度兄ちゃんにお礼を言って、いざスタート!!


子分くんは優しそうな青年。
モーターサイに乗り慣れてない私に、
片手で自分の腰に掴まるようにと言ってくれました。


先ほどの中国寺院を過ぎてすぐ、子分くんは道脇の看板を覗きこみ

「あれだよ」

と。

あーっ 本当だ!!!!


看板脇に止めてくれたバイクを降り、代金20バーツを渡します。

ここには、ロッ・トゥーかソンテオの路線がありますか?

「ロッ・トゥーはPATAピンクラオまで、
 ソンテオはバーンブアトーンの市場まで行ってるよ。」

ありがとうございます! これで帰りも安心です!!


モーターサイを見送った私は、早速デジカメを取り出し
その青い看板を夢中で撮影しました。


バーン・カーイ3の看板


 バーン・カーイ3
 ムー4 ピモンラート町 バーンブアトーン郡 ノンタブリー県



はっきりと書かれています。

バーン・カーイ3とは、「第3キャンプ集落」の意味。

終戦直後に日本人が収容されていたバーンブアトーン収容所は、
第1~3のキャンプに分かれていました。
そのうちの「第3キャンプ」があったのが、この地に間違いありません。


ようやく辿り着いたなぁ。
どうなることかと思ったけど、なんとか到達できて本当に良かった・・・。





<交通費>
トゥクトゥク:40バーツ
モーターサイ:20バーツ
ここまでの合計:157バーツ


※旅は2009年10月31日(土)に行いました。


つづく



ピモンラート2~バーン・カーイ3